もくじ
この記事では、働きたいのに仕事がない!と嘆いている方に向けて、やりたい仕事やできる仕事を見つけるためのコツを解説していきます。
仕事がないと感じている方は、ぜひ確認してみてくださいね。
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求人数は回復傾向!それなのに仕事がないと感じる理由
コロナ禍の影響で一時期求人数は大きく落ち込みました。
ですが厚生労働省の調査によれば、有効求人数は回復傾向にあり、コロナ禍前に迫る勢いで毎年増加しているとのことです。
求人数は回復しつつあるにもかかわらず、なぜ仕事がないと感じるのでしょうか。
もし働きたいのに仕事がないと感じているなら、それは「やりたいことがないと思っている」ことと、「できることがないと思っている」ことのいずれか、または両方です。
なぜ「やりたいことがない」や「できることがない」と感じてしまうのか、その原因を確認していきましょう。
参考:厚生労働省「2023年度第1回雇用政策研究会(参考資料集)」
世の中の仕事について深く知らない
自分にやりたいことがない、またはできることがないと思ってしまう原因として、そもそも世の中にある仕事について深く知らないことが挙げられます。
仕事内容を具体的に知らないために、「自分のやりたいことと合致した仕事が見つからない」「自分ができる仕事がない」と思ってしまうのではないでしょうか。
イメージだけで敬遠している
「仕事について深く知らない」とも関連していますが、よく知らない仕事に関してイメージだけで決めつけて敬遠してしまっているのも理由の一つでしょう。
世の中には、良くも悪くもイメージが先行してしまっている職種が多々あります。
なかには、営業は毎日ペコペコ頭を下げる、工事現場は怒号が飛び交ってブラックだ、といった悪いイメージもあるかもしれません。
良く調べれば本当は自分がやりたいことに近い仕事や自分に向いている仕事があっても、その事実を知らずにイメージだけで敬遠して就こうという考えに至らないのです。
自分を過大評価しすぎている
選考を通過できず、「自分に向いている仕事が不足しているのかな」と感じるとしたら、それは自分を過大評価しすぎている可能性があります。
自分の現在の実力に合わない企業ばかりを受けているため、落とされてしまっていることを、「仕事がないからだ」と勘違いしてしまっているパターンです。
もしかしたら、高学歴ではないにも関わらず一般的に学歴重視だといわれる会社を受ける、実績もないまま超有名企業ばかり受けて落ち続けている、といった状態かもしれません。
それは「仕事がない」のではなく、求職者(自分)と企業側のミスマッチです。
自分を過小評価しすぎている
過大評価しているのと反対に、自分を過小評価してしまうことでも仕事がないと感じることがあります。
本当はできることがあり、向いている仕事がたくさんあるにも関わらず、自分にはできないと思い込んで挑戦していないのです。
そういった人は、やりたいことが明確になっていても、自分にできるわけがないと思って応募すらしないため、結果的にやりたいことができる仕事とも出会えません。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
そもそも働きたくないと思っている場合の対処法
「働きたいのに仕事がない」のではなく、そもそも「働きたくない」と思っているなら、別の対処法が必要となります。
自分では「働きたいのに仕事がない」と悩んでいるつもりでも、もしかしたらその根底では「本当はこのまま仕事が見つからなければ、働かなくて済む」と思っているかもしれません。
働くことのモチベーションを維持するのは大変ですし、ましてや現職ではなく求職中の身であれば、「働きたい」という気持ちを高めるのはなおさら難しいでしょう。
そのような方は、ぜひ将来的なキャリアプランを想像し、未来のなりえる自分の理想を描くことでモチベーションを回復してみてください。
理想の自分と「働くこと」が地続きであると意識できれば、多少はやる気が湧いてくるものです。
より詳しく仕事の意欲について知りたい方は、以下の記事も確認してみてくださいね。
働きたいけど仕事がないなら「やりたいこと」と「できること」を軸に探す
ここまで見てきた通り、働きたいのに仕事がないと感じる方の多くは、「やりたいことがない」と「できることがない」と思っていることが原因の根底にあります。
そんなときに有効なのは、「やりたいこと」や「できること」を見つけることです。
そして、見つけた「やりたいこと」や「できること」を軸にしつつ、仕事を探すようにすれば、自分にピッタリの仕事を見つけることができるでしょう。
