もくじ
今は約3人に1人の新卒が、入社3年以内に退職しているのをご存知でしょうか。
新卒で3年以内に退職した場合は「第二新卒」として転職活動していく人がほとんどです。
しかし、転職活動をどう進めたらいいか悩んでいる第二新卒は非常に多いのです。
新卒時の就職活動からあまり時間が経っていないことから、就活の経験を生かして次の職場もパパっと決めているものと思われがちですが、そんなことはありません。
むしろ、誰かに相談しようと思っても、誰を頼ったらいいのか、何を相談したらいいのか分からず、余計に悩む第二新卒も珍しくありません。
そこで本記事では、転職活動について相談したい第二新卒は何をすればいいのかについて解説します。
おすすめの相談先や、相談することで得られるメリット、そして相談時の注意点などを紹介します。
この記事を読んで、転職活動の第一歩を踏み出しましょう!
この記事の監修者

岡本啓毅
株式会社UZUZ 代表取締役
1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。
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第二新卒を取り巻く転職事情


まずは、第二新卒を取り巻く転職事情から、見ていきましょう。
株式会社マイナビが実施した「企業人材ニーズ調査2024年版」によると、企業が第二新卒の採用に前向きであることが示されています。
既に第二新卒採用を実施している企業は52.6%にものぼり、新卒や中途採用で充足できない人員を、第二新卒採用でカバーしたいと考えているようです。
参考:株式会社マイナビ「企業人材ニーズ調査2024年版」
企業が第二新卒に対して抱くイメージ
同調査では、企業が第二新卒に抱くイメージについても調査しており「良いイメージ」「どちらかといえば良いイメージ」と答えた企業の割合は合計で、74.7%でした。
良いイメージ、良くないイメージをもつ理由は、それぞれ以下のようなものが挙げられました。

参考:株式会社マイナビ「企業人材ニーズ調査2024年版」
良くないイメージを持つ企業は、前職を早期に辞めたことが、マイナス要因になっているといえます。
こうした部分は、前職の退職理由をポジティブに言い換えることで対処できそうです。
ただ、良いイメージを持っている企業が多いのも事実です。
そのような企業は採用に積極的になっていると考え、自信を持って転職活動をしましょう。
今後の第二新卒の採用方針
第二新卒に対して良いイメージを持たれている裏付けとして、8割以上の企業が今後は第二新卒の採用に取り組むと回答しています。

出典:株式会社マイナビ「企業人材ニーズ調査2024年版」
規模の大きな企業ほど、第二新卒の採用に積極的である傾向があるのが分かります。
大企業では必要な数も多く、十分な人数を採用するのが難しいことが背景にあるようです。
大手企業の第二新卒枠は、意外と狙い目なのかもしれません。
第二新卒で中小企業から大手企業への転職を成功させるポイントについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
転職相談したい第二新卒が多い背景




参考:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」

でもみんな、若いからって勢いだけで転職しているわけではないよね?
第二新卒にとって転職は、初めての経験であることがほとんどです。
初めてのことに不安は付き物。
仕事は人生を大きく左右するものですから、納得のいくものにしたいですよね。
そのため「転職について相談したい!」と考える第二新卒は非常に多いのです。
また、第二新卒が相談したい理由は、以下の3つであることが多いです。
- 次こそは失敗したくない気持ちが強いから
- 自己分析ができていないから
- キャリアプランが不明確だから
以下に詳しく解説します。
次こそは失敗したくない気持ちが強い
1つ目は「次こそは失敗したくない!」という気持ちが強いからです。
3年以内に退職したということは、その会社に満足できなかったといえます。
つまり、新卒で入る企業選びに「失敗した」と思っている可能性が高く、慎重な転職活動を行っている人が多いのです。
転職成功の秘訣を聞いたり、企業の情報収集をするために、転職相談をしたいと思っている第二新卒は少なくありません。
また、失敗の経験がある分、会社に求める条件が新卒の頃と比べると明確になっている人もいます。
「その条件に合致する企業があるのか知りたい」と思い、転職の相談をしたいと考える第二新卒もいます。
自己分析ができていない
2つ目は自己分析が十分にできていないからです。
前職の経験から、次に入社したい会社の条件が明確になった人がいる一方で、「合わないことは分かったけど、向いている仕事は分からない」と悩む第二新卒もいます。
社会人経験があるとはいえ、第二新卒は3年未満で前職を退職しているため、まだ自分に向いている仕事や働き方が見えてない人も多いのです。
これは、自己分析が不十分であるために起こりやすいケースです。
そのため、転職のプロに相談しながら、改めて自己分析を行いたいと考える第二新卒は少なくありません。
キャリアプランが不明確
3つ目は、キャリアプランが不明瞭で悩んでいるケースです。
これは、既に会社を辞めた第二新卒に加えて、今の会社を辞めるか悩んでいる新入社員や若手社員にも多い悩みといえるでしょう。
年齢が若く、社会人経験が浅いために、今の仕事を続けた先にどうなるのかがイメージできず悩むことが多いです。
思い切って転職した方がいいのか決断をするために、転職のプロに相談したいと考えています。
第二新卒におすすめの転職相談先


