北海道出身。中学・高校とバスケに打ち込み、道選抜・国体選手として選ばれるほどに活躍。高校卒業後は、好きなゲームを仕事にすべく専門学校に進学するも中退。アルバイト期間を経て正社員になることを決意したものの、2社連続で上司の不正やパワハラに直面し、立て続けに短期離職を経験。「無理に働くもんじゃない」と悟り、地元北海道へUターンする。旭川で偶然見つけたUZUZの求人に興味を惹かれ、そのまま入社。現在はマーケターとして日々業務にあたっている。
学生時代を振り返ると、とにかく友達とくだらないことで笑い合っているのが好きでした。仲間と不良映画のパロディを撮ってみたり(笑)。
そして、友達と遊ぶことと同じくらい夢中になっていたのが“バスケットボール”です。
北海道出身の僕は、中学時代に北海道選抜のジュニアオールスターズに選ばれ「最強のチームを作るんだ」と本気で練習に打ち込んでいました。
その甲斐あってか、中学2年生の時には目標だった全国大会への出場が決定。でも、開催目前で東日本大震災が起こり、大会は中止になってしまいました。試合に出られないことはショックでしたが、それ以上に東日本大震災のニュースがあまりにも衝撃的で。僕が生きてバスケをできていることに感謝したのを今でも覚えています。
その後もバスケは続け、高校では国体の選手にも選ばれました。「今度こそ全国に行ける!」と意気込んでいた矢先、練習中にまさかの骨折をしまして……。またしても、全国の舞台への道は絶たれてしまいました。
2度も大きな挫折を味わったものの、僕自身は意外とあっけらかんとしていて。「やるだけのことはやったし、楽しかったからいいか!」と、不思議と気持ちの切り替えが早かったんです(笑)。
部活を思う存分やり抜いた後は、高校卒業後の進路に向き合うようになりました。「好きなことを仕事にしたい」と考えた結果、選んだのはゲームクリエイターの道。ある大手ゲーム会社が大好きだったので、入社実績の高い京都の専門学校に進学することにしました。
しかし、入学後しばらく経ってから聞いた同級生の話で僕の心は折れてしまって。
インターンシップに関する話だったのですが、採用前にも関わらず長時間労働は当たり前、しかも難易度の高い業務を押し付けられるという内容だったんです。僕が思い描いていた「キラキラした楽しそうな世界」とは真逆の現実に、ゲーム会社への情熱も失い学校は中退しました。
専門学校中退後は、学生時代から続けていた大手ショッピングモールのサービスカウンターで、約5年間アルバイトとして働きました。ショッピングモールでの仕事は、人に恵まれたこともありすごく楽しくて。当時の仲間とは今でも集まるくらいです。
職場での毎日が充実していた反面「このままアルバイトを続けていて大丈夫かな」という不安もありました。そのうち「将来を考えるなら、そろそろ正社員としてちゃんと働いたほうがいいよな」と思うようになり、ついに本腰を入れて就職活動を開始。
しかし、僕はここから社会の不条理な洗礼を立て続けに浴びることになります……。
1社目は漠然と「経験が積めたら」と思い入社した光回線の営業会社。勤務時間が長いなど社員として働く厳しさはある程度覚悟していたのですが、どうしても納得できないことがありまして。
それは、上司の理不尽な行動です。例えば“他の人が取った成約を、お気に入りの社員の実績にすり替える”といった行為が、当たり前のように行われていて……。正直「何なんだこの人は」と思いましたね。結局、この会社は3ヶ月の試用期間が終わる前に退職しました。
「ショッピングモールでの業務は楽しかったし、接客が向いているのかもしれない」と考え、2社目は携帯ショップに転職しました。しかし、待ち受けていたのはまたもや "尊敬できない上司”でした。
店長が、絵に描いたようなパワハラ気質の人で。「俺が呼んだら、走ってきて目の前で跪け!」と平気で言うような人でした。それなのに、社長が来るとペコペコしているんです。そんな理不尽な上司の姿を見て「この人の下で働きたくない……」と感じ、2社目もわずか2週間で退職。
2社連続で社会の厳しさに直面した僕は「世の中って何なんだろう……。無理してまで働くもんじゃないな」と思うようになりました。
その後は「1度全部リセットしたい」と感じ、北海道に帰郷。地元では気の置けない仲間たちと飲みに行ったり、旅行をしたり、楽しい時間を過ごすことができました。
ただ、悠々自適な生活にも限界が来て、さすがに生活費くらいは自分で稼がなければと思い始めて。重い腰をあげてまた職探しを始めたんです。働く意思が強くなかった当時の僕の応募条件はたった1つ。「土日祝休み」なことだけ(笑)。
そんな中、ネットでたまたま見つけたのがUZUZ(ウズウズ)のマーケティング職の募集でした。接客でも営業でもない、未経験の「マーケティング」という職種が新鮮で、何だか面白そうだなと惹かれたんです。
そのままの勢いで応募し、あれよあれよという間に入社が決定。一時は短期離職を繰り返し、社会で働くことが億劫になっていた僕ですが、UZUZで新しい一歩を踏み出すことになりました!