見つけ方についてはこの後の項で解説していきます。
なお、やりたい仕事やできる仕事ではなく「自分に向いている仕事」が知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
働きたいけど仕事がない状態を脱却!まずは自己分析で自分を深く知る
働きたいけど仕事がないという状態から脱却するためには、「やりたいこと」や「できること」を見つけるのが有効です。
そのために大事なのは、自己分析をして自分をもっと深く知ることではないでしょうか。
そうすれば自分を過大評価しすぎたり、過小評価しすぎることによって仕事がないと感じてしまっている誤解も解くことができます。
この目的で行う自己分析で有効なのは、過去に褒められたり成功したりした具体的なエピソードを元にして、自分の特性を言語化していく方法です。
褒められたことや成功したことで具体的に覚えていることがあるなら、それは自分にとっても大事なこと、うれしかったことなのではないでしょうか。
そういった過去の経験からは、自分が何に喜びを感じて何を「やりたいこと」だと思うのかのヒントがあります。
そして、成功した体験は、自分の得意なことや長所が影響しており、それを追求すれば自分が「できること」も見つかるでしょう。
もし、自分一人の力で自己分析するのが難しいなら、キャリアのプロフェッショナルである転職エージェントに頼ってみるのも手です。
「やりたいこと」を見つける際のコツ
やりたいと思える仕事が見つかれば、働きたいのに仕事がないと感じることもなくなるのではないでしょうか。
そのためにまずは、「やりたいこと」を見つけていきましょう。
ここでは、やりたいことを見つけるためのコツを3つ紹介していきます。
前述した自己分析と組み合わせることで、本当にやりたいと思えることを見つけられるはずです。
仕事上でうれしかったことを抽象化してみる
最終的には「やりたい仕事」を見つけたいので、できるなら「やりたいこと」は仕事に関する自己実現やキャリアの目標だと良いでしょう。
まずは仕事上であったうれしかったことや楽しかったことを、具体的なエピソードのレベルで洗い出します。
続いてそのエピソードを抽象化して、「どんなときにうれしいと感じたか」「楽しいと思ったのはなぜか」を見つけていきます。
そうすることで、仕事上で自分は何がやりたいのかという本質に迫ることができるでしょう。
あとは、見つかった「やりたいこと」を叶えられる仕事を探せば大丈夫です。
スキルアップのための就職も視野に入れる
もしかしたら、本当にやりたいことは仕事以外の別の場所にあるかもしれません。
あるいは、仕事に関連して見つかったやりたいことは、はるか遠い夢や目標であることもあるでしょう。
そういった夢や目標のために必要なことであれば、やりたいやりたくない、できるできないに関係なく、「やるしかない」こともあります。
例えばデザイナーになりたいならデザインの勉強をしなければなりませんし、デザイン責任者になるためには現場でデザイナーとして仕事をした経験は必須です。
従事するために国家資格が必要な職種になりたいなら、資格の取得や勉強は必要不可欠ですし、そういった資格には現場経験が受験資格として課されていることもあります。
夢や目標を叶えるために必要な期間は、「やりたいことのために必要なこと」として割り切ってやっていきましょう。
ちなみに、最初は夢を叶えるために仕方なく始めた仕事だとしても、意外と自分が成長していく課程を好きになっていくと、仕事そのものを好きになれることもありますよ。
就活・転職のプロに相談して自己分析を完成させる
やりたいことを見つけるには、深い自己分析が必要です。
ですが、自己分析は自分の視点だけでは完成しません。
他己分析と評されることもありますが、自分では気づけない「自分の性質」を知るためには、他人がどう感じるかを知る必要があるのです。
他者の評価を使って自分を評価するという方法は、企業でも「360°評価」などの呼び方で取り入れられているほど、しっかりとした評価手法でもあります。
できれば、就職・転職エージェントなどの第三者の目を通して、客観的な観点とキャリアに関するプロの知見を交えて自己分析を完成させましょう。
そうすると、自分だけでは気づけなかった、自分が本当にやりたいと思えることが見えてきます。
「できること」を見つけるコツ
ここからは、「できること」を見つけるコツを4つ紹介していきます。
自分の実力を正しく知ることができれば、自分の難易度や成長にとってちょうどいい仕事も見つけられる可能性が高まります。