- ハローワーク
- ジョブカフェ
- 大学の就職支援センター
- 転職エージェント
ただし、4種類全てのサービスを利用する必要はありません。
それぞれに特徴があるため、自分に合ったサービスを利用しましょう。
ハローワーク
1つ目はハローワークです。
利用したことがなくとも、名前だけは聞いたことがあるのではないでしょうか。
ハローワークは、公共職業安定所とも呼ばれる、厚生労働省が管理している施設です。
ハローワークでは、就職相談窓口が設置されており、誰でも就職や転職に関する相談が可能な上に、応募書類の添削や面接のサポートなども受けられます。
また、民間の転職サービスと比較すると求人数が多く、特に地元の中小企業への就職支援に強い特徴があります。
全国に500箇所以上設置されているため、住んでいる地域に関わらず利用できることも嬉しいですね。
ただし、民間の転職サービスよりも求人情報の内容が薄く、時にはミスマッチが起こることもあるため注意が必要です。
監修者コメント
ハローワークの求人は内容をよく確認すること
ハローワークは公的機関であり、募集を掲載した企業は求職者の紹介があれば、よほどのことがない限り対応してくれるため、面接につながりやすい点はメリットです。
しかし、前述のとおり企業の実態まで把握しているわけではなく、募集要項が法律に違反していなければ、どのような企業の求人も取り扱います。
そのため、稀にブラック企業の求人が混じることもあり、注意が必要です。
ハローワークで相談をして求人を紹介してもらう時は、応募企業の実情をよく調べましょう。
応募の際は相談員によく確認しつつ、口コミサイトなどで会社の実情を確認することが大切です。

岡本啓毅
ジョブカフェ
2つ目は、ジョブカフェです。
ジョブカフェは、各都道府県が設置している若者向けの就職支援サービスです。
ハローワークと同じく公的機関が運営していますが、ハローワークよりもフランクな雰囲気があり、気軽に相談しやすいという特徴があります。
そのため、まだ転職するかどうか決めかねている人でも利用しやすいです。
また、ジョブカフェでは、就職相談はもちろん、応募書類の添削や適職診断、職場体験も実施しています。
ただし、都道府県によってサポート内容が異なるため、詳細を知りたい場合は事前に居住地のジョブカフェについて調べておきましょう。
大学の就職支援センター
3つ目は、大学の就職支援センターです。
自身が卒業した大学に就職支援センターがある場合は、利用してみるのもよいでしょう。
「在学生のための施設なのでは……?」と思うかもしれませんが、実は卒業後も利用できる大学はたくさんあるのです。
中には、その大学の卒業生が退職したばかりで、独自に求人募集がかけられていることもあります。
ただし、公開されている求人は、新卒向けの求人数の方が多く、他のサービスと比較すると第二新卒向けの求人は少ない傾向にあるため、注意が必要です。
転職エージェント
最後に紹介するのは、転職エージェントです。
転職エージェントでは、転職支援の専門家によるサポートをマンツーマンで受けられます。
他にも、応募書類の添削や面接対策なども充実しており、1人で転職活動を行うことに不安のある人におすすめです。
マンツーマンでアドバイスを受けられるメリットは、気兼ねなく相談できる点や、不安なことにはとことん向き合ってもらえる点にあります。
私たちUZUZも転職エージェントのサービスを実施しています。
UZUZは、20代の第二新卒の転職に強く、これまでも多くの第二新卒を転職成功へと導いてきました。
また転職支援では、一人ひとりの希望や適性を考慮して求人を紹介しており、就職後もサポート体制を整えています。
利用料は全て無料ですので、少しでも悩みや不安があれば、いつでもUZUZまでご相談ください!
転職に迷う第二新卒が専門サービスに相談するべき理由


