上海出身の日本育ち。5歳の頃に上海に置き去りにされ、言葉が通じない世界でたくましく育つ。大学では中国語を学ぶために国際教養学部に進学。上海の華東師範大学に1年間語学留学するも、留学生活から現実に戻れず既卒となる。UZUZに入社後は既卒時代の就活経験を活かし、キャリアカウンセリング業務に従事。その他にも法人営業やウズウズカレッジの運営など、幅広い領域に携わる。現在は東京本社のリクルーティングアドバイザーとして、日々業務にあたっている。
私は父は日本人、母は中国人、上海で生まれ、日本で育ちました。5歳の時に祖母が上海にいたので、半年間上海で生活していました。獨協大学に進学し、在学中にも1年間上海へ留学して語学を勉強しました。
留学が終わって帰国したのが4年生の7月でした。すぐに就職活動がスタートしたのですが、久しぶりの帰国で就活をスタートする気になれず、大手企業ばかり受けて、面接をドタキャンしたりと就活に身が入っていませんでした。気が付いたら大学を卒業してしまい、4月2日にUZUZに登録に来ました。
最初に紹介してもらった会社とは残念ながら縁がなかったのですが、その際に担当だった代表の岡本に「キャリアアドバイザーやってみない?」と声を掛けられました。そして、会長の今村と面接を行い、一生懸命に自分についてアピールしました。「荒削りだけどいいんじゃない」と言われ、その場で入社を決めてしまいました。早く働きたいのはもちろんでしたが、自分を欲しがってくれた企業ということが重要でした。入社は4月20日だったので、約18日間という短い既卒としての就職活動でした。
UZUZに入社して、7月から9月にかけては私の中で暗黒期と呼んでいます。ずっと辞めたいと思っていましたし、土日以外に楽しみが見つからないくらい辛いと感じていました。自分の意識が低いと思いましたし、何よりも「この環境にいるべきじゃない」という思いが強くありました。
暗黒期の終わりは10月でした。結果が徐々に出て来たこともあり、プライベートと仕事の両立ができるようになりました。崩れていたバランスが戻り、仕事もプライベートも充実してきたことで社会人として働く上でライフワークバランスの取り方を身体で覚えることができました。
辛かった時にUZUZを辞めなかったのは、「逃げたくなかった」という理由もありますが、「頑張ってもできない」と思われたくなかったからだと思います。会社全体が一番忙しい時期だったこともあり、先輩に迷惑を掛けないようにしていたことで結果も出ない。
でも、忙しかった時期だったからこそ、上司が半年で4人変わり、各々の仕事のやり方をいいとこ取りできたことは今ではありがたかったと思っています。最終的に結果が出せるようになり、これからは自分が会社を引っ張っていく側になろうと思います。
暗黒期を乗り越えたお陰で、入社2年目に入り、「キャリアアドバイザーの中でも成長株」と言ってもらえるようになりました。私の既卒の期間はたった18日間でしたが、友人や家族にも相談できなくて、毎日本当に辛い思いをしました。既卒や第二新卒の就活って、本当に悩んだり、焦ったりすることが多いと思います。
そんな求職者の方に寄り添って、経験を活かしたアドバイスができるようになったのは本当に嬉しく思います。時にはネガティブな指摘をすることもありますが、それが私の仕事なんだと思って指摘しています。もちろん、厳しい指摘の後にはきちんフォローを入れるようにも心掛けています。
私自身、新卒で就活をしていたころは、怠けてしまいましたし、視野が非常に狭かったと思います。けれどもこの仕事に就いて、中小企業でも魅力的な会社が沢山あることを学びました。それに世の中には様々な職種があり、それらの業務内容や魅力も知ることができました。この仕事をしたからこそ知ることができたことを少しでも多く伝えて、就活に悩んでいる若者の視野を広げられたら最高に嬉しいですね。
現在は特にインフラエンジニアを中心としたIT業界での仕事を志望する求職者のサポートを担当しています。今後はさらに業務領域を広げて、どんな業種・職種の求人であってもマルチに対応できるキャリアアドバイザーを目指していきたいです。
「柳田に頼めば大丈夫」と言われるような存在になるために、ビジネススキルをより磨いていきたいと思っています。それとシンデレラ社員(時短社員)の制度を利用しているキャリアアドバイザーって実はまだ少ないので、時短社員でも時間内に業務を終わらせて結果も出せることを証明していきたいです。
また、将来的には、語学力や留学経験を活かして、外国人雇用のサポートをしていきたいと考えています。自分が挑戦してみたいことに、躊躇なく踏み出すことができるように、今はいろいろな経験を積み、どんどん新しい知識を吸収していきたいです。UZUZでは、やりたいことに挑戦できる環境があり、色んなことを任せてもらえるので、この恵まれた環境を十分に活用していきます。