東京都出身。美容師を目指し、美容専門学校に通う。卒業後は美容院で働くも労働環境とアレルギー症状を理由に、フィットネスジムの事務職へと転職。コロナ禍の影響を受けながらも、フィットネスの現場指導や経理など、幅広い業務を精力的にこなす。その後は「仕事の悩みを抱える方のサポートをしたい」という思いから、人材派遣会社へ転職。コーディネーターとして経験を積み、UZUZに3度目の転職を果たす。現在は「寄り添えるキャリアアドバイザー」を目指し、日々奔走中。
高校卒業後は美容師を目指し、美容専門学校に進学しました。
きっかけは、中学生の時に初めて行った美容室。髪をセットしてもらい「おしゃれな職業だな」と思った憧れを胸に、専門学校ではウィッグでカット練習したり、髪の毛を染めたり、美容師になるための勉強に励みました。
卒業後は、晴れて美容師として美容室に勤務することになりました。アシスタントしてヘアカットのサポート業務を行ったり、自分でお客さんを集めて髪の毛をセットさせてもらったり。
美容師としての1歩を踏み出せて、初めは充実感を覚えていました。でも、実際に働いてみると大変な部分も多くて。
今は業界的に変わってきていると思うのですが、僕が働いていた当時は朝6時から夜23時過ぎまで働き、土日も講習を受けるのが当たり前の環境でした。
その重労働に加えて、トレーニング用のウィッグなどは自腹で購入するので、朝から晩まで働いても手元に残るお金は7~8万円程度なんです。
いくら憧れていた職業とはいえ「長く働いていくのは難しそうだな」と痛感しました。
そう思っていた矢先、ヘアカラー剤のアレルギーを発症してしまって。デザインカラーのスキルをずっと磨いてきたので「これは厳しい」と、2年ほど働いて異業種への転職を決意しました。
2つ目の職場として選んだのは「フィットネスジムの事務職」です。話すことが好きで人と関われる仕事が良かったこと、小学校~高校とずっとサッカーをやっていたので身体を動かす楽しさを人に伝えられたら、と思い選びました。
入社前は身体を鍛えることに興味があるマッチョの方などが多いと思っていたのですが、実際はお客さんの9割が日中に利用されるおじいちゃん・おばあちゃんで!
運動初心者の方も多かったので、僕のスポーツ・運動知識を活かしてサポートできること、美容院と違い週に2~3回利用者の方とお話しする機会があることがやりがいに繋がっていました。
「このあいだ教えてもらったプロテイン良かったよ!」とお客さんから直接言って貰えたりして(笑)、嬉しかったですね。
そんな風に楽しく働いていたのですが、入社して半年ほどでコロナ禍になってしまいまして……。3密回避のため、フィットネスジムは休業。僕も自宅待機になりました。
休業補償という形で給与は払われていたものの、不安を感じる毎日でした。仲良くなったフリーランスのインストラクターさん達が、休業に伴い仕事がなくなってしまう状況を目の当たりにして「働くのって大変なんだな」と漠然と感じたんです。
営業再開の見通しが立たず、僕自身も退職がよぎりましたが「美容師から転職する時も書類選考が通らず苦労したし、短期離職を重ねるのも良くない」と考え直しました。
そこからは心機一転、事務以外の社内の色んな業務に挑戦しました。スイミングやフィットネスの現場に出たり、経理などクラブ運営に携わったり、自分の社会人としてのスキルを磨くことにしたんです。
そうして、約3年フィットネスジムに勤めた後、僕は「人材派遣会社」に転職しました。
実は、人の将来に携われる“人材業界”には、1回目の転職時から興味はあったんです。ただ、経歴的にどうしても書類ではじかれてしまって。
でも、コロナ禍で仕事に対する不安と直面した時に「こんな風に悩んでいるのは自分だけじゃないよな」と。
自分と同じように“働き方に悩む方たち”をサポートできたらという思いが膨らみ、思い切って人材業界へ1歩を踏み出すことにしました。
人材派遣会社では、コーディネーターとして求職者の方の新規面談や希望条件のヒアリング、企業さんへの推薦までを一括で行っていました。
自分が経験した美容師・フィットネスジム以外の職種は知識がなかったので、当初は他職業の悩みを理解するのが大変でしたね。それでも、これからの仕事を選ぶ上で誰かの力になれることに強くやりがいを感じていました。
そんな僕が“3度目の転職”を決意したのは「社内での待遇」がきっかけです。
会社の業績が悪化したことで賞与はなくなり、評価基準も大きく変更されてしまい、やりがいはあるものの、仕事の対価に対してモヤモヤを抱くようになったんです。頑張りたいのに頑張れない状況が続き、転職を決意しました。
そうして、4つ目の職場として見つけたのが「UZUZ」です。
面接時、「それってこういうことですか?」と僕の気持ちをくみ取るように言語化してくれる面接官のスキルの高さを感じて「UZUZには自分のスキルをより磨ける環境がある」と感じました。