初めての転職に不安は付き物ですから、悩んだり、迷ったりすることも多いでしょう。
そんな時に専門サービスをおすすめする理由は以下のとおりです。
- 客観的な意見をもらえるから
- 入社後に後悔する確率を下げられるから
- 書類選考や面接のアドバイスがもらえるから
- 非公開情報が手に入る可能性もあるから
以下に具体的な理由を解説します!
客観的な意見をもらえるから
1つ目は、客観的な意見をもらえるからです。
1人で転職活動をしていると、全て主観的な考えで進めがちですが、応募書類や面接は、見る人や聞く人がどう思うかが重要です。
そのため、誰かから客観的なアドバイスをもらった方が、転職の成功率は上がります。
もちろん、友人や家族に見てもらってもいいのですが、転職に詳しい専門サービスに相談した方が、より具体的なアドバイスをもらえるでしょう。
また、自己分析も同様で、自分1人では好きなことや得意なことに気付かないケースも多いです。
専門サービスに相談して新たな自分の強みを知ると、転職の幅が広がり、自分に合った企業を見つけやすくなりますよ!
入社後に後悔する確率を減らせるから
2つ目は、入社後に後悔する確率を下げられるからです。
キャリアプランが明確で、自分で求人情報を見極められる人は問題ないですが、そうでない人は専門サービスを活用して相談するのがおすすめです。
例えば、転職エージェントは、あなたのキャリアプランを一緒に考えた上で、適切な求人を紹介してくれます。
そのため、ミスマッチが起こりづらい特徴があるのです。
専門サービスの職員は、様々な業界や職種に対する理解が深いため、あなたに合った求人を、広い視野で一緒に考えてくれるでしょう。
書類選考や面接のアドバイスがもらえるから
第二新卒の就活は、新卒とは違った対策が求められます。
前職の退職理由は必ず聞かれるため、慎重な対策が欠かせません。
面接官にネガティブな印象を与えないよう、プロの目線でアドバイスをもらいましょう。
前職の経験をアピールポイントとして話す内容も、第三者の客観的な視点が加われば的確に回答できるようになり安心できます。
転職理由をポジティブに言い換える方法は、以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
非公開情報が手に入る可能性もあるから
4つ目は、非公開情報が手に入る可能性もあるからです。
専門サービスは、求人サイトには掲載されていない情報を持っている可能性があります。
例えば、転職エージェントでは「非公開求人」を取り扱っていたり、企業の内部情報を把握しています。
このように、求人情報だけでは分からない発見もあるので、ぜひ活用しましょう!
非公開求人については、以下の記事で詳しく解説しています。
企業が非公開で掲載する理由や、非公開求人の多い転職エージェントなどを解説していますので、気になる方はぜひこちらもご覧ください!
第二新卒が転職相談する時のポイント


