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第二新卒はスキルなしでも転職できる?企業が見ている項目と伝え方を解説

第二新卒はスキルなしでも転職できる?
転職したいけど、僕は資格も専門知識もないんだ!
職務経歴書に書くことが何も思いつかなくて困っているよ!
企業が選考で見ている項目は、職業経験だけではありません。
公的な調査でも、経験以外の項目を重視すると答えた事業所のほうが多くなっています。
えっ、そうなの?ちょっと希望が見えてきたよ!

「スキルがない」という言葉は、実際には経験を言語化できていない状態を指す場合があり、何を書き出せばよいかが分かると伝えられる材料も増えていくのです。

この記事では企業が選考で見ている項目とスキルがないと感じてしまう理由に加えて、書き出せる経験や選考での伝え方まで解説します。

アピールできる材料を見つける手がかりとして、読み進めてみてください。

この記事の監修者

岡本啓毅

YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役

北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。

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第二新卒はスキルなしでも転職できるのか

スキルがない自分に、応募する資格なんてあるのかな?
まずは企業が何を見ているのかを知ると、判断しやすくなります。
公的な調査で確かめられるものから順に見ていきましょう。

ここでは、企業が採用選考で重視している項目について解説していきます。

採用選考で重視されているのは職業経験だけではない

若年正社員の採用選考を行った事業所に重視した点を尋ねた調査があり、中途採用者について挙げられた割合は次のとおりです。

重視した点割合
職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神72.7%
コミュニケーション能力66.9%
マナー・社会常識58.1%
業務に役立つ職業経験・訓練経験42.3%

参照:厚生労働省「若年労働者の採用状況」

職業経験よりも、意欲やコミュニケーションに関する項目のほうが高い割合を占めています。

経験の量だけで選考が決まるわけではなく、意欲や人との関わり方も見られているといえます。

なお、この設問は複数回答であるため、合計は100% にはなりません。

また事業所を対象とした調査であり、調査時点は令和5年10月1日現在で、ここでいう若年とは満15歳から34歳までを指します。

20代の転職そのものは珍しくない

令和6年の雇用動向調査では年齢階級別の転職入職率が公表されており、性別ごとの数値は次のとおりです。

年齢階級男性女性
20〜24歳13.4%14.3%
25〜29歳15.1%16.8%
35〜39歳7.9%10.5%

参照:厚生労働省「令和6年 雇用動向調査結果の概況」 

20代の転職入職率は、35〜39歳と比べて高い水準になっています。

経験が浅い時期に転職すること自体は、例外的な行動ではないといえるでしょう。

20代で転職する人は一定の割合でいるため、経験が浅いことだけを不安に感じる必要はありません。

準備がないまま応募すると経験が伝わらない

スキルがないこと自体がそのまま不利に直結するわけではありません。

ただ、何も言葉にできない状態で応募すると、採用側にとって評価の材料がなくなってしまいます。

面接で「何をしてきましたか」と聞かれて答えに詰まると、意欲も伝わりにくくなるでしょう。

つまり、準備の有無が結果を分ける部分は小さくないということです。

繰り返しになりますが、不利になるのはスキルがないことではなく、経験を言葉にできていない状態です。

なお、第二新卒から未経験の職種へ移る方法は、以下の記事でも解説していますので、詳しく知りたい方は参考にしてください。

第二新卒の採用で企業が見ているポイント

企業って、結局どこを見て合否を決めているんだろう?
結論から言うと、経験の量よりも働く姿勢や人との関わり方が見られています。
経験が少なくても、見てもらえる部分があるんだね!
公的な調査でも、その傾向がはっきり出ています。

厚生労働省は、若年正社員の採用選考を行った事業所を対象に、重視した点を調査しました。

この調査でいう若年とは、満15歳から34歳までの労働者を指します。

令和5年度の調査において、中途採用者について挙げられた割合は次の通りです。

重視した点割合
職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神72.7%
コミュニケーション能力66.9%
マナー・社会常識58.1%
業務に役立つ職業経験・訓練経験42.3%

