その性質を知れば、ENFPの適職も分かってきますよ。
この記事では、MBTI診断でENFPに分類される性格タイプの適職について解説していきます。
性格の特徴を分解しながら解説していくので、診断の結果ENFPに分類されたという方はぜひ確認してみてください。
この記事の監修者
岡本啓毅
株式会社UZUZ 代表取締役
1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。
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ENFPとはMBTI診断の分類の一種
ENFPの適職について知る前に、まずはMBTIの基礎知識について解説していきます。
MBTI診断とは、マイヤーズ＝ブリッグス・タイプ指標（Myers-Briggs Type Indicator）の略称です。
MBTI診断は4つの指標を元にして16種類の性格分類を行う手法で、現在は人材業界やキャリアプランの指針に活用されています。
1962年に作られその後も運用されながら改良が続けられており、SNSで流行したことで広く知られるようになりました。
| 性格の指標 | 性格のタイプ | |
| エネルギーの向かう先 | 外向型（E） | 内向型（I） |
| 物事の判断の仕方 | 感覚型（S） | 直感型（N） |
| 判断の仕方 | 思考型（T） | 感情型（F） |
| 外界との接し方 | 判断型（J） | 知覚型（P） |
上記のように性格指標の特徴はアルファベットで表され、その組み合わせで分類が示されます。
ENFPは以下の4つの特徴がある「運動家」型と呼ばれており、日本人のタイプ分類の中では3位の多さであるといわれています。
- エネルギーの向かう先：外向型（E）
- 物事の判断の仕方：直感型（N）
- 判断の仕方：感情型（F）
- 外界との接し方：知覚型（P）
なお、16種の分類と名称は以下のようになっています。
- INTJ（建築家）
- INTP（論理学者）
- ENTJ（指揮官）
- ENTP（討論者）
- INFJ（提唱者）
- ENFJ（主人公）
- INFP（仲介者）
- ENFP（運動家）
- ISTJ（管理者）
- ISFJ（擁護者）
- ESTJ（幹部）
- ESFJ（領事）
- ISTP（巨匠）
- ISFP（冒険家）
- ESTP（起業家）
- ESFP（エンターテイナー）
参考：無料性格診断テスト「ENFP型の性格（運動家）」
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
結果をすべて鵜呑みにしないようにしよう
Web上でできる無料のMBTI診断はあくまで簡易的なものであり、本来は対話形式でカウンセラーと共に進めるものです。
カウンセラーとともに自分の場合はどうか、納得できるかなどをすり合わせながら、自分だけの診断結果を作っていきます。
そのため、MBTI診断の結果だけですべてが分かるわけではありません。
またMBTI診断も絶対的なものではなく、あくまで「自己分析ツールのひとつ」だと割り切って考えるようにしましょう。
受けるときの精神状態でも結果が変わりますし、何年か後に受けると考え方の変化によって結果が変わることもあります。
MBTI診断だけに固執せず、広い視野で自分を理解して適職を見つけるのが良いでしょう。
ENFP（運動家）の特徴
ここからはENFP（運動家）の特徴について確認していきましょう。
ENFPの性格の主な特徴は、以下の通り。
『運動家は熱意にあふれる性分の持ち主で、クリエイティブかつ自由奔放で、社交的』。
さらに、ENFPの特徴をまとめると、以下のような要素で整理できます。
- 創造性があり独創的なアイデアを生み出す
- 好奇心旺盛で何にでも興味をもつ
- 感受性が強く共感力が高い
- 社交的である
- 楽天家である
ENFPを理解するためのキーワードは、「創造性、好奇心旺盛、社交的、楽天的」などであることが分かります。
それぞれの強みと弱みについても、次項で詳しく確認していきましょう。
参考：無料性格診断テスト「ENFP型の性格（運動家）」
ENFP（運動家）の強み
