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現役コンサルタントに聞く!未経験から活躍できる「5つの適性」とは?【業界研究vol.2】

現役コンサルタントが伝授!コンサル向け人材の5つの特徴

前回の記事では、コンサルタントの具体的な業務内容について説明しました。

業務内容が理解できたところで、今回は「転職」をテーマに書いていきたいと思います。

いざコンサルタントの道へ

The road to become a consultant
現在コンサルタントではないあなたが今後コンサルタント業界への転職を考えているのであれば、2つの疑問があるのではないでしょうか?

  • 未経験からコンサルタントに転職できるのか?
  • コンサルタントとして活躍できるのか?

未経験からコンサルタント業界に転職することはできるの?

では、未経験でもコンサルタント業界に転職できるのでしょうか?

答えは「YES」です。実際に私もその1人です。

その理由は、コンサルタントの売上のからくりにあります。
 Remuneration of consultants
コンサルタント契約は、期間にもよりますが大体3ヶ月で1,000万〜1,500万程度です。

この金額の原資は全て「人件費」です。

コンサルタントは役職ごとに単価が決まっていて、その人員がかける工数に利益を上乗せしたものがコンサルティング費となります。

つまり、社として売上を上げるためには2つの方向性しかありません。

  • 1人が複数の案件を掛け持ちする
  • 人員を増やす

しかし、前回の記事にも記載した通り、コンサルティングワークは多くの労力が必要であるため、一般的に案件の掛け持ちはしません。

また業務過多になる恐れもあるため、社としては「1人が複数の案件を掛け持ちする」選択肢は取りづらいのです。

よって、人員を増やし受けられる案件の数を増やすことが売上増加に最も効果的、かつ効率的なのです。

そのため、コンサルの素養があると判断された場合、未経験であっても積極的に採用しているのが実情です。

コンサルタントに向いている人・向いていない人

 Appropriateness of consultants
では、どのような人がコンサルタントに向いているのでしょうか?

こちらでは5つの適正を紹介します。

1:自分の意見を持っている人

コンサルタントに重要な素養の1つが「自分の意見を持っていること」です。

コンサルタントが依頼を受ける内容の多くは、現時点ではっきりと正解が見えません。

しかし、その中でもコンサルタントとして、最適解を導き出す必要があります。

よって、少なくとも「自分はこれが正しい」という確固たる意見を主張できなければ、業務を回すことは難しいでしょう。

2:論理的に物事を考えられる人

上述の通り、自分の意見を主張する必要がありますが、それを論理的に説明できなければなりません。

コンサルタントが作成する事業計画書は、クライアントの上層部を説得するための資料として用いられることも良くあります。

そのため、ワークショップ内で“感覚的に”合意できていても上層部を説得できません。

だからこそ、論理的に説明できることが重要です。

3:体力的にタフな人

コンサルタントは一般的に残業時間が多い業界です。

論理的に結論を導き出すことも困難ですが、更にその結論に至るまでの思考の流れを資料に落とし込むことも容易ではありません。

そのため、ワークショップ前日はほぼ眠れない、ということもあります。

残業時間に対する規則が厳格化されているとはいえ、残業に強い抵抗がある人には向きません。

4:未経験分野の業務に抵抗がない人

コンサルタントは、顧客の課題に対して向き合うことが仕事です。

よって、自分が働いたこともない業界について調べるところから入ります。

インターネットリサーチだけでなく、書籍を購入し、時には業界の方にインタビューを実施することもあります。

自分の得意分野で専門性を高めたいという方よりも、汎用性を高めたいという方の方が向いていると思います。

5:シンプルにお金を稼ぎたい人

実はこれが重要です。

記載の通りコンサルティングワークは案件によっては業務が過密になることも多く、常に高いモチベーションで仕事を続けられなければ、勤めることは難しいと思います。

そのため「人の役に立ちたい」というモチベーションは、少しリスクです。

なぜならば、人の役に立っているという実感を得られるケースは、決して多くないからです。

最初のコンサルタントの業務は、調査および資料作成が中心です。

ワークショップに参加しないこともありますので、顧客から感謝の声を直接聞く機会も少ないでしょう。

仮にワークショップに参加したとしても、提案したビジネス企画が商用化されるまでに2〜3年はかかります。

更には、作成した資料がどの程度売上に貢献できたか、数字で判断することはできないでしょう。

よって、自分で仕事のモチベーションをコントロールできなければ、心が折れてしまうリスクがあります。

仕事のモチベーションは人それぞれだと思いますが、「お金を稼ぎたい」などのわかりやすい指標で仕事に取り組める人のほうが、コンサルタントとして続けられると思います。

コンサルタントのその後

未経験でもコンサルタントに転職でき、どのような人がコンサルタントとして活躍できるか理解できたと思います。

ただし、5年以上にわたってコンサルタントとして勤める人は決して多くはなく、全体の2〜3割程度に留まります。

転職する場合、その後のキャリアはもちろん人それぞれ。

ですが、以下のような重要なポジションでキャリアを築いている方が多くいます。

  • 事業会社の管理職
  • ベンチャー企業の役員
  • 独立・起業

いずれもコンサルタントとして事業を企画し、運営まで携わってきた経験を活かしています。

コンサルタントの業務は決して楽なものではありません。

しかし、将来的に事業を起こしたいという気持ちのある方は、一度コンサルタントとしての経験を積むことが実は近道なのかもしれないですね。

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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