滋賀県出身。高校時代は甲子園に出場し日本大学へ進学。大学卒業後、大手不動産会社に営業志望で入社。しかし管理部配属となり、やりたいこととのギャップから約10ヶ月で退職。その後はIT特化の人材紹介会社へ転職。朝から晩までがむしゃらに働き、グループ会社の代表に就任するも、まさかの代表解任&退社。しばらく無気力に過ごしていたが「どうせならみんなが幸せになれるサービスを提供したい」という想いからUZUZへ入社。会社の顔であるリクルーティングアドバイザーとして責任を持ち、求職者の方がより良い選択を提供できるよう日々働いている。
小学校・中学校・高校と、僕はずっと野球に打ち込んできました。走り込みなどの過酷なトレーニングを休みなく朝から晩まで練習する日々。スポーツ科に在籍していたので、午後はずっと練習で学生生活の8割は野球でした。
努力の甲斐もあり、高校生の3年生の時には、1番ライトで甲子園にレギュラー出場も果たしました。
大学に入ってからも野球部に所属して、割と本気でプロ野球選手を目指していたんです。でも、大学1年生の時のケガをきっかけに、プロになる夢は諦めました。野球人生で初めての挫折だったので、当時はなかなか辛かったですね。
もともとプロを目指していたこともあり、就活においては、“プロ野球選手よりも稼げる職種”に就くことを目指しました。
そして、入社したのが1社目の不動産会社です。不動産会社であれば、扱う商材の単価も高いし、ダイレクトにお給料に結び付くかなと思ったんです。
今思うと、大学生なので、あまり深いことは考えず入社を決めた部分もあると思うのですが(笑)。でも、プロ野球選手以上にお金を稼ぐため、頑張っていきたいと意気込んでいました。
しかし、僕のキャリアはここからがややこしくてですね……。まず、営業として内定を貰ったはずなのに、入社研修が終わった後“管理部”に配属されてしまったんです。
表に出ていく仕事から、一気にデスクワークが中心の仕事になって。「僕ってそもそも営業で入ったはずだよな」と正直、動揺しましたね。営業の適性がないと判断されたのかなと今でも思っているんですが(笑)。
会社に「営業をやりたいです」と直談判もしてみたのですが、取り合ってもらえず。
配属された管理部の上司がすごく仕事が出来る人なのに、係長などの役職に就けていないことにも不安を覚えました。上司の姿に自分の将来像を重ねると“ここで頑張っても正当な評価は得られないんじゃないか”と思ったんです。
本当に今の会社を辞めてもいいのか、新卒至上主義がまだ残る社会で短期離職をしたら「持続力のないヤツ」と思われるのではないかと、恐怖心はありました。
でもどうしても会社や自分の将来への不安が拭えなくて。結局10ヶ月で短期離職することにしました。
次の転職先として選んだのは、IT専門の人材紹介サービスを扱うスタートアップ企業でした。会社が立ち上がってからまだ1年ほどではありましたが、自分の成果がきちんとお給料に反映されて、なおかつ人の役に立てる人材業界だったら長く働けそうだなと思ったんです。
僕は企業と連携を取るリクルーティングアドバイザー(RA)と、求職者の方と面談をするキャリアアドバイザー(CA)の2つの役割を担いながら業務に携わりました。
当時はとにかくがむしゃらでしたね。朝7時には出社して、退社は夜中の0時(笑)。睡眠時間を削り、成果を追い求める働き方をした結果、年間約1億円の売上を達成させることが出来ました。
さらにその実績が認められ、入社して10ヶ月目には“子会社の立ち上げ”にも携わりました。そしてそのままその子会社の代表取締役に就任し、新たな立場で働くようになったんです。
より幅広い業務に関わる機会を得て「何もかもが順風満帆だ!」と思っていたのですが、物事はそう簡単には進まないですよね。就任から2ヶ月後に代表を解任され、会社を退職することになってしまいました。
これには色んな事情があり、全てを詳細にお伝えすることは出来ないのですが、僕の経験・力量不足も一因だったと思います。
解任当時は、自分よりも後輩のことが気がかりで。子会社を立ち上げるにあたり、地元の後輩に声をかけ、一緒に会社の運営を手伝ってもらっていたんです。
「僕が解任されることによって後輩に迷惑をかけてしまう。後輩のキャリアを傷つけてしまう」と、責任を感じました。
その後輩は無事に再就職することが出来たのですが、巻き込んでしまったのが申し訳なくて。僕自身も強くショックを受けた出来事でしたね。
怒涛の1年を過ごした影響で、退職後はしばらく無気力な状態でした。しかし「このままじゃダメだ」と、転職活動を再開。前職の経験を活かせる人材業界を軸に転職先を探していたのですが、そこで目星をつけたのが“UZUZ”です。
実は前職の時から、求職者の方からのお話などでUZUZの存在は知っていたんです。「勢いのある会社だな」と感じていたので、興味を持ちまして。自分で会社のホームページから応募しました。
面接でホールディングス化など、会社のこれからのビジョンを聞く中で「UZUZでなら、色んな挑戦や新しいプロジェクトの立ち上げにも関われる」と感じられたことも入社の決め手でした。
その後、RAとして内定をいただき、僕はめでたくUZUZの一員として働き始めることになりました!
