茨城県出身で、新卒時は就職活動を行うことなくそのまま卒業。晴れて既卒となる。「とにかく就職しないと!」という気持ちでサポート登録したUZUZに縁あって入社。法人営業・キャリアアドバイザーを経て、現在は編集・ディレクター職を担当。会社史上初の「リモートワーク社員」として、オウンドメディアの運営や外部ライターのディクレション、記事作成・取材業務、Webマーケティングなど幅広い業務を行っている。
茨城県に生まれ、一人っ子で大切に育てられました。人見知りせずに誰とでも話す活発な子で、小さな頃には沢山の夢があり、警察官や学校の先生など、コロコロと変わる子でした。高校生になり明確な夢がない中、「大学には行くものだ」という漠然とした理由で大学に進学。進んだのが教育系の学部だったので、3年生になると周りは教員採用試験や就活をスタートさせました。私も小学校と中学校両方に教育実習に行ったのですが、「これを仕事にするのって、どうなのかな?」と疑問を感じたのです。子どもは好きだけれども、先生になるのは違うんじゃないかと思いました。元々先生というのは、タクシードライバーをしている父が、家庭の事情で断念せざるを得ない夢でした。
そこで普通は就活を始めると思うのですが、私は逃げてしまいました。アルバイトを沢山入れて考える時間をなくして、就活に向き合わずに時間だけが過ぎていきました。友人は教員採用試験に合格し、内定を獲得していく中で、私は結局何もしないままで卒業式を迎えてしまいました。
大学を卒業して焦りが出始めて、インターネットで「既卒 やばい」「既卒 就活」と検索をしてみました。検出されたサイトの中で、既卒・第二新卒専門の就職支援サイトに興味を持ち、求職者の登録をしたのがUZUZとの出会いです。その後面談の予約を取り、本格的にキャリアアドバイザーに相談をし、就職のための面接を3~4社を受けた頃、会長の今村との面談で「うちの会社に入らないか」と誘われました。
他にも魅力的な企業はありましたが、何となく運命を感じたというか、心のどこかでUZUZと縁がある予感がしていました。就職できる安心感よりも、「やるしかないな」という気持ちの方が大きかったです。取り立てて何も特技がない既卒の私を拾ってくれたのだから、ここでやるしかないと決意しました。こうして、私はUZUZに入社することが決りました。
就職と同時に上京し、茨城県を出て東京での一人暮らしがスタートしました。初めての仕事に初めての一人暮らしは辛いことも多く、両親によく電話をしていました。でもある時父から、「そのままで良いと思ってるの?」と聞かれたんです。教育実習の時も泣き言ばかり言っていたのを思い出し、弱い自分を捨てて、仕事に取り組もうと思いました。それからは、仕事が少しずつ楽しくなり結果も出せるようになって、「草野さんに恩返しをしたくて、内定を取ろうと思いました」ということばを求職者の方からかけて頂くことが出来るようになりました。仕事をしていて本当に良かったと思いましたし、会社と一緒に自分も成長していきたいと強く考えるようになったのもこの頃です。
2015年の大みそか、仕事に慣れそろそろ新しい業務を覚えていこうと思った矢先、父が事故にあって他界しました。遺品整理も終わり、都内に戻って少ししてから帰省したら、母が「帰ってきなよ」と冗談めかしに言ったんです。私には兄弟がおらず、母を支えられるのは私しかいないので、会社を辞めて茨城に帰ることを決意しました。考えが上手くまとまらないまま上司に話をしたのですが、そのあとすぐに、代表に呼ばれ「じゃあ在宅で働かない?」と提案を受けました。「え、いいんですか?」と思う反面、すごく嬉しかったのを覚えています。
元々UZUZには在宅社員はいませんでした。家庭の事情とはいえ、退職を考えていた私に、「在宅社員」という新しい形を提示してくれた会社には本当に感謝しています。在宅社員ですが勤務時間は変わらず、オフィスと自宅はPCを通して映像と音声で繋がっているので孤独を感じることはありません。在宅というと、一人で孤独に仕事をするイメージがあったので嬉しかったです。また、在宅社員でも、「有給も取得できる」というのもビックリしました。
今までUZUZには「在宅社員」がいなかったので、私がモデルケースです。今までメインだったキャリアカウンセリングの仕事や、新しく手掛けるはずだった営業の仕事が出来なくなるというのは正直不安でした。トライアンドエラーを繰り返しながら、一緒になって考えてくれる上司や仲間がいて、在宅社員という制度が成り立つと思います。社員のライフスタイルの変化にも柔軟に対応してくれるUZUZだからこそ、今まで頑張ることが出来たと思っています。
現在は、UZUZの在宅社員として、ディレクション業務やライティングを中心に、カスタマーサポート等も行っています。新しいメディアの立ち上げや、記事の執筆、そして執筆をお手伝いしてくださっている外部ライターさんの管理など、在宅になってから始まった業務は多くあります。新しいことに関われるのは、嬉しいしやりがいがあります。記事を執筆することで、新たな発見があったり反響があったり、記事をきっかけに求職者の方が登録をして下さるのも嬉しいです。カスタマーサポートでは、登録をしてくださった方と最初にコンタクトを取る窓口になります。多彩な業務を1つ1つ覚えていくのは大変な面もありますが、成長を実感することが出来ると思います。
将来の夢はまだ明確にはないのですが、大好きな会社を大きくすることに貢献していきたいと思っています。そして、在宅社員の先駆者として、在宅での働き方を整えて、新しい働き方の要になれるように頑張りたいです。その為には、在宅社員であっても結果を残すことが大切だと考えています。会社と一緒に成長して、会社が大きくなるのをそばで見守っていきたいです。