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高専卒の就職事情とは?就職先ランキングやおすすめの就活方法もご紹介

高専卒の就職事情とは?

高校でも大学でもない、高専ってあるよね。高専の就活ってどうなってるんだろう?
確かに、ほかの高卒や大卒と違って少し特殊な面もありますね。それでは、気になる高専卒の就活についてお教えしましょう!

この記事では、そんな高専卒の就職事情について、就職先ランキングやおすすめ就活方法までまとめてご紹介します。

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

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そもそも高専卒とは

そもそも高専卒って?

高専とは、高等専門学校の略称であり、高専卒とは高等専門学校を卒業している、という意味です。

多くの場合、中学卒業後の進路で高校か高専かを選ぶことになり、より専門的な分野を高校生と同程度の年代で学びたい場合に高専に進むことになるでしょう。

高専生は現役で卒業すれば、5年間在学することになるため、留年などをしなければ20歳で卒業することになります。

これは、現役で高校卒業後に短大や2年制の専門学校を卒業した人たちと同じ年齢です。

高専卒の進路は4割が就職

4割が就職!

前述のとおり、高専を卒業する年齢は現役生なら20歳。

大学に編入することも視野に入れられる年齢です。

政府の調査によれば、高専卒のうち大学への編入や大学院への進学がおよそ6割残り4割が就職をしているとのことです。

専門性をさらに高めるため、大学に編入する人のほうが多いという結果でした。

参考:政府統計の総合窓口「学校基本調査 / 令和3年度 高等教育機関《報告書掲載集計》 卒業後の状況調査 高等専門学校(101:状況別卒業者数)

学校基本調査 / 令和3年度 高等教育機関《報告書掲載集計》 卒業後の状況調査 高等専門学校(102:高等専門学校卒業者のうち 左記以外の者の数)

大学への編入や大学院へ進学する割合が多いというのは、少し意外だったなぁ。
とはいえ、4割の人は就職をしています。

ここでは、就職するケースを中心に、対策などを説明していきたいと思います。

高専卒の初任給はおよそ21万円

高専卒の初任給はおよそ21万円!

下記は、最終学歴別の初任給を比較した表です。

【最終学歴別の初任給比較】

大学院修了25万7100円
大学卒23万3600円
専門学校卒22万3900円
高専・短大卒21万5600円
高卒18万4600円

高専・短大卒はまとめられていますが、高専卒もだいたい21万5600円の初任給と考えていいでしょう。

高卒よりも高くなっていますが、これは高卒に比べて専門的なスキルや知識を業務で発揮してくれると期待されてのことでしょう。

参考:厚生労働省「学歴別にみた賃金

高専卒の就職先ランキング

高専卒の就職先ランキング

高専卒の就職先ランキングは、以下のようになっています。

1位JR東海
2位サントリーグループ
3位花王
4位旭化成
5位ダイキン工業
6位三菱電機ビルテクノサービス
7位中部電力
7位関西電力
7位JXTGエネルギー
10位東京ガス
10位メンバーズ

これは10位まで(同率11位も含む)のランキングですが、そのほかこれ以降のランキング下位まで見ても、いわゆる大企業が多数ランクインしています。

また、就職を希望した高専卒のうち、就職内定率は99.1%となっています。

大卒の就職内定率95.8%、短大卒の97.8%と比較しても高専卒の就職内定率が高いことが分かるでしょう。

大企業へ数多く就職していることと高い内定率を誇ることから、一般的に「高専卒は就職に強い」と考えても差し支えないのではないでしょうか。

参考:日経産業新聞「製造業だけじゃない 高専生の就職先ランキング(2018年)

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

高専卒は「準学士」にあたるため、実は短大より高学歴にみなされる場合も

実年齢が同じ20歳となるため、高専卒と短大卒は同列に語られるケースが多くあります。

前途した初任給ランキングの参考資料でも、同じ枠に入れられていたことからも分かると思います。

ですが実は、高専卒と短大卒で比較すると、高専卒のほうが高学歴とみなされる場合があります。

文部科学省が定める学校教育法では、学位として「博士」「修士」「学士」「短期大学士」を定めています。

これらは国際的に通用する学位です。

一方、学位ではなく称号として「準学士」「高度専門士」「専門士」が定義されており、これらは国際的には通用せず、日本国内でのみ認められるものとなります。

高専卒は、あくまで「称号」ではあるものの「準学士」となり、日本国内においては学士に次ぐ学歴と考えられます。

一方で短大卒は「短期大学士」であり、日本国内においては学歴的には準学士(高専卒)には及ばないと考えられるものの、国際的に通用する「学位」です。

これらの称号や学位の重要性は、活躍の場を国内のどこに置くかでも見方が変わってくるのではないでしょうか。

高専卒が就職して後悔する内容はだいたい決まっている

高専卒が就職して後悔する内容はだいたい決まっている

高専卒の進路は4割が就職」で解説したように、高専卒のうち、およそ4割が就職します。

しかし、就職した高専卒のうち就職しなければよかったと後悔してしまう人もいるようです。

そして、そんな人たちが後悔するパターンはだいたい決まっているのです。

  • 大卒より低い給料に満足できない
  • 専門的に学んだことを仕事に活かせない
  • 大学に進学しておけば良かったと振り返ってしまう
せっかく就職するなら、後悔したくないよね!
はい。こうならないようにしっかりと進路について考えて、想定しておくことが大事ですね。

