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ワーママが転職で後悔しないためには?失敗理由と対策も紹介!

ワーママが転職で後悔しないためには?

子育てしながら働くって大変そう……。
育児をしながら仕事をするのは、想像以上に大変です。

育休明けで仕事に復帰したものの、子育てしながらの仕事は予想以上に疲れると感じる方も多いのではないでしょうか。

日々、仕事と育児、家事に追われ、自分の時間が持てなかったり、子どもとしっかり向き合えなかったりして、転職を考える人もいると思います。

しかし、いざ転職してみようと考えると、上手くいくか不安になってしまう方も多いでしょう。

本記事では、ワーママが仕事を辞めたいと思う理由、転職して後悔したこと、後悔しないための事前準備やコツについて解説していきます。

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

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ワーママはどれくらいいるの?

出産後も仕事を続けるワーママって、どのくらいの割合でいるのかな?
雇用形態によって差はありますが、出産後も仕事を続ける女性の割合は昔にくらべ大幅に増えていますよ。

ワーママ=ワーキングマザーは、出産後も子育てをしながら仕事をする女性のことです。

出産後も仕事を継続し、子育てと仕事を両立する女性の割合がどのように推移してきたかを雇用形態別に見てみましょう。

第一子出産後の就業継続率(雇用形態別)

【第一子出産後の就業継続率(雇用形態別)】

正社員パート・派遣等
1985~89年40.4%23.7%
1990~94年44.6%18.2%
1995~99年45.5%15.2%
2000~04年52.4%18.1%
2005~09年60.3%18.7%
2010~14年74.4%27.9%
2015~19年83.4%40.3%

参照:厚生労働省「仕事と育児・介護の両立に係る現状及び課題」P10

正社員では直近の2015~19年に継続率が8割を超え、30年前と比較すると倍以上の水準になっています。

パート・派遣等、正社員以外の雇用形態では、依然として水準は低いものの近年大幅に改善されてきていることが分かります。

働きながらの子育てをサポートする法整備が進み、企業も取り組みを進めていることから働き続ける人が増えつつあるようです。

しかし、実際には働きながらの子育ての大変さから離職したり、より良い環境を求めて転職を考える女性もいるようです。

ワーママが転職したいと思うのはどんな時?

ワーママが転職したいと思うのはどんな時?

僕ですら、いつも転職したいな〜って思っているんだから、もっと大変なワーママは、なおのこと転職したいと思っているんじゃないかな。
そうですね。子育てしながらの仕事は、ストレスがたまることも多いと思います。

いつも時間が気になったり忙しすぎたりして心に余裕が持てず、行きづまって「もう解放されたい」と感じる時もありますよね。

パーソル研究所がワーママを対象に行った調査から、仕事(正社員)を辞めた理由を見てみましょう。

辞めたタイミングと、第一子の年齢別に理由を調べています。

【正社員を辞めた理由(第1子の年齢別)】

理由3歳未満3~6歳(未就学児)小学生以上
休みが取りづらい42.0%46.2%55.4%
希望する時間で働けない47.1%41.5%50.0%
職場の残業が多い28.5%38.7%41.1%
職場の理解が乏しい33.3%47.2%39.3%
職場で肩身が狭い43.5%50.9%39.3%
子供の成長を身近で見ることができない49.3%53.8%60.7%
子供の精神的ケアが不十分35.5%35.8%50.0%
子供に十分な教育ができない27.5%21.7%39.3%
家族・親族の家事・育児サポートが不十分39.9%31.1%30.4%
自分の体力が持たない42.0%52.8%62.5%

参照:パーソル総合研究所「ワーキングマザー調査」P18

子どもが未就学の時期は、職場の環境や理解不足が原因で辞めている割合が高いことが分かります。

小学生以上になると休みの取りにくさや勤務時間の制約から、子どもと時間が合わせにくく、十分なケアができないことが理由になってるようです。

子どもと向き合う時間が足りない時

平日は子どもを朝から夕方まで保育園に預け、お迎えに行ってからは夕食、お風呂、寝かしつけ……とノンストップで時間が過ぎていきます。

ゆっくり遊んであげたり、話しを聞いたりできない時は、思わず罪悪感を抱いてしまうこともあるでしょう。

また祖父母にお世話を頼む時間が長くなると、もっと子どもと過ごす時間が欲しいと感じる時もありますね。

成果や収入が上がらない時

子どものため、家族のためと思って一生懸命頑張っていても、思うように仕事の成果が上がらず、会社から評価がされないと意欲を失います。

育休から復帰したら後輩に追い越されていたり、昇進や昇格が難しくなったりと、環境要因もあってさらにモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。

