できれば、人と関わらないような仕事がしたいな。
そんな仕事を志望するとき、ぜひ知っておいてほしいことがあります!
この記事では、人と関わらない仕事のメリットやデメリットを解説していきます。
また、具体的にどのような仕事があるのか、おすすめの職種を7つ紹介していきますので、確認してみてください。
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人とまったく関わらない仕事は「原則ない」
「まったく関わらない仕事」がないというだけで、人と関わる機会が少ない仕事ならありますよ。
人とまったく関わらない仕事はなかなかありませんが、関わる機会を減らしたり、関わるタイミングを自分でコントロールしたりできる仕事はあります。
この記事では、そういった「人と関わる機会が少ない仕事」や「人との関わり方をコントロールできる仕事」を「人と関わらない仕事」と定義して、解説していきます!
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
IT化や働き方改革も後押しに
人とまったく関わらない仕事は原則ありませんが、ITやAIの台頭に伴ってビジネスにおける人と関わる機会そのものは減ってきています。
特に、リアルの場で面と向かって会議を行う機会はグーンと減少してきました。
その背景には、働き方改革の後押しもあり、Web上で完結できる仕事が増えたり、リモートワークなど柔軟な働き方が増えたことが関係しています。
それによってチャット文化が醸成されたことも要因の一つでしょう。
こうした変化はIT企業だけでなく、たとえば「訪問営業は一切お断り。オンラインでのみ提案を受け付ける」企業もあるなど、業界問わずさまざまな場面で、直接対面する機会は減少していっています。
直接的に人と関わる機会が、以前に比べて少なくなっている昨今の現状は知っておきましょう!
人と関わらない仕事のメリットは?
でも、具体的に何がいいのかは、自分でも良く分からないんだよね。
具体的にどのようなメリットがあるのか、代表的な3つを解説します。
人間関係の問題で悩みにくい
転職理由や仕事の悩みを聞くと、上位には必ず「人間関係」がランクインする傾向にあります。
人と関わる機会が少ないことは、人間関係で悩みにくいメリットがありますよね。
また苦手に感じる人がいる場合でも、関わる頻度が少なければ気にならなかったり、耐えられたりすることもあるでしょう。
自分のペースで仕事ができる
人と関わらない仕事では、業務が自己完結する場合が多い特徴があります。
人と密に相談をしたり、チームメンバーに合わせて業務をしたりする必要がない場合が多いため、自分のペースで仕事ができる点は大きなメリットです。
自己解決能力が求められる反面、他者のトラブルにも巻き込まれにくくなるため、心地良く働けることも多いでしょう。
人と関わらない仕事が増える可能性が高い
昨今では、オンライン上で会議ができたり、ロボットがサービスを提供したり、働き方改革・DX推進などによって人と関わらなくてもいい仕事が増えてきました。
とはいえ医療や教育、サービス業など、どうしても「人と人」の関与が不可欠な業務もありますし、それらがすぐにIT化される未来は見えていません。
そのため、確実に人と関わる仕事は残っていきます。
ですが、人と関わる機会が少ない仕事そのものが増えていたり、人との関わりが減ったりしていく傾向は今後も続いていくでしょう。
そのため将来的には、人と関わらない仕事が当たり前になっていく可能性もあり、その状況下でも仕事ができるスキルを持っておく必要があるかもしれません。
オンラインツールを使いこなす、リモートワークに慣れる、チャットコミュニケーションスキルを上げるなど、人と関わらない仕事に必要な経験を今からしておけば、将来的にさらに人と関わらない仕事が増えたとき、その働き方に柔軟に対応しながら活躍できるでしょう!
人と関わらない仕事のデメリットは?
人と関わらない仕事にはメリットがいっぱいあるんだね!
ここからは、人と関わらない仕事のデメリットを解説していきます。
職種によっては収入が低くなる
人と関わらない仕事のメリットで、「自己完結する業務が多い特徴がある」とお伝えしました。
業務が自己完結するタイプの仕事は、どうしても単純労働や肉体労働が多くなりがちです。
そして、そういった仕事は収入が低い傾向にあるため、必然的に収入が低くなってしまう可能性があるのです。
人と関わらない仕事を探す時には、職種によって収入に差があることを覚えておきましょう。
スキルアップできない可能性がある
人と関わらない仕事では、他者の刺激を受けにくいデメリットがあります。
「この人みたいになりたい!」という目標としたい人の出会いや、ロールモデルとなるような憧れの先輩に出会う機会が減ってしまう場合もあるでしょう。
そういった人から、仕事を教えてもらう機会がない、さらに自ら学ぼうとしない姿勢でいると、スキルアップの機会が失われてしまいかねません。
また職種によっては、作業が単純であるがゆえに、スキルツリーが発展しにくいデメリットも起こり得ます。
仕事をこなすには、十分通用するスキルを身につけられても、それ以外の新しい経験が積めず、スキルアップが頭打ちになってしまうかもしれないのです。
人脈が広がりづらい
人間関係が減ることで人脈が広がりづらいというデメリットがあります。
例えば、社内政治やネゴシエーションの場面で頼れる人がいないと、業務上不利な状況に陥るかもしれません。
やりたい仕事を任されたいとき、反対にやりたくない仕事を任されたくないときなどに、自分の意向を通すことが難しくなります。
また、今の職場だけでなく、将来的に転職する際に、人脈が少ないと、キャリアアップが停滞する可能性もあります。
人脈が広がりづらいのは、大きなデメリットといえるでしょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
人と関わらない仕事であっても一定のコミュニケーションスキルは必要
人と関わる機会が少ない仕事はありますが、注意しておきたいのは、コミュニケーションの機会は減っても、コミュニケーションスキルが不要になることはない点です。
むしろ、少ない機会で効率的に情報を伝えるためのコミュニケーションスキルは今まで以上に重要になっていきます。
コミュニケーションの回数が少なくなることで、1回のコミュニケーションの重要性が増すのです。
例えば、対面での会議の場面。
毎日顔を突き合わせて会議をしていたチームが、出社日とリモート日ができたことで、全員が出社できる日が週1回に減ったとします。
これまで1週間のうち5回顔を合わせながらできていた会議が週1回になるため、今までよりも生産性高く進めていかなければ、業務スピードが落ちてしまう可能性があります。
また対面で勤務していたときは、他愛ない会話をしながら、チームメンバー全員が一緒に作業をしていたでしょう。
リモート勤務になると作業報告をするまで、一度も「自分の仕事内容が外からは見えない」状況になることもありえます。
すると何か間違っていたとき、今までは誰かが見つけて注意してくれていたかもしれませんが、リモートでは間違いに気づく機会が減ってしまいます。
さらに「困っていそうだな」と、今までならなんとなく察することができていたメンバーの機微も、リモートになると感じとることは難しいでしょう。
このような場合、チームメンバー同士で、今まで以上に慎重かつ正確なコミュニケーションが必要となるのです。
おすすめ!あまり人と関わらない仕事7選
じゃあ具体的には、どんな仕事があるのか教えてよ!
