それに1年間の中でも、おすすめの転職開始時期があるんです!
この記事では、第二新卒の転職期間がどのくらいかかるのか、おすすめの転職開始時期はいつなのか、そして転職期間を短くするコツも詳しく紹介していきます。
第二新卒の転職を成功させるために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
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第二新卒と呼ばれるのはいつまでか
実は第二新卒に関する明確な定義はありませんが、一般的には「卒業後の就業経験の有無」が大きく関わっています。
- 「学校卒業後1〜3年以内に就職、または就職した経験が1〜3年程度ある」
つまり、高校や大学などの学校卒業後に就職してから現在1年~3年目程度であり、その状態で転職をしようとしている人が「第二新卒」であると考えれば良いでしょう。
似た言葉として「既卒」と呼ばれる状態がありますが、こちらは「学校卒業後、1年~3年以内である」という点は同じですが、就業経験がない人を指します。
第二新卒に関してもう少し詳しく知りたい方は、以下の記事も確認してみてください。
第二新卒の転職期間はどのくらいかかる?
第二新卒の転職期間は、本人がすでに退職しているか、それとも在職中に転職活動を行うかどうかでも異なるので、それぞれのパターンで確認していきましょう。
退職してからなら転職期間は早くて1ヶ月程度
現職を退職してから転職活動を行う場合、第二新卒の転職期間は早ければ1ヶ月程度となります。
転職活動のみに専念できるため、比較的早く次の就職先を決めることができるのです。
退職後に長めに休むなどリフレッシュ期間を設けたりする方もいますし、自分がどんな仕事に就きたいのか悩みながら進める方もいるので、「1ヶ月程度」はかなりスムーズに進んだケースです。
また1ヶ月程度で決まる理由の他には、貯金などの生活費にも期限があり「1ヶ月程度で決めきらないと生活に支障が出てしまう」という面があります。
退職後に転職活動を行うということは、収入がない状態での転職活動をするということになるので、生活を送るために即決即断になりやすいケースがあるようです。
在職しながらなら転職期間は早くて3ヶ月程度
在職したまま転職活動を行う場合は、概ね3ヶ月程度の転職期間がかかります。
たとえば、
- 仕事で疲れてしまい、終業後に転職活動をする気力が出ない
- しっかりと自己分析したり履歴書を書いたりする時間が取れない
- 残業が多く、平日に面接を組むことができない
など上記のように、働いていると転職活動に使える時間が限られてしまいます。
他にも様々な調整が必要となるため、どうしても最短で選考を進めることが難しくなってしまい、在職しながらの転職は少し時間がかかる場合が多いのです。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
第二新卒なら在籍したままの転職活動がおすすめ
退職してから転職活動をしたほうが転職期間が短くなりやすいため、退職してから転職したほうが有利に感じるかもしれません。
しかし、特に第二新卒の転職活動は在籍したまま進めることをおすすめします。
まだ社会人になってから年次が浅いため、それほど金銭的余裕もないはずです。
退職してからの転職活動は「1ヶ月程度で終わる」というよりも「1ヶ月程度で無理やり終わらせないと金銭的に厳しい」という状況も関係しているでしょう。
じっくりと転職先を見定めるなら、在籍したままのほうが余裕を持って臨めます。
また初めての転職活動では、他の会社を知ることで今の会社の良さに気づいたり、夢や目標を叶えるためにいま自分に必要な経験・スキルなどが見えてきたりすることもあるでしょう。
上記の場合、退職してしまうと戻るのは難しいですし、必要な経験・スキルを習得したくてもできず、「自分の能力不足」が原因で転職がうまくいかないこともあるかもしれません。
ですが在職中なら、今の会社で半年〜1年程度かけてスキルアップし、能力を十分に引き上げてから転職活動に挑む、という選択をすることもできます。
自分の可能性を拡げるためにも、第二新卒での転職活動は在籍したまま進めるのがおすすめです。
第二新卒に有利な転職時期は転職期間から逆算して考えよう
第二新卒が転職するのに有利な時期は、採用側が「第二新卒に何を求めているか」を知ることで理解できます。
まず採用側が第二新卒を採用するケースは、以下の2つに大別されます。
- 抜けた新卒の穴を埋めるため(新卒採用に近いイメージ)
- 人員補充のため(中途採用に近いイメージ)
