
転職するか迷ったまま答えを出せずに、時間だけが過ぎてしまうのはもったいないことです。
とはいっても、現状に満足はしていないけれど、次の一歩を踏み出す勇気が出ないという状態は、誰にでも起こり得ます。
この記事では、転職に迷ってしまう根本的な理由を確認しつつ、後悔しないための具体的な思考整理法、そして転職すべきか留まるべきかを判断する基準も解説します。
この記事の監修者

岡本啓毅
YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役
北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。
正社員求人多数!
あなたのキャリアを
UZUZが徹底サポート
- すべて完全無料!
- 安心!優良企業のみ紹介
- あなた専用!寄り添ったキャリア支援
転職を迷う理由とは

転職を迷う背景には、現状を打破したいという意欲と、変化によって失うものへの恐怖心という相反する感情があります。
この葛藤についてまず理解しておくことが、冷静な判断を下すための第一歩となるでしょう。
新しい環境に飛び込むことへの不安
多くの人が抱くのは、転職後の新しい環境への不安です。
- 良好な人間関係を再構築できるか
- 新しい会社の社風になじめるか
- 日々の就業ルーティンをこなせるか
主に上記のような不安を感じるのです。
今の職場であれば、何らかの不満はあれど人間関係は構築済みで、仕事の進め方を把握できています。
転職するとそれらをゼロから築かなければならないため、未知の環境に対して「自分はうまくやっていけるだろうか」という不安を抱える心理状態に陥ってしまうのです。
今より条件が悪くなるかもしれない不安
現在の給与や待遇が、転職によって悪化してしまうリスクも転職を迷わせる要因です。
- 収入が下がる
- 残業時間が増える
- 福利厚生が手薄になる
上記のような具体的なデメリットを想像してしまうと、現状の不満を我慢してでも残ったほうが安全ではないかと考えてしまいます。
今の給与や待遇に多少の不満はあれど、それを絶対に改善できるという保証がない以上、どうしても迷って転職に踏み出せなくなってしまうのです。
現状への執着を捨てきれない
「今のポジションを失いたくない」「慣れ親しんだ働き方を変えたくない」という現状を維持したいという気持ちも転職を迷う要因です。
これまで勤めてきたなかで築き上げた社内での立場や、メンバー同士のやり方を知った状態で進められる業務フローは、自分にとっては捨てたくない快適な環境なのです。
今の職場に多少の不満があっても、それを手放してまでまったく新しい環境で快適な状態を手に入れるまでもう一度がんばるのは、なかなか簡単な決断ではありません。
転職活動を行うことに気後れする
そもそも、転職活動には時間も精神的なエネルギーも必要となります。
日々の業務をこなしながら並行して履歴書の作成や企業研究、面接の日程調整などを進めるのは負担が大きく、その大変さを想像するだけで気後れしてしまいます。
また、仕事を辞めてから転職活動をする場合でも、無職の期間が生じることへの社会的・経済的不安がつきまとうでしょう。
「忙しいから今は無理だ」「辞めてから転職するのも不安だ」と感じて、転職活動を行うことそのものを避けてしまうのはよくあることです。
転職するか迷ったらまずすべきこと


そうすれば、一歩を踏み出す原動力になりますよ!
