
広島県出身。新卒時は安定を求め大手企業から内定を得るも、内定者研修で改めて自身のキャリアを見つめ直し、既卒の道を選択。女性が活躍する環境で自身の力を試したいと考え、大手美容サロンに入社。カウンセリング力を磨き、店長・プレイングマネージャーとして社内表彰を受ける。しかし、過酷な働き方に疲弊し、長期的なキャリアを築くため転職を決意。UZUZでは自身の人生経験が強みになると信じ、求職者の方お一人おひとりが“理想の未来”を実現できるよう、日々サポートに奔走中。

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新卒の就職活動時、私にはいくつかの譲れない軸がありました。
1つは「安定して働ける大手企業」であること。これには、私の生い立ちが大きく関係しています。
小学生の頃から、母と弟と妹の4人家族で暮らしていました。離婚を機に母は仕事で家を空けることが多くなり、母不在時の家事担当は専ら私。部活と勉強にも打ち込みつつ、家族のために全力で日々を過ごしました。
そんな生活を通して、苦労しながら働く母の姿を間近で見ていたので「1人の女性として自分の力で生きていかなければならない」という思いが、人一倍強かったんです。
だからこそ、新卒時は「できるだけ盤石な土台のある大手企業で働きたい」と考えていました。
もう1つの軸は「成果を通じて正当に評価してくれる会社」であること。
厳しい生活の中、無理を承知で大学進学させてもらっていたので、ほぼ毎日バイトをし、少しでも家族の金銭的負担を減らせるように努めていて。
学生時代に打ち込んだ接客と販売のアルバイトでは、成果を出すことで評価され、提案の仕方一つでお客様の生活がより良くなり、感謝されることが楽しかったですね。「いつも頑張ってくれてありがとう!」と社員さんから感謝されることもあり、大きなやりがいになりました。
このアルバイト経験から、問題解決を通して人のためになる営業職1本で就活することにしたんです。そんな中、ありがたいことに某大手人材会社から内定をいただくことができました。
でも、内定者研修で私の気持ちは大きく変わったんです。
周りを見渡せば、きらびやかな経歴を持つ同期たち。会社から配布された分厚いビジネスマナーの冊子を前に、社会人として働くことに躊躇ってしまって。
当時の私は社会の第一歩に戸惑いを感じ、一度立ち止まる選択をしました。そして、結果的に迷走してしまい、就活をやり直すため既卒を選択……。
もしかしたら、めまぐるしく続く波瀾万丈な人生に少し疲れていたのかもしれません。「ここまで全力で頑張ってきたのに、ここから社会の中でさらに頑張り続けるのか」と気が滅入ってしまったんです。
就業先を見直した後、新卒の友人たちの話を聞きながら、コロナ禍で需要が高まっていた検査センターの受電業務をフルタイムで行う生活を送っていました。
ただ、次第に金銭的な余裕がなくなってしまいまして……。「そろそろ長期的に正社員で働ける会社を探さないと」と思うようになり、本腰を入れて就職活動を始めました。
「未経験でも実力主義で稼げる」「支え合える同期がいる」という条件のもと企業を探し、最終的に入社したのは女性専門の大手美容サロンでした。
そして、私はこの会社で大きな成長を遂げます!
