福岡県出身。大学時代は、バドミントンサークルに打ち込む。軸のない就活に苦しみつつ大手銀行会社に入行するも、職場環境への違和感から7ヶ月で短期離職。「自分の就活はなんだったのだろう」と疑問を抱いたことで、派遣の営業として人材業界に飛び込む。実績を積み教育やマネジメントにも携わった後3年ほどで退社。短期離職や転職で苦しんだ自らの経験を活かしたいと、UZUZで念願のキャリアアドバイザーに。求職者の悩みを解消するため、日々就職・転職サポートに取り組んでいる。
学生時代、僕が一番注力していたのはサークルの運営です。
所属していたバドミントンサークルで合宿に参加したり、参加者100名分のトーナメントを組んだり。催し物に力を入れているサークルだったので、学生だけで2本ほど映画を撮ったりもしていました(笑)。
特に印象に残っているのは新入生歓迎会です。気がついたら積極的に新入生に話しかけており、人と話すことが強みなのではないか?と自分でも思うようになっていきました。
就活は3年生からゆるく始めたのですが、僕の就活はほろ苦いものでして……。当時は人と話せる自身の強みを活かそうと、人との会話がメインとなる営業職での就職を目指していました。しかし目指したい夢や成し遂げたいことなどが全くなかったこともあり、いわゆる“無気力で軸のない就活”をしてしまったんです。
業界も絞らず、とにかく名前を聞いたことがある会社を片っ端から受け続ける毎日。将来を甘く考えていたのが僕が悪いのですが、自分が一体どこに向かって走っているのか分からず「本当に就職できるのか」と心の中には常に焦りがありました。
そんな不安定な状態で書類選考も含め80社ほど選考を受けていたので、最後はもう精神的にヘロヘロで(笑)。早く就活を終えたい一心で、一番最初に内定が出た大手銀行にそのまま入社を決めました。
ただ、やっとの思いで入社できたのも束の間、ここからまだ僕の波乱は続きまして……。
まずは、配属先の問題です。入社後は3週間ほど社内研修を受けたのち、研修最後の金曜日に本社に集められ、配属先を伝えられることになっていまして。
僕は営業として関東の店舗に配属が決まり、週明けからは現地のホテルに滞在しながら勤務することになりました。会社から指定されたホテルにチェックインしたら、フロントの方に「今日から40連泊でお伺いしています」と言われた時の衝撃は今でも覚えています(笑)。
そして、いざ配属先の店舗へと初出勤したのですが、これがなかなか厳しい職場で。出勤初日にも関わらず、先輩社員が誰も話しかけてくれない環境だったんです。みんなただ黙って自分の机に向かい、仕事をしていました。
常にぴーんと張り詰めた空気が漂っていて「あ、これは自分には合わない」とすぐに確信しましたね。
また、仕事に関しても車の運転や先輩に同行して書類回収をするなど、簡単な業務しか任せてもらえず。さらには先輩に一方的に怒られたり、感情的に受話器を投げつけられることもあったりして、本当につらい状況でした。
働く意味が見いだせず、結局僕はこの会社を7ヶ月で退職します。
正直、短期離職や周りの同級生とは違う道を歩むことに怖さはありました。でもそれ以上に、絶対辞めてやるという気持ちのほうが大きかったです。
2社目は派遣事業を行っている会社に転職。営業として、派遣を希望されている方と求人をマッチングさせる業務に従事しました。
何のスキルもない状態からのスタートだったので、正直最初の半年はなかなか成果が出せず苦しみました。それでも、上司のサポートや必死に働いたことをきっかけに、しだいにお客様のニーズが把握できるように。
その後は、何度も社内表彰を受けたり、四半期中に所属していた課で1位の成績を収めたり、社会人としてスキルアップすることができました。
ただ、ここでも僕は働き方に悩みまして……。というのも、業務上のトラブルがとにかく多くて。従業員の方が当日無断欠勤をして企業からお怒りの電話がきたり、ご本人と急に連絡が取れなくなったりすることはしょっちゅうでした。
「この会社ではできるだけ長く働こう」と心に決めていたものの、トラブル対応に追われ他の業務がひっ迫される働き方に疲れてしまい、最終的に3年ほどで退職しました。
ここから僕は2度目の転職に挑戦することになるのですが、このタイミングで「そもそもなぜ自分は人材派遣の仕事に興味を持ったんだっけ?」と、ふと自分の行動を疑問に思いまして。ぐるぐる考えるうちに辿り着いたのは「人の選択をサポートできるキャリアアドバイザーになりたい」という思いでした。
新卒時代、就活に苦戦していた頃、ぼんやり「こういう苦しい時に寄り添ってくれる人って大事だな」と思ったことがあったんです。
そういった背景もあり1社目を短期離職した際も、働くつらさを抱える人を減らすため、実はキャリアアドバイザーへの転職に挑戦はしていたんです。ただ、当時は僕の職歴の浅さから全てお見送りされてしまって。
しかし、2回目の転職を前に一度立ち止まったことで、日々の忙しさに追われ忘れていた“キャリアアドバイザーへの思い”を思い出すことができました。
アドバイザーへの再挑戦を決意した僕は、早速転職エージェントに登録。いくつか企業を紹介してもらった中にUZUZ(ウズウズ)がありました。
“既卒・第二新卒に特化した会社”として、元々UZUZの存在は知っていたんです。かつての自分と同じような就活や転職に悩む方をサポートできる点に魅力を感じ、選考を受けてみることにしました。
ただ、決して気安く応募したわけではないのですが、UZUZの選考レベルが思いのほか高くてですね……。面接を突破するための準備は正直大変でした(笑)。
ですが自分を深堀ったり、代表の岡本と率直に話すうちに、この採用基準をクリアしたキャリアアドバイザーの人たちにも興味が沸いてきて。
「刺激をもらえるような社員と一緒に働きたい」と思っていたので、入社が決まった時はとても嬉しかったですね。
こうして僕のキャリアアドバイザーとしての道が始まりました!
