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新卒一括採用が廃止されたらどうなる!?そのとき詰む学生と採用される学生の違いを解説

新卒一括採用が廃止されたらどうなる!?
新卒一括採用が廃止されるらしいけど、ホントなの!?これからどうなっちゃうの!?
今すぐ廃止というわけではありませんが、多くの企業が取り入れ始めており、それによって様々な影響が出るのは間違いありません。『詰んでしまう』就活生にならないような対策が必要です。

新卒一括採用を廃止する企業が増えている、というニュースを耳にして、不安を感じている就活生も多いのではないでしょうか。

廃止する企業が増えれば、その影響は大きくなっていくでしょう。

しかし正しく対策すれば、過度に恐れる必要はありません。

この記事では、人材紹介会社UZUZの代表である岡本が「新卒一括採用の廃止」について解説した動画を元に、就活生への影響からどう対策すべきかについて解説していきます。

▼この記事の元になった動画はこちら

この記事の監修者

岡本啓毅

YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役

北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。

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新卒一括採用が廃止されるとどう変化するのか

かつては、経団連主導で大手企業をはじめとした多くの企業の「新卒採用の横並びスタート」が行われていました。

就活の開始が早期化してしまうと、学業がおろそかになったり採用する企業側の負担になるといった悪影響が懸念され、そのようなガイドラインが決められていたのです。

しかしそれは2018年に撤廃され、政府による要請という形で就活のスケジュールが定められました。

そこから現在まで、就活スケジュールは、政府から以下のように要請されています。

  • 広報活動開始:卒年の1年前の3月1日
  • 採用選考開始:卒年の6月1日
  • 正式な内定日:卒年の10月1日

この要請に従い、就活生も企業もこのスケジュールに合わせて「新卒採用」という枠のなかで、新卒同士の基準を比べ合う一括大量採用が行われてきました。

新卒一括採用を廃止するということは、上記のスケジュールに関係なく、いつでも就活や採用活動が行われるようになるということを意味します。

加えて、企業は「必要なスキルをもつ人材を、新卒も中途も関係なく、必要な人数だけ採用する」スタイルへ移行するということでもあります。

この変化により、学生はこれまでの「就活生同士と比べられる横並びの就活」から脱却し、個別の実力を証明することが必要になるでしょう。

参考:内閣官房「2026年(令和8)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請

新卒一括採用を廃止する企業が増えている

通年採用をしている大手企業は?

実際に、日本を代表する多くの企業がこれまでの新卒一括採用を見直し、多様な採用手法を導入し始めています。

例えば、以下の会社では通年採用への切り替えや、入社時期の自由化が進んでいます。

  • 富士通株式会社
  • Yahoo! JAPAN
  • 株式会社メルカリ
  • UNIQLO(株式会社ファーストリテイリング)
  • ユニリーバ・ジャパン

他にも、新卒採用はしているものの、入社時期を分けたり職種ごとの採用を行うなど柔軟な採用形態に変えている会社もあります。

  • KDDI株式会社
  • パナソニック株式会社
  • 株式会社日立製作所
  • PwCコンサルティング
  • 三菱商事株式会社
  • 野村ホールディングス株式会社
  • 株式会社星野リゾート

このように、新卒一括採用を廃止したり変更を加える企業が増えてきているのです。

監修者コメント

新卒一括採用には実はメリットが多かった

日本の新卒就職率が98%以上という驚異的な数値を維持できているのは、新卒一括採用という仕組みのおかげといえる側面があります。

若者の失業率は中国で15~20%、アメリカで10%、EUでは14%に達することもあります。

日本の若者が、海外と比べていかに高い割合で職に就けているかが分かるでしょう。

海外では実務経験がなければ正社員採用されないことも珍しくありません。

日本は企業側が新人への教育コストを負担して「意欲と若さ」「ポテンシャル」だけで正社員として採用する文化があります。

このように、実は新卒一括採用にはメリットがあることも覚えておきましょう。

参考:厚生労働省「令和7年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します

岡本啓毅

新卒一括採用の廃止で苦しむことになる就活生の特徴

今後の就活で苦しむ学生の特徴は?

新卒一括採用が廃止されると実力次第でいつでも採用してもらえるようになるから、チャンスが広がるように思えるけど……。
そういう人もいるかもしれませんね。反対に、苦しむことになる就活生が生まれてしまうことも考えられます。

