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派遣やアルバイト、パートを選んだほうがいいのかな……
そう考えている女性の方は意外と多いようです。
確かに、派遣やアルバイト・パートなら時間にも融通が効くことが多い。
女性はライフスタイルの変化が仕事に大きく影響することもあるので、正社員よりもいいのでは?と思いますよね。
でも、ちょっと待って!
派遣やアルバイト・パートがすべてダメなわけではありませんが、正社員と比べてそれぞれのメリット・デメリットを知ったうえで自分に合った道を選ばなければ、後悔することになるかもしれません……!
今回は、20代の女性が転職先に派遣・アルバイト・パートを選んでいいのか、選ぶ時にチェックすべきポイントを解説します。
【女性の転職先】“つなぎ”としてなら、派遣・アルバイトはアリ
人生の次のステップに進むまでのつなぎとしてなら、20代の女性が転職先に派遣・アルバイト・パートを選ぶのも「アリ」です。
次のステップとは、
- これまでとはまったく異なる業種に挑戦したい
- 夢を叶えたい
など。
異なる業種に挑戦するために、たとえ未経験でもある程度の「スキル」や「知識」を蓄えたり、夢を叶える準備のために自由になる時間を作ったりするためには、派遣・アルバイト・パートという選択肢もアリ、ということですね。
派遣・アルバイト・パートは、正社員よりも時間に融通が効くようになります。
また、未経験では転職の場合飛び込んでいけない業界でも、派遣・アルバイト・パートなら入り込みやすいケースが多いです。
派遣などの正社員以外のスタイルで就業し、スキルを身につけてから経験ありとして転職する方法は、一見遠回りのように見えて一番の近道になり得るのです。
他にも、「どうしても今すぐに退職したいけど、転職先はまだ決めかねていて……」というケースでも、つなぎとして派遣などの就業スタイルで働いていれば、ブランクを作らずに過ごせます。
フリーターから就職をする場合でも、派遣を一度やってみて会社の中でより正社員に近いスタイルで働いてみるのはいい方法です。
さらに、転職までのつなぎの場合でもフリーターからの就職の場合でも、紹介予定派遣なら正社員へのルートも見えているので安心して経験を積めます。
大切なのは、派遣・アルバイト・パートとして働くメリット・デメリットを理解したうえで、その先の目標などに合わせて選択すること。
まずは、派遣などで働くメリット・デメリットをチェックしておきましょう。
【女性の転職先】派遣・アルバイト・パートのメリット&デメリット
それでは、ここから派遣社員やアルバイト・パートとして働くメリット・デメリットをお伝えしていきます。
それぞれしっかりチェックして、自分にとってよい方法を選択できるようにしましょう!
派遣・アルバイト・パートとして働くメリット
大きなメリットとしては、
- プライベートの時間を確保しやすい
- 勤務先とのミスマッチがあっても離職しやすい
- 責任の大きさが正社員よりも小さい
- 未経験の分野でも挑戦しやすい
が挙げられます。
1点ずつ詳しく見ていきましょう。
プライベートの時間を確保しやすい
派遣などの就業スタイルは、主に定められた就業時間のみの拘束となるので時間の融通を効かせやすくなります。
就業後のプライベートの時間も確保しやすいのです。
- 夢を叶えるための習い事を就業後にしたいけど、残業が多いし、いつ残業になるかわからないから定期的には通えなくて諦めている
- シフト制の仕事だけど、遊びのための休みは申請しづらくて……
という正社員時代のモヤモヤがなくなるのは大きなメリットですよね。
勤務先とのミスマッチがあっても離職しやすい
- 上司からのパワハラにあっていてつらい
- 会社の雰囲気に合わないから毎日苦しい
- お局さまが怖い……
といった対人関係によるミスマッチが転職を考えている理由の場合、離職しやすいことは、特に魅力に感じるでしょう。
派遣であれば雇用期間が予め定められていて、期間がくると契約を更新するかどうかを選択できます。
「3ヶ月だけだから」と思えば耐えられることも、正社員で退職しない限り永遠に関係が続いてしまうと耐えられないですよね。
アルバイトやパートなら、さらに気軽に辞めることができます。
責任の大きさが正社員よりも小さい