転職への迷いを解消するためには、感情的な「モヤモヤ」を客観的な「情報」に変換する必要があります。
感情的な「モヤモヤ」のままだと「我慢しよう」「自分が納得すればいいんだ」と思って、何か行動すべき状況であるにも関わらず現状維持を選んでしまうでしょう。
頭のなかだけで考えず紙に書き出して可視化することで、自分が本当に解決すべき課題が何か明確にしましょう。
現職の違和感を言語化して書き出す
まずは、今の会社や仕事に対する不満や不安を、些細なことでも構わないので全て書き出して可視化してみましょう。
下記は一例ですが、このような項目に分けてなんでも書き出してみるのです。
- 給与
- 人間関係
- 仕事内容
- 労働環境
- 残業時間
- 待遇
- 福利厚生
言語化することで、漠然としたストレスの元がどこにあるのかを特定できます。
心のなかに溜まっている負の感情やモヤモヤを客観的な情報として捉え直すことが、感情に流されない判断を下すための土台となります。
違和感や不満の大きさに順位付けする
書き出した各不満の項目に対して、それが自分にとってどの程度のストレスなのかを数値化してみましょう。
例えば、全ての不満を合計して100%とした場合、給与への不満は何%を占めるのか、人間関係のストレスは何%なのか、ポイントを割り振って整理します。
この「不満ポイント表」は、将来の転職先を選ぶ際の判断基準になるだけでなく、今の会社から条件改善を提示された際に、自分の本音と照らし合わせるためのツールにもなります。
納得がいくまで内容をブラッシュアップし、自分が仕事に対して何を求め、何を重視しているのかを確定させましょう。
違和感や不満にどうやって対処するか考える
整理した不満のなかには、もしかすると今の会社で解決できるものが含まれている可能性があります。
現職で解決できるものと難しいものを見極めるために、先程順位付けした内容を、以下項目で厳密に切り分けます。
- 転職しなければ解決できないこと
- 交渉次第で今の会社でも改善できること
- 気の持ちようで気にならなくなること
- 転職しても解決できないこと
もし「転職しなければ解決できないこと」の不満ポイントの合計が大きいのであれば、それは転職活動を開始する正当な理由があるという証拠になります。
「交渉次第で今の会社でも改善できること」が多いなら、転職活動の前に今の会社に働きかけたほうがいいでしょう。
部署異動の希望を出したり上司に業務量の調整を相談したりすることで解消できるのであれば、リスクを冒してまで転職する必要はないかもしれません。
また「気の持ちようで気にならなくなること」「転職しても解決できないこと」が多いのであれば、それは転職しても解決しないので折り合いをつける方向にシフトしましょう。
「得意なこと」「やりたいこと」を整理する
不満だけでなく、同時に自分の長所も整理しておきましょう。
得意なこととは「自分では当たり前にこなしているが、周囲から褒められるような業務」のことです。
これは自分では気づきにくい強みであるため、過去の成果を振り返って見つけ出します。
得意・苦手、やりたい・やりたくないという四つの軸でマトリクス図を作成し、今の業務を当てはめてみてください。
「得意&やりたい仕事」に時間を使えているなら、現状は良い状況かもしれません。
「苦手&やりたい仕事」は、もっとスキルアップしてその仕事を任される人材に成長する余地がある、という指標にもなります。
転職活動の際にも「苦手&やりたくない仕事」の比重が大きそうな職種や会社は避けましょう。
これにより自分のスキルを棚卸して市場価値を正しく知ることで、どのような企業に求められる人材なのかを客観的に把握できるようになります。
転職活動をしてみる
「転職活動をすること」と「今の仕事を辞めること」は、必ずしもイコールではありません。
求人サイトを調べることやエージェントとの面談、自己分析も転職活動の一部ですが、それをしたからといって必ず転職することにはなりません。
実際の選考や面接を受けてみて、そこで初めて「今の自分はこの会社に留まったほうがいい」「足りないスキルを磨いて〇年後に再挑戦しよう」と思えることもあります。
転職するかどうかの判断を下すためにも、上記の行動によって自分のスキルや市場価値がどのように評価されるのかを試してみるのがおすすめです。