サロンでは脱毛技能士をはじめ、施術や脱毛プランについてのカウンセリング業務を行いました。新店の立ち上げなどにも成功し、成果を認められ副店長になった後は、店長、プレイングマネージャーを担当。お客様へのヒアリング・カウンセリング能力を評価され、表彰していただいた経験も何度かあります。
私がカウンセリング能力を伸ばせるようになったのは、当時のマネージャーが私の強みを引き出し、得意を伸ばす方向でのマネジメントをしてくださったからです。
「やりたいようにやってみて!伊藤さんの得意を伸ばそう!」という言葉に背中を押されまして。自分なりの方法を編み出していくうちに、お客様一人ひとりの本当の希望条件が何かを考え、理想を叶えるための最適なプランを提案するカウンセリング能力を身に着けることができたんです。
この力を徹底的に伸ばしてくれた上司には感謝していて、本当に恵まれた環境だったなと思います。
全国の店舗を飛び回るプレイングマネージャーになった後も、得意だった新規営業カウンセリングやメンバーの数値改善などに従事する毎日を送っていました。しかし朝から晩まで働き、短期間で日本全国で勤務地が変わる生活も長くは続けられず……。徐々に心身ともに疲弊していきました。
でも、しばらくは仕事を辞めずに頑張り続けられたんです。それは「誰かのために何かすること」が好きだったから。
サロンで働く部下の人生相談や転職活動の相談に乗ったり、スタッフやお客様から感謝の言葉やお手紙をいただくことは、大変ながらも私のエネルギーになっていました。
しかし、いよいよ体力的な限界を迎えてしまって。悩んだ末に、4年間働いたサロンを退職する決断をしました。
転職活動では、前職で培ったカウンセリング力を活かせる場所を求め「自分のスキルを発揮できる会社」という軸で企業を比較。
様々な業界を調べる中で、積み重ねてきたものを最も活かせると感じたのが“人材業界”でした。人の話をじっくりと伺い本音を引き出して理想を叶えていくことは、キャリア選択の場面でも必要なスキルなのではないか」と思ったんです。
そして、数々の人材紹介会社を経て辿り着いたのが「UZUZ(ウズウズ)」でした。
UZUZを視野に入れてから、実はメンバー紹介のページを全員分読み込みまして(笑)。読み進めていくうちに、私と似たような経歴を持つ社員がいたことがとても励みになりました。
さらに面接を通して、代表である岡本を含め、社員の「理想を追い求める“ロマン”と、利益を追求する“そろばん”の両方を実現する」という本気の姿勢に惹かれ、UZUZに入社を決めました。
自身の経歴に悩んだ過去がある私だからこそ、働くことに不安を感じる方たちの思いに共感し、寄り添えるはず。
「入社すること」がゴールではなく、その方の人生を見据えたキャリア支援ができることに魅力を感じましたし、これまで培ってきたカウンセリング力を活かせたらと思い入社を決意しました!
キャリアアドバイザーとして、求職者の方々の就職・転職を支援しています。将来のビジョンを明確にする面談や、面接対策などを中心に日々奔走中です。
サポートの中で何よりも大切にしているのは、ご本人が「叶えたい」と願う未来の実現を諦めない姿勢です。
残念ながら、素晴らしいお人柄の方であっても、これまでのご経歴によってはすぐ理想の職種に就くことが難しい場合もあります。でも、今すぐに夢を叶えることが難しかったとしても、完全に諦めてしまわないでほしくて。
「時間はかかったとしても、どのようなキャリアを積めば理想にたどり着けるか」という具体的な道のりを一緒に描き、ご提示することを心がけています。
これからの人生を選んでいくのは、あくまで求職者の方ご本人です。だからこそ、ご自身の「やりたい」という望みを叶えてあげられるのもご自身だけだと思うんです。
キャリアは、一足飛びに理想に辿り着くものではありません。未来へと続く一段一段の階段を積み上げていく作業です。
そのきっかけに少しでもなれたらと本気で思っています。
UZUZで出会った求職者の方は誰一人として忘れていません。その中でも、私自身も「ひと回り成長できた」と感じたサポートは特に印象深いですね。