そうなんです。
正社員と派遣・アルバイト・パートの大きな違いは責任の大きさ。
仕事をするうえでは、社員でも派遣などでも同じようにきちんと取り組む必要がありますが、失敗した時に責任を取るのは上司となる正社員です。
責任が軽くなると、心まで軽くなるような気がしませんか。
派遣・アルバイト・パートの就業スタイルならその気軽さが手に入ります。
未経験の分野でも挑戦しやすい
正社員だと、新卒でもない限り未経験分野への挑戦は難しくなります。
未経験可の業種・職種もありますが、希望する仕事が未経験不可の場合諦めるしかなくなりますよね。
ところが派遣・アルバイト・パートであれば、企業側も正社員よりも“期待値が低い”ため、未経験でも採用してもらえる可能性が高くなります。
挑戦してみたい分野がある方にとっては、うれしいチャンス。
その後のなりふりも考えておく必要はありますが、希望の分野に入り込む足がかりとしては派遣・アルバイト・パートという就業スタイルはおすすめです。
派遣・アルバイト・パートとして働くデメリット
いいところだらけに見える派遣・アルバイト・パートとして働くスタイルですが、デメリットもあります。
そのデメリットとは、
- 将来性はない
- 保障もほとんどない
- 生涯年収を計算すると、正社員よりも安くなる可能性が高い
- 社会的地位はどうしても低くなる
の4点です。
将来性はない
まず、派遣などの就業スタイルでは、将来性については期待できません。
ある程度のスキルや経験は積めますが、派遣やアルバイト・パートでは任される仕事のレベルは、正社員以上にはなりません。
なぜなら“責任の度合いが正社員よりも軽い”から。
責任が軽いことはメリットでもありますが、意欲的に仕事をしていこうと思った時には足かせになるのです。
また、経験を積み上げていっても一定レベルでスキルアップも役職もストップしてしまい、どんなに頑張っても正社員には及びません。
厳しいことをお伝えすると、将来性とは無縁の存在なのです。
保障もほとんどない
派遣・アルバイト・パートでも、一定の条件をクリアしていれば社会保険への加入が認められています。
しかし、「やめさせるのが難しい」正社員と「いつでも首を切れる」アルバイト・パートというように、様々な面で派遣・アルバイト・パートは守られていません。
派遣の場合には、派遣元の人材紹介会社が守ってくれる部分もありますが、「自分の身は自分で守る」のが基本。
条件を満たせなければ社会保険にも加入できないため、その分自分で対策をしなければならないところも多くなります。
労働者としてまったく守られていないわけではありませんが、保障はほとんどないと考えていたほうがいいでしょう。
生涯年収を計算すると正社員よりも安くなる可能性が高い
異なる給与形態のところもありますが、基本的には時給制となる派遣などの働き方では、朝晩関係なく副業までこなすことで、正社員よりも手取りでは稼げるケースもあります。
ところが、正社員は退職金や企業が支払ってくれている社会保険金などがあるため、生涯年収として見ると派遣・アルバイト・パートの方が低くなる可能性が高いです。
毎月もらえる金額だけを見て、「こっちのほうが稼げるじゃん」と思っていたら大きな間違いだった、というケースはたくさんあります。
先まで見通して“生涯で稼げるお金”を考えるようにしましょう。
社会的地位はどうしても低くなる
どんなに企業内では高評価を得ている派遣スタッフでも、一歩外へ出れば「正社員ではない」ことで社会的地位は低く見られてしまうことも。
- 派遣やアルバイト・パートで働いているということは、結局、結婚までの腰掛けなんでしょ
- 女性は気楽でいいよね〜派遣(アルバイト・パート)でもいいんだもん
という意地悪なことを言われることもあるかもしれません。
「そんなの気にしない!」という強い気持ちを持てればいいのですが、人の心はなかなかそこまで強くなれないものです。
現実をしっかり見て、立ち向かっていけると思えないと派遣・アルバイト・パートで過ごしていくのは難しいかもしれませんね。
【女性の転職先】諦めから選ぶなら、派遣・アルバイト・パートはNG
という諦めから派遣・アルバイト(パート)になろうとしていませんか?
諦めから派遣などの就業スタイルを選ぼうとしているなら、今すぐその考えを改めましょう!