加えて、前職は現場の声がなかなか反映されない職場だったので、代表の岡本など経営者の近くで働ける点も魅力でした。
働くことに対して苦い経験をしてきた僕だからこそ、既卒・第二新卒に特化したUZUZで自分と同じように苦しむ方に価値提供ができると思い、入社を決めました。
キャリアアドバイザーとして「求職者の方のことを自分事で考える姿勢」を大事にしています。
入社当時、僕は前職での慣れもあり、条件マッチのサポートになりがちだったんです。でも、社内研修で「それは本当に求職者の方のためになっていない」という指摘を受けて。
指摘をもらってからは「求職者の方の未来のため、今本当に必要なことは何か」を意識するようになりました。
条件マッチのサポートで良いのなら、ChatGPTやAIを使いながらでもできます。そんな情勢のなかで、人である僕が関わるからこそ伝えられる価値は何か。それはやはり「実体験の共有だ」と感じています。
短期離職で美容室を辞めてしまったところから、今UZUZのキャリアアドバイザーになるまでの道のりで感じた、悩みや挫折。
僕の実体験を包み隠さずお話しすることで、求職者の方には「自分もまだできるな」と可能性を感じてもらえたら嬉しいです。
ただ話を聞いて答えを出すのではなく、自分のこれまでをシェアしながら、求職者のこれからの人生を本気で考える。そんなキャリアアドバイザーであれたらと思っています。
求職者の方に「新たな選択肢を提示できた瞬間」は、とても印象に残っています。
「自分にどんな仕事が向いているのかわからない」と相談にこられたAさんは、もともと営業職を候補には考えていませんでした。でも、面談でお話を伺うなかで、Aさんには“営業職”の適性があると感じたので、僕の方から新しい選択肢としてご提案させていただいたんです。
“営業職の現状”から“Aさんに営業をおススメする理由”まで丁寧にお話ししたら「営業職、良いですね」と候補に加えていただけて。
結局、AさんはUZUZでは就業決定には至らず、他社エージェントで営業職の選考を進めることになったのですが、キャリアアドバイザーとして新しい選択肢・適性のある職種のご提案ができて良かったと感じました。
僕は「やりがいに感じる部分とポジティブに感じる要素が重なっている」のが“適性”だと考えています。
なので、就業経験がある方にはやりがいを感じた瞬間を、就業経験のない方には、人生のなかでポジティブ・ネガティブに感じた瞬間をお聞きしながら、これからもそれぞれの求職者の方の適性を見極めるサポートができたらなと。
面談を通して、ご本人も気づいていない選択肢を見極め、僕の価値を提供していけたらと思います。
キャリアアドバイザーとして大事にしていること
ありがたいことに、今たくさんの求職者の方と面談させていただく機会があるのですが、求職者の方「お一人おひとりを意識すること」を大切にしていきたいと思っています。
例えば、営業として「今月は5名の方の就業決定を生み出せた!」という考え方ではなく「Aさんは、〇〇に入社できた」「Bさんは、こういう理由で〇〇を目指している」と、お一人おひとりの細かい現在地や思いに向き合っていきたいなと。
数を追うのではなく、求職者の方からの“信頼やありがとう”を大切にしていきたいです。
そのためにも、皆さんの思いやこれからの希望を丁寧にお聞きして、求職者の方に寄り添えるキャリアアドバイザーを目指していきたいです。
私の強み
求職者の方の思いをお聞きする「ヒアリング力」と「職種・業種理解」は僕の強みです。
美容師・フィットネスクラブ事務・人材派遣コーディネーターと、全く違う職種での経験、さらに前職の人材派遣コーディネーターとしての経験を活かすことで、僕は幅広い職種・業種の情報を持つことができています。
キャリアアドバイザーの知識量は、求職者の方に大きな影響を与えます。アドバイザーが深い職種・業種知識を持っているか否かで、皆さんの就職・転職の質が変わるのです。
そう実感しているからこそ、今まで培ってきた僕の知識と経験を求職者の方に還元して、より良い就職・転職をサポートをしていきたいです。
面談に来てくださる方へのメッセージ
「やりたいことが分からない」「そもそも何に悩んでいるか分からない」など、働く上で皆さん色んな悩みがあると思います。これからの働き方を全力で一緒に考えさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談いただけたら嬉しいです!
情報収集だけでも、悩みをお話しするだけでも、どんな形でも構いません。
ただ求人票をを送るのではなく、きちんと皆さんの思いを聞いて、寄り添ったサポートをさせていただきます。皆さんからのご相談をお待ちしています!