業務内容や職場の人間関係にストレスを感じる時

「子どもがいるから」という理由で、大きなプロジェクトから外されたり、責任のある仕事を与えられなかったり、仕事に物足りなさを感じることもあるでしょう。

逆に残業をしなければならないほどの業務を与えられ、責任感から一人で抱え込みすぎて育児に支障が出てしまう場合もあるかもしれません。

残業をしないで定時で帰りたくても、みんなが残業している中では帰りづらい気持ちになることもありますよね。

結果として、時短勤務も取りにくくなり、お迎えの時間に帰れず、両親に頼むことになります。

人に頼るのは悪いことではないと分かっていても、罪悪感が生まれ、家庭と仕事が上手くいかずストレスがたまった状態で過ごすことになります。

寝不足や疲れがたまった時

一日仕事をこなし、帰宅後は家事や育児に追われる毎日では、寝る時間も充分にとれず疲れがたまってしまいます。

仕事にも集中できず、落ち込むことも増えていきます。

心が病んでしまうと育児にも支障が出てしまうため、無理しすぎず早めの対策を心がけましょう。

自分一人の時間を確保できない時

自分の好きなことをやったり、ぼーっとしたり、ゆっくりお茶を飲んだり、本を読んだり……何気ないことかもしれませんが、自分の時間はとても大事な時間です。

いつも時間に追われリラックスできずにいると、ストレスを抱えてしまい、もう辞めたい、投げ出したい、ゆっくりしたいと思うこともあるでしょう。

ワーママのつらさを解消する方法は以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

ワーママの転職はスケジュール的に難しいことも!

仕事と家庭の両立だけでも体力的・精神的にいっぱいで大変なのに、それに転職活動が加わるとさらにやるべきことが増えてしまいます。

より良い転職をするためには、企業研究や自己分析、勤務条件の優先順位の確認などを、じっくり時間をかけて行う必要があります。

しかし、そうなると仕事と家庭のことが終わってから、睡眠時間を削って作業をしなくてはなりません。

そのため「時間がない」「スケジュール的にキツい」という理由から、転職するより現状維持を選んでしまう人もたくさんいます。

そんな時こそ、一人で頑張りすぎず、転職エージェントを活用することをおすすめします。

子育て中の女性が働きやすい企業を紹介してもらうことで、転職もスムーズにできるはずです。

ワーママが転職して後悔するケースと理由

ワーママが転職して後悔するケースと理由

子育てと仕事に追われ、精神的にも疲れてストレスがたまったママたちが、もっと働きやすい職場を望むのは当然のことです。
しかし、勢いで転職してしまうと失敗して後悔してしまうこともあります。
そうなんだ、難しいところだね……!
少しでもより良い転職をするためには、これまでのワーママたちの後悔の理由を知っておくことが大切です。

そこで、ワーママが転職して後悔した理由を5つ紹介します。

先に理由を知っておくことで、事前に対策もしやすくなりますよ。

入社してびっくり!子育てとの両立のはずが違った!

求人には「子育てとの両立が可能」と書いてあり、面接でも「育児と両立している人もいますよ」と言われ安心して入社したものの実態はかけ離れていた、ということもあります。

  • 定時で帰る人に冷たい視線が注がれる職場だった
  • 時短勤務はあるものの、ほぼ活用されていない
  • フレックス制度はあるが、朝礼や終礼が固定化され実際は使えない
  • 在宅勤務制度はあるのに、オンラインツールの用意がなく実際はできない

