もくじ

企業は、職歴の有無だけを見て評価しているわけではありません。
在学中の学習経験や身につけたスキルを伝えることで、十分にアピールできます。
この記事では、アルバイト経験がない既卒でも評価される職務経歴書の作り方を、ChatGPTのプロンプト例や例文とともに解説します。
一緒に書類選考を突破できる職務経歴書を作り上げましょう!
この記事の監修者

岡本啓毅
株式会社UZUZ 代表取締役
1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。
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アルバイト経験のない既卒でも評価される職務経歴書は作れる!

アルバイト経験がない既卒でも、アピールできる材料は意外と多いものです。
企業が既卒に期待するポイントを理解し、学生時代の経験や身につけたスキルを上手にアピールすれば、十分に評価される職務経歴書が作れます。
次項から、具体的な書き方のコツや基本構成を見ていきましょう。
企業が既卒に求めるポイントとは?3つの観点を意識して作成しよう
企業が既卒採用で重視する3つのポイントは以下です。
- 就職活動の経緯と空白期間の過ごし方:学業や資格取得に専念した場合は、その取り組みを前向きに伝える。
- 現在の就職意欲の高さ:なぜ正社員を目指すのか、どのようなキャリアを描きたいのかを明確に示す。
- 学んだスキルとその活かし方:学びの成果を具体的に伝え、仕事でどう活かすかをイメージさせる。
学んだスキルを示す際は、具体的な成果や実績を交えることが重要です。
例えば、「プログラミングスキルを活かし、〇〇というWebアプリを開発した」のように、具体的なエピソードを添えましょう。
企業は、あなたが自社でどのように活躍できるのかをイメージしやすくなります。
また、企業はポテンシャル採用をしているので、今まで学んだことを入社してからどのように活かせるのか、活躍できるのかを具体的に伝えることもポイントです。
空白期間について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
アルバイト経験がなくても職務経歴書でアピールできることは多い
アルバイト経験がなくとも、たとえば以下のような経験をアピールできます。
- 大学での研究:データ分析や論理的思考のスキルを示せる
- 資格取得:TOEICやMOSなど、努力の証明として有効
- ボランティア・インターン:主体性や社会性をアピールできる
- 個人活動:ブログ運営、動画編集、SNS運用など、自主性や継続力の証明
もし、以下のような経験がある方は、具体的な内容をChatGPTに伝えてみましょう。
- ブログ運営:「アクセス数を月1,000PVまで伸ばした」
- プログラミング独学:「Pythonで天気情報の自動取得アプリを作成」
- YouTube投稿:「動画編集をすべて一人で行い、登録者300人を達成」
- 読書・学習記録:「月5冊の読書を継続し、要約ノートをSNSで発信」
これらの経験は、単なる活動履歴ではなく、あなたが主体的に学び・行動してきた姿勢や価値観を伝える材料として、高く評価されるはずです。
例えば、大学の研究で「〇〇についての研究を行い、〇〇のスキルを得た」と述べます。
次に、「このスキルは御社の〇〇の業務で活かせると考え、応募先の企業でどのように貢献できるか具体的に伝えましょう」と続けましょう。
具体的なエピソードや成果を交え、企業が求める人物像と結びつけることで、より効果的なアピールができます。
応募先企業が求める人物像を把握して、自分の経験から得た力をどう活かせるかを言語化してみましょう。
職務経歴書にアルバイト経験を記載する場合の具体的なポイントを知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
【アルバイト経験のない既卒向け】職務経歴書の基本構成はこれでOK!
職務経歴書は、以下の構成を参考にすると、アルバイト経験がなくても作成可能です。
- 職務概要:簡単な自己紹介と就職意欲
- 学習・研究経験:大学での取り組みやスキル習得
- スキル・資格:PCスキル、語学力、独学内容など
- その他の経験:ボランティア、インターン、個人プロジェクトなど
- 自己PR:成長意欲、今後の目標、貢献への意欲
各項目では、具体的なエピソードや成果を盛り込むことで、あなたの強みや能力をより具体的に伝えられます。
また、応募先企業が求める人物像と、あなたの経験やスキルがどのように合致するかを意識して記述しましょう。
例えば、企業理念に「挑戦と成長」とある場合、自己PRでは「学生時代に〇〇へ挑戦し、〇〇の成果を出しました」と述べます。
次に、「御社でも常に挑戦と自己成長を続けたいです」のように、企業理念と自身の経験を結びつけてアピールしましょう。
職務経歴書を作成する際の基本を知りたい方は、こちらの記事をチェックしてください。
監修者コメント
職務経験がなくても、これまでの学びと成長性をアピールしよう
企業は、職歴の有無よりも、「どのように学び、どう活かそうとしているか」に注目しています。
学習目的や行動の背景を伝えることで、学習経験が評価される要素に変わるのです。
例えば、Webデザイン学習の場合、「デザインスキル習得」だけでなく、「〇〇の課題解決のためデザインを学び、実際に〇〇を制作」と具体的に示します。
目的と成果を示すことが重要です。
また、学んだスキルを応募先企業の事業内容と結びつけ、「御社の〇〇に貢献したい」とアピールすることで、企業はあなたの入社意欲と貢献意欲をより深く理解できます。
既卒の方は、アルバイト経験がないことに不安を感じるかもしれません。
しかし、学びや経験を整理し、企業が求める人物像と合致する点をアピールすれば、評価される職務経歴書を作成できます。

