もくじ
「新卒」という名は付くものの、第二新卒の就活は新卒採用の就活とは少し異なる点がいくつかあります。
その一つが、履歴書とセットで必要となる「職務経歴書」の存在です。
今回はそんな第二新卒の方のためにおすすめの職務経歴書の書き方やポイントを、実際のフォーマットやサンプルも交えながらご紹介していきたいと思います!
職務経歴書に書く内容リストと無料フォーマットDL
なので、内容的にもボリューム的にも履歴書と分けて書いた方がわかりやすいです。
履歴書は、JIS規格と言われる「標準の形式」というものがあり、JIS規格のものではなくても、一般的に販売されていたりダウンロードできる履歴書はおおよそどれも似たような形式となっています。
しかし、職務経歴書については特に標準の形式というものがないため、基本的にはA4サイズはB5サイズの用紙に自分で自由に作ることができるのです。
オーソドックスな職務経歴書としては、次の項目を書くことが多いでしょう。
- 職務要約
- 最初に、これまでの職歴について100文字程度の文章で端的にまとめます。
- 職務経歴
- いつからいつまでの期間、どのような事業を展開している会社で、どんな仕事をしていたかについて記載します。
- 持っているスキルや資格
- PCスキルなどの仕事で得たスキルや、取得している資格を記載します。
- 自己PR
- 自分のアピールポイントについて、必要であれば箇条書きなども用いながら、長くなりすぎない程度にこちも端的にまとめます。
こちらはあくまでも一例ではありますが、上記の項目をおさえておけば、まず採用担当者に違和感を覚えられるようなことはないはずです。
また、職務経歴書に使用するフォーマットは基本的に自由ですが、当社ウズキャリが独自で作成しているフォーマットと、書き方のサンプルはこちらからダウンロードできます。
いずれも無料でご利用いただけますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
第二新卒の「職務要約」の書き方・コツ
職務経歴書は全ての担当者が隅々までチェックすることはありません。
しかし、職務経歴書の「つかみ」の部分にあたるこの職務要約は必ず目を通す重要な箇所です。
そのため、「おっ!どれどれ……」と採用担当者に関心を持ってもらえる内容を意識して書くことが大切です。
「必ず見られる部分」だと考えるとあれこれと情報を盛り込みたくなってしまいますが、ここでは「簡潔にまとめる能力」もチェックされていることを忘れてはいけません!
基本的に第二新卒の場合は職歴も浅いことが多いため、比較的端的にまとめやすいかとは思いますが、目安としては3~5行程度のボリュームでまとめておくと読みやすいでしょう。
先ほどご紹介したウズキャリ作成のサンプルも参考に、具体的には次のような流れで作成することをイメージしてみてください。
▼サンプル
そのため、~~に関する~~や~~などの基本的な業務は一通り行うことができます。
また、20◆◆年度には年間目標とした売り上げを◎◎◎%達成し、現在は◇名のチームリーダーとして後輩社員のマネジメントも行なっております。
可能であれば応募先企業での業務内容と共通する内容や具体的な数字、用語などを入れると、短くても内容が伝わりやすい文章になるでしょう。
第二新卒の「職務経歴」の書き方・コツ
第二新卒で、特に在職期間が半年などの超短期離職の場合は「そもそも職務経歴を書くべきか?」という時点で迷ってしまう人もいるかと思います。
しかし、たとえ短期間であっても勤務していた事実があるのなら、そこは正直に記載する必要があります。
なぜならもし記載しなかった場合「卒業してから今まで何をしてたのか?」と疑問に持たれますし、そこで「実は超短期間で離職してしまって……」と説明する必要も出てくるからです。
なお、一般的に職務経歴にはに次のような項目を記載します。
記載項目 | 記載例 |
---|---|
*月単位で記載 | |
*雇用形態も記載 | |
なお、それぞれの項目をどのように配置するかといったレイアウトについては、先にご紹介したたウズキャリ作成のサンプルを参考にしてみてくだいね。
第二新卒の「持っているスキルや資格」の書き方・コツ
資格については、例えばTOEICの点数や、自動車運転免許、簿記検定など、取得しているものについてはいくらでも書いておいて損はありません。
学生時代に取得した資格も記載してOKです。
「学生時代に頑張って取得したんだな」などとプラスに取られる可能性があります。
また、意外な資格を持っている場合、そこに注目されて面接時に会話が弾むといったことも……!
ただし、TOEICの点数があまりにも低い、資格が3級以下の場合などは省略しても良いでしょう。
ビジネススキルについては、Excel、Word、PowerPoint、Googleスプレッドシートなど、使用できるPCソフトについてや、そのソフトで何ができるか、といったレベルについても記載しておくとわかりやすいでしょう。
さらに「日常会話程度の英会話」や「◯◯人程度のクライアントを前にしてのプレゼンテーション経験あり」など、ビジネスに使えるスキルは遠慮せずにどんどん書いておきましょう。
第二新卒の「自己PR」の書き方・コツ
第二新卒の場合、前職(現職)で大きな成果を残せている人はそう多くないはずですし、はっきり言って採用担当者も第二新卒者にそこまでの大きな成果を期待していることは少ないです。
自己PRでは、具体的な成果や業績でなくても、例えば「イレギュラーな事案にも柔軟に対応できる適応力」「失敗を次の成功に繋げる力」など内面的な部分についてでOK!