このように、求人票の内容や面接時に聞いた内容を鵜呑みにすると、後悔することになりかねません。

好条件な仕事に飛びつくのではなく、慎重に見極めることが大事です。

そのため入社前には実際に働いている社員との面談を組んでもらったり、職場見学をさせてもらったりできないかお願いをしてみましょう。

難しい場合は口コミを参考にしてみるとよいです。

通勤にかかる時間が長くなった

「今より収入が増えて待遇も良くなるから!」と入社を決めた職場でも、通勤距離が負担となって後から後悔することもあります。

出勤前も退勤後も時間に追われ、やるべきことが多いワーママにとって通勤時間が伸びることは大変さに追い打ちをかけてしまいます。

子どもの送迎や、お迎え後の買い出しなどを考えた時、本当に通勤できる距離なのか、一度踏みとどまってシミュレーションしてみることが大切です。

子どもの体調不良による欠勤・遅刻・早退に理解がない

当然ですが、ワ―ママは採用面接で子どもがいることを伝えていて、会社側も了承の上の入社だったはずです。

しかし実際は、子どもの体調不良による急な欠勤や早退等に理解を得られないと感じ、働きづらくなることもあります。

あからさまに嫌な顔をされたり、子どもの看病のために休みを取っていても電話やメールで業務連絡が来たりなど、配慮されない環境では仕事を続けられなくなってしまいます。

人間関係が上手くいかない

中には、子どもの体調不良等の理由で欠勤したり、早退したりするワーママに対して、何かと目をつけて気に入らないという態度を取る人もいます。

どんな価値観や考え方の同僚や上司が在籍しているのかは、入社してみないと分からないため「思っていたのと違った」ということもあります。

面接時に職場見学等を申し出て、実際に雰囲気を確かめたり、働いている人と話す機会を持ったりして、より良い判断ができるように入念に準備をしておきましょう。

自分に合わない仕事だった

待遇や環境、収入を優先してしまい、いざ入社して仕事を始めたら、自分に合わない仕事だと気付くケースもあります。

経験もなく、さらにそれが自分の適正に合っていない仕事だとしたら、やはり続けていくことは難しくなります。

そうすると転職活動を繰り返さなければならないという悪循環になりかねません。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

自分に合った仕事の探し方3ステップ!

転職を考えた時、何を優先したいのか、今の自分にはどんな仕事ができるのか把握すると、後悔のない転職につながります。

自分に合った仕事の探し方の3ステップを紹介します。

1.自己分析を行う

これまでの仕事を通して得たスキルや子育て中でもできること等、まずは自分の強みを知りましょう。

今の自分の状況を分析することで、経験を活かす方法が分かったり、自分に合う仕事を見つけやすくなったります。

2.求人情報を確認する

子育てと両立できる仕事かどうか、勤務条件や待遇をしっかり確認しましょう。

  • 時短勤務や在宅勤務は可能か
  • 残業はあるか
  • 通勤時間はどのくらいか
  • 給与はどのくらいか
  • 自分に向いている仕事か

様々な角度から情報を比較検討して自分の希望に合っているか確認してください。

3.ライフプラン・キャリアプランを立てる

短期的な視点でなく、2年後、5年後、10年後の子どもの成長を踏まえて、どんな働き方をしたいか考え、選択していくと自分に合った仕事が見えてきます。

ぜひ、この3ステップをご活用ください!

後悔しない転職をするための準備

う〜ん。改めて、ワーママたちが仕事と家庭を両立するのってホントに大変。
満足のいく転職をするにはどうしたらいいの?
それではワーママ自身が、今の自分に合った良い転職先を見つけるために準備するべきことを見ていきましょう!

ワーママができるだけ後悔せず、転職を成功させるためには、事前の準備が欠かせません。

  • 疲れやストレスの原因を明らかにする
  • 譲れない条件の順位付け
  • 焦らず自己分析をする
  • 本当に転職する必要があるか考える

これら4つについて、よく考えてから行動することをおすすめします。

疲れやストレスの原因を明らかにする

疲れやストレスを感じるから転職を考えるのであれば、まずはその原因を客観的に分析し明確にすることが大切です。

仕事と育児の両立に時間的・体力的な負担を感じているのか、それとも職場の無理解やキャリア・収入への不満なのかよく考えてみましょう。

どのような原因かによって、転職の方向性は違ってくるはずです。

ここが曖昧だと、転職後も同じ不満を抱えてしまうことにもなりかねません。

譲れない条件の順位付け

仕事と家庭を両立させるため、転職先に求める条件の順位付けを行いましょう!