僕はUZUZの旭川オフィスで、マーケターとしてより多くの求職者の方たちに、UZUZのサービスや求人の魅力をお届けするための活動をしています。
「どうすれば求職者の方に興味を持っていただけるだろうか」と日々試行錯誤しながら、スカウトメッセージや求人掲載の方法を追求しています。
そして最近では、メンバーのマネジメントにも携わらせてもらっていて。僕がチームで働く上で常に意識しているのは「自分の機嫌で、チームの空気を左右しない」ということです。
僕がチームの居心地の良さを優先するのは、過去に僕自身が感情の起伏が激しい上司のもとで働き“仕事のやりにくさ”を痛感した経験があるから。僕と同じ窮屈な思いを、メンバーにはしてほしくないんです。
僕は入社当初、実は正社員ではなく、アルバイトとして働いていました。しかも、正社員になることを強く意識していたわけではなかったんです。「無理せず楽しく働けたらいい」というのが僕の当時の価値観でした。
しかしある日、外部から新しい方が正社員として入社されることになって。当時新設されて間もなかった旭川オフィスでは、一定のアルバイト期間を経て正社員になるメンバーが多かったので、僕にとってはかなり新鮮な感覚でした。
それと同時に、急に「負けたくない」「自分も正社員を目指したい」と思うようになったんです。今思うと、恐らく若さゆえのハングリー精神のようなものだったのかなと……(笑)。
僕の中では雇用形態によって仕事への責任感が変わるわけではありません。どんな立場であれ、任された仕事に対してプロとして責任を全うするのは当然のことだと思っていますし、役職の優劣もありません。
それでも、自らの意志で「正社員になる」と決めて挑戦し、結果的に社員になれた時にはやっぱり嬉しかったです。
そして、僕以上に上司や仲間が心から祝福してくれて。特に、先輩社員である渡辺がまるで自分のことのように泣いて喜んでくれた時は感動しましたね。
直近の職場では人間関係で苦しんでいたので「UZUZに入って、みんなと働くことができて良かったな」と感じた忘れられない思い出です。
今では、きっかけをくれた外部入社の方とも良き仲間として楽しく働いています。振り返ってみると、当時負けん気を発揮したことも、正社員にチャレンジしたことも、一緒に祝福してもらったことも、全て自分自身を変えるありがたい出来事だったなと思います。
マーケターとして結果を出すことよりも「チームのメンバーが心から楽しく働ける環境を作ること」を大切にしています。
マーケターである以上、成果を出すことは大切な使命です。しかし、メンバーが楽しい気持ちで出社し、安心して挑戦できるポジティブな環境を作れれば、最終的に数字にも繋がると僕は思うんです。
メンバーが失敗を恐れず新しいアイディアを試したり、業務を違う角度から考えてみたりすることで大きな成果が生まれることもあるのではないかなと。
挑戦へのハードルを下げるため、日頃からメンバーには「信頼している」と僕の気持ちを伝え、責任ある業務も積極的にお任せするようにしています。代わりの利かない存在として責任を担うことで、“自分がUZUZにいる意味”をたくさん感じてもらいたいですね。
また、メンバーが数字を出せずに悩んでいる時は「なぜうまくいかないのか?」「どうすればこの壁を越えられるか?」を一緒に考え、サポートするよう心がけています。
チームのメンバーが一人ひとり主役として輝ける職場環境を整え、チームとして成果を出せるよう今後も尽力していきます!
実は僕、細かい作業が求められるマーケターにも関わらず“究極のめんどくさがり屋”で、単調な作業が大の苦手なんです……(笑)。
でもこの怠惰な性格が、UZUZに入社してからは良い方向に作用しまして。日々発生する繰り返しの作業や、非効率だと感じるプロセスに直面するたびに「どうすればもっと時間短縮できるだろうか」と考えるようになったんです。
“楽に働くこと”への探求心から、Googleスプレッドシートを駆使し、関数やGAS(Google Apps Script)の知識を自ら吸収。多くの業務を自動化するITスキルを身につけることができました。
そして今は、僕が習得したスキルを自分だけのものにしたくないなと考えています。
まずは自分のチームのメンバーに、そして旭川オフィス全体、さらにはUZUZ、グループ会社へと僕が得た知識や効率化のノウハウを広めていきたいんです。
時間を奪われる単調な作業から解放されることで、1人でも多くの仲間に「仕事って工夫をすればもっと楽になるんだ」と思ってもらいたい。それをきっかけに、今よりももっと楽しく働ける会社にしていけたら嬉しいです!