参照:厚生労働省「令和5年若年者雇用実態調査の概況」

なお、この設問は複数回答であるため、合計は100%にはなりません。

職業経験よりも、職業意識やコミュニケーション能力といった、意欲や働く姿勢に関する項目のほうが高い割合を占めています。

経験の量だけで採用・不採用が決まるわけではなく、意欲や人との関わり方も見られているといえるでしょう。

「チャレンジ精神」「コミュニケーション能力」「マナー」について、それぞれどのように見られているのか、詳しく解説します。

仕事に向き合う意欲とチャレンジ精神

中途採用者の選考で最も多く挙げられたのは、職業意識や勤労意欲、チャレンジ精神でした。

仕事に前向きに取り組む姿勢は、経験の長さに関係なく示せる部分です。

選考では、次のような点から意欲が読み取られています。

  • 応募先の事業や仕事内容をどこまで調べているか
  • 前職でどのような目標を持って働いていたか
  • 分からないことをどう調べ、どう解決してきたか
  • 入社後に何を身につけたいと考えているか

やる気があると言い切るだけでは、企業側は判断のしようがありません。

実際に取った行動や、これから取り組みたい・現在取り組んでいる内容を具体的に話すと、意欲の中身が伝わります。

意欲は気持ちの強さではなく、調べた内容や取り組んだ行動として示すと評価につながります。

相手に合わせて話を進めるコミュニケーション能力

2番目に多く挙げられたのは、コミュニケーション能力です。

ここでいうコミュニケーション能力は、話がうまいことや初対面で場を盛り上げられることではありません。

「相手の話を正しく受け取り、必要な情報を過不足なく返せるかどうか」です。

面接では、質問の意図に沿って答えられているかが判断の材料になります。

例えば、退職理由をたずねられたときに前職への不満だけを話すと、質問の意図から外れてしまいます。

企業がこの質問で確かめたいのは、同じ理由で再び辞めてしまわないか、次の職場で何をしたいと考えているのかという点です。

「業務量が多く、確認に十分な時間をかけられなかった」という理由で退職した場合を考えてみましょう。

その場合は「1つひとつの仕事を丁寧に確認しながら進められる環境で、経験を積みたいと考えています」などと答えられます。

退職理由だけで終わらず今後の希望まで伝えると、質問の意図に沿った回答になります。

聞かれた内容を一度整理してから答えると、やり取りが噛み合いやすくなるでしょう。

コミュニケーション能力は、聞かれたことに正確に答えられるかどうかで判断されています。

社会人としてのマナーと基本的な常識

3番目に多く挙げられたのは、マナーや社会常識です。

具体的には、次のような点が該当します。

  • 選考の連絡に対して期日までに返信する
  • 面接の時間に余裕を持って到着する
  • 提出書類の記入漏れや誤字を確認する
  • 服装や身だしなみを応募先に合わせる