20代の女性が、諦めから派遣などの就業スタイルを選ぶのはデメリットが大きすぎます。
もちろん、将来の目標などのために派遣やアルバイト・パートをあえて選ぶのはアリです。
しかし、「どうせ自分なんて……」と諦めて派遣などを選ぶのには、まだまだ若すぎます。
20代であれば、多くのメリットを享受できる正社員としての転職は可能です。
派遣などの就業スタイルがすべて悪い、デメリットだらけだ、というわけではありませんが、正直、20代で諦めからその道を選ぶのはもったいなさすぎます。
その理由は、正社員として働く20代女性ならではのメリットにあります。
正社員として働くメリット
正社員として転職することで得られるメリットには、
- 社会的立場の確保
- 出産や育児をする状況になった時の保障
- 今後のキャリアアップへの道をつなぐ
ことなどがあります。
特に、これから結婚・出産(育児)の可能性がある、希望しているのであれば、その時に得られる保障は、正社員だった場合とそうでない場合とでは大きな差が生まれます。
派遣やアルバイト・パートは産休や育休がたとえ取れたとしても、その間の給与は基本的には支払われません。
また、育休明けに働きだそうと思っても正社員と比べて保育所へ預けるための要件を満たしにくく、待機児童となって働き出せなくなる可能性もあります。
これらのメリットを見ても、諦めで簡単に派遣やアルバイト(パート)の道を選ばないほうがいいことが伝わるのではないでしょうか。
【女性の転職先】派遣?正社員?キャリアプランに迷ったら
- 20代の女性なら、正社員への転職のほうがいいことはわかったけど、私のやりたいことに向かっていくためには何を選んだらいいのか、余計にわからなくなった……
- 結局どうしたらいいのか、誰か教えてくれないかな……
と迷ったり困ったりした時には、専門家にアドバイスをもらうようにしましょう。
中には上司や同僚に相談したくなる人もいるかもしれませんが、「辞めないほうがいいよ」と引き止められやすいことや、転職の専門家ではないので本当にあなたのためになる方法を提示してもらえない可能性もあります。
転職については、公共機関・民間企業ともに様々な相談先があるので、好みや迷い度合いを踏まえたうえで、自分に合ったところを選ぶのがおすすめです。
公共機関の相談先
公共の相談先としては、『ハローワーク』や『おしごとアドバイザー』があります。
『ハローワーク』は、正式名称を「公共職業安定所」といい厚生労働省が設けている職業紹介窓口です。
職業に関する相談も可能ですが、相談者側から「こうしたい」「こんな企業に勤めたい」と希望を出し、その条件に合う企業を紹介してもらうのが基本のスタイルとなっています。
そのため、
- 派遣がいいのか、正社員がいいのか……
- 転職先はどうやって選んだらいいのだろう……
という個々の状況に合わせた深い相談には、対応しきれないところがあります。
希望が明確になっている方におすすめの相談先です。
「転職したほうがいいか悩んでいる」「転職ってどうやって進めたら良いの?」という時には、『おしごとアドバイザー』を利用してみましょう。
『おしごとアドバイザー』は、厚生労働省を委託元とする事業で、電話やメールで気軽に仕事探しについて相談できる窓口です。
『おしごとアドバイザーの』WEBサイトでは、就職や転職の進め方などもまとめられているため、「何から手をつけていいかわからない」時に活用できます。
転職へ一歩踏み出すための準備をしたい方におすすめです。
民間企業の相談先
転職に関する相談先としては、就活(転職)支援サービスを担う民間企業も候補に挙げられます。
ハローワークとの大きな違いは、多くの就活(転職)支援サービスでキャリアカウンセラーが個々の状況に応じた相談に乗ってくれる点です。
様々な悩みに応じたアドバイスだけでなく、転職先の紹介やサポートまでしてくれ、
- カウンセリングをしっかり行ってくれる
- 年代別の専門サポートがある
- 未経験分野に挑戦しやすいよう講座を設けている
など各社、特徴があります。
その中で、私たちUZUZは、20代向けの就活支援を行っています!
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まとめ
20代女性なら、「夢を追いかけたい」「未経験分野に飛び込むための準備をしたい」という目的をもった派遣などの就業スタイルの選択でない限り、正社員での転職がおすすめです。
- 正社員としての転職は自信がない
- そんなことわかっているけど、正社員として転職できなさそうだから選ぼうとしてるんじゃない!
という方は、転職を支援してくれるサービスを利用して、自分が本当に求めている転職先を洗い出して、目標をもって努力できるようにしてみませんか?
迷った時には専門家へ相談して、“諦めずに”転職活動を進めていきましょう。