現在は、RAと社内の採用を担当しています。
メインはRA業務です。企業や法人の方のお話を伺ったり、雇用・採用に関する悩みをお聞きして解決したり、UZUZの求職者の方を紹介したり。新しい企業さんに出会うため、最近は新規開拓業務にも勤しんでいるところです。
採用に関しては、RAポジションの採用を担当しています。もともと前職では採用にも携わっていたので、経験を活かし、良い採用に貢献できればと思っています。
RAとして感じるのは「どの現場でも、人が足りていない」という事実です。すごく良い企業さんでも「いや、全然人が足りていなくて」とお話しされていて。人手が足りていない現実を目の当たりにする度、人材業界の存在意義を感じています。
僕たちが企業や職種の詳細をきちんと紹介出来れば、求職者の方に魅力を感じてもらえると思うんです。そう考えると、UZUZと僕は、企業と求職者の方の“懸け橋”になっているんだなと実感します。
だからこそ、企業さんにも求職者の方にも、1つでも多くの可能性を提示していきたいと思っています。
例えば、企業さんの場合「こういう人が欲しい!」と理想の人物像が固まりすぎてしまっているケースがあります。でも、理想像には100%当てはまらなかったとしても、企業さんの理想や要望を叶えられるスキルを持つ求職者の方はいらっしゃいます。
なのでRAとして、きちんと求職者の方の情報を紹介して、企業・求職者の方の可能性を少しでも広げていきたいなと。それが、僕の理想です。
その理想を達成するためには、何より「僕自身が企業さんから信頼されること」が大切だと思っています。少しでも信頼していただけるよう、会社まで直接ご挨拶に行かせていただいたり、こまめなコミュニケーションを心がけていきたいです。
僕は今まで「個」で働いてきたなと思うんです。前職でも、とにかく自分で動いて、自分で数字を出して、ある程度の成績を収めてきました。
でも、RAの仕事は、僕が個人で頑張っても結果に結び付くわけではないんです。企業さんや求職者の方はもちろん、求職者の方との面談を担当するCAの協力がなければ、就職・転職を達成することは出来ません。
なので、社内でも他部署ときちんとコミュニケーションを取り、信頼してもらえるよう自分の働き方を変えました。
正直、ずっと1人でやってきたので、働き方を変えるのには抵抗がありました(笑)。でも、何でも1人でやろうとすると、やっぱり無意識の内に独りよがりな働き方になってしまうと思うんですよね。
なので「これだけ言えばわかるでしょ」というスタンスではなく、なるべくCAの人に直接話をしに行くように、自分から働きかけるコミュニケーションに変えました。
このように個人で数字を追う働き方から、社内の皆と数字を追っていく働き方に変えた結果、ありがたいことにRAの中で歴代1位の売り上げを達成することも出来ました。
RAである僕が企業さんとの関係を作り、CAが求職者の方の選択をサポートする。その連携を通して、これからも皆さんの力になっていきたいと思います。
RAとしても、UZUZのいち従業員としても大切にしているのは「会社の顔である意識」です。
企業の方々はUZUZにお金を払って、自社の人手不足・採用課題を解決しようとしています。僕たちを信頼して仕事を任せていただいている以上、きちんと向き合わなければいけないという責任感はいつどんな時も忘れたくありません。
会社の顔として「德留さんだから」「德留さんの紹介だったら」と言っていただけるくらいの存在になりたいですね。そのためにも、レスポンスを早くしたり、迅速な対応を心がけたり、スピードを意識したコミュニケーションや仕事をしていきたいなと。
商談後でも、すぐに対応策・解決策をご提案できるような、前のめりの姿勢で皆さんの課題や悩みに向き合っていきたいなと思っています!
僕は「日本一のエージェント」になろうと思っています。何をもって日本一とするか、定かではない部分があるのですが……(笑)。
でも、僕は本気です。やるからには、トップを目指してやりたいなと。そもそも1番を目指さないと、2番にも3番にもなれないでしょうし。
そして僕が良い成績を収めることは、UZUZ全体の成長にも繋がると思います。UZUZは人材紹介以外にも、SES事業や研修事業など、幅広いサービスを手掛けています。
だから、僕はRAとして1番になりたいのではなく、会社全体の事業を紹介できるような、部署の枠組みを超える「会社全体の1番」になりたいんです。人材紹介でご縁がなかったとしても、他事業の提案ができれば、0ではなく+αを生み出すエージェントになれると思います。
RAの役職に囚われると、人材紹介や企業開拓だけに目が向いてしまいがちです。でも僕は、会社の商材全てをプレゼンできる存在でありたいと思っています!
自分だけでなく、会社全体にとってのプラスをこれからも考えていきたいです。