ENFP（運動家）の特徴をもとに、どのような強みがあるか確認していきましょう。
- 創造性豊かでクリエイティビティを発揮できる
- 社交的であり共感力もあるためコミュニケーション能力が高い
- プラス思考でポジティブ
- 好奇心旺盛で興味が湧いたことに熱中して突き詰めることができる
創造性や社交性、楽天的であることがプラスに働くと、上記のような強みとなります。
クリエイティビティにあふれた前向きな姿勢でコミュニケーションをとることで、周囲を明るく楽しい雰囲気に巻き込むことが特に得意であるといえるでしょう。
ENFP（運動家）の弱み
続いて、ENFP（運動家）の特徴が弱みとして発揮されてしまうケースを見ていきましょう。
- 飽きっぽく集中できないことがある
- 楽観視しすぎてトラブルを予期できない・トラブルにつながる
- ストレスを溜めやすい
旺盛な好奇心がある反面飽きやすく、物事に集中して取り組めない事がある点は短所となるでしょう。
楽観的なものの見方をすることで問題を予期できず、トラブルにつながりやすい傾向もあります。
社交的であるため八方美人になってしまい、しかも共感力が高いため他人が感じているストレスも自分へのストレスに感じてしまいます。
結果としてストレスを溜めやすい点は弱みになり得ます。
ENFP（運動家）の適職8選を紹介
それで、どんな仕事が適職なの？
ENFP（運動家）の3つの特徴に着目していきましょう。
以下の3種類のパターンで合計8つの適職を紹介していきます。
- 創造性を活かせる仕事
- コミュニケーション能力を活かせる仕事
- 好奇心旺盛なことを活かせる仕事
1.創造性を活かせる仕事
まずは、ENFPの特徴の一つである創造性を活かせる仕事を紹介します。
ここで紹介するのは、クリエイティビティを発揮することが1番重要となる仕事です。
- コピーライター
- デザイナー・イラストレーター
- Web制作に関わる仕事全般
それぞれ確認していきましょう。
コピーライター
コピーライターとは、主にキャッチコピーを考える仕事です。
言葉を巧みに組み合わせて人々の目を引く言葉を考え、プロモーションや商品を知ってもらうための宣伝などに活用します。
コピーライターは、ENFPがもつ性質のうち、創造性を特に活かせる仕事です。
さらに興味をもってなんでも調べて取り入れられる、好奇心旺盛な性質とも合っているため適職といえるでしょう。
デザイナー・イラストレーター
デザイナーやイラストレーターもENFPの適職といえるでしょう。
これらは、広告やメディアなどに掲載するデザインやイラストを生み出す仕事です。
グラフィックデザインやアートデザインなど、芸術的な方面での創造性を発揮できる仕事といえるでしょう。
創造性を活かせるだけでなく、しっかりとクライアントの要望をヒアリングする必要もあるため、社交性も活かすことができます。
Web制作に関わる仕事全般
以下のような、Web制作に関わる仕事はENFPの適職になりやすいといえます。
- Webライター
- Webデザイナー
- SNS企画・運用
- 動画制作
WebライターはWebサイトの文章を書く仕事のこと。
Webデザイナーは、ユーザーの目に触れる「ユーザーインターフェース（UI）」などのWebサイトの見た目をデザインする仕事です。
SNS企画・運用は、主に企業のSNSの投稿内容を考え、日々の投稿を行ってプロモーションやマーケティングに活かしています。
動画制作は、動画メディアや動画配信サイト、SNSの動画投稿などに使われる動画の撮影や編集を行います。
いずれも創造性を発揮できるうえに、いろいろなWebのプラットフォームに関われるため旺盛な好奇心を満たしながら活躍できる仕事といえるでしょう。
加えて、これらの仕事ではクライアントと密接にコミュニケーションしながら仕事を進める必要があるので、コミュニケーション能力も活かせます。
創造性を発揮できる仕事をさらに知りたい方は、以下の記事もご確認ください。
2.コミュニケーション能力を活かせる仕事
続いて、コミュニケーション能力を活かせる仕事を見ていきましょう。
- キャリアアドバイザー
- 営業
- 接客・販売
これらの仕事では、ENFPがもつ社交性を発揮することが重要となります。
それぞれ確認していきましょう。