ここからは、人と関わる機会が少ない仕事や人との関わり方をコントロールしやすい仕事を7つピックアップしてご紹介します。
プログラマー
ITシステムを制作する際、実際にコードやプログラムを記述する仕事がプログラマーです。
システムの要件を決める「要件定義」という工程では、システムエンジニアとコミュニケーションを行う必要がありますが、終えてしまえば、あとは黙々とプログラミング作業を進めることになります。
一人で作業できる時間が多いことから、プログラマーは人と関わらない仕事だといえるでしょう。
製造オペレーター
製造オペレーターとは、工場の製造ラインを管理する人のことです。
製造ラインの機械を動かすための操作をしたり、ラインが適切に動いているか管理・保全したり、軽作業を行って製造ラインの機械をサポートしたりします。
どういった製品を作るかミーティングしたり、機械の使い方のレクチャーを受けたりする際はコミュニケーションが発生しますが、それ以外は日々機械と向き合って仕事をしていきます。
人よりも機械と向き合っている時間が長いため、人と関わらない仕事といえるでしょう。
配達ドライバー
トラックの運送など、車を運転して物品を配達する仕事が配達ドライバーです。
届け先の人と、少しだけコミュニケーションが発生しますが、かなり人と話す機会は少ない特徴があります。
荷物のピックアップや積み込みも自動化されてきているため、運んでいる時間も含めて、一人で仕事をす時間が長いでしょう。
Web系のクリエイター
Webデザイナー、Webライター、SNS動画編集など、Web系のクリエイターも意外と人と関わる機会が少ない仕事の一つです。
どのような制作物にするか話し合いをすることはありますが、Web上で完結できる場合が多く、オンラインのミーティングやチャットコミュニケーションのみで行われることも多々あります。なかでも対面でミーティングする機会は、かなり少ない傾向にあるでしょう。
対面で人と会う機会が少なく、一人で作業する時間が長いことから、人と関わらない仕事としてWeb系のクリエイターはおすすめできます。
デバッガー
デバッガーとは、ITサービスやゲームソフト、アプリなどのバグをチェックする仕事です。
前述したプログラマーのように、要件定義を行って「どのような仕様なのか」「どのようなバグが想定されるか」といったミーティングは行う必要がありますが、それ以外は、黙々とバグ調査(バグを見つける作業)と、バグの解消をしていくことになります。
また、Web系のクリエイターと同じく、人とのコミュニケーションはWeb上で完結する場合が多々あるため、対面せずに仕事を行う機会が多い傾向にあるでしょう。
清掃員
ビルやホテルなどの清掃員も、人と関わる機会が少ない仕事です。
清掃ルーティンを決める、役割の分担をするなど、話し合わなければならない場面はありますが、清掃自体は一人で行うことが多いです。
黙々と決められたルーティンを一人でこなすタイプの仕事でもあるため、人と関わる機会も少なく進めていくことができるでしょう。
警備員
警備員は、施設の巡回や監視などを行う仕事です。
清掃員と同じく、どのように見回るか、担当場所をどこにするかなどのコミュニケーションは行う必要がありますが、作業自体は一人で担当することも多いです。
役割決めも、日替わりで回したり、機械的に自動振り分けをしたりして決まることが多く、綿密なコミュニケーションをとる機会はそう多くありません。
仕事のルーティンが決まってからは一人で見回ることも多く、同僚とのコミュニケーション、施設の利用者とのコミュニケーションも最低限に留まります。
まとめ
人とまったく関わらない仕事は原則ありませんが、人と関わる機会が少ない仕事ならあります。
人と関わらない仕事をしたい時には、以下のメリットとデメリットを知ったうえで進めていくと良いでしょう。
- 人間関係の問題で悩みにくい
- 自分のペースで仕事ができる
- 人と関わらない仕事が増える可能性が高い
- 職種によっては収入が低くなる
- スキルアップできない可能性がある
- 人脈が広がりづらい
また将来を見据えてどの程度、人と関わったらいいのか、自分が目指している職種が人と関わる度合いはどの程度なのか、気になる方もいると思います。
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