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不動産コンサルティングとリフォーム営業を解説|不動産業界知識vol.4

設計図を見ながら話し合う男性二人

この記事では、不動産業界の中から、

  • 不動産コンサルティング
  • リフォーム営業

以上2つについて解説していきます!

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【不動産コンサルティング】今後が楽しみな業種です

お客さんが持っている不動産を、どのように活用していくのかアドバイスする仕事です。

トラブルがあった時の相談役にもなりますので、幅広い知識が必要な仕事です。

不動産コンサルティングの市場規模

コンサルティングは、日本ではまだまだ軽視されています。

コンサルティング業界全体で、3,000億円程度です。

アメリカの10兆円に比べると、どれだけ国内で軽視されているのか分かると思います。

コンサルティング業界全体で3,000億円ですから、不動産コンサルティングにかぎった数字は当然、それ以下です。

今後、大きな需要が見込める業種ですが、現状の市場は決して大きなものではありません。

不動産コンサルティングの現状

不動産コンサルティングの行うために、資格は必要ありません。

今からでもあなたが自分で「不動産コンサルタントです」と名乗れば成立してしまいます。

しかし、法律的にはそうでも、自分で名乗っているだけの人に依頼は来ません。

ですので、資格制度を利用する人が多いです。

公認・不動産コンサルティングマスターという名の資格があります。

その資格を持っていれば、不動産コンサルティングとしての仕事はしやすくなります。

受験資格があるのは、

  • 宅地建物取引士資格登録者
  • 不動産鑑定士
  • 一級建築士

以上3つのいずれかです。

つまり、既に何らかの資格を持っていないかぎり、公認・不動産コンサルティングマスターの試験は受けられません。

いきなり、不動産コンサルタントになるのは無理なのです。

不動産コンサルティングの課題

不動産業界に限らず、コンサルティングの仕事には、どうしても胡散臭さがつきまといます。

主な仕事がアドバイスなのですから、誰にでもできるように思われてしまいがちです。

実際は、非常に幅広く深い知識がないと成立しない職業なのですが、誤解されやすいのです。

そのため、現状のイメージを変えていくことこそが、最大の課題です。

不動産コンサルティングの展望

現在は、不動産コンサルティングを行うのに、資格が必要という法律はありません。

しかし、近い将来、有資格者以外はコンサルティングの仕事ができなくなる可能性は高いです。

今はまだ、世間的な認知も需要もそれほど大きくはありません。

しかし、不動産業界の中では、今後最も伸びるであろうと予測されている業種です。

「不動産コンサルティング」で有名な企業(ベスト3)
1位:日本工営
2位:応用地質
3位:建設技術研究所

1位の日本工営の2013年の売り上げは、約700億円です。

この数字は2位の応用地質の倍近い数字。

日本工営が、不動産コンサルティング業界を牽引していると言えます。

実際に行う業務とは?

相談役ですから、実際に不動産を所有する必要はありません。

逆に、お客さんの側で不動産を所有している形になります。

そのため、他の不動産の仕事とは一線を画す仕事と考えてください。

お客さんが持っている不動産を「どのように使うのが最適なのか」を考える仕事です。

考えられる全ての可能性を検討しますので、不動産業界に精通しているのはもちろん、アイディア力や柔軟な考えが求められます。

【リフォーム営業】イメージアップが最大の課題

既にお客さんが住んでいる家を建て直すのではなく、修理・改善する仕事です。

自社が建てた家が対象になることが多く、その場合、家の購入者がそのままリフォーム対象者になります。

リフォーム営業の市場規模

リフォーム営業の、市場規模は約8兆円です。

自分の持ち家で長く住みたいと考える人は多いので、常に一定の需要があります。

リフォーム営業の現状

ハッキリ言って、クレーム産業と言われています。

なぜなら、悪徳業者が多くクレームの対応が多い仕事になってしまうからです。

もちろん、善良な企業もたくさんあります。

しかし一部の企業が行っている、

  • 強引な営業
  • 手抜きリフォーム
  • 法外な代金

などで悪いイメージが非常に強くなってしまっています。

リフォーム営業の課題

需要はあるのです。

しかし、イメージが悪いのが致命的です。

そのため、本当に「リフォームしたい」と考えている人ですら、リフォームをためらってしまいます。

リフォーム業界の今後の課題は、イメージアップ、これに尽きます。

そのためには悪徳業者の淘汰が必要です。

どれだけ頑張っても悪徳業者が生き残っているかぎり、リフォーム業界のイメージは上がりません。

リフォーム営業の展望

「建て替えはできないけれど、リフォームならば予算がある」というお客様は、今後増えていきます。

イメージが回復できれば、不動産業界の主役になることだってありえます

社会的な信用が回復するのかどうか、それによって業界全体の運命は大きく変わります。

また、「自分達でリフォームをしよう」という動きが数年前から広がっています。

ホームセンターやスーパーマーケットでは、自分でできるリフォームの道具が多く売られているのは、あなたもご存知でしょう。

そのため、業界全体が縮小してしまう可能性も否めません。

「信用できない業者に依頼するくらいなら、自分達でやろう」と考えるのは、当たり前です。

「リフォーム営業」で有名な企業(売上ベスト3)
1位:積水ハウスグループ
2位:住友不動産グループ
3位:積水ハウス工業グループ

今まで9年連続で、住友不動産グループがトップでしたが、2015年にトップが入れ替わりました。

業界の勢力図が大きく変わっています。

実際に行う業務とは?

反響営業と、訪問営業があります。

反響営業は、広告を出して、問い合わせがあったお客さんにリフォームを提案していきます。

反響営業の場合、モデルハウスが用意されていることも多く、またお客さんも乗り気ですので、訪問営業と比べるとそう難しくはありません。

大変なのは、訪問営業の方です。

こちらは、個人宅の訪問営業が主な仕事になります。

アポイントも無しに飛び込みの営業ですので、忍耐力が必要になります。

以前、自社で購入したお客さんがリフォームを希望すれば話は早いです。

しかし、そのケースはそう多くはありません。

そのため、自分達で営業をして新規開拓をしなくてはならないのです。

以上が不動産コンサルティングとリフォーム営業の解説になります!

それでは次の記事でお会いしましょう!

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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