もくじ
さまざまな業界のなかでも、人気業界の1つである広告業界。
特に、広告業界の中でも大手企業は新卒者にとっても大人気です。
しかし、広告業界で働きたいと思っているのは新卒者だけではないでしょう。
既卒者の中にも「広告業界で働きたい」という希望を持っている人はいると思います。
それでは既卒の場合、広告業界で働くことは可能なのでしょうか?
今回の記事では、既卒でも広告業界に就職できるのか、そして既卒が広告業界に就職するためのポイントを解説していきます。
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既卒で広告業界に就職することは可能!
広告業界は、多くの就活生が憧れる業界であり、人気が高いのが特徴です。
そんな広告業界に、既卒で就職することは可能なのでしょうか?
結論としては、既卒が広告業界に就職するのは、努力次第では可能です。
既卒が広告業界を目指す場合には、新卒就活生とは異なる戦略を取って、競争率を下げるのが良いでしょう。
例えば、中小企業やベンチャー企業を狙ったり、正社員にこだわらずに契約社員からスタートしたりといった戦略が挙げられます。(詳しくは、後ほど紹介します。)
しかし、既卒ではなくても広告業界への就職は難易度が高いことをお忘れなく。
特に、大手広告代理店の採用市場は、レベルの高い学歴を持つ新卒者にほぼ独占されている状態です。
また、中堅の広告代理店でも、そもそも既卒は対象外としている企業があるかもしれません。
実務経験が無いという意味では、企業から見ると既卒も新卒も同じです。
しかし、採用担当者には「既卒者=就活に失敗した人」という見方をしている人もいるため、そのマイナスイメージを払拭できるように面接対策を徹底して行うのが欠かせません。
なぜ広告業界は人気なのか?
多くの業界のなかで、広告業界は特に人気が高いことで知られています。
広告業界が人気の理由は、派手さや華やかさ、きらびやかさといった「広告業界のイメージ」です。
広告業界では多くの関係者との付き合いが必要となり、マスコミや芸能界とも接点を持つこともできます。
また、広告業界が制作するCMやWEB広告は多くの人の目に触れやすいのも特徴です。
こうした特徴から、広告業界に華やかなイメージを持つ人が多く、「就職したい」と憧れる就活生が増えていると考えられます。
既卒が広告業界に就職するために必要な3つのスキル
既卒が広告業界を目指す場合、広告業界で必要性の高いスキルを、面接でアピールすることが重要です。
それでは、既卒が広告業界に就職するために必要な3つのスキルを紹介していきます。
1.多様な意見へ柔軟に対応するスキル
広告業界では、多様な意見へ柔軟に対応するスキルが求められます。
顧客の要望が当初からガラッと変わったり、顧客からの要望とクリエイティブチームの考えとを調整する必要があったりするためです。
具体的には、多くの人のさまざまな意見をヒアリングしながら、関係者全員が納得できる妥協点を探っていくことです。
さらに、多様な意見を活かしてより良い案にするために、既存の枠組みに捉われない斬新なやり方で業務を進めていく姿勢も欠かせません。
このスキルに関してもっと知りたいという方は「広告業界(電通、博報堂、サイバーエージェント、ADK、DAC、JR東日本企画、大広)の業界研究を人材社長が徹底解説」の動画をチェックしてみてください。
2.新しい物事を積極的に学ぶ姿勢
目まぐるしく変化する広告業界において、常に成果を出し続けるためには、新しい情報を日々学ぶ姿勢が重要です。
特に広告業界はその性質上、最新のトレンドを扱う場面が多いです。
現状に甘んじることなく、新しい物事へのアンテナを常に高くしておく必要があります。
また、アンテナの高さだけではなく、実際に新しい情報を学ぶ習慣が身に付いていることが欠かせません。
具体的には、ビジネス経済誌やビジネスニュース記事をチェックして、広告業界に関するコンテンツを1日につきひとつ以上読むようにするのがおすすめです。
3.すぐに行動へ移せるフットワークの軽さ
広告業界では、思いついた行動をすぐに行動へ移せるフットワークの軽さが必要とされます。
例えば、こまめにクライアントのもとへ出向いたり、クライアントのニーズを見逃さずすぐに提案したりできるスキルです。
広告業界は新商品や新サービスを宣伝することが多いですが、行動を起こすのが遅いと競合他社にビジネスチャンスを奪われる可能性が高いです。
そのため、広告業界ではビジネスチャンスを逃さないよう、すぐ行動を起こせる人が重宝されます。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
企業の利益に貢献できるかどうかが重要!
広告業界においては、斬新なアイデアを出せるスキルなどクリエイティブ性が重視されると思われがちです。
しかし実は、顧客の要望をきちんと汲むことで企業の利益に貢献できるかどうかが重要と言われています。
クリエイティブ性の高さを活かして素晴らしい広告を打ち出しても、顧客の要望を汲むことができなければ信用を失う恐れがあります。
その結果、企業の利益が上がらず企業経営が厳しくなってしまうのです。
そのため、顧客の要望をきちんと採用しつつも、顧客の期待以上の成果を出せるような人材を企業は欲しているとされています。
既卒が広告業界に就職するための4つの方法
既卒に限らず競争率が高い広告業界では、新卒とは異なる戦略を取っていく必要があります。
ここでは、既卒が広告業界に就職するための4つの方法を詳しく見ていきます。
1.中小企業やベンチャー企業を目指す
有名な大手の広告代理店は、少ない採用枠に多くの就活生が応募するため、競争率が非常に高くなりやすいものです。
そのため、大手の広告代理店にこだわりすぎることなく、中小企業やベンチャー企業を目指すのもおすすめです。
中小企業のなかには、知名度が高くない隠れ優良企業や、今後の成長が期待されるベンチャー企業が存在しています。
知名度だけで企業探しを行うのではなく、労働条件や実際の業務内容を精査しながら、中小企業やベンチャー企業を目指してみてはいかがでしょうか?