仕組みは変化しているにも関わらず以前と同じ感覚のままで就活を進めてしまうと、内定を得るのが困難になる「詰む」学生になってしまう可能性があります。

新卒一括採用が廃止されたとき、どのような特徴をもつ就活生が苦しむことになるのか、確認しておきましょう。

「新卒だからイケる」と甘く見ている人

20代の社会人の方々もライバルになってくる

「新卒カード」という言葉もあるように、日本企業には一種の「新卒信仰」のようなものがあります。

すなわち、新卒であれば自社の社風に染まってくれて、辞めずに勤め上げてくれるだろうというある意味で終身雇用的な考え方です。

中途やその他の採用形態と比較して「新卒」を特別視する企業はまだあります。

しかし、新卒一括採用を廃止する企業は「そのような過去の考え方はすでにもっていないから制度を変えた」のではないでしょうか。

通年採用となると、ライバルは新卒の同級生だけではなくなります。

数年の社会人経験をもつ第二新卒や、実務スキルをもつ中途採用者と同じ土俵で比較されることになるのです。

「社風を吸収できる素直さ」だけでなく、一人のビジネスパーソンとして何ができるのかを問われるということです。

そのため「新卒だし、イケるだろう」と新卒ブランドに依存できると考える人は苦戦を強いられることになるでしょう。

就活のスタートダッシュが遅れる人

これまでは「就活解禁」という合図に合わせて全員が同時にスタートしていましたが、通年採用ではその合図がありません。

ES(エントリーシート)や筆記試験など、準備すればするほど就活は有利になります。

これは、対策すれば正答しやすくなるという意味だけでなく「そのくらい真剣に志望して準備している」という本気度も見られるということです。

半年前から特定の企業を研究し、インターンや自己研鑽を積んできた人と、直前になって慌てて準備を始めた人とでは、志望度の説得力に差が出ます。

実はこれまでも「就活解禁」の号令の前から企業研究などの就活準備をしている人はおり、そういった人は解禁後にようやく動き出す人よりも就活を有利に進めていました。

新卒一括採用が廃止されると「就活解禁」の号令すらもかからなくなります。

自発的に準備してスタートダッシュできる人と、なかなか就活を始められない人の差は、今までよりもさらに大きく開いてしまうでしょう。

なんとなく大手企業を志望している人

大手企業の通年採用枠には、同世代のエリート層だけでなく他社でスキルを磨いて再挑戦してくる社会人も応募してきます。

中小企業であればライバルの数は限られますが、知名度の高い企業では常に高い専門性をもつ優秀な人材との競争になります。

戦略もなく、イメージだけで「なんとなく」大手企業を志望してしまうと、優秀な中途社員やスキルのある若手と比較され、落とされてしまう結果になるでしょう。

これまでも大手企業は狭き門でしたが、新卒一括採用が廃止されると余計に選考難易度が上がってしまう可能性があるのです。

監修者コメント

新卒一括採用廃止で就職率は低下していくのか?

結論として、新卒一括採用廃止は就職率にはそれほど影響がないといえます。

少子化の影響で若手人材の希少価値は上がっているため、企業側の新卒や若者を採用したいという意欲が減少することはありません。

むしろ、これまでは大手に新卒の応募を奪われていた中小企業が、積極的に新卒採用に乗り出す動きも考えられます。

「AIの発展により採用枠が減少するかもしれない」という見立てはあるものの、そもそもAIを大規模に導入して人件費を削減できるのは、それだけの予算をもった大企業が中心です。

これまでと変わらず中小企業では若手人材の募集を行うと考えられています。

もしも就職率を左右するような変化があるとすれば、それは制度の廃止やAIの発展ではなく、不景気による企業側の雇い止めの可能性が高いでしょう。

岡本啓毅

新卒一括採用が廃止されても困らない人の特徴とは

ブラッシュアップすることが重要

新卒一括採用の廃止って、けっこう大変なんだね。どうすればいいの!?
これからお伝えする対策をしておけば大丈夫ですよ!

採用のルールが変わっても、企業の本質的な人材ニーズを捉えていれば困ることはありません。

通年採用が一般的になるとしても、対策しておけば「詰み」になってしまうようなことはないでしょう。

どのような対策をすればいいか、ここで解説していきます。

早めに就活を開始する

一斉エントリーの時期を待つ必要がないため、3月よりも前から積極的に就活を進めましょう。

重要なのは、単にWebサイトを眺めるなどの情報収集を行うだけでなく、実際に手を動かしたり足を運んだりすることです。

  • 筆記試験の対策をする
  • ESを書き始める
  • 面接練習を繰り返す
  • 志望企業の人事に連絡をとって話を聞く

実際に行動することで自分に足りない知識やスキルを知ることができ、早く動くほど不足を補う時間も確保できます。

行動の早さが、選考対策の質も量も高めてくれるのです。

具体的にどのような選考対策を行うべきか知りたい方は、まずは以下の記事を読んで筆記試験の対策から始めてみてはいかがでしょうか。

志望動機をブラッシュアップする

「なぜ他社ではなく、この会社でなければならないのか」という問いに対し、論理的に答えられるように志望動機をブラッシュアップしましょう。

この問いに答えることは、同時に「なぜ企業側は自分を採用すべきなのか」というメリットを提示できるということでもあります。

企業研究を通じて、その会社の課題や方向性を理解し、自分の強みがどのように貢献できるのかを説明できるように深めていきましょう。

そうすることで「即戦力が武器」である中途社員のライバル候補にも劣らない、志望動機の説得力をもつことができます。

志望動機を作る際のポイントを知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

経験やスキル以外で勝負する

社会人経験がない学生は、基本的に第二新卒や中途採用者にスキル面で勝つのは不可能です。

そのため、ポテンシャルを「具体的な行動」で示す必要があります。

「成長させてください」と受動的になるのではなく「自ら課題を見つけて解決した経験」を根拠に、自分で成長できる自走力をアピールしましょう。

第二新卒や中途採用者よりもコストパフォーマンスが良く、かつ短期間で彼らに追いつける成長性と意欲があると感じてもらえるようにするのです。

これらを説明できれば、第二新卒や中途採用者と比較しても「一人のビジネスパーソンとして、新卒のこの人を採用したい」と思ってもらえるでしょう。

まとめ

新卒一括採用が廃止されると、様々な影響が生じます。

就活生にとって厳しい変化もありますが、変化をうまく利用すれば、周囲に差をつけて有利に就活を進められる可能性もあります。

早期に活動する、志望動機をブラッシュアップする、経験やスキル以外をアピールする、といった本記事でお伝えした対策をして、ぜひ納得のいく就活をしてください。

なかには「自分一人で就活をしていてこれで正しいのか」「しっかりスタートダッシュできているか」と不安になる方もいるかもしれません。

そんな方は、ぜひ就職エージェントに相談してみましょう。

私たちUZUZも就職エージェントを運営しており、これまで6万人以上の就職・転職をサポートしてきました。

新卒一括採用の廃止と聞いて不安を感じる方、今後の就活をどうすればいいか分からないという方は、ぜひ一度私たちにご連絡ください。

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