  1. 絶対に譲れないもの
  2. ある程度譲歩できるもの
  3. あれば嬉しいもの

この順に優先順位をつけることで、年収や待遇につられることなく、芯の通った転職活動ができるようになります。

焦らず自己分析をする

これまでの業務経験やスキル、自分が頑張ってきたことを見つめ直し、強みを再確認してみましょう。

そうすることで、自分に合った仕事ややりたいことが見つかりやすくなります。

自己分析をしっかり行うことで職務履歴書や面接でも自己アピールがしやすくなるため、できるだけ具体的かつ簡潔にまとめていきましょう。

本当に転職する必要があるか考える

転職活動は時間が必要となるため、仕事と家庭を両立しているワーママには大変な労力が必要です。

そのため本当に今、転職するべきなのか、なぜ転職する必要があるのかを、改めてじっくり考えることが大切です。

じっくり考えた上で納得してから転職活動に臨めれば、後悔の少ない転職につながります。

後悔しない転職のためのテクニック

実際に入社したら入社前に聞いていた話と実態が全然違う!となると後悔につながり、また転職することになってしまいます。
やっぱり、後悔する転職だけは避けたいよね!!
ここでは、より良い転職先を見つけるためのテクニックを3つ紹介します。

育児と両立できる職場かどうか調べる

育児と仕事を両立できるかどうかは、実際に働いてみないと分からない部分はありますが、求人票に書いてあることを鵜呑みにせず、実態を調べてみる姿勢も必要です。

子育てを支援する制度があっても、実際にはあまり機能していない場合もあります。

また、制度はあって機能していても、実際は同僚の理解が足りなくて働きにくい環境かもしれません。

育児と仕事の両立には、職場の理解が欠かせないものです。

職場の実際の雰囲気は、可能であれば働いている人に話を聞いたり、事前に口コミサイトやSNSなどを駆使して調べておきましょう。

面接でしっかり確認する

面接では思い切って単刀直入に、子育てと両立できる環境か質問してみましょう。

具体的なことを質問すると、面接官の反応で実態が推測できるものです。

  • 子育てと仕事を両立している人がどれくらいいるのか
  • その人たちはどんな働き方なのか
  • 急な休みが必要な場合はどうしているのか

このように、具体的なことまで踏み込んで質問してみるのも1つの方法です。

質問に対し言葉を濁すようであれば、良い環境ではないのかもしれません。

反対に良好な環境であれば、面接官は自社の強みとして喜んで話してくれるはずです。

転職エージェントを利用する

ワーママの転職活動は、仕事と育児に追われながら時間を捻出する必要があります。

当然、費やす時間や体力が限られるため、効率よく行うことが欠かせません。

後悔しない転職をするためには、特に情報収集において転職エージェントの力を借りることが有効です。

単独で集められる情報には限りがありますし、その情報が本当に正しいかも分かりません。

その点、転職エージェントには、様々な方面から情報が集まっているため、気になる企業の実態など、活きた情報が得られることもあります。

また、子育てとの両立に力を入れている企業の求人を紹介してもらえたりもします。

何より、不安なく就活ができるよう、その都度適切なアドバイスがもらえる存在は心強いものです。

まとめ

ワーママは仕事と家庭や育児を両立しなければならず、時間に追われて、毎日本当に忙しく過ごしています。

そのような負担を少しでも軽くしたいと思い転職を考えても焦ったり、なんとなくで転職してしまったりすると後悔してしまう結果になりかねません。

ママ自身のキャリアのためにも、家族の安心のためにも、ワーママが転職を成功させるためには、自己分析と情報収集をしっかり行うことが重要です。

ワーママは働ける時間に制約があるなどの理由から、普通の転職よりも難しくなってしまいます。

しかし、無理だというわけではなく、成功のためのテクニックを知っておくことで、自分に合う企業が見つかりやすくなります。

転職していいか悩んでいる、ワーママに合ったどんな職場があるのか知りたい場合は、就職・転職エージェントのUZUZご相談ください。

担当のキャリアアドバイザーによる今のライフスタイルに合った求人の紹介や転職のサポートで、転職をよりスムーズに進められます。

ぜひお気軽にお問い合わせください!

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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