岡本啓毅
アルバイト経験なしでも大丈夫!ChatGPTを活用した職務経歴書の作成手順


そうは言っても、いざ書こうとすると迷ってしまいますよね。
そんな時に便利なのがChatGPTです。
職務経歴書の構成案やアピールポイントの提案だけでなく、経験やスキルを分析して、強みを引き出すキャッチコピーや、業界ごとの職務経歴の例文まで作成してくれます。
ここでは、ChatGPTを活用した職務経歴書の作成手順を3つのステップで紹介します。
ステップ1.ChatGPTに基本情報を入力する
ChatGPTに職務経歴書作成を依頼する前に、基本情報を整理しましょう。
プロンプトとは、ChatGPT に依頼する際の具体的な指示文です。
学歴、職歴(アルバイト含む)がないこと、学生時代の活動、強み、志望業界などを整理し、ChatGPTに入力してください。
私は既卒で、アルバイト経験がありません。 職務経歴書を作成したいので、以下の情報をもとに文章を作ってください。 ・大学で学んだこと(例:国際関係学を専攻、ゼミで政策分析を実施) ・資格(例:TOEIC800点、MOS Excel資格取得) ・自己学習(例:マーケティングのオンライン講座を修了) ・自己PR(例:新しいことを学び続ける意欲がある) これらを活かし、企業に伝わる職務経歴書を作成してください。 |
以下は、ChatGPTに実際にプロンプトを入力したときの画面です。

ChatGPTが生成した職務経歴書の下書きは、以下のように表示されます。


情報は具体的に伝えるほど、あなたに合った職務経歴書の文案をChatGPTが作りやすくなります。
ポイントは、自分に関する事実をできるだけ詳細に伝えること。
情報が少ないと、ChatGPTも表面的な内容しか作れないので注意しましょう。
ステップ2.ChatGPTに職務経歴書の下書きを作成させる
基本情報をChatGPTに入力し終えたら、職務経歴書の下書き作成を依頼しましょう。
「以上の情報をもとに、です・ます調で職務経歴書を作成してください」とプロンプトを送ると、ChatGPTが下書きを生成します。
生成された内容を確認し、情報に抜けや違和感がないかチェックしましょう。
抽象的な表現は具体化し、成果や行動を明確にすることが大切です。
この段階ではあくまで下書きなので、最終調整は必ず自分で行いましょう。
ステップ3.ChatGPTが生成した文章を「自分らしく」仕上げる
ChatGPTの文章は、あくまでたたき台です。
まず、学んだ内容とどんなスキルが身についたか明確にしましょう。
例えば、「経済学を学んだ」ではなく「統計分析を活かし、データ処理スキルを習得した」と書くと伝わりやすくなります。
また、数字や事例を加えて説得力を持たせることも大切です。
「TOEICを勉強した」ではなく、「独学でTOEIC750点を取得し、英語論文の読解力を向上させた」といったように具体的に表現しましょう。
さらに、企業が求めるスキルをリサーチし、自分の強みを際立たせるよう表現を調整します。
AIの一般的な表現を自分の言葉に置き換えることで、オリジナルな職務経歴書に仕上げましょう。
監修者コメント
ChatGPTを活用しつつ、自分らしさを伝えよう
ChatGPTを活用すれば、職務経歴書作成の負担が大幅に軽減されます。
ゼロから文章を考えるのは大変ですが、AIが下書きを作成してくれることで、文章構成のヒントが得られ、スムーズに進められます。
しかし、企業が重視するのは応募者の実体験や考え方です。
生成された文章をそのまま使うのではなく、自分の経験や成果を反映させることが大切です。
例えば、「TOEICを勉強した」と書くのではなく、「TOEIC750点を取得し、英語の資料をスムーズに読めるようになった」と具体的な成長過程を示すと、より説得力が増します。
AIの一般的な表現を自分の言葉に置き換え、あなたならではのエピソードを加えることで、より魅力的な職務経歴書に仕上げましょう。
ChatGPTを上手に活用し、最後の仕上げで自分らしさを加えることが成功のカギです。

