
高卒で東京に進出すると、「生活費が高くて生活が成り立たないのではないか」という不安を抱く人は少なくありません。
また、そのような言葉もSNSを中心としたインターネット上に存在しています。
しかし実態を正確に把握して賢い選択を行えば、東京はむしろチャンスにあふれた場所になります。
この記事では、高卒が東京で働くことのきつさを解消し、現実的に充実した生活を送るための具体的なコツについて解説していきます。
この記事の監修者

岡本啓毅
YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役
北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。
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高卒が東京で就職することはできる?
結論から言えば、高卒が東京で就職し、生活を送ることは十分に可能です。
東京は日本でもっとも企業が集まる場所であり、学歴を問わない求人の絶対数も地方とは比較にならないほど多く存在します。
そのため、仕事が見つからなくて路頭に迷うという事態はそれほど心配しなくていいのです。
一方で「高卒で東京で生活するのはきつい」と感じる人がいるのも事実です。
その理由は、単純に学歴の問題だけでなく、東京特有の物価構造や生活スタイルの選択にあります。
何も考えずに東京へ飛び込んでしまうと、毎月の高い固定費に給料を削られ、経済的にも精神的にも余裕を失ってしまうかもしれません。
東京生活を成功させるためには、まず「なぜきついと感じるのか」の原因を正しく理解し、1つずつ対処していく必要があります。
高卒で東京生活がきついと感じる3つの理由

なぜ高卒が東京で生活するときに「きつい」といわれることが多いのか、その構造的な原因を3つの視点から解説していきます。
家賃相場の高さと手取りに差がある
東京で生活を始める際の最大の壁は、家賃相場の高さです。
厚生労働省によれば、高卒かつ新卒が受け取っている賃金平均は約19万7,000円とのこと。
手取り額は総支給額の8割程度になるのが一般的なので、高卒1年目は大体16万円弱の手取りになります。
一方で、都心部で一人暮らし向けの物件を探すとワンルームであっても家賃が8万円を超えるケースも少なくありません。
これでは固定費が手取り額の半分近くを占めてしまい、食費や光熱費を差し引くと自由に使えるお金がほとんど残らなくなります。
この「収入と固定費のアンバランスさ」が、東京生活をきついと感じさせる大きな要因の1つです。
高卒の手取り額について詳しく知りたい方は、以下の記事も確認してみてください。
参考:厚生労働省「新規学卒者の学歴別にみた賃金」
娯楽が多いため出費がかさみやすい
東京では地方と異なり車を所有する必要がほとんどありませんが、その代わりにあらゆる場所で娯楽の誘惑と出費の機会が待ち構えています。
メディアで紹介される飲食店や娯楽施設、観光地、ブランドショップなどが密集しているため、休日に外へ出るだけで予定外の出費が発生しがちです。
地方では「そもそもお金を使う機会が多くない」という状況もあり得ますが、東京では意識的に節約しなければどんどん出費がかさんでしまうのです。
大卒者との年収格差による心理的なきつさ
東京は高学歴なエリート層も多く集まる街です。
職場で同世代の大卒と一緒に働いていると、基本給や昇給幅の違いを目の当たりにする場面があります。
また、同郷で大卒の友人が自分よりも高い家賃の部屋に住んでいたり、高級な暮らしを楽しんでいたりする姿をSNSなどで見て、自分の暮らしと比較してしまうこともあるでしょう。
これらが積み重なると、「自分はこんなに苦労して生活しているのに、なぜこんなに差があるのか」と自己肯定感が下がってしまいます。
このような周囲との差から生じる心理的な不安や不満が、経済的な厳しさ以上に「きつさ」を強調させてしまうのです。
高卒と大卒の具体的な違いについてさらに知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
監修者コメント
上京する場合は初期費用がかかるも意識しよう
東京での生活を始めるためには、毎月の生活費以外に「初期費用」という大きなハードルがあります。
まず賃貸を契約する際には、
- 敷金(家賃1ヶ月分から2ヶ月分が多い)
- 礼金(家賃1ヶ月分から2ヶ月分が多い)
- 仲介手数料
など、1ヶ月分の家賃よりも大きな金額が発生します。
敷金・礼金は家賃に比例して高くなるため、地方と比べて、かかる費用は想像以上に高額になる可能性もあるでしょう。
さらに家具・家電など生活必需品を買いそろえるだけでも、数十万円単位の出費が必要になります。
最初に大きなお金がかかって貯金が減ってしまうという事実も、「東京生活はきつい」という感覚を強める要因になるのです。

