
「ホワイトな職場で働きたい」と考えている方は少なくないのではないでしょうか。
そもそも「ホワイト企業」という言葉は、労働環境が悪い会社を指す「ブラック企業」という言葉が先にあり、その対義語として普及しました。
では、そもそもホワイトな職業にはどのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、ホワイトな職業の特徴や本当にホワイトな会社か見極める方法、おすすめの職業について解説していきます。
この記事の監修者

岡本啓毅
YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役
北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。
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ホワイトな職業に共通する特徴

そういえば、ちゃんと考えたことないな。
ホワイトな職業とは、単に給与が高いということだけではありません。
働く時間や休日の多さなど、自分にとって重要な要素のバランスが良い状態の仕事を指します。
無理なく働き続けることができる環境が整っているため、心や体に余裕をもって生活できる環境といえるでしょう。
ここでは、ホワイトな職業に共通する特徴について解説していきます。
ワークライフバランスが保たれている
仕事とプライベートの時間を、どちらも大切にできる環境はホワイトな職業の基本です。
例えば、月間の平均残業時間が20時間未満であったり、年間の休日が120日以上あったりする仕事が該当します。
定時で帰れる日が多いと、仕事が終わったあとに趣味などの自分の時間や家族と過ごす時間を楽しむことができます。
しっかり休むことで体力を回復させ健康な状態を維持できるため、結果的に仕事でも成果を残すことができ、長く働き続けられることにもつながります。
福利厚生や社内制度が充実しており生活の質を上げやすい
会社からの支援が手厚いことも、ホワイトな職業の大きな特徴です。
住宅手当や家族手当などの経済的な支援があると、毎月の生活費を抑えることができます。
そのため、もらっている給与の額面以上に経済的な余裕も生まれやすくなるのです。
また育休や産休の取得実績が豊富であれば、結婚や出産などのライフイベントがあっても安心して働き続けられます。
こうした制度が整っている会社では、心身共に生活の質(QOL)を上げやすくなります。
離職率が低く人間関係や組織文化が安定している
働く人たちの間でパワハラや過度な競争がなく、お互いに協力し合う風土が根付いている職場はホワイトな環境であることが多いです。
職場の人間関係が良ければ、日々の仕事における心理的なストレスを抱えにくくなります。
さらに、離職率が低い職場は辞めた人の穴を埋めるために組織を組み替える機会が少なくなるため、頻繁な組織改編がないことも特徴です。
そのような環境は組織文化が安定しやすいため、長期間にわたって在籍しやすい職場だといえるでしょう。
監修者コメント
ホワイト企業の基準は自分のなかにもっておこう
ここまでは一般的なホワイト企業の要素についてお話ししてきましたが、大切なのは自分のなかで「何があればホワイトなのか」を明確化しておくことです。
人によっては、人間関係が良好であっても「なれなれしい」「過干渉だ」と感じて嫌がることもあります。
組織改編が少なく組織文化が安定していることも、「何かにつけて過去の習慣を持ち出されて嫌だ」「もっと新しいことや前例がないことがしたい」と感じる人もいます。
全ての人にとってのホワイト企業は存在しません。
自分のなかにホワイト企業の基準を作っておき、それを元に判断するようにしましょう。

