東京都出身。母の病気がきっかけとなり病院勤務に興味を持つも、大学受験に失敗。進学せず眼科の検査技師として働く道を選ぶ。その後、友人の紹介で知ったブライダル業界に魅せられ、未経験での挑戦を決意。結婚式会場の責任者として充実した日々を送る。しかし、ハードな働き方に次第に限界を感じるように。20代で自身のキャリアに向き合う重要性を実感し、同じ思いをする人を1人でも減らすべくUZUZに転職。求職者を支えるキャリアアドバイザーを経験した後、現在は管理部として職員のサポートに従事している。
※キャリアアドバイザー時代の経験を基にしたインタビューです。現在は、管理部として勤務しています※
私の前職は、ブライダル会場の責任者でした。業界に入って5年くらいかかって、やっとたどり着いた憧れのポジション。新郎新婦がどんな披露宴をしたいのか伺い、その希望を最大限叶えるためのプロデュースからアルバイトスタッフの育成まで、本当に何でもやっていましたね。
しかも、仕事に対してはとても感情を込めるタイプ。例えば「披露宴の最後は会場をぐるっと一周して退場したい」というお2人であれば、かなり時間が押していても「どうしても完遂したい!」と思ってしまうんです。
周りのスタッフはもちろん大忙しですが、「ごめんね、でもやりましょう!」という感じで引っ張って、1組1組最高の披露宴を叶えることに全集中していました。
だって、お客様にとっては“一生に一度のこと”ですから。「この式場でやってよかった!」と言っていただけることだけを考えて日々走り回っていた感じです。
業界で13年働いた時、「式場選びから披露宴まで一貫して担当できる会社で、新郎新婦の夢を200%叶えたい」という思いが高まり、転職を決めました。本当に大好きな仕事だったから業界に骨を埋めるつもりで、とことん“お客様ファーストのサービス”を追求していくつもりだったんです。
ところが、そのタイミングで思わぬ展開になりました。コロナです。当時働いていた会場では、1年間の披露宴は全てキャンセルに。もちろん、転職の話も吹き飛びました。
しばらくは現状を諦めきれず「もう少し頑張れば元に戻るかも」と、リモート結婚式など戦略を練ってみたりしたんですが……。だんだん「これはどうあがいても、ダメなんだな」と受け止めるしかない状況に。
時間だけはたっぷりあったので、自分のキャリアや可能性、適性をもう一度見つめ直し、他業種への転職を考え始めたのですが、その時初めて“ゾッとするような現実”に気づいたんです。
実は、当時の私は「正社員」ではありませんでした。13年間働いたブライダル企業での身分はアルバイト。“正社員になった方が手取りが下がる”という特殊な環境だったので、アルバイトのまま会場責任者までやったというのが理由です。
自分のキャリアをあらためて見直すと、正社員だったのは新卒後に働いた眼科クリニックの検査技師としての3年間のみ。しかも、家庭の事情で大学進学を泣く泣く諦めた過去もあったので、「学歴なし、短期離職、30代までアルバイト」という経歴でした。
「ブライダル業界を離れたら、転職できないかもしれない!どうしよう!」と不安な気持ちに襲われた時期もありましたが、もしかしたら私は、“結構早く立ち直れるところが強み”かもしれません。
「そうだ。私のように“キャリアがなくて転職に困っている人を助ける仕事”もいいかもしれない」と思考を切り替えることができたんです!
そこから、キャリアアドバイザーの仕事を探し始めました。
振り返ると、子どもの頃から「感謝してもらえること」が大好きだった私。人生の岐路に携わり「ありがとう」と言っていただける仕事なら、間違いなくやりがいを感じられると思ったことも、その道を志望した理由です。
そんな中、UZUZとの出会いは社長の岡本がやっていたYouTube「ひろさんチャンネル」でした。正直、初めて観た時ものすごく衝撃を受けたんです。
「こんな転職エージェントには気をつけろ」という動画で、同業他社からのクレームが来てもおかしくない内容。ですが、岡本が語っていた「求職者のためにあえて言う」というメッセージに心打たれました。「ここが、私が求めていた“とことんお客様ファーストな会社”だ!」と感じた瞬間です。
すぐにUZUZの採用情報を調べましたが、すでに30代半ばだった私は、年齢が求人条件から外れていると分かってがっかり……。ただ、それでも諦めきれずにコーポレートサイトを見ていると、なんと「カスタマーサポートのアルバイト」の募集を見つけたんです!
