
ゲーム業界で働いてみたいと思っている方は多いですよね。
しかし、ゲーム業界は、他の業界と比べて採用人数が少なかったり、専門知識を求められたりするケースも多く、そう簡単に転職成功できる業界ではありません。
また、知識を何も身につけないまま仮に転職に成功したとしても、想像と違う業務に直面して後悔してしまうこともあるかもしれません。
この記事では、ゲーム業界の基本的な知識から第二新卒が内定を獲得するためのポイントについても解説していきます。
この記事の監修者

岡本啓毅
YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役
北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。
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第二新卒がゲーム業界で活躍できる理由

第二新卒は、新卒と比べると社会人としてのマナーが身についており、中途採用よりも柔軟性が高いという利点があります。
企業側にとっては、教育にかける時間を抑えつつ自社の文化に馴染んでもらいやすい貴重な人材といえるでしょう。
新卒入社した会社で得た対人能力や管理能力といった基本的なビジネス力は、ゲーム業界でも役立ちます。
まずはなぜ第二新卒がゲーム業界で活躍できるか、その理由を知っておきましょう。
社会人としての基礎と熱意がある
ビジネス的な基礎力と業務に対する意欲の両方を備えた第二新卒は、即戦力に近い候補として注目される可能性が高いです。
第二新卒は、基本的なビジネスマナーを既に習得しています。
簡単なものでは挨拶や来客対応、メールや電話対応、業務的には報連相のやり方などです。
これらの基本を教える必要がない点は、企業にとって大きな安心感となります。
第二新卒にとっても、新卒研修を受けることなく早く現場に入って経験を積めるのは利点といえるでしょう。
そのうえで「どうしてもゲームに関わりたい」という強い熱意があることは、制作現場の活力として歓迎されます。
異業種での経験が新しいアイデアにつながる
ゲーム以外の業界で見てきたことや経験したことは、新しいアイデアを生み出す源泉になります。
例えば接客業で学んだ客層の心理や、事務職で培った正確なデータ管理などは、開発の現場でも役立つ知見です。
ゲーム業界以外の常識を知っており、一般的な感覚をもったユーザーが何を求めているかを客観的に捉えられる視点は、独りよがりな開発を防ぐために有効な観点といえるでしょう。
実際にゲーム業界には異業種からの転職組も多く、多様な背景をもつ人が協力して作品を作っています。
自分の過去の経験を独自の武器として捉え、制作にどう貢献できるか自信をもって伝えましょう。
ゲーム業界未経験の人が、どのようなスキルやノウハウを活かせるのかもっと詳しく知りたいなら、以下の記事も確認してみてください。
若さを活かした長期的なキャリア形成が可能
ゲーム開発は、1つの作品を作るのに数年単位の時間がかかることも珍しくありません。
だからこそ、早いうちに業界へ飛び込むことで、より多くのプロジェクトに関わり、着実にゲーム制作のスキルを磨くことができます。
若いうちから経験を積み、開発の流れを頭から終わりまで理解することは、将来の大きな財産となります。
若手のうちから経験を積むことで、数年後にチームをまとめるリーダーになったり、スペシャリストとして専門性を突き詰めたりと、あらゆるキャリアの道を選択できる土台づくりにつながります。
第二新卒がゲーム業界を目指すなら?おすすめの職種4選