転職相談をする際には、以下のポイントを押さえておくとスムーズに進みます。
- 転職したい理由を明確にしておく
- 転職の軸を明確にしておく
- 求人の希望条件をある程度決めておく
- 退職する前に相談する
- 選考対策まで合わせて相談する
- 担当のキャリアアドバイザーとの相性を重視する
- 最終的には自己責任で決める
転職相談をすると、ついつい相手に頼りがちになってしまいますが、あくまで転職するのはあなた自身です。
転職はあくまで「主体性」が大事であることを頭に入れて、相談に臨みましょう!
転職したい理由を明確にしておく
現職にどのような問題があって、転職によりどう改善したいのか、転職したい理由は明確にしておきましょう。
「なんとなく今の職場にいても、ダメなような気がする」というように理由が曖昧だと、相談を受ける方も困ってしまいます。
例えば、不満があるのなら、何に対して不満があるのか明確にしておけば、次の職場で同じ不満が生まれないかどうか検証することができます。
「エンジニアに未経験で挑戦したい」
「マネジメント側ではなくスペシャリストとして専門性を磨いていきたい」
このように目指したいキャリアがあるのなら、キャリアを少しでも具体的に言語化しておくと、実現できる方向性のアドバイスがもらえるでしょう。
転職の軸を明確にしておく
転職したい理由が分かってきたら、さらに深掘りをして転職の軸を定めましょう。
「転職の軸」とは、自身が「この転職で実現したいこと・絶対に避けたいこと」です。
ミスマッチの多くは「転職の軸」が定まらないまま、転職先を決めてしまうことが原因で起こります。
転職したい理由を含めて自己分析を徹底して行い、転職の軸を明確にしましょう。
転職の軸をはっきりさせることで、自分が目指す働き方がどのようなものか分かり、それが実現できるかが企業選びの判断基準になります。
自分の理想とする働き方が明確であれば、より深い相談ができるはずです。
就活の軸とは何なのか、就活の軸はどのように作ったらいいのかなど、詳しく解説していますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
求人の希望条件をある程度決めておく
具体的な相談に移る前に、求人の希望条件をある程度決めておきましょう。
自分の定めた転職の軸に応じた希望条件について、最低限譲れない範囲を決めておくことです。
相談のプロセスでは実際にいくつかの求人を見ながら、可能性を探っていくこともあります。
最初に譲れない条件を伝えておくことで、条件に合う求人だけを検討対象にできるので、相談する際の効率が上がります。
ただ、希望条件は現実的な範囲のものにしておきましょう。
退職する前に相談する
可能な限り、前職を退職する前に相談することをおすすめします。
そもそも転職すべきかについても、第三者の視点が入ることで、正しい判断につながりやすくなるからです。
また、辞めてしまう前に転職相談することで、焦った転職活動にならないメリットもあります。
焦りは、判断力を鈍らせ不本意な選択をしてしまう原因です。
そのため、可能な限り前職の在職中に転職活動を行い、次の仕事を決めてから辞めた方が良い結果につながります。
先に辞めてしまうと金銭的な不安から、妥協した転職になる可能性もあります。
ハラスメントの被害に遭っていたり健康を害していないのであれば、まずは転職相談をして、長期戦でじっくり取り組むことがベストです。
選考対策まで合わせて相談する
せっかく相談するのであれば、具体的な選考対策についてもアドバイスをもらいましょう。
特に前職の退職理由と志望動機については、第三者の客観的な視点を交えることが大切です。
退職理由はポジティブな印象になるよう工夫する必要があり、志望動機はそれを反映した内容にすることが必要です。
この両者に矛盾があると、ちぐはぐな印象を与え高評価につながりにくくなるからです。
また、企業が第二新卒に求めることについても、しっかりアドバイスをもらいましょう。
企業は第二新卒に対してはスキルや実績よりも、素直さや実直さを求めているものです。
そのような印象を与えられる受け答えになっているか、チェックしてもらうと選考通過の可能性も高まります。
担当のキャリアアドバイザーとの相性を重視する
転職相談において、担当キャリアアドバイザーとの相性はとても重要です。
「話しづらいな」
「意図が噛み合わないな」
もし、今担当してくれているキャリアアドバイザーに対して何かしらの違和感がある時は、サービスのお問い合わせ窓口から相談して変更してもらいましょう。
違和感を抱えたまま今の担当キャリアアドバイザーと転職活動を進めるよりも、自分が安心できる相談相手の方が良い結果を導けるでしょう。
遠慮せずに、キャリアアドバイザーの変更や他転職サービスの併用を検討しましょう!
最終的には自己責任で決める
最後のポイントは、最終的には自己責任で決めることです。
いくら転職のプロといえど、相談内容に対するアドバイスはあくまで一意見であり、あなたの人生の責任までは取れません。
転職相談で受けたアドバイスは、全てその通りに実行する必要はなく、それをあなた自身がどう考えて今後に活かすのかが重要です。
アドバイスの内容を鵜呑みにするのではなく、最終的には自分の意思で求人に応募しましょう。
第二新卒の転職について、よくある相談内容