理想の自分に近づくために何が必要かを考えることで、現状に留まるべきか動くべきかの答えが見えてくるでしょう。
監修者コメント
絶対に勢いで辞めないことが大切
仕事が嫌になってしまうと、つい「今すぐ辞めて楽になりたい」と感じるかもしれません。
ですが、勢いだけで辞めるのはおすすめしません。
退職後に焦って転職活動を始めると経済的な不安から冷静な判断ができなくなり、妥協して不本意な企業に内定承諾してしまうリスクが高まるからです。
転職活動を続けていると、他社と比較することで自社の意外なメリットに気づいて「やはり今の場所が合っている」と思い直すこともあります。
まずは在職したまま、冷静に外の世界を見ることから始めるのが安全で後悔のない方法です。

岡本啓毅
転職するか迷ったときの判断基準:転職すべきケース
転職に踏み切るべきかどうかを判断する際、転職したほうがいい明確な兆候があります。
ここでは、現状維持を続けるよりも新しい環境に向けて転職したほうがより豊かな人生になると考えられるケースについて紹介していきます。
心身の健康被害やハラスメントがあるなら即座に転職
もし今の職場でパワハラやセクハラが横行していたり、過度なストレスによって心身に支障をきたしている場合は、迷わずその場所から離れるべきです。
心身の健康を損なうまで耐え続ける必要はありません。
いきなり「次の仕事」を決めようとすると負担が大きいため、まずは転職を前提とした休職を選択し、安全な場所を確保した上で今後のことを考えるのがおすすめです。
壊れてしまった健康を取り戻すのには長い時間がかかり、会社側はほとんどの場合満足できる補償をしてくれません。
自分自身の身を守ることを最優先に考えて決断をしましょう。
過酷な労働環境から満足できる仕事への転職を成功させた方の体験記事も参考にしてみてください。
キャリアチェンジしたいなら少し準備してから転職したほうがいい
異業種や異職種へのキャリアチェンジをしたい場合、年齢が上がるほどその難易度は高まります。
特に未経験の分野に挑戦したいのであれば、できるだけ早い段階で動いたほうが得策です。
とはいえ、無策で飛び込むのは非常に危険です。
まずは現在の仕事のなかで、次のキャリアでも活かせる「ポータブルスキル」を意識的に磨き、自分をアピールできる武器を作った状態で転職活動に臨みましょう。
例えば、コミュニケーションスキル、論理的思考力、折衝力などはどの職種でも重宝されます。
あるいは、例えば開発職から営業職にキャリアチェンジしたい場合は「営業同行で商品説明を行い受注に貢献した」などの「次の職種と少しでも重なる経験」を積みます。
自分の今のスキルや経験と志望先が求める能力とのギャップを埋めるための準備期間を設けることで、未経験からの転職成功率を高めることが可能です。
やりきった感や満足感があるなら転職を検討する
今の会社で目標としていた成果を達成し、これ以上学ぶべきことやワクワクする挑戦が見当たらないと感じるなら、それは環境を変えるべきサインかもしれません。
以下のような傾向があるなら、その場所での自分の役目は終わったといえます。
- 高い評価を得ていても満足できない
- 成長が止まってしまったと感じる
- 次のポストに魅力を感じない
自分の力をさらに大きなフィールドで試したい、あるいは新しいスキルを身につけたいという前向きな欲求があるなら、新しい環境へ移ることでキャリアアップが期待できます。
転職するか迷ったときの判断基準:留まるべきケース
転職に踏み切ったほうがいいサインがある一方で、留まったほうがいいサインもあります。
一時の感情や不十分な準備で転職すると、転職先でも同じ悩みを繰り返すことになります。
転職を迷っているときにここで紹介するような傾向があるなら、一度立ち止まって現状を見つめ直しましょう。
不満だけで転職するのはNG
「今の仕事が嫌だから」というネガティブな不満だけを理由に転職するのはNGです。
どこへ行っても多少の不満は生じるため、不満を解消することだけを目的にすると次の職場でも新たな不満を見つけて転職を繰り返す恐れがあります。
転職を検討する際は「不満を解消した先に何を実現したいのか」というポジティブな目的をセットで考える必要があります。
目的が不明確なまま動くよりも、まずは今の環境で解決できる手段がないか考え、自分の納得感を高めて「ポジティブな理由」を根拠として転職の判断をしましょう。