以前、私の力が及ばず、残念ながら希望のキャリアパスを叶えられなかった求職者の方がいまして……。キャリアアドバイザーとして当時の無力感と悔しさを忘れないよう、私は上司の岡田に勧められた本を読んだり、キャリア支援のあり方を必死で学び直したんです。
その直後に出会ったのが、Webデザイナーを強く希望されていたAさんでした。
Webデザイナーは人気の職種で、正社員就職は非常に狭き門。Aさんご自身も正社員の道を諦め、アルバイトで実務経験を積むべきか深く悩んでいらっしゃいました。
以前の私であれば、ただその難しさをお伝えすることしかできなかったと思うんです。しかし学びを経て、私はAさんに長期的なキャリアプランを提案できるようになりました。
具体的には、まずIT業界で正社員として働き、安定した基盤を築くこと。そこでエンジニアの基礎スキルも身につければ、将来ご自身でデザインしたサイトの簡単な修正も手掛けられるようになり、デザイナーとしての市場価値も活躍の場も格段に広がるとお伝えしました。
過去の悔しい経験をそのままにせず、私自身もCAとして学び続けることを諦めなかったからこそ、目先の結果にこだわらず、5年後や10年後までを見据えたサポートができたのかなと。
その後も、自分にそのスキルがついたことで、求職者の方々がご自身の可能性を広げ、キャリアを好転させていく場面に立ち会わせていただいています。
具体的には、数年ニートだったけれど無事正社員として社会復帰された方もいれば、営業職から建築業界に転職を決意し、手に職をつけ年収が2倍になった方も。
今後も、求職者の方の“人生の転機”の一番近くで、最良の選択肢をご提示できるよう、貪欲に学び続けるキャリアアドバイザーを目指していきます。
キャリアアドバイザーとして大事にしていること
「求職者の方がその方らしく人生を謳歌できるように」という想いを大切にしています。
私は、キャリアは“人生を豊かにするためのピースの1つ”だと思っています。
仕事だけを軸に考えると、どうしても「こうあるべき」という社会的な物差しに合わせた答えになってしまいがちです。でも求職者の方とお話しさせていただくと、好きなことやプライベートの夢を語る時の飾らない言葉にこそ、本当に大切にしている価値観が隠れていると感じるんです。
なので面談では、皆さんがどんな価値観をお持ちなのかを探すためにも、仕事にこだわらず人生のプランをざっくばらんにヒアリングしております。
将来のビジョンを共有していただき、その中でキャリアをどう位置づければその方の人生がもっと輝くのか。その最適解を見つけ出すサポートができたらと思います。
求職者の方が誰かのためではなく「自分らしく生きていける道」を見つけ、その一歩を踏み出す瞬間に立ち会えることが私のやりがいです。
私の強み
私の強みは、求職者の方お一人おひとりに合わせて「コミュニケーションの形を変えられること」だと思っています。
社会に出るのが怖いと感じる方、これまで一定の実績を積まれてきた方など、面談に来られる方のご状況は本当に千差万別です。
そのため、先入観を持たずに求職者の方に合わせたコミュニケーションを意識し、その方が心の鎧を脱いで本音で話せるような空気作りを何よりも大切にしています。
どんな方の前でも1人の人間として自然体で向き合い、理想のキャリアに向かって少しずつでも歩みを進めていけたらと思っています。
面談に来てくださる方へのメッセージ
ぜひ「相談してみようかな?」と少しでも思ってくださったなら、これからの仕事選びのサポートをさせてください!
「私には誇れるような経歴も、特別なスキルもない……」と1人で悩んでいるのだとしたら、今が絶好のチャンスです。なぜなら、キャリアに迷いを感じている今だからこそ、自分でも気づいていない可能性が広がっていくこともあるからです。
どなたにも“強み”が必ずあります。対話を通じて一緒に見つけ出し、自信を持って次の一歩を踏み出せるよう全力でサポートすることをお約束します。
既卒を経験し、幾度となく試練をくぐり抜けてきた私が今人生を楽しんでいるように、未来は自分の選択次第で変えられます。
まだやりたいことや答えが見つかっていなくても大丈夫です。 肩肘張らず、ぜひ一緒にあなたの「次の一歩」を見つけていきましょう!