それぞれの採用理由から、転職におすすめの時期が分かるので、しっかり確認していきましょう。
おすすめの時期:1月~3月
「抜けた新卒の穴を埋めるため(新卒採用に近いイメージ)」の採用枠を目指すなら、1月~3月の間に転職活動を行うのがおすすめです。
この時期に転職活動を行うと、「4月に入社してほしい」と考えている採用枠に入り込むことができます。
時期感としては、新卒の入社より少し遅れて入社、といった感覚です。
企業側は、内定式後の内定辞退や予定していた新卒採用数に足りなかったときなどに、新卒枠に近い形で第二新卒を募集し、それによって予定より減ってしまった新卒枠を補います。
現職に在籍したままなら、少し期間がかかるため1月から開始するのが良いでしょう。
退職している場合は1ヶ月程度で転職できる可能性がありますが、「3月ギリギリ」まで開始を引っ張らずに、早めに動くことが成功のポイントです。
おすすめの時期:7月~9月
「人員補充のため(中途採用に近いイメージ)」の採用枠を目指すなら、7月~9月の間に転職活動を行うのがおすすめです。
4月に入社した新卒たちの新人教育が落ち着くのが、だいたい10月以降です。
そのくらいの時期に入社してほしいと考えているため、そこから逆算して7月~9月に転職活動を開始するのがおすすめ。
活動開始時期は1月~3月のときと同じで、現職と並行して転職活動を行うなら7月から、すでに退職しているなら9月の少し前から行うようにしましょう。
第二新卒の転職期間を短くするコツ
ここからは、転職期間を短くするコツを「退職後の転職のコツ」「在職中の転職のコツ」そして「どちらの場合でも使えるコツ」と、たっぷり紹介していきます。
退職後の転職なら直後から集中して実施
退職後の転職でもっとも大事なのは、余裕をもちすぎないことです。
退職後、リフレッシュするために遊びたくなるのは当然でしょう。
ですがあまり長く休み過ぎるとブランクが生まれてしまうため、社会人の感覚を忘れてしまったり、面接で人事に「ブランク期間なにをしていたのか?」と聞かれ返答につまってしまったりして、転職活動に悪影響が出てしまう可能性があります。
また退職後に転職活動をせず、昼夜逆転した生活を送ってしまうと、一般的な社会人のライフサイクルに合わせられず、入社後に苦労してしまうケースもあるでしょう。
そのため退職したらすぐに、転職活動を始めるようにしましょう。
在職中の転職なら転職活動の期間を決める
在職中に転職活動を行うのであれば、たとえ「転職できなかった」「就職したい会社がなかった」という場合でも、今の会社で働き続けることができます。
上記のような安心感があるからこそ、人によっては転職活動をつい後回しにしてしまったり、ズルズルと長期化してしまったりする場合もあるため、おすすめは「転職活動を行う期間を決める」ことです!
たとえば「今日から◯ヶ月後までに転職するぞ!(3ヶ月〜4ヶ月程度がおすすめ)」と決めて、その間は転職活動期間とするのです。
もちろん、たとえ決めた期間中に転職先が決まらなかったとしても、決して転職を諦める必要はありません。
なぜ転職できなかったのかを振り返り、次回の転職活動の開始に向けて、自己分析や企業研究を進めたり、経験やスキルアップを積む期間を作って再挑戦すればOKです。
このように、「期間を決めて集中して転職活動」と「足りない能力を鍛えて次回の転職活動に備える」というサイクルを繰り返していけば、いずれは理想の会社に転職できますよ。
第二新卒採用をしている企業を中心に転職対策を行う
当然ながら、第二新卒の採用を積極的に行っていない企業もあります。
第二新卒は新卒ではないですし、中途社員ほどのビジネス力や業務経験もありません。
それでもなお、企業が第二新卒を採用するのは
- 抜けた新卒の穴を埋める若手が欲しい
- 人員を補充したい
大きく分けると上記2点のような理由があります。
さらに第二新卒を採用している企業によっては、細かい理由として、
- ビジネスマナーを備えているが前職の社風に染まっていない若手を増やしたい
- 人材として優れている「思わぬ拾い物」との出会いに期待している
- 新事業部が拡大しているので「即戦力だが吸収力がある人」がほしい
- 自社が属する業界や業種に思い入れがあり、「一度別の業界に就職したが、諦めきれない」という想いが強い若手がほしい
など、さまざまな背景から採用を行っています。
そのため、第二新卒からの転職を成功させるためには、上記のような思いを持って積極的に第二新卒採用を行っている企業を狙うことがポイントになっていきます。
第二新卒を積極的に募集している企業を探し、自分の魅力をアピールしていきましょう!