転職を連続して繰り返してしまう状態(ジョブホッパー)がキャリアに与える影響について知りたい方は、以下の記事も確認してみてください。
一時的な感情で迷っている場合はもう少し待つ
一時的な失敗や上司との些細な衝突など、突発的な感情の高ぶりで「辞めたい」と感じているなら、一度冷静になる期間を置いてください。
衝動的に転職を決意しても良いことはありません。
感情的な判断は視野を狭め、冷静なときに見えていた自社の良さを見失わせてしまうのです。
数週間から長ければ数ヶ月単位で自分の気持ちを観察し、それでもなお違和感が消えないのであれば、それは一時的な感情ではなく本質的な問題であると言えます。
自分の感情を中期的にモニタリングし、通常時に下した決断こそが自分にとっての正しい選択となるでしょう。
改善できる余地があるなら現職で行動する
自分が不満に感じていることが、実は自分の行動で変えられるものかもしれません。
例えばコミュニケーション不足による人間関係の悪化であれば、自分から働きかけることで関係性を改善できる場合もあります。
会社のメンバーは「友達」ではないため、業務上の関係だけだからと割り切れれば気が楽になるかもしれません。
あるいは今の仕事が合わず別の仕事がしたいなら、社内で異動を打診するという方法もあります。
社内に希望する職種がなく、なおかつ立ち上げたりすることができないと判明して初めて転職活動を始めても遅くありません。
このように、自分で多少の工夫をしたり会社側に働きかけたりといったアクションを試みずに転職するのはもったいないといえるでしょう。
スキル不足で応募先が限られるならまだ経験を積むために留まるべき
求人の募集要件を調べたとき、志望する企業や職種に対して現在の経験年数やスキルが不足しているのであれば、今はまだ現職で力を蓄えるべき時期かもしれません。
実績がないまま転職活動を強行しても、希望条件に届かない企業しか選べず、結局は不満を抱えたまま働くことになります。
今の職場で「これを成し遂げた」と言える具体的な実績を一つ作り上げ、自分の市場価値を十分に高めてから動くほうが、結果として理想のキャリアに早く到達できます。
「いつまでに〇〇をやる!」と期限を決めて、現職をある種の修行期間だと捉えることも立派な戦略です。
現職でできることをやり切ることができ、後悔のない転職にもつながるでしょう。
監修者コメント
在職のまま転職活動を行うのがおすすめ
転職するか迷っているなら、まずは仕事を辞めずに転職サイトを見てみるなどの隙間時間にもできる転職活動から開始することがおすすめです。
在職したままなら給与が途絶えない安心感があるため、心の余裕を持って求人を吟味でき、企業のネームバリューや目先の条件に惑わされずに済みます。
また、転職活動を通じて自分の不足しているスキルが明確になった場合、在職しながらその分野の実績を積んだり、学習を進めたりといった対策を取ることもできます。
転職活動を進めて、結果的に「やっぱり今の会社が自分に合っている」と確認できたなら、そのまま今の場所で働き続ければ良いだけです。
在職したまま転職活動をスムーズに行う方法を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

岡本啓毅
まとめ
転職するか迷ったら、まずは思考を整理するために不満を書き出し「不満ポイント表」を作ることから始めてみてください。
できれば在職したまま、簡単な転職活動から始めていけば、リスクを抑えながら自分の理想に近づけます。
その際には、転職をサポートする転職エージェントの利用もおすすめです。
具体的な転職の決意が固まっていない段階でも、転職エージェントに状況を相談してみるだけで具体的に次に何をすればいいかが分かります。
私たちUZUZも転職エージェントを運営しており、これまで6万人以上のキャリアを支援してきました。
UZUZでは、無理に転職を勧めることはありません。
プロの視点から自分の市場価値やキャリアの可能性を聞くことで、転職の迷いが確信に変わったり、逆に今の環境の良さを再発見できたりします。
転職に関して少しでも迷ったら、まずは私たちにご連絡ください。
正社員求人多数!
あなたのキャリアを
UZUZが徹底サポート
- すべて完全無料!
- 安心!優良企業のみ紹介
- あなた専用!寄り添ったキャリア支援
