相談してきた知り合いには、さっそく応募をすすめようかな!
ゲーム制作は大きなプロジェクトであり、複雑で専門化した数々の業務が絡み合っています。
そのためゲーム業界を目指すなら、自分の得意分野に合わせた職種を選ぶことが大切です。
特定の技術が必要なものから調整力が求められるものまで様々な職種があり、なかには未経験から挑戦しやすい職種も存在します。
まずはそれぞれの仕事内容を知り、これまでの経験を活かして働ける職種を見極めましょう。
ゲームプランナー
ゲームプランナーは、企画の立案から進行管理までを担う現場の「何でも屋」のような存在です。
テレビのAD(アシスタントディレクター)やWebのディレクターに近い立ち位置で、周囲と連携して関係各所をつなぎ、安定した進行管理を行う力が求められます。
営業職での交渉経験や販売職でのトレンド感覚など、今までの社会人経験が活かせるため、もっとも就職しやすい職種といえます。
関係各所の折衝やトラブルの解決など、折衝力や柔軟な対応力も必要です。
ゲームプランナーは将来的なキャリアパスとしてはプロデューサーにつながっているため、ゲームを作りたい人にとっての第一歩としても適した仕事です。
プログラマー
プログラマーは、企画された内容をプログラムによって実際に動く形にする職種です。
論理的な思考が必要不可欠で、他の業界でITエンジニアとしての経験があれば転職に比較的有利に働くでしょう。
ITエンジニアが未経験であっても独学でプログラミング言語を学び、自分で小さなアプリなどを作った実績があれば可能性はあります。
技術を磨くことで、ゲームを直接生み出す達成感を味わえるのが魅力です。
数学的な考え方や、コツコツと問題を解決する粘り強さをもつ方に向いている専門職と言えます。
デザイナー
デザイナーは、キャラクターや背景、メニュー画面などの視覚的要素を全て制作する職種です。
自分の描いたものがゲーム世界の一部となり、多くのプレイヤーに届く喜びを実感できるのはデザイナーならではの魅力です。
Webデザイナーとしての経験があれば、画面の使い勝手を考えるUIデザイナーとして即戦力で活躍できる道があります。
将来的にはグラフィックの専門性を高めることで、以下のようなキャリアが拓けています。
- キャラクターデザイン
- UI/UXデザイナー
- アートディレクター
このように、目指せるキャリアの幅が広いことも魅力の1つといえるでしょう。
視覚的な情報を整理し、ユーザーに分かりやすく伝えるセンスがある方にとって、大きなやりがいを感じられる仕事といえます。
シナリオライター
シナリオライターは、物語の構成やキャラクターの台詞、世界観の設定を構築する職種です。
言葉によってプレイヤーの感情を動かす仕事であり、高い文章力と論理的な構成力、そして世界観への没入を促すような表現力が求められます。
キャラクターに命を吹き込み、プレイヤーを物語のなかに引き込む重要な役割を担うことができます。
他職種ではあまり経験できない独自の能力が必要なため、シナリオ公募への応募や自作のシナリオをメディアに投稿するなどして、実績を積むことが有効です。
物語を紡ぐ才能を活かして、ゲーム全体の深みを作り上げたい方に向いています。
監修者コメント
まずは非正規雇用でゲーム業界に入る手もある
いきなり大手ゲーム制作会社の正社員を目指すのが難しい場合、まずは派遣やアルバイトなどの非正規雇用で業界に入る方法もあります。
特に発売前のゲームをテストするデバッガーは人手が必要なため、未経験からでも採用されるチャンスが多いです。
ときには数千個に及ぶこともあるゲームに登場するアイテムの説明文を書くといったシナリオライターの仕事も「ゲーム業界を経験した」という事実を作るための武器になります。
おすすめはデバッガーで、不定期に大量の人数が必要になることから非正規雇用で賄おうとする会社が多いため狙い目です。
このように、まずはゲーム業界のなかに入り、そこから実力を示してステップアップを狙う道も検討してみましょう。