岡本啓毅
高卒が東京で生活するメリットとは


高卒が東京で生活することには大きなメリットもあるんですよ!
生活費の高さというデメリットがある一方で、高卒が東京で生活することには、地方では得られないメリットが存在します。
これらのメリットとデメリットを見比べて、自分にとって適切な状態を目指すのが良いでしょう。
ここでは、高卒が東京で生活するメリットについて解説していきます。
求人数と職種の選択肢が圧倒的に多い
東京で生活することの大きな強みは、求人の圧倒的な数と多様性です。
東京都の有効求人倍率は常に高い水準にあり、地方に比べて就職の難易度は相対的に低くなります。
また、職種の種類も幅広いため、自分に合った仕事を見つけやすいのが特徴です。
万が一、最初に就職した会社や職種が自分に合わなかったとしても、近隣に無数の企業や仕事があるため「やりなおし」がしやすいとも考えられます。
こういった仕事に対する安心感は、地方ではなかなか得られないメリットです。
一度フリーターになったものの、地方から東京へ進出して転職に成功した方の体験談も参考にしてみてください。
情報の質と「刺激」の密度が高く成長できる
東京には様々な最新ビジネス情報に触れる機会があり、その質も量も地方にいては得られないものです。
ビジネスに関する勉強会やセミナー、異業種交流会などが日々どこかで開催されており、社内メンバー育成のために自社で勉強会を開催する企業も少なくありません。
こうした場に足を運ぶことで、最新のビジネストレンドやスキルアップのためのノウハウを、地方にいるよりも早くかつ大量にキャッチできます。
日常的な「刺激」の密度が濃いため、積極的にキャッチアップすることで地方で生活したときと比べて数年後の成長に大きな差がつきます。
「学歴」よりも「実力」で評価する企業が多い
東京には古い考えや慣習をもつ伝統的な企業もありますが、一方でIT業界を中心としてスタートアップ企業やベンチャー企業も密集しています。
こうした新しい企業群では、「どこの大学を卒業したか」よりも「今、何ができるのか」「どのような価値を生み出せるのか」という実利的な評価を重視する傾向があります。
前述したスキルアップの機会を活かして実力をつければ、学歴に捉われずに大卒と同等かそれ以上の待遇を手にできるチャンスがあふれているのです。
高卒がきつい東京生活を解消するための考え方

