埼玉県出身。大学在学中に人材業界の長期インターンに参加。その影響もあり新卒で人材広告会社に就職。「誰かの“やりたい”を後押しする」という夢を叶えるべく、毎日200件以上のテレアポと飛び込み営業をこなすが、心身ともに疲弊し短期離職に。その後IT業界の営業として1年間働くものの、やはり自身の夢を叶えたいと考えるようになり、新卒2年目で3度目の転職を行う。現在はキャリアアドバイザーとして、自身の経験を活かしながら求職者の可能性を広げるサポートをしている。
学生時代に就職を考えた時、僕が興味を持てたのは「人に関わる仕事」だけでした。「物を扱う仕事」や「給料が高い仕事」という観点では、モチベーションが沸かなくて。
大学3年の春にはインターンとして人材会社で働き始め、「人の人生に関われる上、企業の売り上げにも貢献できるなんて最高じゃないか」とその方向性を確信していきましたね。
僕に「生まれ持った天性」があるとしたら、きっと「人が好き」ということだと思います。
親から聞いたのですが、幼稚園児の頃の僕はファミレスに行くと、毎回いつの間にか席からいなくなっていたそうで……。そんな時、決まってお邪魔しているのは見ず知らずのお客さんのテーブルだったとか(笑)。
それくらい人懐っこい性格なんです。
高校はテニス部。2年生の時に腰を痛めたんですけどマネージャーとして残り、他の選手のサポートに徹した記憶があります。その役割にも、とてもやりがいを感じました。
そんな僕はいざ就活が始まると人材業界以外には目もくれず、ついに大手人材会社から内定を獲得。良い感じで社会人生活を始められると楽しみにしていたのですが……。
実は卒業目前に、とある事件が起きました。
当時、家庭の事情で埼玉の実家を出るわけにはいかなかった僕は、関東勤務という条件で内定をもらっていたんです。ところが、入社直前になって言い渡された赴任先はまさかの中国地方でした。
時期は大学4年の2月。もう頭が真っ白になりましたね……。
結局泣く泣く内定を辞退し、大急ぎで就活し直した結果、最終的に人材広告会社の営業職として働くことになりました。
当初希望していた人材紹介の仕事ではありませんでしたが、それでも「何か得られたらいいな」という思いはあったんです。ところが、現実はあまりにもイメージとかけ離れていました。
土日もサービス残業状態で休みなし。毎日200〜300件のテレアポや飛び込み営業をして、夜もアポが取れるまで電話をかけ続ける日々……。
必死でした。新人賞にも選ばれた。でも、体は正直ですよね。半年くらい走り続けた結果、なんと突然舌がしびれて話せなくなったんです。
原因は睡眠不足や過労による血流不足との診断。痛みで食事もできず、寝るしかできない時間が続いたので「一旦ゆっくりしたい」と退職届を出しました。
入社からわずか半年での離職。しかも、再就職のために活動し始めた頃、コロナの第1波が到来して……。「半年での離職」と「コロナ禍」が重なった就活はかなりしんどい経験でした。
なんとかIT業界の営業職に転職でき、業績もそこそこ出せるようになったのですが、その会社で待っていたのは上司からのパワハラ。数字を追うのが怖くなり、1年で転職を決めました。
こうして振り返ると、本当に紆余曲折あったなと思います。最初からやりたいことは「人材会社で人の人生を応援したい」ということだけだったのに……。
転職を考える中で、ふと「自分の市場価値についてプロに相談したい」という気持ちになりました。苦しい状況が続いていたので、キャリアやこれからの可能性について、客観的な視点で現在地を受け止めたかったんです。
そのような理由で、僕は以前から知っていたUZUZのドアを叩きました。キャリアアドバイザーと一緒にじっくり自分と向き合い、「人と関わりたい」という思いがやはり自分の軸だと再認識。
その時、面談してもらった宇佐美が言ったんです。「UZUZを受けてみませんか?」って。
衝撃でした!