「大卒より低い給与が嫌」しかも「大学に進学しておけば良かった」と後悔するくらいなら、それこそ就職せずに進学すればいいのです。

高専を卒業してからも、そして当然ながら就職したり進学してからも、人生は続いていきます。

キャリアの先を見据えた決定ができるように、数年先、できれば何十年か先までのキャリアプランを立てておきたいものです。

高専卒におすすめの就活方法

高専卒におすすめの就活方法

高専卒でどうやって就職活動をしていくか、具体的なところも知りたいなぁ。
そうですね。

ここからは、高専卒で就活をする際におすすめの方法を、いくつかポイントを挙げてご紹介していきます。

自分に合った就職先を探す

「就職したい」という気持ちがあると、焦ってしまうかもしれません。

しかし、勢いだけで就活するのではなく、後悔しないためにも、先を見据えたキャリアプランを立てることが重要です。

そのための第一歩として、まずは自分に合った就職先を探すことから始めてみましょう。

  • 最初の会社ではビジネスマナーなどの基本を学びたい
  • 最初から専門的な業務ができる会社に行きたい
  • 将来の夢のステップとして、まず〇〇のスキルを身につけたい

様々な理由があると思いますが、将来を見据えながら、なおかつ働きやすく続けられそうな会社を探すのをおすすめします。

求人サイトを使う

自分に合った就職先がどんな会社かイメージできたら、そのイメージに合致するような会社を実際に探していきます。

探す方法の一つとして、求人サイトを使うのがおすすめです。

条件で絞り込んだり、口コミが書いてあったりするため参考にできる要素が多いためです。

また、大手求人サイトはいくつかあり、それらは微妙に掲載している企業が異なっています。

1つのサイトだけではなく、いくつかのサイトに登録してみるのも有効です。

エージェントを使う

就職エージェントを使ってみるのもいいでしょう。

採用まで支援してくれるタイプの伴走型のエージェントは特におすすめです。

求人サイトがエージェントサービスも提供している場合があるほか、エージェントサービスのサイトもあるので検索して登録してみましょう。

エージェントには就活に関する基本的な相談ができるほか、書類添削や面接練習などの選考対策も可能です。

さらには、マッチした企業の選考も紹介してくれます。

私たちUZUZもエージェントサービスを無料で提供しているので、気になる方はぜひ利用を検討してみてください。

高専卒の就活のポイント

高専卒の就活のポイント

ここからは、高専卒の就活において知っておいてほしいコツをご紹介します。

まずは自分が高専卒の就職で後悔しないか考える

前項では、「高専卒が就職して後悔する内容はだいたい決まっている」として後悔の例をご紹介しました。

学業を続けて専門性を高めたほうが良い場合もありますし、実際に6割の高専生は進学しています。

まずは「自分にとって就職が正しい選択か」を考えてみましょう。

就職する意味を前向きな理由でとらえる

「就職するほうが良い」「就職したい」と思ったら、前向きな理由を考えてみましょう。

「勉強したくないから」という後ろ向きな理由で就職を選択すると、後悔する可能性があります。

たとえ出発点はそうだったとしても「勉強よりも早く社会に出て経験を積むほうがいい」というように、前向きな理由に言い換えてみてください。

前向きな理由をモチベーションにすれば、後悔せずに就活を進めることができるようになります。

複数の就活手法を組み合わせる

求人サイトを利用する際、1社のサイトだけでなく複数のサイトを組み合わせたほうが良いとお伝えしました。

これは、就活手法についても同じです。

求人サイトだけ、エージェントだけといった進め方ではなく、複数の求人サイトと複数のエージェントを併用するのがおすすめです。

例えば、ある企業が応募候補に挙がったとき、その評判や評価などを調べるとします。

その際、1つのサイトや1社のエージェントだけだと、一方向から見た知見しか得られません。

複数の情報を組み合わせることで、情報に確信がもてたり、あるいは色々な意見があることに気づけたりします。

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監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

必ずしも大企業ばかりが”良い就職先”ではない

自分に合った就職先を探す際に注意してほしいことがあります。

それが、大企業ばかりが”良い就職先”ではないということ。

高専卒の就職先ランキングは大企業が多いとお伝えしましたが、だからといって自分も大企業を目指すべきだとは限りません。

当然、大企業のなかに良い就職先もあります。ですが重要なのは「自分に合っているかどうか」です。

自分の技能を活かしながら大企業のなかで安定して働くのは良いことでしょう。

しかし、スキルの専門性を高めたいと考える方のなかには、能力を発揮することよりも、研究や新技術の開発で新しい発見をすることに魅力を感じる方もいます。

スキルや専門性を高めることは手段の一つにすぎず「どうしても作りたい商品などがある」という方もいるのではないでしょうか。

自分が将来的に叶えたいことや目標と合っているかは、就職先を選ぶ際に判断しましょう。

まとめ

高専卒は4割が就職しており、就職希望者のおよそ99%が就職内定を得ています。

就職先は大企業が多く「高専卒は就活に強い」と言って間違いないでしょう。

ですがもっとも重要なのは、就職することが自分にとって正しい選択かどうか考え、長期的なキャリアプランのもとに最初の就職先を決めることです。

求人サイトやエージェントを複数活用しながら就活を進めると効率良く進められます。

ただし、高専卒は高卒や大卒に比べて人口比率が低く、そのため情報が少なく探してもなかなか良い就活の進め方が出てこないかもしれません。

そんなときは、周りの人に聞くのもいいですが、就活のプロであるエージェントに相談してみるのも手かもしれません。

エージェントは企業の内部事情にも詳しく、過去に高専卒の就職をサポートした経験もあるでしょう。

私たちUZUZは、様々なキャリアの経験者が集まっており、なかには第二新卒での転職やフリーターからの就職に悩んだという経験があるメンバーもいます。

UZUZのエージェントは、多様な経験を元にした多面的なアドバイスができることが強みの一つ。

少しでも高専卒での就活が不安なら、私たちUZUZのエージェント利用をご検討ください。

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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