1989年生まれ。大阪府出身で高校卒業後、関西大学で経済学を専攻。卒業後、新卒で東京のベンチャー企業に就職するも1ヶ月半で退職。フリーターを経たのち、第二新卒として大手人材サービス会社に入社。求人広告の営業マンとして働き、大きな成果を上げた1年半後、縁あってUZUZに入社。法人営業やキャリアアドバイザーとして数多くの実績を残すだけでなく、新規事業立ち上げにも尽力する。大阪支店長などを経たのち、2020年2月よりUZUZ史上最速で執行役員に就任。
学生時代は楽しくも破天荒な生活を送っていたと思います。インドへ弾丸旅行に行ったり、地元大阪から九州まで単身ママチャリで旅してみたりと、色々なことをやりました。友人にも恵まれ、とても充実した毎日でしたね。
元々学校の先生になりたかったのですが、諸事情により教職への道を断念することになってしまって。一般企業への就職に切り替えたものの、私が新卒の頃はリーマンショックの影響で「買い手市場」色が強く、決してスムーズな就活とはいきませんでした。
それでもなんとか通信回線を取り扱うベンチャー企業から内定を獲得。「よし、ここから頑張るぞ!」と意気込み、大阪から上京したところまでは良かったんですが……。
いざ働き始めてみたら、入社前に思い描いていたイメージとのギャップに苦しむ日々。業務や職場環境に馴染めず、結局わずか1ヶ月半で退職してしまいました。
早々に夢破れた私は、公園でアコギを弾いては高円寺のバーにしけこみ、酒におぼれるようになります。当然貯金もあっという間に底を尽き、最終的には大阪に戻らざるを得なくなりました。
地元に帰ってからも何をするわけでもなく、実家でだらだらと過ごすだけ。生き生きと働く同級生を横目にニート生活を送る私は、まさしく「挫折した人間」でした。
少し話が戻るのですが、大学時代私には“人生の師匠”と呼べる人がいました。それは当時近所に1人で住んでいた「藤本さん」というおじさんで、哲学に造詣が深い方でした。
ひょんなことから藤本さんと仲良くなった私は、彼の家を出入りするようになるんですが、この藤本さんの家というのがすごくて!
今まで目にしたことがない古典や歴史書、様々な小説が家中に溢れかえっているんです。藤本さん自身もとても博識な方で、数多くの哲学や宗教の話を私に聞かせてくれました。この時得た知識や経験が、今の私を形作っていると言っても過言ではありません。
大学卒業後も藤本さんとの交流は続いていたのですが、ある日藤本さんが病に倒れてしまい、私が身の回りの世話を行うことになります。
幸か不幸か仕事をしていなかった私には時間がたくさんあったので、病院に通いながら藤本さんの家で蔵書を読み漁る日々を約1年ほど続けました。
そんな折、私にも転機が訪れます。藤本さん宅でインド哲学に触れたことがきっかけで「またインドに行きたい!」と思うようになったのです。
先に結論を言っておくと、結局インドへの渡航は実現しなかったのですが、この時の出来事がニートからフリーターに前進する大きなきっかけとなりました。
働くきっかけが掴めたのは良かったものの、今度は次第に「漠然と日銭を稼ぐ状況を変えたい」「再び東京の地で頑張りたい」と思うようになりました。
そんな時に出会った転職支援サービスが「UZUZ」です。
この時のUZUZはまだ創業間もない頃で、社員数も5〜6名ほど。今村(UZUZ創業者)や岡本、御代田が自分の話を親身になって聞いてくれたこと、みっちり面接対策してくれたことは今でも覚えています。
ですがここだけの話、ほかのエージェントや求人サイトにも登録していたので、UZUZを利用したのは本当にたまたまです(笑)。でもその“たまたま”がこうして今に繋がってるんですから、人生何があるかわからないですよね。
その後面接を受けた私は、大手人材企業から一発内定をもらい、無事に正社員としての社会復帰を果たします。
ですがここから、怒涛の日々の幕開けでした。
入社後私が任された仕事は、飲食店やサービス業への求人広告営業。契約を取るためひたすら電話をかけ続け、何とかアポイントを取り、時間を見つけては店舗に足を運ぶ日々を送ります。
