就活が手に付かなくなりそうなんだけど、どうすれば良いの?
自分の不安とうまく向き合って対処することで、無職から抜け出すことが重要です。
無職の人は経済面や将来への不安を抱えやすい一方で、自分でどうすれば不安を解消できるのか、就活に向けて何をすれば良いのかが分からないという人も少なくありません。
この記事では、無職の人が感じやすい不安や今すぐにできる対処法のほか、無職から抜け出すために気を付けるべき就活の注意点を解説していきます。
就活中の無職の人や、不安を感じている無職の人はぜひ当記事を参考にしてください。
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無職の人が感じやすい5つの不安
ニートである方へ行った調査結果によると、ニート・無職であることで多くの方が辛いと感じているのは、以下のような内容でした。
- お金がないこと
- 世間体が悪いこと
- 社会から孤立していると感じること
実体験なども踏まえたうえで、無職で感じる不安にはどのようなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。
参考:株式会社ビズヒッツ「 【ニートや無職になった理由と脱出方法】男女288人アンケート調査」
1.収入面・経済面の不安
まず、無職であるということは働くことでの収入を得ることができません。
収入がないため、経済的な不安は必ずついて回るでしょう。
また経済的な不安はそのまま、欲しい物を買えなかったりやりたいことができないといった不満にも直結していき、ネガティブな感情に陥る可能性も高まります。
場合によっては、必要な医療を受けにくいなどの身体的な問題にもつながりかねません。
収入面・経済面に不安があることは、他の様々な不安の起因にもなっているのです。
2.就職できなくなる不安
就職・転職をする際、必ず前職の経験や職歴を聞かれます。
その際、無職・ニート期間があると、その理由を説明しなければなりません。
その期間が長くなっていくと「なぜ無職の期間がこんなにあるのか?」「その間、どうしていたのか?」と、説明するのがだんだんと難しくなってしまいます。
仕事をしていないと就職できない、それによってさらに就職しにくくなる、という悪循環に陥ってしまうのです。
3.将来への不安
無職であることで、収入がなく、それまでの貯蓄を切り崩しながら生活していると、将来に対する不安が湧いてきます。
再就職できるのか、蓄えを作れるのか、年金や保険などの老後はどうすればいいのかなど。
また、今両親と同居していたとしても、いつかは自立して生活しなければならないタイミングがあります。
中には両親の介護のために、今想定しているよりも多くのお金が必要になることもあるでしょう。
そういった様々な事態が予想される中で、収入を得る仕事がなければ、将来への不安がより大きくなっていきます。
4.社会から必要とされていないと感じる
生活しているうちに、外界との接触をたとえ最低限にしていたとしても絶対に社会と触れ合う機会があります。
普段使う物や食べる物などに、社会の営みを感じるのです。
無職であることで、自分がまるで社会から必要とされていないように感じ、疎外感によっていっそう不安になってしまうことがあります。
そして、社会から必要とされていないと感じることで余計に自信をなくし、再就職する際にもネガティブになってしまうという悪循環に陥ってしまうこともあるのです。
5.周囲の目が辛い
「家族や友人の目が怖い」「責められているように感じる」「日中に出歩くことで近所の人のウワサになるのではないかと不安になる」という方もいます。
世間体を気にして出歩く頻度を減らすことで、よりいっそう孤独感を感じたり、家族へ負い目を感じてしまうこともあります。
友人と遊んでいても、常に「自分だけ働いていないことで合わせる顔がなくなった」と感じて楽しむことができず、遊ぶ頻度すらも少なくなるかもしれません。
実際に周囲から責められたり、奇異の目で見られているかどうかという実態は関係ありません。
自分自身が「周囲の目が辛い」と感じること、そのものが辛いのです。
この状態が深刻になってくると、優しい言葉をかけられても素直に受け取ることができなくなり、より一層孤立し、不安から抜け出すのが難しくなってしまいます。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
まずは外出するだけでも不安を軽減できる
ここまでで重ねてお伝えしてきましたが、社会から切り離されているという孤独感が、不安を助長している可能性は高いです。
無職であることに引け目を感じてしまうと、友人・知人と会いづらくなり、それまでの楽しみも空虚に感じる可能性もあります。
まずは、「周囲の人は、自分自身の関心があること以外は気にしていないものだ」という心構えを持ってみましょう!