2.契約社員からスタートして正社員登用を狙う
広告業界のなかには、正社員の採用枠が少ない企業も存在します。
そのため最初から正社員採用を目指すと、なかなか内定がもらえずに挫折してしまうかもしれません。
広告業界への就活では、まずは契約社員からスタートしてスキルを身に付けて、正社員登用を狙うのもひとつの手です。
この場合、正社員登用制度がある企業や、制度がなくても契約社員から正社員登用された実績が多い企業をターゲットにするのがおすすめです。
3.業界研究と企業研究を徹底的に行う
広告業界を志望する就活生のなかには、華やかなイメージだけを業界に抱いている人も少なくありません。
しかし、そのような浅い認識ではほかの就活生と差別化できず、内定をもらうのが難しくなってしまいます。
業界への深い理解を得るために、広告業界の現状や今後の課題、業界全体の展望についてしっかり研究を行うことが重要です。
面接では業界への理解が問われるため、自分なりの考えも持てるようにしておきましょう。
また、業界だけではなく、志望先の企業についても研究を行うことが欠かせません。
一口に広告業界と言っても企業によってビジネスモデルは異なるため、志望先の企業のビジネスモデルや今後の課題をきちんと把握しておきましょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
街中の広告を分析する習慣を身に付けるのもおすすめ!
広告業界の面接試験では、シチュエーションを設定されたうえで「あなたならどんな広告を提案するか?」と質問されることもあります。
このような質問へスムーズに答えられるよう、街中の広告を分析する習慣を身に付けておきましょう。
広告やCMには、ターゲット層へアピールするための表現技法やワードが盛り込まれています。
これらを見抜くことで「なぜこのような広告を制作したのか?」という意図を理解できるようになり、自分が広告を提案する際のヒントとなります。
日ごろから街中の広告やCMへ目を向けて分析する習慣を身に付けて、背景にある意図や企業の工夫を学ぶようにしましょう。
4.既卒のサポートを得意とする転職エージェントを利用する
転職エージェントは、書類選考や面接対策といった就活の総合サポートを行います。
そのほかにも、自己分析のサポートや適職診断、就活全般のお悩み相談といった幅広いサービスを提供しています。
転職エージェントを利用することで、広告業界の内定を得るためのノウハウを学べるだけではなく、自分に合う広告会社の選び方を理解できるようになるはずです。
既卒が広告業界を目指す場合は、特に既卒の就活サポートを得意としている転職エージェント「UZUZ」の利用がおすすめです。
UZUZはサービス利用者の納得感が高い、マンツーマンのオーダーメイド型サポートを提供します。
これまでの就業サポート人数は11万人を超え、入社半年後の定着率は業界トップクラスの94.5%を誇ります。
既卒やフリーター、第二新卒といった過去を持つスタッフが多数在籍しているため、既卒の人に寄り添うサポートを提供可能です。
既卒が広告業界へ就職するためのポイント
既卒が広告業界への就職を希望する場合、いくつかのポイントを押さえておくのが効果的です。
前項で紹介した「既卒が広告業界に就職するための4つの方法」と合わせて、ここで紹介するポイントを実践してみてください?
面接対策では逆質問も考えておく
広告業界は、自分からアイデアを考える発想力や、顧客の潜在的なニーズを引き出す質問力が必要とされる業界です。
そのため面接では、就活生から面接官へ行う「逆質問」の内容が見られやすいと言われています。
逆質問対策においては、企業説明会や企業の採用サイトでわかるような情報を質問するのはNGです。
企業の事業内容や広告業界全体のトレンドを踏まえて、それをさらに深掘りするような質問を投げかけるようにしてください。
OB・OG訪問を行って企業分析を深める
広告業界を目指す既卒は、広告業界に務めるOB・OGへ訪問を行い、企業分析を深めるのがおすすめです。
まずは卒業した母校のホームページを確認し、既卒でもOB・OG訪問が可能かどうかをチェックしましょう。
それでもわからなければ、キャリアセンターへ問い合わせし、既卒へOB・OG情報の提供を行っているかどうかを確認してください。
また、志望先の企業によっては、先輩社員を紹介してくれる可能性もあります。
実際にその企業で働いている人と話すことで、採用サイトや企業説明会ではわからないような情報を知れて、その企業への理解を深められます。
その結果、面接ではより説得力のある志望動機を話せるようになったり、難しい質問にも答えられるようになったりするかもしれません。
まとめ
「既卒でも広告業界で働きたい」
そう考えている方にとって、参考になったのではないでしょうか?
新卒者の就職先ランキングの常連でもある大手広告代理店に入りたいという気持ちはよくわかります。しかし、就職をするというのは、ブランドもののバッグを買うのとは訳が違います。
働くというのは生活の糧である収入を得る活動ですが、同時に仕事を通じて、自己実現をするとともに、社会に貢献することです。そうした仕事の意味を今一度じっくりと考えてみれば、既卒から就活をする場合、ブランド志向に踊らされずに地に足のついた就活を行うことが重要だと理解できるはずです。
広告業界で自分の力を発揮したいのであれば、ベンチャー、中小を含めて考えていくことも大事です。理想と現実の中で、理想を追いすぎて取り返しのつかない状態になることは避けたいですよね。
的確な就職先を見つけることで自分のキャリアを積み上げていくことを考えましょう。
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