第二新卒の転職でよくある質問は、以下の通りです。
- 第二新卒ってそもそも転職できるの?
- 新卒で入った会社をすぐに辞めてしまっても大丈夫?
- やっぱり3年間は今の会社で頑張るべき?
- 転職先が決まる前に辞めるのはアリ?
- 転職活動より資格取得を優先した方がよい?
- 印象が悪くならない転職理由は?
- 転職活動に有利な時期ってあるの?
- アピールできるスキルはないけど大丈夫?
- 未経験の業種・職種に転職できる?
- 第二新卒で転職しやすい業界や職種はあるの?
第二新卒の転職事情を理解した上で、自分のキャリアプランを改めて考えてみましょう!
第二新卒ってそもそも転職できるの?
結論からいうと、第二新卒の需要はあります!
近年は、少子高齢化や新卒の大手企業への一極集中により、若手社員不足に悩む企業は珍しくありません。
そのため、まだ20代である第二新卒を欲しがる会社はたくさんあるのです。
また第二新卒は、社会人マナーなどは身についているものの、前の会社に染まりきっていないことから育成がしやすく、新卒の代わりとして採用したがる会社もたくさんあります。
ただし、第二新卒は他の中途応募者と比較すると、実績やスキルが不足しがちなことから、面接などでは自身のポテンシャルをアピールする必要があります。
会社に将来性を期待してもらえないと、なかなか内定をもらえないこともあるため、転職を楽観視せず、事前準備を怠らないようにしましょう。
新卒で入った会社をすぐに辞めてしまっても大丈夫?
正当な理由があれば、問題はありません。
ただし、1年未満で辞めた場合は、企業のチェックが特に厳しくなるため、面接では、辞めた理由とこれからの目標を丁寧に伝えましょう。
とはいえ、辞めた理由を波風を立てずに伝えるのはなかなか難しいものです。
そんな時は、転職エージェントなどを利用し、悪印象のない伝え方や言葉選びを教わり、対策を立てましょう。
やっぱり3年間は今の会社で頑張るべき?
一概にはいえませんが、やはり入社数ヶ月で退職するような超早期離職は、その後の転職活動において企業の面接官から警戒される傾向にあります。
そのため、もう少し在籍することでスキルを習得できたり、人にアピールできる経験を積めたりできる環境であれば、年単位で頑張ってみてもよいでしょう。
ただ、あまりにもブラックな環境(過重労働やパワハラのある環境など)の場合や、心身に影響が出ている状況であれば、長居する必要はありません。
体を壊してしまう前に、早々に辞めるべきです。
転職先が決まる前に辞めるのはアリ?
理想をいえば、転職先が決まってから辞めるのがベストです。
ただ、忙しすぎて転職活動ができないような状態であれば、一旦辞めてから転職活動をすることを考えても構いません。
その場合は「3ヶ月以内に仕事を決める」など、目標を決めておくことが大切です。
転職活動が長期間になると、経済的に不安定になります。
「早く転職先を決めないとお金が……」と焦りが出てきてしまうからです。
生活費を稼ぐためにアルバイトを始めてしまうと、転職活動の時間が減ったり、ズルズルとフリーターになってしまったりする恐れもあります。
転職活動より資格取得を優先した方がよい?
資格取得を目指すのは、もちろんよいことです。
しかし、資格取得を優先するあまり、その間に転職活動をしないのはおすすめできません。
なぜなら、第二新卒の転職はスピード勝負であり、遅くなればなるほど不利になってしまうからです。
資格取得に時間を費やしてばかりで何もできなかった場合、履歴書に仕事をしていない空白期間ができてしまうことになります。
資格を習得する時は、転職活動を疎かにしないよう両立しましょう。
印象が悪くならない転職理由は?
前職への不満や上司や同僚の愚痴のようなネガティブな転職理由はNGです。
表現を工夫したとしても不満がにじみ出でしまうこともあり、プラスの印象を持たれることはありません。
仮に前職に不満があっての転職でも、ポジティブな理由に言い換えることが必要です。
