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ディベロッパーとマンション分譲販売を解説|不動産業界知識vol.3

男女に見積もりなどの説明をする営業マン

不動産業界の種類について解説していきます。

今回解説していくのは以下の2つ!

  • ディベロッパー
  • マンション分譲販売

ぜひ就職/転職活動の参考にしてみてください!

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【ディベロッパー】用地取得から販売まで!

ディベロッパー(developer)とは、開発業者という意味です。

不動産業界でいうディベロッパーは、規模の大きい土地開発をする企業のことを指します。

それでは詳しくみていきましょう!

ディベロッパーの市場規模

ディベロッパーの国に与える影響は非常に大きいです。

1企業の枠を超えているといっても過言ではありません

大手ディベロッパーの場合、1社で1兆円以上の売り上げがあります。

500億円以上の売り上げがある企業だけでも、15社前後も!

市場規模全体では約40兆円の売り上げがあります。

ディベロッパーの現状

現在生き残っているディベロッパーは、2008年のリーマンショックを乗り越えてきた企業です。

そのため、あの時の経験を活かした戦略を打っている企業がほとんどです。

簡単に言ってしまうと、慎重になっています

強引な開発をするのではなく、1つ1つ地道に開発していくスタイルになります。

また、マンションの分野では、高級賃貸マンションに力を入れています。

高級マンションを売るのではなく、高級マンションを貸すのです。

簡単には売れない高級マンションも、貸すことなら比較的「楽」。

このように、慎重な戦略をとる企業が増えています

ディベロッパーの課題

ディベロッパーの仕事は、大きく分けて3つです。

  • 用地取得
  • 開発
  • 販売

利益を生み出すのは当然、販売の部分です。

つまり、どれだけ販売できるかで、企業の運命は大きく変わります。

今まで通りの販売の仕方では、当然先が見えています。

すると、買い取りや開発に回すお金はありません。

新しい販売の仕方、これこそが今後の課題です。

ディベロッパーの展望

2007年から2008年にかけてプチバブルが起こり、その後リーマンショックになりました。

この時に受けたダメージが原因で、中小のディベロッパーの倒産は多く見られます。

今後も新しい活路を見出だせなかった企業や体力のない企業から、順に倒産していくのは目に見えています。

大手でさえ博打が打てない現状です。

中小のディベロッパーは、相当厳しいと言わざるをえません

 

「ディベロッパー」で有名な企業(売上ベスト3)

1位:三井不動産
2位:飯田ホールディングスグループ
3位:三菱地所

聞いたことがある名前が並んでいますよね?

4位以下も有名な会社ばかりです。

つまり、大手のディベロッパー=有名企業。

このため新卒の就活では大きな人気を誇ります。

実際に行う業務とは?

入社当初に配属されるのは、販売・営業です。

  • 分譲マンションの営業
  • 建売住宅の営業
  • 商業ビルの空きテナントを埋める営業

などなど。

ディベロッパーと聞くと、なにやら特別なことをやるように聞こえるかもしれません。

しかし、実際に用地取得や開発に携わるのは、ごく一部の人間だけ

ほとんどの人は一般的な営業です。

この営業の仕事で大きな成果を残した人だけが、他の大きな仕事をするチャンスをもらえます。

ただし、上を目指せるだけあって、ディベロッパーの営業は激務です。

それでも他の不動産業界に比べると、社会的な地位もありますので人気がある職業です。

【マンション分譲販売】新築マンションの企画から管理まで!

新築マンションの、

  • 企画
  • 設計
  • 施工
  • 販売
  • 管理

以上、全てを行うのがマンション分譲販売。
(販売は子会社に委託するケースも多いです。)

それでは、詳しく見ていきましょう!

マンション分譲販売の市場規模

不動産経済研究所が発表した数字によると、2014年の分譲マンション販売数は、年間約83,000万戸です。

また、一戸あたりの価格は約4,300万円ですので、単純計算で売り上げ全体は3兆5,700万円になります。

この数字が、分譲マンション販売の市場規模と考えて良いです。

それなりにパイがあるように感じられる数字ですが、大手だけが市場を占領している傾向が、ここ数年加速しています。

中小企業は苦戦している業界です。

マンション分譲販売の現状

2014年4月に消費税が8%に増税されてから、マンションの売れ行きは雲行きが怪しくなってしまいました。

駆け込み需要があった2014年3月以降は、業界全体が苦戦をしています。

また、大手企業が手がけた手抜き工事の問題が、大きく世間に報道されたこともあり、『分譲マンションは不安』という気持ちを、多くの人の心に植え付けてしまいました。

これによって大きな痛手を受けました。

マンション分譲販売の課題

非常に多くの課題を抱えている業界です。

まずは、信用回復です。

手抜き工事をして自分達の利益を優先させたイメージは、簡単には覆りません。

当然ながら、手抜き工事をした企業だけの問題ではなく業界全体の問題です。

「あの大手がやっているのだから、他もやっているだろう」と考えるのは当たり前です。

つまり、業界全体が不信感を抱かれています

手抜き工事をされているかもしれないマンションを、大金出して買いたい人はいません。

強く植え付けられてしまった、人々への不信感……。

これをどのように拭っていくのか、これが最大の課題です。

マンション分譲販売の展望

これから先に、再び増税が予定されています。

消費税が10%に上がった直後は、相当大きな打撃を受けるのは予測されています。

もちろん、増税の直前には駆け込み需要がありますが、それは一時のしのぎにしかなりえないのもわかりきっています。

大きな苦戦が予測されている業界です。

信用問題と景気の問題、この2つに打ち勝っていかないかぎり淘汰されていく企業も少なくありません。

 

「マンション分譲販売」で有名な企業(売上ベスト3)

1位:三井不動産レジデンシャル
2位:野村不動産
3位:住友不動産

上位20社で、全国シェアの半数以上を占めています。

大手企業程数字を伸ばし、中小企業の売り上げが減っています。

ここ数年は、上位寡占が進展しています。

実際に行う業務とは?

モデルルームを設けて、そこでお客さんを案内するのが主な仕事です。

この仕事はグループで行います。

大体、4人から8人の間で行うことが多いです。

ほとんどの仕事が、チームプレイになります。

もちろん、黙っていてモデルルームにお客さんが来るわけがありません。

そのため営業活動も行います。

  • 電話での営業
  • チラシのポスティング
  • 駅前でティッシュ配り

なども企業によってやる場合も。

このように大きく分けると、接客と集客です。

集客の部分は、あなたの想像以上に地味な仕事です。

平日は地味な仕事を黙々と続け、土日にモデルルームでお客さんを案内すると考えてください。

以上がディベロッパーとマンション分譲販売に関する解説です。

では次の記事でお会いしましょう!

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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