どれも特別な準備がいるものではなく、日々の意識で自分で整えられる項目ばかりです。

マナーや社会常識は経験の差がつきにくく、準備した分だけ評価に反映されます。

スキルがないと感じてしまう4つの理由

それでも、僕には話せることがない気がするんだ!
スキルの範囲を狭く捉えている場合が多いのかもしれません。
そう感じてしまう理由を4つに整理してみますね。

ここでは、スキルがないと感じてしまう理由を4つ解説していきます。

資格や専門知識だけをスキルだと思っている

スキルという言葉を「資格や専門技術を持っている人」と考えると、該当しない人は全員スキルがないという結論になってしまいます。

しかし、企業が選考で見ている項目はもっと広く、仕事の進め方、相手との関わり方、正確さや期日の守り方も評価の対象になります。

スキルの範囲を広げて考えると、当てはまるものが見つかっていくでしょう。

スキルを資格や専門技術に限定せず、仕事への取り組み方や進め方まで含めて考えてみてください。

前職の経験を言葉にできていない

やってきたことはあるのに説明できないという状態になっている場合は、業務の名前や扱った件数の形にしていないと伝える材料になりません。

例えば、毎日行っていた確認作業も、手順として書き出せば説明できます。

経験がないことと、説明できていないことは別のものです。

まずは思い出せる範囲で、担当していた業務を紙に書き出してみましょう。

経験がないのではなく、言葉にできていないだけという場合が少なくありません。

社内でしか通じない基準で自分を測っている

前職の評価制度や上司の基準だけで判断すると自分を低く見積もりやすく、その会社で当たり前とされていたことが他の会社では評価される場合もあります。

例えば社内では標準とされていた対応の速さが、別の環境では強みになることもあるでしょう。

評価基準は環境によって変わるものだと考えてみてください。

今の基準だけで自分を判断しないことが、材料を見つける第一歩になります。

比べる相手が同期や経験者になっている

同期の成果や中途採用者の経歴と比べていると、実際よりも自分が足りないように見えてしまいます。

選考で見られているのは、その求人・企業と自分の経験との重なりです。

つまり、他の応募者との差ではなく、求人が求めるものとの接点を確かめることが大切になるのです。

比べる相手を他人ではなく求人の内容に変えると、必要な準備がはっきりします。

スキルなしと思っている第二新卒でも書き出せる6つの経験

スキルなしと思っている第二新卒でも書き出せる6つの経験

具体的には、何を書き出せばいいのかな?
日々やっていた作業を分解していくと、材料が出てきます。

ここでは、第二新卒が職務経歴書に書き出せる経験を6つ解説していきます。

担当した業務の範囲と量

最初に書き出したいのは担当していた業務の範囲と量です。

例えば次のような項目を書き出してみてください。

  • 担当していた工程や作業の名前
  • 1日あたりの件数や、対応した人数
  • 扱った金額や、管理していた品目の数
  • 担当していた期間

数字が思い出せない場合は、おおよその範囲で書いておいてかまいません。

業務の名前だけでなく、範囲と量まで書き出すと選考で使える材料になります。

使ったツールやシステム

次に書き出したいのは、日常的に使っていたツールやシステムです。

例えば、次のようなものが挙げられます。

  • 表計算ソフトや文書作成ソフト
  • 社内の販売管理システムや勤怠管理システム
  • レジや在庫管理の端末
  • 顧客とのやり取りに使っていた連絡手段

名称を書けるだけでも、企業側が仕事の進め方を確かめる材料になります。

どの機能をよく使っていたのかまで添えると、より具体的になるでしょう。

使っていた道具の名前を書き出すだけでも、応募先が自社での働き方を想像しやすくなります。

社内外の人とのやり取り

人とのやり取りも書き出しておきたい経験です。

例えば、次のような場面が当てはまります。

  • 取引先への連絡や、日程の調整
  • 他部署との情報のやり取り
  • 後輩への説明や、引き継ぎ
  • 顧客からの問い合わせへの対応

誰と、どのような内容をやり取りしていたのかを整理すると、人とのかかわり方を具体的に示せます。

これらは、企業が重視するコミュニケーションに関する項目の裏づけになります。

改善したことや工夫したこと

自分で工夫した経験も伝える材料になり、大きな改善である必要はありません。

例えば、次のようなものが考えられます。

  • 作業の手順を変えて、時間を短くした
  • 確認の順番を決めて、抜けを減らした
  • 資料の形式を整えて、探しやすくした

何を課題だと考えて動いたのかが分かる形にしておくと、仕事への向き合い方が伝わります。

小さな工夫でも、課題をどう捉えて動いたのかが分かる形にすると評価につながりやすくなります。

任された役割や周囲から評価されたこと

担当した作業だけでなく、任されていた役割も書き出しておきたい経験です。

例えば、次のようなものが考えられます。

  • 新人や後輩の教育を任された
  • 欠員が出たときに代わりの対応を頼まれた
  • 特定の顧客や取引先の担当を続けていた
  • 店舗や部署の備品管理、売上の集計を任されていた