岡本啓毅
職務経歴書の作成にChatGPTを活用するメリット
ChatGPTは、文章作成をサポートしてくれる強力なツールです。
職務経歴書の作成に取り入れることで、作業効率が上がるだけでなく、文章表現の質や応募先に合わせた調整のしやすさなどのメリットがあります。
ここでは、主なメリットを3つ紹介します。
作成の時間を大幅に短縮できる
ChatGPTを使えば、職務経歴書の下書きを短時間で得られます。
自分で文章を考える場合、構成を練ったり表現を推敲したりと多くの時間が必要です。
しかし、ChatGPTなら必要な情報を入力するだけで下書きが数分で生成され、大幅に時間短縮できます。
短縮できた時間を活用すれば、企業研究や面接対策に加え、自己分析や志望動機のブラッシュアップも可能です。
職務経歴書作成に追われることなく、より効果的な準備に時間を充てられるため納得のいく転職活動につながるでしょう。
論理的で分かりやすい表現に調整できる
職務経歴書では、伝えたい内容を論理的で簡潔に書くことが求められます。
ChatGPTは大量の文章データを学習しているため、まとまりのある構成や適切なビジネス表現の提案が得意です。
自分では思いつかない言い回しや、読み手に伝わりやすい表現で文章を整えてくれるでしょう。
例えば、自己PRで冗長になりがちなところを、ポイントを押さえた簡潔な文章にまとめてくれるといった具合です。
ChatGPTを活用すれば、内容が伝わりやすく洗練された職務経歴書になりやすくなります。
応募先企業ごとに強みやスキルを効果的にアピールできる
応募先企業ごとに強みやスキルを効果的にアピールするには、職務経歴書のカスタマイズが必須です。
ChatGPTを活用すれば、企業ごとに適した職務経歴書を簡単に作成できます。
例えば、企業が求めるスキルや経験を強調するよう指示すれば、効果的な表現に調整可能です。
また、求人票のキーワードを取り入れたり、業界に合ったアピール内容に変更したりすることもできます。
ベースとなる情報を活かしつつ、企業ごとに最適な表現へと調整できるのが大きなメリットです。
書類選考を突破できる職務経歴書に仕上げるポイント3つ

作成した職務経歴書をより魅力的にするには、仕上げの工夫が欠かせません。
ここでは、書類選考を突破できる職務経歴書に仕上げるポイントを3つ解説します。
採用担当者が評価するポイントを押さえる
アルバイト経験がない既卒でも、職務経歴書で「学ぶ姿勢」を示すことが重要です。
例えば、資格取得やオンライン講座の受講、ゼミ活動や自主的な研究など、知識を深めるために取り組んだことを具体的に書きましょう。
また、「今できること」ではなく、「これからどう成長できるか」を明確に伝えることも大切です。
業界に関する学習や身につけたいスキルを示し、成長意欲をアピールしましょう。
こうした姿勢が採用担当者の目に留まり、未経験でもポテンシャルを評価されやすくなります。
既卒やアルバイト経験がなくても「ならでは」の自己PRを作る
アルバイト経験がなくても、職務経歴書では「学習意欲」「適応力」「自主性」をアピールできます。
例えば、「独学でプログラミングを学び、簡単なアプリを開発」や「大学の研究でデータ分析を行い、論理的思考を磨いた」といった経験を具体的に伝えましょう。
また、新しい環境に適応する力を示すために、ゼミや課外活動での役割や困難を乗り越えた経験を盛り込むのも効果的です。
自ら学び、行動できる姿勢を強調することで、アルバイト経験がなくても企業に魅力を伝えられます。
応募先企業に響くよう職務経歴書をカスタマイズする
職務経歴書は、企業が求めるスキルに合わせてカスタマイズすることが重要です。
アルバイト経験がなくても、学んだことや取り組んだ経験を活かしてアピールできます。
例えば、論理的思考が求められる職種なら、「大学の研究でデータ分析を経験」したことを伝えましょう。
また、コミュニケーション力が重視されるなら、「ゼミで発表や議論を重ねた」経験をアピールすると効果的です。
企業ホームページの採用ページや求人票の応募資格を分析し、今後どう成長できるかを具体的に示せば、未経験でもポテンシャルが評価され、企業に響く職務経歴書を作れます。
監修者コメント
職務経歴書は、自分の強みを正しく伝えるツール
職務経歴書は単に企業の要望に合わせるものではなく、自分の強みを正しく伝えるためのツールです。
アルバイト経験がない既卒でも、これまでの学びや経験を整理し、どのように企業に貢献できるかを示さなければなりません。
まず、応募先企業が求めるスキルと自分が培ってきた経験の共通点を見つけ、それを明確に伝えましょう。
例えば、プログラミングを学んだ場合「基礎を学んだ」よりも、「Pythonを使ってデータ分析を行い、〇〇の結果を得た」と具体的に示せば印象に残りやすくなります。
また、ゼミや研究での経験、資格取得、独学の取り組みなども強みになります。
学習意欲や自主性をアピールし、職務経歴書を通じて自分の成長可能性を伝えましょう。
具体的なエピソードを盛り込むことで、職務経歴書に説得力が生まれ、選考通過の可能性が高まります。

岡本啓毅
まとめ
アルバイト経験がなくても、学びや行動から得た経験を整理すれば、十分にアピールできる職務経歴書が作れます。
大切なのは、自分の経験を前向きに捉え、伝え方を工夫することです。
ChatGPTを活用し、自分の強みや意欲をしっかりと文章に落とし込んでいきましょう。
最後はあなた自身の手で「自分らしい」職務経歴書に仕上げれば、書類選考突破も十分に狙えます。
それでも不安な方は、UZUZを活用して、納得のいく一歩を踏み出してください。
UZUZでは既卒や就活未経験の方もサポートしている就職・転職エージェントです。
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