岡本啓毅
ホワイトな職業が多い業界に見られる特徴
自分に合ったホワイトな職業を探す際には、個別の会社の特徴を調べるだけでなく、業界全体の特徴を知ることも近道になります。
利益が出やすい仕組みがあったり社会的に守られていたりする業界は、労働環境が良くなりやすく、ホワイトな職業が多くなりやすいためです。
ここでは、ホワイトな職業が多い業界に見られる特徴について解説していきます。
参入障壁が高く収益基盤が安定している
「参入障壁が高い」とは、ある業務を行うために特定の技術力や大量の資源が必要であり、新しく他社が参入することが難しい業界を指します。
このような参入障壁が高い企業はライバルが少ないため、無理な価格競争に巻き込まれにくく、会社の利益が安定しやすいという強みがあります。
利益がしっかり出ているため、人員配置や仕事のスケジュールにも余裕が生まれるケースは多いです。
例えば、化学メーカーや素材メーカーといった業界は参入障壁が高く、ホワイトな職業が多くなりやすい特徴があります。
公共性が高く市場の変動を受けにくい
鉄道や電力、ガスなど、日々の生活に欠かせない社会的なインフラ事業を行っている業界もホワイトな職業が多い傾向にあります。
こうした事業は、景気の良し悪しに関わらず一定の需要が常に維持されるため、業績が大きく落ち込む心配がありません。
また公共の利益を守る立場であることから、国が決めた法律やルールを守る法令遵守の意識が高い傾向にあります。
そのため社内のコンプライアンス意識が高く、ハラスメントなどを通報する窓口も設置されており内部統制も機能しています。
生産性の向上が重視され柔軟な働き方が浸透している
最新の技術を活用して、効率的に価値を生み出そうとする姿勢が強い業界はホワイトな職業が多くなります。
生産性を重視している会社は「社員全員が同じ時間に朝礼に参加すること」といった画一的な働き方よりも、「これは本当に効率的か?」という問いかけを大切にしています。
こうした業界では、時間や場所にとらわれない働き方が普及しており、リモートワークやフレックスタイム制の導入が進んでいることも特徴です。
もちろん成果を上げることが前提ですが、日々の仕事をコントロールしやすく理想のワークライフバランスを実現できるため、働きやすいと感じる人も多いのではないでしょうか。
とくに、IT業界ではこうした風潮が強い傾向にあります。
ホワイト企業かどうかを見極める方法

求人票の条件が良いからといって、すぐに「ホワイトな職業だ」と安心してはいけません。
入社したあとに後悔しないためには、表向きの情報だけでなく、実際のデータを確認することが大切です。
いくつかの指標を見ることで、本当に労働環境が整っているかどうかを知ることができます。
早速、ホワイト企業かどうかを見極める方法について見ていきましょう。
有給休暇の取得率・平均勤続年数など具体的な数値を確認
ワークライフバランスが保たれているかどうか、という観点は他の会社と比べる際に有効な指標です。
例えば、
- 有給休暇を実際に何日消化できているか
- 連休を取得している社員がいるかどうか
- 社員の在籍年数はどれくらいか
- 残業の平均時間はどれくらいか
といった点を確認しましょう。
一例ですが、有給休暇の消化率が80%以上、平均勤続年数が10年以上ある会社は、ワークライフバランスが整っている可能性があります。
有給休暇を使いやすく、なおかつ定着率が高いということは、それだけ働きやすい環境の会社である証拠といえます。
このように、「数値」を活用してホワイトかどうか見極める視点も大切です。
残業代の支給方法やみなし残業時間の有無を確認
給与に関しては、残業代の支給方法をしっかり確認しておきましょう。
とくにみなし残業制の場合は、毎月の基本給に、あらかじめ何時間分の残業代が含まれているかを必ずチェックすること。
会社によって、20時間分、30時間分、40時間分……と含まれる時間は異なるため、求人票の給与欄をしっかり見るようにしましょう。
また、口コミサイトなどで社員の声を実際に見てみることも大切です。
例えば、「サービス残業ばかり」「残業代が支払われない」といった声が上がっているなら、ホワイト企業とはいえないでしょう。
「くるみん」や「えるぼし」などの認定マークの有無を確認
「くるみん」や「えるぼし」とは、厚生労働省が子育て支援や女性の活躍を推進している企業を認めた証拠となるマークです。
これらのマークをもつ企業は、国が定めた一定の基準をクリアした優良企業であることを意味します。
もちろん、マークがあるからといって100パーセント安心できるわけではありません。
しかしマークをもたない企業と比べて、少なくとも「認定できるように労働環境を改善しよう」と気を使っている姿勢がある会社であると判断できます。
こういった、公的機関が認めている認証を確認するのもホワイト企業か確認する有効な手段です。
参考:厚生労働省「くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークについて」
参考:厚生労働省「「えるぼし」認定とは」
未経験からでも目指せるおすすめのホワイトな職業