キャリアアドバイザー
キャリアアドバイザーとは、求職者や転職希望者などキャリアの悩みを抱えている人から相談を受け、キャリア形成を支援する仕事です。
ヒアリングを行いながら求職者が求めるキャリアを一緒に考えていく必要があるため、コミュニケーション能力が重要であるといえます。
求職者に親身になって話をすることも求められるため、ENFPがもつ共感性も役立つ性質です。
また、転職市場への知識も必要となるため常にキャリア市場全般を調査している必要があり、好奇心旺盛な性質も活かしやすい仕事です。
営業
営業職は、顧客のニーズを察知しながらコミュニケーションを取る必要があるため、ENFPの社交性を活かしやすい仕事です。
クライアントが何を求めているかを察知するために、ENFPの特性である共感性も役立ちます。
また、自分が扱う商材だけでなく周辺領域の最新情報を追いかける必要もあるので、好奇心旺盛な性質も合っているといえるでしょう。
接客・販売
接客や販売はお客さんと直接対面でコミュニケーションを行う仕事であるため、ENFPがもつコミュニケーション能力の高さを発揮できます。
ENFPの特性の一つである共感性を活かせれば、お客さんに合った接客・販売によって売上アップなどの面で活躍することもできるでしょう。
3.好奇心旺盛なことを活かせる仕事
最後は、ENFPの好奇心旺盛な性質を特に活かせる仕事です。
- マーケター
- 企画職
これらの仕事は好奇心旺盛であることを活かせるうえ、ENFPがもつ創造性や社交性も欠かせない業務を担う特徴があります。
ENFPの素質を活かすには、もってこいのお仕事かもしれません。
それぞれ確認していきましょう！
マーケター
マーケターは、マーケティング施策を考え、実行する仕事です。
トレンドに敏感である必要があるため、好奇心旺盛という性格は必要不可欠なものといえるでしょう。
流行を取り入れながらも様々な施策を試行錯誤しなければならないため、新たな施策を考えられる創造性も活かすことができます。
企画職
企画職とは、企業の目標達成や課題解決を目的として様々な企画を立案し、それを実行する仕事です。
市場や自社、またはクライアントの最新情報を収集しなければ企画は立案できないため、ENFPの好奇心旺盛な性質が役立ちます。
加えて、企画を実行するために各所にプレゼンをしたり承認を得たりしなければならないため、プレゼン能力などのコミュニケーション能力も活かせる仕事です。
その他、自分の適職を探したい方は以下の記事も参考にしてみてください。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
ENFP（運動家）が避けたほうが無難な仕事
運動家とも評されるENFPですが、得意なことがあれば当然苦手なこともあります。
ENFPの弱みを元に考えると、以下のような仕事は避けたほうが無難であるといえます。
- 一つのことにじっくり取り組む必要がある仕事
- コミュニケーションが少ない仕事
- 自由度が少なくルーティンワークが多い仕事
上記のような特徴をもっている、ITエンジニア、研究職、工場の生産ライン、事務職などはENFPには向いていない仕事です。
もちろんMBTI診断の結果がすべてではありませんが、適職を探す際の参考にしてみてください。
まとめ
ENFPの適職は、その特徴的な性質である創造性、社交性、好奇心旺盛に注目すれば見つけやすくなります。
とはいっても、どんな働き方がいいのか、その職種のどんな企業が向いているのかは人それぞれです。
またMBTI診断は16種類の分類ですが、もっと細かい性格や向き不向きがあり、それによって自分の適職は違うのではないかと感じることもあるでしょう。
自分独自の適職を知りたいなら、UZUZの就職エージェントに相談することをおすすめします。
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ENFPで自分に合った働き方が気になるという方、世の中で言われるENFPの適職がピンと来ないという方は、ぜひ一度UZUZまでご連絡ください。
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