もくじ
正直、未経験で転職するのって、すごく不安なんだけど!?
そんな未経験転職に不安を感じている方に向けて、不安をなくす方法をお伝えします!
さらに、未経験転職におすすめする転職方法も解説しますので、一緒に確認していきましょう!
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企業が未経験者の中途採用に力を入れる理由とは
ではなぜ、企業が未経験者の「中途採用」を行っているか分かりますか?
なんで未経験の中途採用をするんだろう?
各企業が未経験の中途採用を検討する理由としては、以下が挙げられます。
- ある程度のビジネスマナーを習得している若手を増員したい
- 吸収力のある人材を採用し、企業の風土や雰囲気を若返らせたい
- 社外や業界外の知見をもった人を入れて、新しいノウハウを取り入れたい
- 採用に欠員が出てしまったので補いたい
つまり「若いこと」や「未経験で伸びしろがいっぱいあること」を大きな価値として捉えているため、中途で未経験者を採用するのです。
もちろん「人手不足のため経験を問わない」など、企業個々によって採用理由はさまざまですが、未経験であることをマイナスに捉えている企業は意外と少ない傾向にあります。
「未経験の転職」は3種類に分けられる!
未経験の分類は、大きくわけて下記3つ!
- 完全未経験
- 職種未経験
- 業界未経験
それぞれで採用のされやすさが異なるため、自分が「どの未経験で転職を考えているのか」を明確にし、適切な対策を行うようにしましょう。
完全未経験
これから入社する会社の業界経験や職種経験が一切ない、全くの未経験者の状態が「完全未経験」です。
文字通り「社会人経験のみが活かせる」という状態です。
例えば、専門商社の総務職から製造業のエンジニアに転職するようなケースがこれに当たります。
業界における商習慣や業務の進め方を全く知らないため、知識やスキルを身につけるための十分な勉強時間が必要になるでしょう。
その代わり、同業他社の進め方や価値観に染まっておらず、組織に馴染みやすいという特徴があります。
また伸びしろもいっぱいある点でいえば、未来の成長にも大いに期待ができるでしょう。
- 若手を採用して組織の平均年齢を若返らせたい
- 人手不足のため経験は問わない
- 最低限のビジネスマナーは知っている状態で企業の社風に馴染む人(他者の価値観に染まりきっていない人)を採用したい
職種未経験
「職種未経験」は、業界経験はあるものの、職種についての経験はない場合を指します。
例えば、小売業での営業職の経験はあるが、同じ小売業での経理職に応募したいと思っているケースがこれに当たります。
職種未経験者は、職種特有の知識とスキルを身につける必要はあるものの、業界内の特殊な商習慣などを理解しているという強みがあります。
- 別職種の知見を活用して、組織に新しい風を取り入れたい
- 人員補充を行いたいが、ある程度は業界知識がある人を採用したい
業界未経験
異業種からの転職ではあるものの、職種経験がある状態が「業界未経験」です。
職種の知識はすでにあるため、ある程度の業界知識さえ身につけば即戦力としての活躍が期待できるという特徴があります。
- 別業界での知見や経験を取り入れたい
- 業界特有の商習慣がそれほど多くなく、業界知識を教えるのが比較的容易である
- 人員補充を行いたいが、ある程度は職種経験がある即戦力がほしい
未経験からの転職に不安を抱く理由とは?
だけど、未経験だと思うとどうしても不安な気持ちが湧いてくる……。この気持ち、どうしたらいいの!?
その不安を克服するために、まずは「なぜ未経験からの転職だと不安なのか」を整理しておきましょう。
よくある不安を抱くパターン3つを紹介するので、あなたが不安を感じる理由が何なのかを見つけてみてください。
自分がどのパターンに当てはまるか知っておくことで、その後の対処もしやすくなりますよ。
1.未経験の仕事に転職する方法が分からない
「未経験である」というだけで正しい進め方が分からず、「未経験では内定がもらえないのでは」という不安に直結してしまうことがあります。
この場合は、完全未経験で転職する方が特に大きな不安を抱くことが多いでしょう。
けれど、「進め方を知らないだけ」なので、やり方を知ったらその不安は解決できるはず。
まずは深呼吸をして落ち着きましょう!