岡本啓毅
第二新卒がゲーム業界に転職するためのポイント

ゲーム業界に第二新卒で転職する場合、特に未経験から内定を勝ち取るためには、単なる「好き」という気持ちを超えた行動が必要です。
これまでの社会人経験で得てきたスキルや知見をどう転換し、どのようにそのゲーム会社で活かせるかを示すことが選考を左右します。
ここでは、第二新卒がゲーム業界への転職で使える5つのポイントを解説します。
「ゲーム好き」を武器にする
ゲーム業界で働くうえで、ゲームに興味をもっていて好きであることは必須条件です。
そのなかで、トレンドを追いかけたり新しい技術に触れたりする感度の高さが、欠かせない能力となります。
ただし、「好き」というだけではアピールとしては不足しています。
好きだからこそ得られる深い知識や洞察を仕事のなかで「どう活かせるか」を具体的にイメージして、企業側にも利点があると感じてもらえるように伝えましょう。
例えば、今流行しているゲームがなぜ流行っているのかを自分なりに説明するなどはできるようになっておきましょう。
ゲーム好きであることは、ゲーム業界以外の転職活動でも活かせる強みになり得ます。
ゲーム好きを活かして転職に成功した方の体験談もぜひ確認してみてください。
前職の具体的な実績を言語化する
第二新卒は、決して実務経験が長いとはいえません。
その短さを補うために、どの職場でも通用する汎用的なスキルを整理して伝える必要があります。
志望先の企業サイトや社員インタビューを読み込み、求められる人物像に自分の長所がどう合致するかを重点的に話しましょう。
このとき、売上目標を達成したプロセスやチーム内のトラブルを解決した際の考え方などを、そのままではなく抽象化して伝えるのがおすすめです。
例えば「工場で働き、製品製造を遅延させなかった」という成果があったとき、これを「機械操作のコツ」として伝えると、他業種で活用できるかは難しいと思われます。
しかし「工程効率化のコツ」「納期管理のコツ」という視点で見れば、それは十分にゲーム業界でも活かすことができます。
自分のもっている能力をゲーム開発の現場でも再現できる形で言葉にし、「何をしてきたか」だけでなく「ゲーム業界でどう使うか」を自分なりに定義してみましょう。
ポートフォリオや企画書を準備して熱意を形にする
未経験であっても、独学で作成した成果物を提示することで本気度と行動力を証明できます。
口頭で熱意を伝えるだけでは不十分で、現物を用意して「自分はここまで実行できます」と示すことが効果的です。
プランナー志望なら企画書、デザイナーなら作品集、プログラマーなら自作ゲーム、シナリオライターなら書いた作品など、目に見える形にまとめましょう。
なぜゲーム業界なのか、なぜ「その会社」なのかを深掘りする
数ある娯楽のなかで、なぜ他のエンタメ分野ではなくゲームなのか、そして数あるゲーム会社のなかでなぜその企業なのか、理由を明確にしましょう。
有名な企業、特に誰もが知るゲームの制作会社などには、記念受験も含めて多くの応募が集まるため、曖昧な動機では書類選考でふるいにかけられてしまいます。
自分の原体験を振り返り、その会社の作品に触れてどう感じたか、何を得てきたかを深掘りしましょう。
「この会社でなければならない理由」が論理的であればあるほど、採用担当者に志望度を伝えることができます。
業界に詳しい知人や転職エージェントから情報を得る
ゲーム業界は外から見えにくい特殊な構造をもっているため、現場のリアルな実情を知ることがなかなか難しいと感じるのではないでしょうか。
業界に詳しい知人や実績のある転職エージェントから情報を得ることで、具体的な選考対策を立てることが重要です。
もちろんインターネット上の情報も有効なものはありますが、それだけに頼るのではなく実際の働き方や求められるスキルの詳細を直接聞き出すように活動しましょう。
現実に即した知識をもっていることは、面接での受け答えに説得力をもたせて本気度を伝えられるだけでなく、実際に働き始めてからのミスマッチを防ぐことにもつながります。
加えて、現場のリアルな課題を知ることで自分がどう貢献できるかをより具体的にアピールできるようになります。
監修者コメント
ゲームを娯楽として受け取るだけでなく「提供者目線で考えられるようになること」が大切
ゲームが好きであることは武器になりますが、単なる「ファン」のままでは少しもったいないといえます。
ゲーム業界を目指すなら、制作者の意図を想像し、なぜこの仕組みが面白いのか、ユーザーはどこに価値を感じるのかを分析する癖をつけましょう。
提供者目線に立って、市場が何を求めているのかを考えられる能力は、プロとして働くための第1歩です。
そうすることで、遊びを「受け取る側」ではなく「提供する側」としてどう貢献したいかを語れるようになっていきます。
特に、これまでになかった仕掛けで大ヒットした作品は、なるべく実際に触れて研究・分析しておくようにしましょう。

岡本啓毅
まとめ
ゲーム業界で働くことは、趣味と仕事をつなぐ魅力的な働き方です。
第二新卒はビジネス基礎力と柔軟性を兼ね備えており、異業種での経験もユーザー視点や業務効率化の知見として重宝されるため、未経験でもゲーム業界への転職は十分に可能です。
未経験者におすすめの職種は折衝力を活かせるプランナーのほか、プログラマー、デザイナー、シナリオライターなどが挙げられます。
前職の実績を汎用的なスキルとして言語化し、目指す職種に応じた企画書やポートフォリオなどを作ることで「本気でゲーム業界を志望していること」を伝えましょう。
正社員採用が難しい場合は、まずは非正規雇用からゲーム業界に入ってステップアップしながら希望の職種を狙う方法も有効です。
しかしゲーム業界は特殊な業界であるため、普通に転職活動をしていては見えてこないものもあるでしょう。
そんな特殊性があるからこそ、事前の準備と専門的なアドバイスを活かして着実に進めていくことが成功への近道です。
もしゲーム業界への転職に不安があるなら、ぜひ一度UZUZへご相談ください。
私たちUZUZは転職エージェントを運営しており、第二新卒の転職サポートに大きな強みがあります。
大好きなゲームに関わりたい方やゲーム業界に興味がある、という方はぜひ一度ご相談ください。
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