接客経験があれば30代でも良かったのですぐに応募。「将来はキャリアアドバイザーになりたい」という希望を理解してもらった上で、無事採用されました。
結果、入社から5ヶ月後に念願のキャリアアドバイザーとしてデビューできたというのが、ここに来るまでの私の道のりです!
※キャリアアドバイザー時代の経験を基にしたインタビューです。現在は、管理部として勤務しています※
キャリアアドバイザーとしての経験を積んできて、今はチームリーダーをしています。私は、自分1人で頑張ることも好きですが、チームを育てることにも情熱が向くタイプ。
前職でブライダル会場の責任者をしていた時も、アルバイトスタッフの定着率が上がるよう、チーム作りにも注力していました。
組織作りのために気をつけていたのは、どんなに忙しい時でも笑顔で対応すること。そして、その日できたこととできなかったことを個別に時間を取ってスタッフと一緒に振り返ること。
できない部分をそのままにしてしまうと、スタッフは自信ややる気を失い、定着率も下がります。なので、苦手を克服できるまで伴走することで、働きたいと思ってもらえるチームを育てていました。
UZUZでも、こうした経験を活かせるポジションに立ったところです。一緒に働くキャリアアドバイザーが、しっかりと求職者の方へのサポートで成果を出してMVPも取っていけるよう、チーム力を高めていきます。
※キャリアアドバイザー時代の経験を基にしたインタビューです。現在は、管理部として勤務しています※
キャリアアドバイザーになって初めて担当した方の就職が決まった瞬間は、やはり忘れられません。
高校卒業後、就職をせずにアルバイトを2〜3年やっていた方で、私の経歴と重なる要素もあったんです。
とてもバイタリティがある方ですが就活では苦労されていて、内定が出た時は私も涙が出るほど感激したことをよく覚えています。
当時、決意したことがあります。
会社にとって営業実績を上げることはとても大切。ですが、数字の実績ばかり追うことなく「求職者の幸せのために」という初心はずっと忘れずにいよう。
それは今でも大切にしている思いです。
※キャリアアドバイザー時代の経験を基にしたインタビューです。現在は、管理部として勤務しています※
キャリアアドバイザーとして大事にしていること
“求職者ファースト”という軸ですね。
求職者の方のことをしっかり理解したいので、最初の面談では1時間くらいかけて、過去の経歴や価値観、これから叶えたい転職などについて伺います。
その対話があるからこそ、志望職種が本当にその方の価値観・ライフスタイル・将来のキャリア形成に合うかどうか、考えることができるんです。
私たちは皆さんの「幸せな人生」をサポートしています。なので、実際に働き始めて「こんなはずじゃなかった」という事態になるようではいけません。
就職後、生き生きとキャリア形成していけるよう全力でサポートさせていただいています。
私の強み
前職でたくさんのお客様と向き合ってきた経験があるからなのか、「共感力がある」と言われることが多いですね。
UZUZに来てくださる求職者の方よりちょっと人生経験が長いのも強みかな(笑)。
「初めて1人暮らしするんですが……」とか「結婚式を控えているのですが……」などなど、就職以外の話題にアドバイスしていることも多いような気がします(笑)。
ぜひ、“UZUZにいるお姉さん”と思って何でも気軽に話してください!
面談に来てくださる方へのメッセージ
私自身も就活で悩んだ経験があるので、どんなことでも遠慮なく相談してもらいたいと思っています。
UZUZの役割は、単に就職先を決めることではありません。“転職や就職という人生の岐路で、本当の幸せをつかんでいただくよう応援すること”です。
都合のいいことを並べ立てるようなサポートは決してしないので、求職者の方にもぜひ本音の部分を話してもらえたら嬉しいなと思います。一緒に、最高の人生のスタートを手にしましょう!