静岡県出身で埼玉県育ち。 2008年に大学卒業後、IT業界に特化した人材紹介会社に入社。営業としてのキャリアをスタートする。その後、様々な会社で営業から事務、エンジニア系まで幅広い業務を経験する。2016年4月に株式会社UZUZに入社。現在はキャリアサポートとして求職者の就活相談に乗るかたわら、ウズウズカレッジの講師も兼任中。インフラエンジニアコース講師として、常に分かりやすい解説を心がけている。
大学は理系の学部で土木関連の勉強をしており、CADを使用して河川環境のデザインなどをしていました。しかし、河川を作るプロジェクトは10年単位と時間がかかってしまうので、成果がすぐに現れない業界で働くことに魅力を見出せませんでした。そこで大学院には進まず、学部卒業後に就職することにしました。
浪人をして社会に出るのが周りよりも遅れていたため、早い成長が見込めるベンチャー企業を中心に選考を受けました。あるIT企業に入社し、会社の子会社に出向して人材紹介の営業をスタート。Webデザイナーなどクリエイターに特化していたので、広告代理店や出版社と取引をしていきました。
しかし社員の一人が休職してしまい、私は営業に加え、求人サイトやWebコンテンツのディレクションやセミナー運営も担当することになりました。しばらくして営業に戻ったのですが、次は「ネットワークエンジニアも兼務してくれないか?」と上司から頼まれてしまって...。さすがに様々な業務をたらい回しにされることに納得がいかず、退職を決意しました。
転職に向けて職務経歴書を書いているとき、色んな業務を広く浅く担当していたため、「自分の強みは何なんだろう?」と分からなくなってしまいました。そこで「営業として再出発しよう!」と思い、Webの広告代理店に契約社員として入社しました。この頃の職場はかなり厳しいところでしたね、企画書の出来が悪いと、上司に目の前で破られてしまって(笑)。3ヶ月と短い期間でしたが、そこでは電話だけでクライアントを説得して受注まで繋げるの大変さを学べたように思います。
自身が転職をしていたこともあり、人材サービスに興味を感じていたため、人材派遣会社に正社員として入社しました。そこでは、エンジニアを客先に派遣するSES(システムエンジニアリングサービス)の営業を担当しました。6人ほどの会社だったので、営業に加えてエンジニアの採用と管理部も兼務することになりました。この二つの業務を経験したことで、「組織づくり」に興味を持つようになりました。
しかし、営業も兼務していたことで慣れない採用と管理業務に対応することができませんでした。もっと腰を据えて組織づくりに携わりたいと思うようになり、5年間勤務し、再び求人サイトに登録したんです。
そこでUZUZのことを知り、軽い気持ちで管理部の方の話を聞きにいったところ、業務の奥深さに圧倒されました。契約書の細かい文言まで考えて作成しており、社員のみならず、UZUZに関わる人たちのメリットまで考え抜かれた契約書に、仕事の質の高さを感じました。社員の仕事への向き合い方に感銘を受け、「ここで働きたい」「ここでならさらに自身を成長させられる気がする」と思い、選考を受けることにしました。
UZUZから内定をもらい、2016年の4月に入社しました。管理部門に配属されて勤務を開始しましたが、UZUZは非常にスピード感があり、業務についていくのに必死でした。加えて、法務に関する知識が自分になさすぎることを痛感。前職の経験だけでは補えないことが分かりました。書類の作成においては誤字のミスも多く、会社に迷惑をかけてしまうことも多くありました。
UZUZには、社員が率直な意見を言い合う「ぶっちゃけ大会」というイベントがあります。そこで皆から「素直じゃない」「凡ミスが多い」という指摘を受けました。今までの社会人生活で、そのような注意を受けたことはありませんでした。「自分ができているつもりでも、周りに指摘されたらできていないってことなんだよ」と前職で部下に指導していましたが、その言葉が自分自身に返ってきたような気がしました。
このことがきっかけで、自分には社会人としての基礎がちゃんと身についていなかったことを実感し、反省しました。指摘されたことを改善するために、フィードバックをもらったらその相手にお礼を伝え、何かミスをしたら、同じミスを防ぐために再発防止策まで考えて決めるよう心がけていきました。
現在は「ウズウズカレッジ」で講師を担当しています。「インフラエンジニアコース」を主に担当しており、「CCNA」という資格試験に関する講座や実機を交えた講座、進捗度を判定するテストの実施などを行っています。
前職では、エンジニアを志望する方たちに向けて説明会を行っていました。しかしウズカレでは、IT知識をほとんど持たない方にも業務内容を説明しなければいけません。当初は相手に合わせた伝え方を試行錯誤しながら進める毎日で苦労しました。Webサイトを冷蔵庫にたとえて、仕組みを分かりやすく説明するなど、とにかくエンジニアの仕事に興味を持ってもらえるよう工夫しています。
最初は講座を受けても理解していなかった求職者が、徐々にテストでも良い成績を上げて、最終的に資格を取ってくれることに今はやりがいを感じています。現在、ウズカレ講師をしている社員は二名なので、今後は講師の数を増やしてウズカレ全体をもっと大きくしていきたいですね。