正直この当時は会社と自宅の往復しかしていませんでしたが、自堕落なニート生活に戻りたくない一心で必死に働き続けました。
ただそうやって奮闘した結果、入社6ヶ月目には全国3位の営業成績を出し、表彰を受けるまでになりました。自分の頑張りを認められ評価してもらえたあの瞬間は、素直にとても嬉しかったですね。
またありがたいことに、人間関係も非常に良好でのびのび働くことができたので、その後も目標数字を達成し続けることができました。
大学を卒業してから色々ありましたが、ここでようやく「社会人としての充実感」を味わうことができたなと思います。
そんな折、かつてUZUZで行われていた「内定者飲み会」というイベントに参加し、再びUZUZの役員たちと話す機会がありました。
元々今村や岡本をはじめとしたUZUZメンバーとは就職後も交流があり、定期的に近況報告などを行っていたのですが……。このイベントに参加したことをきっかけに、自分の将来を考えるようになりました。
今の仕事を続けるのも悪くないけど、今よりもっと刺激的でワクワクした時間を過ごしたい。できることなら、ここからさらに成長したい。それなら、事業はもちろん社員の人柄も尊敬できるUZUZで挑戦してみたい。
このような気持ちが次第に大きくなり、最終的にUZUZに転職することを決めました。
私が正社員として再出発を果たしてから約1年半。まさか就職をサポートしてもらった会社で働くことになるなんて、つくづく人生は面白いなと思います。
UZUZ入社直後は右も左もわからない状態だったので、持ち前の元気さと明るさを活かし、とにかくがむしゃらに働きました。
当時直属の上司だった岡本からは様々な叱咤激励をもらいましたが、ことあるごとに自ら「伸びしろですねえ〜!」と返していたら、社内でもちょっとした評判になったことを覚えています(笑)。
入社2年目でキャリアアドバイザーとして全社1位を達成した後も、足は止めず自分にできることは何でもやりました。
カスタマーサポート部門の責任者を兼任し、当時はまだ珍しかったLINE公式アカウントを導入したり、社外の交流会に積極的に参加し様々な分野の経営者と会ったり……。
都市部と地方の就活情報格差を減らすべく、YouTubeアカウントの開設も提案しましたね。
私は言い出しっぺなだけで実働部分は何もしていませんが、現在こうして数万人を超える方がチャンネル登録してくれているのを見ると、非常に嬉しくなります。
入社4年目には大阪支店の立ち上げに奔走し、事務所の選定から備品の設置、求職者との面談や一緒に働くメンバーの採用まで全て行いました。
うまくいかないことも多々ありましたが、周りに支えてもらった結果UZUZ大阪支店を盤石な拠点にできたので、本当に良い経験をさせてもらったなと思います。
そして入社6年目となった2020年、UZUZの執行役員に就任しました。これまでの経験や実績を最大限評価してもらったことは、素直にとても嬉しかったです。
ただ正直なところ、いただいた肩書きに実感が持てなかったのも事実で。
さすがにこの時ばかりは「はたして自分に務まるんだろうか……」と不安になったのですが、その直後起こったコロナウイルスの蔓延により事態は急変します。
数多くの企業が採用活動を止め、UZUZの売上高も大きく激減。東京本社だけで十数名の社員が退職し、当時会長だった今村もUZUZを離れて独立するなど、まさに波乱づくめとなりました。
もう自分の役職に怖気付いている場合ではないです(笑)。
あまりの激動っぷりに心が折れそうになる瞬間もありましたが「この大変な状況だからこそ原点に立ち返ろう」と考え会社の立て直しを図り、現在に至ります。
「自分にしかできないアクションを起こすこと」が、私の役割だと思っています。
コロナにより一度経営が傾きかけた際には「改善タスクフォース」というプロジェクトを立ち上げました。