役割は、上司や周囲がその人を信頼して割り振ったものです。

そのため、任された内容そのものを、働きぶりへの評価として説明できます。

また、上司や同僚からかけられた言葉も材料になります。

「対応が早い」「ミスが少ない」など、評価されたエピソードがあれば、選考で使える具体例として書き留めておきましょう。

任された役割や周囲からの言葉は、自分では気づきにくい評価が形になったものです。

前職を通じて分かった自分の向き不向き

最後に書き出したいのは自分の向き不向きで、続けられた作業と負担が大きかった作業を分けて書いてみてください。

例えば「同じ手順を繰り返す作業は続けやすかった」という気づきがあるかもしれません。

反対に、複数の予定を同時に管理する場面が負担だったという場合もあるでしょう。

向き不向きの整理は、次にどのような仕事を選ぶべきか判断する材料になります。

続けられた作業と負担だった作業を分けると、仕事選びの基準が見えてきます。

監修者コメント

誰かと一緒に経験を書き出すのもおすすめ

「今まで何もしてこなかった」「特にアピールできるスキルがない」とお話しされる方ほど、うかがっていくと任されていた業務が次々に出てきます。

本人にとって当たり前になっている作業ほど、価値に気づきにくいものです。

例えば、毎朝の在庫確認や締め切り前の書類チェックも立派な業務です。

正確さや丁寧さ、毎日欠かさず続ける継続力などが、別の会社に移れば評価される場合もあります。

1人で振り返ると、どうしても過小評価になりがちです。

家族でも友人でも、誰かに聞いてもらいながら整理してみてください。

岡本啓毅

選考でスキル以外を伝える4つの方法

書き出したものは、どうやって使えばいいの?
伝える順番と選び方によって、印象は変わっていきます。

ここでは、選考で経験を伝える方法を4つ解説していきます。

職務経歴書に業務の範囲と量を具体的に書く

職務経歴書では業務の名前だけを書いても伝わりにくいため、どのような内容なのか、具体的に載せることが大切です。

書き換えの例を見てみましょう。

  • 変換前:接客を担当していました
  • →平日の夕方から閉店までの時間帯を担当し、1日あたり40名程度のお客様に対応しました

  • 変換前:在庫の管理をしていました
  • →約300品目の在庫を週2回確認し、発注の要否を判断していました

業務の名前に範囲と量を具体的な数字で添えるだけで、職務経歴書の内容は大きく変わります。

応募先の仕事と接点がある経験に絞って話す

書き出した経験の中から、応募先の仕事内容と接点があるものだけを選んで話します。

例えば、事務職へ応募するなら正確さと期日の管理に関わる経験を選び、接客業であればレジ締めや在庫の確認が業務との接点になります。

すべてを並べると要点がぼやけてしまうため、2つか3つに絞ってみてください。

応募先ごとに話す経験を選び直すと、伝わりやすさが変わります。

退職理由は事実と今後の意欲をセットで伝える

退職理由を聞かれたときは事実を伏せる必要はなく、そのうえで次に何をしたいのかまで続けて話すことが大切です。

例えば、以下のように伝えることができます。

決まった手順を守る業務のほうが力を発揮できると分かり、その働き方ができる環境を探しています

相談しながら進められる体制のある職場で、腰を据えて経験を積みたいと考えています

事実と意欲を並べて話すと、前向きな姿勢が伝わります。

退職理由は隠すのではなく、次にどうしたいかまで続けて話すことが大切です。

学ぶ姿勢は行動で示す

意欲を言葉で述べるだけでは根拠として弱くなるため、実際にした行動を添えると説得力が生まれます。

例えば、次のようなものが挙げられます。

  • 読んだ本や、そこから学んだこと
  • 受けた講座や、学習に使っている教材
  • 調べた業界の情報と、そこで分かったこと
  • 見学した職場や、話を聞いた相手