身につけたいスキルや、思い描くキャリアなど、未来志向で転職理由を考えましょう!
転職活動に有利な時期ってあるの?
第二新卒向けの求人は、概ね4月・10月入社のタイミングが多くなる傾向にあります。
新卒の欠員が生じたり、早期離職の補充を考える企業が多いため、4月・10月入社を見越した求人が増えるのです。
結論、第二新卒で転職を有利に進めたいなら「4月入社なら12月頃」「10月入社なら6月頃」(大体3ヶ月前くらい)から動き出すとベストです。
こまめに求人情報をチェックしておくことが大切です。
アピールできるスキルはないけど大丈夫?
アピールできるスキルがあるに越したことはありません。
しかし、スキルがないからといって、転職を諦める必要はありませんよ!
第二新卒には「若さ」という武器があります。
「若い」ということは、それだけ今後成長するポテンシャルを秘めているということ。
ポテンシャルの高さに期待して採用する企業も多く、スキルを補えるほど熱意をアピールすることで内定を獲得しやすくなります。
第二新卒でも十分道は拓けるため、チャレンジを続けていきましょう。
未経験の業種・職種に転職できる?
第二新卒なら十分可能です!
一方で、30歳を過ぎると経験済みの業種や職種であっても転職難易度は上がり、未経験の業種や職種であれば、なおさらです。
未経験職に就きたいならば、20代後半がラストチャンスになると思っておきましょう。
そのため、未経験の業種や職種に興味があるならば、早めに転職を検討し、転職サイトや転職エージェントなどのサービスを活用することがおすすめです。
第二新卒で転職しやすい業界や職種はあるの?
人手不足の業界や体力を使う職種にとって、若手人材は喉から手が出るほど欲しいものです。
第二新卒であっても、若手人材というだけで十分に歓迎されるでしょう。
サービス業全般や、建設業、介護業界など、若手人材は貴重な戦力として捉えてくれます。
こうした業界・職種に興味があれば、積極的に応募していくことで、良い結果につながるでしょう。
監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
卒業後3年以内であれば新卒扱いとなる場合も
青少年雇用機会確保指針が改正され、3年以内の既卒者は新卒枠で応募できるようにすべきという指針が出されています。
第二新卒は職歴があるため中途採用となり、既卒者とは厳密には区別されます。
しかし、卒業後3年以内という枠組みに該当するため、第二新卒を新卒扱いで受け入れる企業も増えてきつつあるようです。
そもそも人手不足の業界では、若年求職者は大変ありがたい存在です。
第二新卒だからといって引け目を感じずに、積極的に転職活動を行うべきでしょう。
この記事のまとめ


もちろん、転職の相談は友人や家族でも良いのですが、専門サービスに相談することで、プロ目線のアドバイスをもらえたり、自分に合う企業を見つけやすくなります。
時には、非公開求人を紹介してもらえることもあるでしょう。
専門サービスへの相談はメリットが大きいため、転職を少しでも考え始めたら活用するのがおすすめです。
第二新卒におすすめの転職相談先は以下のとおりです。
- ハローワーク
- ジョブカフェ
- 大学の就職支援センター
- 就職エージェント
4つそれぞれに特徴があるため、自分に合ったサービスを活用しましょう。
そして私たちUZUZも、20代の第二新卒や既卒、フリーターを対象に就職・転職サポートを無料で行っております。
一人ひとりの悩みに寄り添い、これまで多くの第二新卒の転職をサポートしてきました。
いつでも転職相談を受け付けておりますので、お気軽にご利用くださいませ。
正社員求人多数!
第二新卒のキャリアを
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- すべて完全無料!
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- あなた専用!寄り添ったキャリア支援