ちょうどいい仕事に就ければ、日々少しずつ「できること」が増えていく感覚を味わえて、やりがいにもつながっていきます。
そうすればもう、働きたいのに自分ができる仕事がないと感じてしまうこともなくなるのではないでしょうか。
それでは、さっそくコツを確認していきましょう。
仕事上で褒められたことを洗い出す
「やりたいこと」を見つけるコツでもお伝えしたことですが、まずは具体的な経験を元に「できること」を見つけていきましょう。
「できること」を見つけるためには、アルバイトや現在の仕事で褒められたエピソードを遡ってみると良いです。
自分のことは意外と自分では気づけないもので、それは「できること」に関しても同じ。
「自分ができると思ったこと」ではなく、他者からの評価を元に探すことで、「できること」を見つけやすくなるのです。
些細な事でも良いので、褒められた経験から自分の性質を洗い出してみてください。
きっとそのなかに、自分では気づけていない「得意なこと」や「できること」が隠れているはずです。
仕事上で達成感があったことを思い出す
アルバイトや現在の仕事において、人に自慢できる仕事をした、これは達成感があった、など自分自身がポジティブに感じた出来事を思い出してみましょう。
胸を張って誇れる成果があるならば、間違いなくそれは、あなたが得意なことであり、「できること」といえるでしょう。
仕事上の成果や結果については、報酬アップなどの目的で多少大げさに表現してしまう、いわゆる「盛って」しまうこともあるかもしれません。
ですが、自分自身が心に感じる達成感に嘘はつけません。
自分が満足できる仕事ができたのであれば、それは嘘偽りなく、できることであるとみなして問題ありませんよ。
自分のスキルを就活・転職のプロに相談してみる
自分のスキルを客観的に評価してもらう場を設けるのも一つの手です。
自分のスキルセットの棚卸しは、自分だけで行うのは難しいですし、そもそも知見がなければ評価が正しいのかも判断できませんよね。
就活・転職エージェントに相談し、自分のスキルがどの程度のものか、何ができそうかを相談してみれば、知見がある人に正しく評価してもらえます。
まずは挑戦してみる
悩んでいるようなら、いっそのこと「とにかく挑戦してみる!」というのもおすすめです。
少し荒療治かもしれませんが、できないというのがただの思い込みの可能性は大いにあります。
まずはやってみると、意外と自分にできることが多いことに気づけるでしょう。
まずは、手始めに就職サイトや転職サイトに登録してみてください。
おすすめの求人や面談オファーなどがいくつか届くと思いますが、その中に気になる求人がいくつかある可能性もあります。
まずは求人に応募し、できるなら就職までして働き始めてみましょう。
ここまでいけばもはや、「働きたいのに仕事がない」とは思わないのではないでしょうか。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
「今できること」だけでなく「将来できるようになりたいこと」の視点も重要
自己分析で重要なのが、今できることを洗い出すだけでなく、将来できるようになりたいことも見つけることです。
将来できるようになりたいことが分かれば、現在の自分とのギャップが見えてきます。
そのギャップは今の自分に足りないものであり、それを埋めるために何が必要かも見えてくるでしょう。
仕事であれ趣味であれ、やりがいを感じる瞬間は少し背伸びをした挑戦をして成功したときであるといわれています。
少し挑戦的な将来の目標を掲げてみることで、「やりたいこと」に関しても「できること」に関しても、良い刺激があるのは間違いないでしょう。
まとめ
働きたいのに仕事がないと感じる原因は、「やりたいこと」と「できること」のいずれか、または両方を見つけられないことです。
どちらかを見つけられれば、それを軸としてやりたい仕事やできる仕事を見つけることにつながります。
記事のなかでたびたび紹介してきましたが、自己分析や「やりたいこと」「できること」を見つけるために、エージェントに相談してみるのもおすすめです。
私たちUZUZも就職・転職エージェントを運用しているので、気になった方は相談だけでもしてみてください。
これまでお伝えしてきたような、自己分析やスキルの棚卸などのお手伝いができます。
さらに、「やりたいこと」や「できること」が見つかったら、それにつながるような求人を紹介することも可能です。
働きたいのに仕事がないと感じる方は、ぜひ一度UZUZにご連絡ください。
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