現場で起きている様々な課題をヒアリングし、問題点をあぶり出していくプロジェクトなのですが、これを行うことで明確な戦略のもと、社員が迷いなく走れるようにしたかったのです。
そのほか「社員が働きやすい雰囲気作り」にも力を入れました。
経営難や人員減により会社全体がピリピリしていた時は、とにかく褒めて伸ばす文化作りを徹底。何よりもまず“自ら”がウズウズできるよう、働く環境を整えていきました。
加えて、事業拡大に向けて新規採用や人員配置を強化したのも、アクションのひとつです。
個性あふれる優秀なメンバーを続々と招き入れたり、成果を出したメンバーを積極的に部門リーダーに抜擢したりと、社内の変革を推進していきました。
こうした行動の甲斐もあり、そして何より社員全員が同じ方向を向いて一致団結できたことで、現在は売上や内定承諾者数をV字回復させることができました。
今後もUZUZが歩みを止めることはありません。
求職者の方に対して「UZUZならではのサポート」を提供すべく、社員一丸となって基盤を整えていくつもりです。
私自身も引き続き「自分にしかできないアクション」を起こし「敬史がいてくれて本当によかった!」と思ってもらえるよう、走り続けるつもりです。
私が思う「UZUZ」の強み
UZUZの強みは「新しいことへの挑戦」を肯定してくれるところだと思います。
多くの企業は成長するにつれ、悪い意味で保守的な組織になりがちです。
しかしUZUZはそうではありません。「何か新しいことを始める」ということに対して、社内全体にとても肯定的な空気が流れています。
事実私も、入社以来数え切れないほどたくさんの「やりたい!」を発してきました。
その中で今も継続して残っているものは、正直2割にも満たないと思いますが「とりあえずやってみよう!」を大事にしてくれる社風なので、心置きなく挑戦することができます。
加えて「スピード感がある」のも、UZUZの強みのひとつです。
UZUZは役員やメンバーたちの距離が近く、提案しやすい環境+柔軟な意思決定体制が整っています。
良いと思ったアイディアは即採用・即実行するので、その日行った提案が数時間後にはスタートしているなんてことも珍しくありません。
今後の目標・展望
今後の目標は、どんな社員でも自分の長所(得意)を最大限活かせるようにすること、そして短所(苦手)を他のもので補えるようにすることです。
私自身新卒入社の会社を1ヶ月半で退職し、その後もニートやフリーターを経験するなど、まさに絵に描いたような凸凹人生を送っています。
しかしそのような人間だったとしても、得意を活かし苦手を補える環境があれば、きっと「ウズウズ働ける」のではないでしょうか。
なので今は“ウズウズ働く”環境を整えるべく、IT事業部とも連携し業務フローの見直しと改善を行っています。「IT化」「仕組み化」「アウトソーシング」の徹底で、“苦手”を気にせず各自が持ち味を発揮できるようにすることが理想です。
また、求職者の方に「UZUZを利用して本当に良かった」と思ってもらえるようサポートを強化していくのも、大きな目標のひとつです。
どんな状況であっても求職者の立場に立ち、“私たちならでは”の人材紹介を実現する。目先の内定ではなく、“その先”を見据えた支援を行う。そして、求職者一人ひとりが自分の選択に納得感を持てるようにする。
こうした土台を社員全員で整え、UZUZのサービスをより良いものにしていきたいです。
どんな人に来てほしいか
おかげさまで近年急成長を遂げるUZUZですが、理想とする目標から見ればまだまだ道半ばです。
「この会社で安心して働きたい!」という気持ちも嬉しいのですが、私たちと共に良い会社をつくりたい方や、理念やメンバーに共感し積極的にアクションを起こしてくれる方と働きたいです。
ここまで読んでなんだかウズウズしてきた方、よければ私たちと一緒に働いてみませんか?
UZUZは個人の価値観を尊重し、仕事はもちろんプライベート面でも社員一人ひとりを大切に考える会社です。入社してくださったら、きっと損はさせません。あなたがUZUZの仲間となってくれる日を楽しみに待っています。