UZUZでは、キャリアアドバイザーとして日々求職者の方との面談を担当しています。
これまでの道のりや今抱えているお悩み、将来への希望までお話をじっくりお聞きし、より良いキャリアへ進むためのサポートを行っています。
僕は「コミュニケーションを大事にするキャリアアドバイザー」を目指していまして!面談の場はもちろんですが、面談以外のチャット連絡やお電話など、とにかく求職者の方との関わりを大切にしたいんです。
それは、私たちキャリアアドバイザーがしっかりとコミュニケーションの機会を作り出すことが、求職者の方の支えになると考えているからです。
自分自身も経験しましたが、就職・転職は長い道のりなので途中で迷いや気持ちが変わる場面がたくさんあります。
だからこそ、求職者の方の気持ちの変化にもしっかり寄り添って、何かあった時にすぐ相談できる存在であれたらと思っています。
面接前や当日など大事な局面に加え、日々の丁寧なコミュニケーションを通して、皆さんの働く上でのモヤモヤを一緒に解決していきたいです。
前職を短期離職されていたAさんのサポートは、印象に残っていますね。
Aさんは前職を1ヶ月で退職されていて、さらにコミュニケーションスキルにも不安を抱えている方でした。
それでも、10数回に及ぶ面談と3ヶ月の長期サポートの末、無事に内定を獲得することできました!
長期間の転職活動を二人三脚で乗り越えたことで、転職が決まった後も「いよいよ入社です!」とご連絡をいただくことができて。おこがましいですがサポートを通して絆が生まれたようで、本当に嬉しかったですね。
振り返ってみると「どうしたらAさんの希望を叶えつつ、ご本人の能力を最大限に活かせるか」「今後のキャリアを見据えた上でどうするのがベストか」をとにかく必死に考えながらのサポートだったので、Aさんとの転職活動はより印象深く残っているのかなと。
キャリアアドバイザーとしての僕の思いと、僕の提案やサポートを信頼して転職活動を進めていただいたAさんの努力の積み重ね。その両方が報われた内定獲得だったなと改めて感じます。
だからこそ、転職が決まった時は自分のことのように嬉しかったですし、キャリアアドバイザー冥利につきるサポートができたと実感しています。
キャリアアドバイザーとして大事にしていること
僕がキャリアアドバイザーとして、大事にしていることは2つあります。
まずは、ご本人の考えや将来像を深堀りした上で就職・転職をきちんと決められるよう、求人のプロとして「対策を講じていくこと」です。
ご相談に来てくださる方のほとんどが就職・転職を望まれています。なので、しっかりとお話を聞いた上で、皆さんのご要望に答えられるサポート・提案を実現していきたいなと思っています。
また、2つ目に意識していることは「きちんと悩みを解決すること」です。
先ほどお話したことと少し矛盾する価値観にはなるのですが……。就職・転職サポートの実施や就業決定に関係なく、ご相談に来ていただいたからには、今の状況を少しでも改善するご提案をしたいなと思っているんです。
僕自身も就職・転職活動の際には、悩みがいっぱいで1人ではどうしたらいいのか分からない時がありました。UZUZにご登録いただく方の中にも、当時の僕と同じ孤独を抱えている方がいらっしゃると思うんです。
だからこそ、この先迷いなく進んでいけるような知恵や情報をお渡ししたいなと。内定獲得を実現できるサポート力と、ご本人の今の苦しさに寄り添える姿勢の両輪を大事にしていきたいです。
私の強み
僕自身の「悩んだ実体験」はキャリアアドバイザーとしての強みだと考えています。
こんなことをお伝えするのもなんですが、新卒で軸のない就活をしたり、短期離職を経験したり、迷いながらの転職をしたり、僕は人生の要所要所で働くことに戸惑い悩んできました(笑)。
でも、自分が本気で悩んできた経験があるからこそ、皆さんが感じている焦りなど本音の部分に寄り添える瞬間があるのではないかなと。
そんな上辺ではない“共感”は、きっと求職者の方が話しやすい環境やサポートの提供にも繋がっていくはずです。
これまでのプラスな経験もマイナスな経験も活かしながら、かつての僕のように仕事でつらい思いをする方を1人でも多く減らせるよう、求職者の方のこれからに向き合っていきたいと思っています。
面談に来てくださる方へのメッセージ
現職への葛藤や将来の悩みなど、どんな些細なことでも構いません。気軽な気持ちで、お話しいただけたら嬉しいです!
たとえ就職・転職というゴールではなかったとしても、一緒に考えて歩んでくれる人がいるだけで、救われる瞬間もきっとあると思います。
仕事に対するモヤモヤや悩みを解消するために全力でサポートさせていただきますので、ぜひ心の内を聞かせてください。皆さんにお会いできることを楽しみにしております!