特別な資格や経験がなくても、挑戦しやすいホワイトな職業は存在します。
大事なのは、自分の得意なことやライフスタイルに合わせて選ぶこと。
そうすることで、安定したキャリアを歩みやすくなります。
そのためまずは、ホワイトな職業にはどのようなものがあるのかを知り、自分が選べる選択肢を広げていきましょう。
事務・バックオフィス
法務や経理、人事などの管理部門といった事務・バックオフィスは、働き方が安定している傾向にあります。
営業職のような数値目標に追われることが少なく、繁忙期もあるとはいえ年間を通じて業務のスケジュールを予測しやすいことから、働き方が安定しやすい点が特徴的です。
また、事務・バックオフィスのスキルは他社でも通用するため、もし会社が合わないと感じても、転職をすることによって「自分にとってのホワイトな職場」を探すこともできるでしょう。
業界に限らず、あらゆる会社の運営に必ず必要な職業なので、前述のホワイト企業が多い業界を狙って就職・転職するのがおすすめです。
ITエンジニア
ITエンジニアは、専門的なスキルを身につけながら働ける職業です。
未経験からの採用が活発に行われており、入社後の研修制度が整っている会社も多く存在します。
完全未経験からいきなり採用されるのが難しい場合でも、無料や有料のスクール、職業訓練などのスキルを身につけられる環境があるため自学自習でも十分にスキルアップ可能です。
前述の「ホワイト企業が多い業界」で紹介したIT・Web業界での仕事が多いため、ホワイトな職場を見つけやすいといえるでしょう。
またそれ以外にも、ITやWebが主業ではない会社でもIT部門を置いているケースは多く、現代であれば様々な業界で活躍の場があるといえます。
未経験からIT系のエンジニアに就職し、自分の理想的な環境で働いている体験談も、ぜひ読んで参考にしてみてください。
公務員や公的機関の外郭団体
公務員は国や地方自治体で働き、社会の土台を支える仕事です。
公務員や公的機関の外郭団体とは、国や自治体がお金を出して作った、役所の仕事をサポートする組織を指します。
どちらも会社の利益を最優先にせず公共のために仕事をしており、なおかつ国や自治体などが費用を負担しているため、急な倒産のリスクがなく安定して働き続けることができます。
また転勤の範囲が市や県などの管轄エリアに限定されていることも多く、特定の地域で生活の基盤を固めたい人に向いています。
各種の手当や保障が手厚いため、福利厚生の面でも安心して長く在籍できる環境が整っているといえるでしょう。
監修者コメント
「ゆるい職場」がキャリアに与えるリスクも考慮しておこう
労働環境が整っている仕事のなかでも、近年注目されているのが「ゆるい職場」に伴うリスクです。
仕事が楽で居心地が良い環境に甘んじてしまうと、将来的に会社が倒産したりやむを得ない事情で転職が必要になったりした際に、他社で通用する武器がないという事態に陥ります。
ホワイトな環境を活かして自律的にスキルアップするなど、自分の市場価値を高める工夫をしながら働くことが必要です。
自分が置かれた環境を疑問視して、将来のためにより成長できる環境へ転職を成功させた方の体験談も参考にしてみてください。

岡本啓毅
まとめ
自分にとってのホワイトな職業を見つけることは、人生の質を向上させるための重要な1歩になります。
ワークライフバランス、福利厚生、人間関係など、自分が思う「ホワイトな条件」を明確にしておき、条件に合う会社を探していきましょう。
また、本当に働きやすい会社を探すためには、有給休暇の取得実績やみなし残業の有無などを自分の目で確認することが大切になります。
IT業界やインフラ業界、事務職など、未経験からでも挑戦しやすい業界や職種の特徴を理解しておくのも重要です。
もしホワイト企業の見極め方が分からない、自分1人で探すのが難しいと感じるなら、ぜひUZUZへご相談ください。
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