学習の途中であっても、どこまで進んでいるかを話せば材料になるでしょう。

意欲は言葉ではなく「実際にどのような行動をとったのか」「今何に取り組んでいるのか」で示すと伝わりやすくなります。

スキルなしと感じる第二新卒がこれまでの経験と接点を見つけやすい職種

スキルなしと感じる第二新卒がこれまでの経験と接点を見つけやすい職種

経験を書き出しても、どの仕事に応募すればいいんだろう?
これまでの業務と接点がある職種から考えると、候補を探しやすくなります。

ここでは、書き出した経験と接点を見つけやすい職種を4つ解説していきます。

ただし、未経験なら受かりやすい、誰でも転職できるということではありません。

また、応募できるかどうかは求人ごとの条件によって決まるため、募集要項を必ず確認してください。

営業職

営業職では人と関わりながら提案を進める場面が中心になり、接点を見つけやすいのは次のような経験です。

  • 顧客への対応や、要望の聞き取り
  • 取引先への連絡と、日程の調整
  • 相手に合わせて説明の仕方を変えた
  • 目標に向けて計画を立てて動いた

営業の経験がなくても、接客や社内外との調整の経験は材料になるため、求人の仕事内容と照らし合わせて、重なる部分を選んでみてください。

営業経験の有無ではなく、人と関わって進めた経験があるかどうかで考えてみましょう。

販売・接客職

販売や接客の職種では来店した方への対応が中心になり、接点を見つけやすいのは次のような経験です。

  • 接客や、問い合わせへの対応
  • レジや在庫管理の端末の操作
  • 商品やサービスの説明
  • 売り場やスペースの整理

相手の要望を聞いて対応した経験は、販売や接客の職種と接点があります。

求める経験は業界や企業によって異なりますが、前職が販売・接客でなくても、活かせるスキルはあります。

事務職

事務職で接点を見つけやすいのは次のような経験です。

  • 表計算ソフトや社内システムの使用
  • 入力作業と、その後の確認
  • 他部署とのやり取りや、依頼への対応
  • 期日を管理しながら複数の業務を進めた

特に、正確な処理や期日の管理を続けた経験は、事務職の業務と結びつけて説明できます。

資格の有無だけで判断せず、日常業務での取り組みを書き出してみましょう。

そのうえで、応募先の業務内容と照らし合わせてください。

ITサポート・ヘルプデスク

ITサポートやヘルプデスクでは利用者からの問い合わせに対応します。

接点を見つけやすいのは次のような経験です。

  • パソコンや社内システムを日常的に使った
  • 人へ操作方法を説明した
  • 問い合わせの内容を整理して対応した
  • 記録を残しながら進めた

ただし、必要とされるIT知識や経験は求人によって大きく異なります。

職種名だけで選ばず、書き出した経験と求人の仕事内容との接点を確かめることが大切です。

スキル不足が不安な第二新卒が今からできる4つのこと

今から何か身につけたほうがいいのかな?
やみくもに始めるより、目指す方向性に合った取り組みをすることが大切です。

ここでは、第二新卒が応募と並行して今から進められることを4つ解説していきます。

応募したい職種で求められる能力を調べる

何を学ぶかを決める前に、目指したい職種や応募したい企業で求められる能力を調べてみましょう。

求められる能力を先に調べておくと、学ぶ内容を絞り込めます。

厚生労働省が運営する職業情報提供サイトでは、職業ごとに次のような情報を確認できます。

  • その職業で求められる知識やスキル
  • 仕事の内容と、就業に必要な学歴や資格
  • その職業に就いている人の特徴

参照:厚生労働省「職業情報提供サイト(日本版O-NET) job tag」

また、同じサイトには、職種を越えて活かせる能力を整理する「ポータブルスキル見える化ツール」も用意されています。

自分の経験がどの職種で使えるのかを確かめる手がかりになるでしょう。

学ぶ内容を決める前に求められる能力を調べておくと、遠回りせずに準備を進められます。

必要なスキルから逆算して学習する

学ぶ内容が決まったら、自分が続けやすい方法で学習に取り組みましょう。

学ぶ手段は複数あるため、確保できる時間に合わせて選ぶことが続けるコツです。

  • 市販の書籍やテキスト
  • オンラインの講座や動画教材
  • 公的な職業訓練
  • 自治体や業界団体が実施する講習

大切なのは、評判のよい方法を選ぶことではなく、自分に合っているかどうかで判断することです。

例えば、文字を読むより動画のほうが頭に入るタイプであれば、テキストより講座を選んだほうが進みます。