可能であれば数字などのデータで表せると良いですが、そのようなデータがなくても、具体的な事例を示すことができれば大丈夫です。
なお、自己PRの書き方としては、次のポイントを意識するとキレイにまとまります。
- 各PR項目に見出しをつける
- どうしてもPRしたいことがある場合を除き、見出しは3つ程度までに抑える
- 1つの見出しにつき内容は80~150文字程度にまとめる
- 1文をなるべく短くする
- 無理に難しい表現を使おうとしない
「自己PRの内容でいいことが思いつかない」「こんなPRでいいのか不安」といった方は、自己PRの考え方がわかるこちらの動画も是非参考にしてみてください。
【面接前に必見!】20分で自己PRを作れる就活ノウハウ公開【模範回答あり】
この動画を見れば、小さなことでも自己PRに繋げられることがわかるはずですよ!
企業が第二新卒の職務経歴書でみるところ
前半の「1.職務要約の書き方」でもお伝えしましたが、職務経歴書は全ての担当者が隅々までチェックすることはありません。
なぜなら、「面接時当日に履歴書と職務経歴書を持ってきてください」といったケースを除き、多くの場合職務経歴書は書類選考の際に目を通すもの。
つまり、採用者は限られた選考時間の中で、大量の応募書類の中から「この人に会ってみたいな」と思う人を見つけ出さなければなりません。
そのため、職務経歴書では、採用担当者がザっと目を通していく中で「おっ!」と目にとめてもらう工夫が必要なのです。
例えば、自分が前職(現職)で作ったものがある場合、その社員を貼り付けておくなど、それくらいのインパクトを持たせても全く問題ありません。
ここまでご紹介してきた職務経歴書の書き方は、あくまでも基本的なもの。
企業によって応募者の傾向があるように、採用担当者の傾向も企業によってさまざまです。
そのため、より書類選考に通過しやすい職務経歴書を作るためには、その企業に好まれやすい職務経歴書の作り方や、採用されやすい人の特徴を知っておくと、いうまでもなく選考には有利です。
そこでおすすめしたいのが、転職エージェントの活用です。
転職エージェントは、いわば「転職のプロ」なので、企業や業界によって好まれやすい職務経歴書の書き方も熟知しています。
例えばウズキャリの場合は、第二新卒や既卒、フリーターなど、20代の転職に特化した転職エージェントなので、第二新卒向けの職務経歴書の書き方や、面接対策も手厚く行っています。
職務経歴書や履歴書もゼロベースから作成のアドバイスを受けることができ、面接対策についても応募先企業に合わせて何度も何度も受けることが可能です。
しかも利用料は全て無料ですので、職務経歴書に限らず、転職のあれこれについて不安がある方は是非ウズキャリに登録してみてくださいね!
UZUZが徹底サポート!
職務経歴書のよくあるQ&A
最後に、ここからは職務経歴書についてのよくある疑問についてお答えしていきたいと思います!
各回答について「もっと詳しく知りたい!」という方は是非ウズキャリのキャリアアドバイザーまでお気軽にお問合せください!
職歴は半年くらいだし、短いけど書いた方が良いの?
職歴が短いと「またすぐ辞めそう」と思われそうで、職務経歴書に事実を書くことを戸惑ってしまう、という気持ちもよくわかります。
しかし、「第二新卒=概ね学校卒業後3年以内で一度でも就業経験がある人」なので、職歴の長さに関わらず、就業経験があるという事実はきっちりと記載しましょう。
職歴がないと第二新卒ではなく既卒扱いになる上、「この空白期間は何をしていたんだろう?」と疑問を持たれてしまします。
また、仮に職歴を書かずに採用された場合でも、短期間でも過去に正社員として働いていると社会保険などの記録が残っていますので、最終的には会社側が事実を知ることとなり、信頼を損なう恐れもあるでしょう。
書くことないんだけど、学生時代のことは書いてもいいの?
特に入社後1ヶ月~3ヶ月ほどで会社を辞めてしまった超短期離職者の場合、自己PRの部分などでどうしても書くことがないのであれば、学生時代のことを書くことも致し方ないでしょう。
しかし、たとえ短期間であっても、その会社で何もせずに過ごしていたわけではないはずですし、短期離職してしまったという一種の失敗から何か学べたことがあるはずです。
自己PRは成功例だけでなく失敗例からも作り出すことは可能です。
また、採用担当者も「失敗から学べる人だ」と受け取ってくれる可能性は十分ありますので、是非積極的に直近の経験をもとに書くようにしましょう。
職務経歴書は手書きで書いた方が良いの?
かつては「履歴書は手書きで!間違えたら最初からやり直し!」といった風潮がありましたが、最近は履歴書も職務経歴書もPCのWordソフトなどで作成する人が増えています。
PCで作成するメリットは、読みやすさはもちろん、PCの基本操作ができるというPCスキルのPRにも繋がりますし、修正なども簡単にできます。
手書きは手書きならではのインパクトがありますし、字の美しさに自信がある人や「やっぱり手書きで熱意を伝えたい!」という想いがある人はもちろん手書きでもOKです。
ただ、どちらか迷った場合は、作成の手間や字が汚い場合などのデメリットを考えても、PCを使って作成した方が無難であるといえるでしょう。
職務経歴書のフォーマットはどこでダウンロードできる?
冒頭でお伝えしたとおり、職務経歴書には決められた形式というものは特にありません。
そのため、もちろん完全オリジナルでも構いませんし、どのフォーマットを使用しても問題ありません。
例えば、転職サイトdoda(デューダ)などでは、職種ごとにおすすめの職務経歴書のフォーマットやサンプルがダウンロード可能ですので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
また、当社ウズキャリでも、以下から独自のフォーマットのダウンロードが可能です。
「第二新卒の転職=初めての転職活動」という方は少なくなく、今回ご紹介した職務経歴書をはじめ、転職活動のあらゆることが初めてで戸惑っている方も多いかと思います。
自己PRについての考え方や、前職(現職)で経験した仕事内容の棚卸しなど、「一人で考えるのはやっぱり不安……」という方は、是非ウズキャリまでお気軽にご相談ください!
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