年次にあった転職活動を意識する
第二新卒の一般的な定義は、卒業後に就職して1年~3年以内です。
裏を返せば、同じ第二新卒であれど、「新卒1年目〜3年目」までの人がいるということです。
そして新卒1年目、2年目、3年目はそれぞれ、第二新卒としての魅力も異なりますし、企業側が「ほしい」と思う理由も違ってきます。
企業側が「最低限のビジネスマナーだけほしい」というなら1年目の第二新卒を狙うでしょう。
「ある程度の経験や業界知識もほしいが、フレッシュさが大事」という企業には2年目の第二新卒がピッタリです。
「一人立ちする程度のビジネス力がありつつ、まだ若手として吸収力がほしい」のであれば、3年目の第二新卒が求められるでしょう。
自分がどの位置にある第二新卒なのかを把握し、企業が求める第二新卒像と合っているかを意識しながら転職活動を進めることも成功を引き寄せるコツの一つです。
第二新卒に強い転職サイトやエージェントを使う
世の中に、転職サイトや転職エージェントはいくつもありますが、第二新卒の場合は「第二新卒に強い」転職サイトや転職エージェントを使うようにしましょう。
企業が第二新卒に求めるものは、中途社員に求めるものとは異なっています。
第二新卒向けを謳っている転職サイトや転職エージェントのほうが第二新卒の転職に関するノウハウも多く、「第二新卒を求めている企業の求人」が多いため、第二新卒に特化したサービスを利用したほうが成功率が高くなり、転職期間も短くできるのです。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
キャリアプランがあるなら入社後3年以内の転職もOK
第二新卒で転職しようとすると多くの場合、引き止めにあったり「同じ会社で3年は働いたほうがいい」と言われたりすることがあります。
ですが、この「3年」の根拠は特にありません。
OJTの活用などによって一人立ちの期間が昨今では早くなっていますし、3年在籍した方が転職しやすい、という話でもありません。
しっかりと将来のキャリアプランが立てられているなら、1年目であろうと転職しても問題はないのです。
もちろん同じ会社で3年以上働いても問題ないですし、一つの会社に長く在籍していても成長はできますから、転職活動をしてみた結果「やっぱり今の会社で働き続ける!」という選択をするのも良いでしょう。
もしいまキャリアプランが特にないのであれば、まずは自分のキャリアと向き合って、周囲の言葉に惑わされずにキャリアを考えてみましょう。
転職活動自体にリスクはありませんから、ひとまず転職活動しながら考えてみるのも方法の一つですよ!
入社後3年以内で転職しても良い理由についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もご確認ください。
まとめ
第二新卒の転職期間は、退職しているなら1ヶ月程度、在籍中なら3ヶ月程度かかるのが一般的です。
おすすめの転職開始時期は1月~3月、または7月~9月。
しっかりと自分の年次に合わせて「自分の第二新卒の魅力は何か」を定めてから、第二新卒を積極的に募集している企業を中心に応募すると良いでしょう。
転職サイトや転職エージェントを利用する場合は、一般的な中途向け転職サイトやエージェントではなく、第二新卒に特化したサイトやエージェントを利用するのがおすすめです。
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