2.選考で落ちるのが怖い
経験のある業界や職種であれば、実績や成果も伝えやすいですし、仕事をうまくこなすコツもイメージしやすいでしょう。
しかし未経験の場合は「こうすれば転職がうまくいく」というイメージがつきにくいものです。
そのため「面接でうまくアピールできないかもしれない」「内定なんてもらえないかも」「そもそも書類選考で落ちてしまうのでは」と不安が強くなりがちです。
このように選考に落ちることの恐怖がそのまま、大きな不安に変わってしまっているケースも多いでしょう。
けれど選考は「しっかり対策」をすれば未経験からでも充分、転職を成功させられますから安心してくださいね!
3.転職後に仕事を続けられるか分からない
同業界や同職種への転職であれば、キャリアアップできたり給与を上げられたりする可能性があります。
ですが、未経験での転職の場合は待遇が今よりも悪くなったり、そもそも適性がなくて成果を出せなかったりする可能性もあるでしょう。
そのため待遇悪化や相性の悪さによって仕事を続けることができず、「再度転職しなければならないのでは……」と不安が生じてしまいやすいです。
けれどたった1度の転職で大成功を収めようなんて思う必要はありません。
もっとフラットな気持ちで、やってみたいことに挑戦していった方が後悔少なくキャリアを築いていけるはずですよ。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
ほとんどの人が人生で一度は転職する、と知っておこう!
未経験で転職する際、分からないことが多いほど不安になりますよね。
ではここで、近年の転職傾向を見てみましょう。
厚生労働省の調査によると、初職が正規雇用だった男性のうち、50代までに一度も退職した経験がない人は34%とのこと。
すなわち、「60%以上の方は、1回以上転職をしている」ということです。
初職が非正規雇用だった場合や女性の場合は、これよりもさらに転職経験者の割合が多くなります。
実は転職は、「多くの人が、いつかは経験すること」なのです。
転職に関する不安を抱いているとしたら、「ほとんどの人が経験すること」だし、「みんな悩んでいること」だと考えてみてください。
そうすれば、少しは気が楽になるのではないでしょうか。
転職回数が気になってしまう方は、以下の記事も読んでみてくださいね。
参考:厚生労働省「 日本経済2017-2018 第2章 多様化する職業キャリアの現状と課題(第1節)」
未経験で転職する際にやること!フェーズ別に紹介
具体的に以下の4つについて確認していきましょう。
- 転職前にやること
- 転職活動中にやること|在職中の場合
- 転職活動中にやること|退職後の場合
- 転職後にやること
1.転職前にやること
転職前は、「調べる」ことが重要です!
大体どのくらいの時期に、どんな会社に転職したいのか計画を立てます。
自分が知らない業界・職種まで知れるように、念入りに業界研究と職種研究を行っていきましょう。
そして志望する会社が見えてきたら、その会社のミッションやビジョン・ビジネスモデルや事業内容など、会社のことも入念に調べることが大切です。
それらを元に、なぜその企業を志望するのか、本音ベースで志望動機を明確にしておきます。
そのうえで、次の業界・職種・会社では、どんな実績があれば評価されそうかを考えます。
できるなら、在職中に評価されそうな実績を残しておけるようにしましょう。
2.転職活動中にやること|在職中の場合
在職しながら転職活動を行う場合には、以下がポイントになります!