地方の生活と比べて「東京生活はきつい」というのは一定は真実ではあるものの、日々の積み重ねや工夫である程度はコントロール可能です。
ここでは、東京特有の高い物価に振り回されないためのコツを解説します。
家賃が安い居住エリアを選ぶ
東京生活を楽にする最大のポイントは、家賃に対する固定観念を捨てることです。
「東京に住むなら23区内でなければならない」「渋谷や新宿に近い場所が良い」といったこだわりを捨てれば、家賃は大幅に下げられます。
例えば、葛飾区、足立区、江戸川区といった23区の東側エリアや、西東京方面の武蔵野市、三鷹市、立川市であれば、一人暮らしでも家賃を5万円から6万円台に抑えやすい傾向にあります。
通勤にかかる時間を少し許容するだけで、部屋のクオリティを上げつつ家賃を数万円も浮かせられるかもしれません。
基本的に、交通費は会社が手当として支給するケースが一般的なので、通勤時の電車賃で懐が痛むこともないでしょう(上限額が決まっている会社もあるので事前に確認はしておきましょう!)。
また思い切って東京から少し離れ、隣接3県(埼玉・千葉・神奈川)の東京に近いエリアに住めば、住民税を下げることもでき年間の支出を抑えることも可能です。
例えば板橋区は埼玉県に面しており、東武東上線や地下鉄がある成増駅は東京ですが、1駅隣の和光市は埼玉県で、家賃相場を下げやすくなります。
「せっかく東京に住むなら有名な区に住まないといけない」という意識を捨てるだけで、生活をはるかに楽にできるのです。
福利厚生が充実している企業を狙う
額面の給与額だけで会社を選ぶのではなく、福利厚生、特に「住居に関する手当」が充実している企業を狙いましょう。
家賃補助や借り上げ社宅制度がある企業を選ぶことで、実質的な手取り額を毎月数万円単位で底上げできます。
例えば家賃補助が2万円支給されるということは、実質的に「月収が2万円増えるのと同じ意味をもつ」ということです。
なかには、会社が保有する独勤寮や社宅を活用することで、月の家賃が数千円から1万円、2万円程度の自己負担で住めるケースもあります。
東京生活でもっとも大きな出費である「住居費」を会社の制度でカバーできれば、高卒の初任給であっても貯金ができるほどの余裕が生まれます。
就職活動の際は、基本給の数字だけでなく手当などの支援制度の有無をチェックすることも重要です。
自分に合った節約術を取り入れて固定費を下げる
東京には、実は節約するための手段も豊富にそろっています。
コツとしては、通信費・食費・被服費・移動費・交際費・サブスクリプションなど定期的に発生する固定費を、無理なく節約することです。
例えば「音楽を楽しみたいから東京で生活している」のに、「節約のため一切ライブに行かない」としたら、人生の充実度が下がってしまいますよね。
「東京生活のきつさ」を解消するための節約が、きついと感じるほどの「我慢」になってしまったら本末転倒ですよね。
そこで、おすすめな節約術を9つ紹介します。
- 格安スマホに乗り換えて通信費を下げる
- 通勤定期を日常の移動でも活用する
- 使っていないサブスクリプションを解約する
- ポイント還元や還元率アップの日を狙って買い物をする
- 安いスーパーを駆使して週末にまとめ買いをする
- 古着屋で、質が良く長く使える有服を安く手に入れる
- 『メルカリ』や『ジモティー』などを利用して家具をそろえる
- 飲み会や外食の機会を減らす
- 「1駅歩く」ことで交通費を節約しつつ運動する
「これならできそう!」という、自分に合ったものから取り入れてみてください!
監修者コメント
上京直後にキラキラした生活をしないことも重要
SNSで見かけるような、都心のタワーマンションや高級レストランでの華やかな生活を、上京してすぐに目指すのは現実的ではありません。
テレビで見ていた「渋谷や恵比寿などに住みたい!」と憧れを抱くこともあるかもしれませんが、まずは生活基盤を安定させることが先決です。
そして実際に東京で生活してみると、華やかさの舞台裏にある大変さや不便さにも気づくものです。
そういった華やかな世界は、ある程度稼げるようになってから、あるいは東京の生活スタイルに慣れてからいくらでも楽しめばいいでしょう。
まずはSNSの情報に惑わされず、地に足をつけて堅実な生活をスタートさせることが、結果的にもっとも早く、そして深く東京を満喫できる近道になるのではないでしょうか。

岡本啓毅
まとめ
東京での生活は、決して「高卒だからきつい」というわけではありません。
居住エリアを工夫し、福利厚生の整った企業を選び、賢く節約術を取り入れることで、むしろ地方よりも自由で可能性に満ちた生活を送ることができます。
高卒の方が東京で仕事を探すなら、高卒の採用事情に詳しく、住宅手当や社宅制度のある求人を豊富に扱うエージェントを使うのが効率的です。
私たちUZUZも就職・転職エージェントサービスを運営しており、これまで6万人以上をサポートしてきました。
地方に住みながら東京の情報を集めるのは限界があるため、プロのアドバイスを受けながら、自分に合った「無理のない東京生活」への第一歩を踏み出してみましょう。
気になった方はぜひ一度、私たちまでご連絡ください。
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