ただ、すぐにそれが最善の選択だと納得できた。UZUZなら学生の頃からずっとやりたかった仕事ができる。しかも、第二新卒や短期離職に特化してきたUZUZだからこそ、「同じ状況の人を生み出したくない」という情熱を持って関われる。
それがUZUZにエントリーした思いです。他には1社も受けませんでした。これが、僕が念願のキャリアアドバイザーになるまでのストーリーです!
IT関連企業に特化したチームでキャリアアドバイザーの仕事をしています。
ちょうど僕自身が2社目でIT業界を経験したので、その知識や情報が活かせているのは嬉しいですね。求職者の方がそれを吸収してくれることもやりがいになっています。
正直な話、UZUZに入って一度も「嫌だな」「辞めたいな」と思ったことはありません。それどころか「本当に自分に合う環境であれば、これほど心地よく意欲的に働けるのか」と、日々感謝の気持ちがあふれるばかりです(笑)。
念願だったキャリアアドバイザーという仕事。やっぱり僕の天職だなと思います。誰かの“やりたい”を後押しするため、より良いサポートを追求することが楽しくて仕方ありません。
求職者の方にも自分にピッタリ合う環境を見つけていただきたい。そのために、これからも精一杯サポートさせていただきます。
ずっと思い続けてきた仕事に従事できる現状が、僕にとっては最高の経験になっています。そういう意味では、この環境にいる毎日が本当に大切で特別です。
僕は大学時代に就活する時、「人と関わる仕事の中でも、教育分野ではなくキャリア支援を選びたい」と思っていました。なぜなら、教育分野だとその方の「人生全般」というより「目の前の進学」に対する支援になりやすいと感じていたから。
キャリア、つまり仕事というのは“人生の大半に関わるもの”ですよね。だから、キャリア支援を通して、その方が本当に幸福感や充実感を得られるよう人生の後押しをしたい。そう思っていたんです。
僕の仕事は、求職者の方のキャリアとじっくり向き合い、その方ならではの価値観・人柄・強みを見つけて就職決定につなげることです。
どの人材会社でもこうしたやり方ができるわけではありません。実際、「目の前の内定獲得」がゴールになっている企業もある。だからこそ、ここで出会う一人ひとりの人生を全力で応援したいです。
キャリアアドバイザーとして大事にしていること
良いことも悪いことも正直に話すことですかね。
求職者の方は、職歴や年齢、経験などさまざまな背景をお持ちです。そして、その背景によって「チャレンジできる領域」も変わるというのが僕の考え。
だから、希望と現実にギャップがあるような場合は、厳しいようでも「あなたの経験だとこの選択肢が限界だと思う。ここから再度やっていくしかない」とハッキリ伝えるようにしています。
もちろんその方の“希望”に少しでも近づくよう、できる限りのサポートはしっかり行います!でも、求職者の方自身に“現実”を認識していただくことは、その方が新たなスタートを切る上でも大切だと思うんです。
こうやって現実をお伝えした上で、求職者の方がこちらが伝えた面接対策などしっかり実践し、成果があった時は本当に嬉しい。
担当した方の中には、就職してからも「仕事が楽しいです」と連絡をくださる方もいるんですよ。
そんな生き生きとした姿に触れると、「この方との時間をいただいてキャリア形成に携われて、本当に良かった」という思いがあふれてきます!
私の強み
人が好き。人の応援が生きがい。それが私の強みです!
僕自身がすごくオープンな気持ちで接しているからか、他のキャリアアドバイザーからは「求職者の方と近い距離感で話せているところが良いね」と言われます。
あと、求職者の方から「この人は本当のことを言っている」と信頼してもらえるところも、僕の強みかもしれません。
面談は、その方が就活を通して人生経験をつかんでいくための大切な時間。嫌われても良いから正直に、そして全力で求職者の方に向き合おうと思っています。
面談に来てくださる方へのメッセージ
些細なことでも、まずは気軽に相談してみてください!
僕も経験したから分かりますが、専門知識や情報がない中、1人でもがき続けることほどしんどいことはありません。そんな時、僕らキャリアアドバイザーに相談してもらえたら、10ある悩みを少しずつ解決していけるはずです。
面談の時間は、あなたのための時間です。ぜひ、私たちに会いにきてください!