- 転職スケジュールを立てる
- 転職を成功させるために必要な実績・成果をつくる
- 自己分析をしながら転職活動を進めていく
在職中に転職活動を行う場合、現職と転職活動の両立が1番の課題です。
時間がなくて企業研究が進まない、面接をする時間が取れない……ということも多いでしょう。
そのため転職活動が後回しになってしまわないようスケジュール調整を行い、転職活動をコンスタントに続けられることがもっとも重要となります。
また転職活動中は、自己分析が非常に大切です。
これから何をしたいのか、どんな働き方をしたいのかなど、転職活動をするなかで様々な情報を得ると自身の考えや思いが変わることも往々にしてあるので、都度自己分析をして振り返りながら進めていきましょう。
また転職活動を続けるなかで、なかなか理想の転職先を見つけられない、うまく進まないという時には、一旦実績を作ることに専念したり、新しいスキルを得る勉強をするなど、手法を切り替えるのも一つの手ですよ。
3.転職活動中にやること|退職後の場合
退職してから転職活動を行う場合、以下のポイントを押さえておきましょう!
- 収入がなくても生活できる期間を計算しておく(失業保険の申請等も行う)
- 転職スケジュールを立てる
- 転職活動が長引いた場合、妥協点や代案を考えておく
退職してから転職活動を行う場合、もっとも問題となるのが収入がなくなってしまうことです。
どの程度の期間までなら収入がなくても生活および転職活動を続けられるのか計画を立てて、転職のスケジュールを立てることが大切となります。
また転職活動が長引いてしまいスケジュール通りにいかない可能性もあるでしょう。
そのため、そういった場合に備えて、副業として稼ぐ、アルバイトをする、理想を一旦下げて就職する、実家に帰って生活費を浮かせるなど、第2プランを用意しておくと安心です。
また失業保険の申請も忘れずにしておきましょう。
自己都合退職の場合、会社都合退職よりも失業保険の給付開始時期が遅くなりますが、手当を受け取ることは可能です。
また就業支援を申請して職業訓練を受けている間は、失業保険をもらえる日数が切れても訓練が終わるまで失業保険をもらえるという特徴があります。
退職してから転職活動を行う場合は、転職がスムーズに進まなかった可能性も加味して進めるようにしましょう!
4.転職後にやること
転職のゴールは、内定をもらうことではありません。
転職先で問題なく働き続けること、ひいては自分が思うような働き方をして満足いくキャリアライフを送ることです。
そのため転職後にやるべきことは、ゴールではなくスタート地点に立った気持ちで、さらに満足できるキャリアを築けるよう勉強や挑戦を続けながらスキルを身につけること。
昨今では転職が複数回になることも珍しくありませんから、将来的にもう一度転職する可能性もありますし、自分の伸びしろを信じてこれからも成長を続けていきましょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
おすすめは在職しながらの転職活動!
転職活動の進め方は自由ですが、おすすめは「在職しながらの転職活動」です。
なぜなら大きな理由として収入面の不安がなくなり、焦って転職活動を進めてしまうリスクを避けやすいからです。
また収入面を理由に不本意な転職先に内定承諾しなければならない、という可能性も減らせます。
在職していれば、転職を成功させるためのさらなる実績作りもしやすいですし、意外と転職活動を通じて他社を知ることで「今の会社が自分に合っているかもしれない」と感じることも少なくありません。
とはいえ心身のダメージを負ってしまうような状況にある場合は、会社を辞めて心身を休めてから転職活動することをおすすめします。
自身の状況に合わせて、決断していきましょう!
未経験転職の不安を解消する方法6選
極度の緊張などで失敗してしまうまえに、これから紹介する未経験転職の不安を払拭する方法を試してみてください。
また、そもそも「転職の仕方そのものが分からない」という方は、以下の記事も参考にしてみてください。
1.自己分析を行う
まずは自分を知ることから始めましょう。
客観的に自分を知ることで、自分は何に不安を感じているのか、何が不満なのかといった気持ちが分かってくるので、どうすれば良いのか対処法も見えてきます。
- 今の職場への不満や不安
- 業界への不満や不安
- 職種への不満や不安
- 転職してかなえたいこと
自分の本音と向き合っておくことは、決断の際に大いに役立つので、まずは自己を振り返っていきましょう。
2.転職サイトや口コミサイトで業界・職種・企業の研究をする
転職サイトや口コミサイトを見て、業界・職種・企業の研究を行いましょう。
調べて知識を身につけることで「未経験で応募できる仕事なんてあるのかな」「未経験だけど本当に大丈夫なのか心配……」「転職後に仕事を続けられるか不安」といった悩みや不安を解消できます。
ただし、口コミに関しては、内容をそのまま鵜呑みにすることは避けましょう!
