もくじ
ITテクノロジーの進歩によって、私たちの日常生活はIT技術に囲まれています。
そんな中で、このIT技術を支える「インフラエンジニア」の需要が高まっているのを知っていますか?
ここでは厚生労働省が公表しているデータを元に求人数や求人倍率を示しながら、インフラエンジニアの就職状況について詳しく説明していきます。
またインフラエンジニアの平均年収・残業時間、さらにはどのようにしてインフラエンジニアを目指せばいいのか具体的な方法についても紹介します。
【インフラエンジニアの就職率って?】まずは、求人数を見てみよう
まずはインフラエンジニアについて簡単に説明しますね。
「インフラが整っている国」などと耳にしたことはありませんか。
水道・電気・ガスや道路などの生活基盤のことを指します。
IT分野でも同じように情報システムを稼働・運搬するためのインフラが必要で、コンピュータやネットワークの設計・運用・管理を行うのがインフラエンジニア。
IT社会が進んでいる現在、その基盤を支えるインフラエンジニアは非常に重要な職業なのです。
それでは、厚生労働省が発表している「職業別一般職業紹介状況[実数](常用(除パート))」の2019年2月の求人数をみてみましょう。
新規求人とは一定期間(1ヶ月間)に新たに募集された求人数のことで、有効求人数とは繰り越されている有効求人数に加え新規求人数を加えた合計の求人数。
厚生労働省がまためた資料によると、インフラエンジニアは情報処理・情報通信技術者に含まれ、新規求人は17,112件、有効求人は50,196件です。
数値だけ聞いてもピンと来ないかもしれませんが、専門・技術職の中でも人手不足が叫ばれている医療従事者、建築系技術者に次いで多い件数となっています。
また前年比をみてみると、新規求人は6.8と専門・技術職のどの職業よりも高い数値となっています。
これは前年の同じ月に比べて、6.8倍も新規求人件数が増えていることを意味しています。
有効求人数についても専門・技術職の中では「その他の技術職」「医療技術者」に次いで高い3.9倍!
また、職業全体の新規求人は2.3倍、有効求人が1倍なので情報処理・通信技術者の新規求人6.8倍、有効求人3.9倍はとても高いことが分かると思います。
つまり、全体的にみて求人数が前年から大幅に増え、現在募集されている求人数が多いのは情報処理・通信技術者といえます。
【インフラエンジニアの就職率って?】求人倍率ってどうなってる?
続いて求人倍率についてです。
求人倍率は、仕事を探している求職者に対して何件の求人があるかを表したもの。
例えば求人件数が100件で求職者が20人だった場合、求職者1人あたりに5件の求人数があり、求人倍率は5倍となります。
求人倍率が高いほど仕事が見つかりやすい状況であることを示しています。
それでは実際に厚生労働省のデータを元に求人倍率についてみていきましょう。
インフラエンジニアを含む情報処理・通信技術者の新規求人倍率は4.42倍、有効求人倍率は2.5倍です。
一方で、職業全体の新規求人倍率は2.25倍、有効求人倍率は1.62倍。
前年求人倍率との差は、新規求人倍率が0.13プラス、有効求人倍率は0.08のマイナスです。
これは、去年に比べて情報処理・通信技術者を志望する人が増えたことを意味します。
そう考えると不安になるかもしれませんが安心してください。
なぜなら経済産業省が公表している「IT人材育成の状況等について」によると2030年までのIT人材不足数は40~80万人と推計されているからです。
依然として情報処理・通信技術者の求人数が増えており、有効求人倍率も2.5倍と職種全体の平均よりも高いので、まだまだ需要がある職種といえるのです。
インフラエンジニアの平均年収や平均残業時間ってどうなの?
インフラエンジニアの平均年収は一般的な職業と比べて特別高いというわけではありません。
DODAの「平均年収ランキング」によるとインフラエンジニアに最も近しい2つの職種、サーバーエンジニアで平均年収約470万円、ネットワークエンジニアで約450万円です。
ただし、インフラエンジニアで経験を積んでプロジェクトマネージャーや顧客のITインフラや経営戦略についてアドバイスするITコンサルタントにキャリアアップすれば平均年収600万円以上は決して夢ではありません。
ITエンジニアには、プログラマーやシステムエンジニアなども含まれます。
確かにプロジェクトの締め切り前や緊急のトラブル対応時には残業が多くなるかもしれません。
しかしDODAの調査によるとインフラエンジニアを含めた汎用機系エンジニアの平均残業時間は月32.8時間程度です。
平日1日当たり1~2時間程度ですので激務といえるような残業時間ではありませんよね。(参考元:DODA「15,000人の残業時間ランキング」)
このようにインフラエンジニアは決してハードな仕事ではありません。
また、積極的にスキルを身につけ、経験を積めば高収入を目指すことも可能です。
インフラエンジニア職に就きたい!と思ったら……
インフラエンジニアは、特に国家資格といった特別なものは必要ありません。
そうです。
ただしインフラエンジニアの仕事内容は幅が広く、ネットワークやサーバ・ソフトウェアといった専門知識や設計書を作成するためのスキルが必要。
またキャリアアップするためにはプログラミング言語の習得を求められることも。
未経験からインフラエンジニアとして就職することは可能ですが、入社してからかなり勉強しなければなりません。
なので人事採用者はあなたの学ぶ姿勢を重要視しています。
例えば、「インフラエンジニアに活かせる資格を勉強中です」といえば大きなアピールにつながりますよね。
インフラエンジニアへの就職サポートを得意とするサービスを利用すれば大丈夫!
例えばUZUZには、未経験から4週間でインフラエンジニアになれる「ウズウズカレッジ」があります。
インフラエンジニアに関する勉強や、実際の仕事でも使える実践的な研修、さらには面接対策のサポートもできちゃう充実の研修サービスです。
このようなサービスを使うと、インフラエンジニアへの道がぐっと近づくはず!
まとめ
インフラエンジニアは求人数や求人倍率をみて分かる通り、社会的に需要の高い職業です。
インフラエンジニアに興味が湧いた方は、まずはUZUZに相談してみてくださいね。
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