通勤時間しか確保できない状況で、机に向かう前提の教材を選ぶと途中で止まりやすくなります。

必要な学習時間が確保できるかを確かめてください。

学習方法は評判で選ばず、自分に合っていて続けられるかどうかで判断しましょう。

学習中の内容も選考で具体的に伝えられるようにする

資格を取り終えていなくても、選考で意欲を伝えることが可能です。

例えば、次のような内容を伝えると、評価につながりやすいです。

  • なぜその分野を選んだのか
  • どこまで学習が進んでいるのか
  • 学んだ内容を、応募先の業務でどう使いたいのか

具体的には、簿記の学習を進めている場合は「日商簿記3級のテキストを2周し、次回の試験に向けて過去問題に取り組んでいます」と伝えられます。

ただし、資格そのものがあれば評価されるわけではありません。

応募先の仕事と関係のない資格を並べても、何を目指しているのかは伝わりません。

とりあえず何か取っておこうと考える前に、応募したい職種でその知識がどう使われるのかを確かめてください。

取得済みかどうかよりも、どのような努力をしているのかを説明できると評価につながります。

キャリアアドバイザーと一緒に経験を棚卸しする

経験の棚卸しは、担当した業務を思い出して並べるだけでは終わりません。

書き出した内容を応募先が求める人物像に合わせて選び直し、伝え方も考える必要があります。

まずは、担当した業務を時系列で書き出しましょう。

次に応募先ごとに使える経験を選び、最後に数字や具体例を添えていくと整理しやすいです。

この作業を1人で進めると、自分にとって当たり前になっている経験を省いてしまうことがあります。

例えば、毎日の在庫確認や来客対応は、本人にとって特別なことではありません。

しかし、正確さや対応の速さを求める求人では、そのまま評価の材料になります。

1人で振り返るとどうしても強みを見つけにくい人もいますが、質問を受けながら整理すると自分では気づかなかった材料が見つかるでしょう。

UZUZは20代の第二新卒、既卒、フリーターの就職支援に特化した転職エージェントで、これまでの業務を一緒に分解しながら応募先ごとの伝え方まで整理していけます。

書き出す段階でつまずいている場合も、そこから相談してかまいません。

経験の棚卸しは1人で抱え込まず、質問を受けながら進めると材料が増えていきます。

監修者コメント

「資格を取り終えてから応募しよう」と考える方は多くいらっしゃいます。

しかし、その間にも企業の採用活動は動いており、気になっていた募集が締め切られたり、離職している期間が延びてしまったりするのです。

おすすめしたいのは、学習を続けながら応募も並行して進める方法です。

並行して進めるときは、応募する前に、目指す求人の募集要項でその資格が「必須」と「歓迎」のどちらになっているかを確認しておきましょう。

「歓迎」とされている求人であれば取得前でも応募でき、学習の進み具合を伝えることで意欲を示せます。

一方で「必須」とされている求人を目指す場合は、試験日から逆算して応募する時期を決めておくと、動き出しが遅れにくくなります。

資格は、応募条件を満たしたり入社後の仕事に活かしたりするための手段の1つです。

取得そのものを目標にせず、応募先の仕事とのつながりを確かめたうえで、学習と応募の予定を組み立てていきましょう。

20代の転職の進め方は、以下の記事でも詳しく解説しています。

岡本啓毅

まとめ

転職したいと考えたときに「自分にはスキルがないから」とあきらめてしまう人もいます。

しかし、スキルがないと感じてしまうのは、スキルの範囲を狭く捉えている場合が多いです。

実際の調査でも、採用選考で重視された項目は職業経験よりも意欲やコミュニケーション能力のほうが高い割合を占めていました。

担当した業務や使ったツール、任された役割を書き出せば、選考でアピールできる材料はそろっていきます。

何から書き出せばよいのか分からないという方は、転職エージェントなどのプロを頼るのがおすすめです。

私たちUZUZは、20代の第二新卒、既卒、フリーターの就職支援に特化した転職エージェントで、経験の棚卸しの段階から一緒に進めていくことができます。

職務経歴書の書き方や面接での伝え方まで、応募先に合わせて相談していただけます。

まずは日々の仕事を思い出して書き出すところから、始めてみてください。

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第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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