過度に悪く言っていたり、過剰に評判良くアピールしていたりする可能性もあるため、一意見として参考程度にしておくことをおすすめします。
3.転職エージェントに相談する
転職に関する不安は、人によって異なります。
また「未経験からの転職だから不安」だと思っていたけれど、実は別のところにも不安があった、なんてことも往々にしてあります。
そこでおすすめなのが、キャリアのプロである転職エージェントに相談することです!
転職エージェントであれば、自分の状況を相談することで「あなたのキャリアならでは」の解決方法を教えてもらうことができますよ。
4.面接の選考対策をする
「選考で落ちるのが怖い」という不安を解消するためには、練習して自信をつけるのが一番です。
もし一人での練習に限界を感じたり、適切な練習相手になってくれる第三者がいなかったりするなら、前述の転職エージェントに依頼するのもおすすめ!
第三者の公正な目で判断し、キャリアのプロとしてのアドバイスをしてくれます。
5.転職成功者に話を聞いてみる
友人・知人、転職して行った元同僚や口コミサイトなどを活用して、転職成功者に話を聞いてみましょう。
もしかしたら似たようなキャリアプランを進んでいる人の話や、自分が目指す業界・職種へ転職できた話が聞けるかもしれません。
また転職活動中のことはもちろん、入社後のエピソードまで聞くことができれば転職後の不安も解消できるかもしれませんよ。
さらに転職成功者の話を聞くことで、自分の明るい未来を想像できるようになれば、転職することの不安よりも期待感のほうが大きくなっていくはずです。
未経験から転職を始める一歩を踏み出す勇気をくれるかもしれません!
6.副業やダブルワークで経験を積んでみる
いきなり転職活動を行ったり、別の会社に転職したりすることが不安な場合におすすめなのが、副業やダブルワークで経験を積むことです。
現職を続けながら、あらかじめ目標とする業界や職種を経験してみることで、職種・業界が未経験であることの不安を軽減できます。
志望している業界や職種へ自分が適性があるかどうか確認できますし、「実際に仕事にしてみるとしんどい」といった気づきを得られる可能性もあります。
「未経験の仕事に転職する方法が分からない」や「転職後に仕事を続けられるか分からない」という不安を解消できるでしょう。
また自分のスキルを認めてもらえるようになれば、副業やダブルワーク先の企業から正社員として雇用される可能性もありえない話ではありません。
副業の調子がいいなら、その後に本腰を入れて転職活動につなげることもできますし、副業での経験を通じて新たなキャリアの道が拓けるかもしれません!
まとめ
未経験の転職は、一般的に以下の3パターンに分けられます。
- 完全未経験
- 職種未経験
- 業界未経験
それぞれによって、採用されやすい企業やプラスとなる点・マイナスとなる点が異なるため、自分の状況に合わせた転職活動を行うよう意識していきましょう。
そのためにも、まずはしっかりと自己分析をして自己理解を深め、自己アピールできる実績を積み上げることも重要です。
未経験転職の場合は様々な不安があると思いますが、いろいろな不安を一度に相談できる転職エージェントの利用をぜひ検討してみてくださいね。
とくにUZUZの転職エージェントでは、就活で失敗した経験があるなど、キャリアで何かしらつまづいた経験があったり、未経験への転職を経験していたりするキャリアアドバイザーが在籍しているので、あなたの不安に寄り添いながらサポートしていきます。
未経験の転職に関する悩みに限らず、不安がある方はぜひ一度ご連絡ください。
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