そして、人目を気にし過ぎず、少しだけでも外に出てみるようにすると良いのではないでしょうか。
外の空気を吸ったり息抜きに散歩をするだけで、意外と前向きになれるものです。
無職のままで楽観的になるのは良くないことかもしれませんが、気にし過ぎて塞ぎ込んでしまうのはもっと良くないでしょう。
無職で不安なときすぐにできる対処法5選
それは分かったけど、でも不安になるものはしょうがないじゃない!?
その上で大切なのが、不安を放置せずに対処すること。
まずは無職であることで生じた不安への対処法を知り、実践しましょう。
不安を払拭したら、少しずつ根本的な解決もできるようになりますよ!
1.規則正しい生活をする
長い間無職の生活を過ごすうちに働かないことに慣れ「就職しても、また一般的な社会生活を送るのは無理になってしまうのでは?」という不安を感じてしまう方がいます。
時間を決めて起きる、しっかりと夜は寝る。
そのように、多くの方が送っている“社会生活”と同じ動きをするのです。
学生だった頃や働いていた頃を思い出してみましょう。
まずは、日が明るい時間に起きて、日中できる活動をしていけば、少しずつでも前に進んでいきます。
具体的に、どんな活動を行うかは次以降を参考にしてみてください。
2.無職の期限を決めて計画を立てる
働き方が多様化している現在においては、無職やニートといったリフレッシュ期間を設けたり、キャリアの中に長期のワーキングホリデーを設けることは珍しくありません。
想定していた無職ではないかもしれませんが、この無職の期間は自分を見つめ直す期間だと考えて開き直るのも一つの手です。
せっかくなので「時間的に余裕ができたのだ」と思うようにして、有意義に使うことをおすすめします。
働いていてはできないような、中長期的な資格取得や勉強、自己分析などの期間に充てるのです。
キャリアの途中でリフレッシュするために無職期間を設けている人は、期限を決めて計画的に今後の再就職を進めています。
それと同じように「無職期間はいつまでで、いつまでに再就職しよう」と目標を決めてみましょう。
3.資格勉強や職種訓練を行う
前項でお伝えしたとおり、無職期間を「働いていたらできないような、時間的余裕がある期間だ」と肯定的にとらえることから始めましょう。
それができたら、次の就職のためや夢の実現のためなど、しっかりと「余裕ができた時間」を有効に使うようにします。
具体的には、就職に有利になる資格勉強や職種訓練などです。
おすすめなのは、キャリアプランを立てて、将来の目標のための勉強や訓練をすること。
直近の「次の就職」を見据えるのはもちろんですが、その先にかなえたい夢やキャリアの理想を描いて、その目標に向かって勉強するようにすればやる気が出てきます。
どのようにキャリアプランを立てたらいいか分からない場合は、転職エージェントなどのキャリアのプロに相談してみるのもいいでしょう。
4.就職活動を始める
実際に就職活動を始めてみるのもおすすめです。
最初のうちはやり方が分からないかもしれませんが、間違っていても誰も咎めることはありません。
具体的には、転職サイトや転職エージェントへの登録、企業を調べ始める、職種診断を行うなどです。
少しでも動き出せば前に進みますし、外出して前向きに活動していけば、自然と気持ちも前向きになり不安感を薄れさせてくれます。
そしてもちろん、就職活動が実って採用されれば無職ではなくなり、無職由来の不安からは解放されるのです。
どのように就活を始めればいいか分からない方は、以下の記事を参考にしてみてください。
5.アルバイトでもいいので働き始める
心身に余裕があるなら、とりあえず簡単なアルバイトから始めるのもおすすめです。
働いていれば収入もありますし「なんとかなる」という前向きさも生まれるでしょう。
ちなみに、ニート(NEET)の原義は「Not in Education, Employment or Training」の頭文字を取ったもの。
その意味は「教育を受けておらず、働いておらず、職業訓練を行っていない者」です。
つまり、アルバイトでも働き始めれば、無職でもニートでもなくなるわけです。
社会に復帰できたと自分自身でも納得できるようになるため、孤独感や社会からの疎外感も和らげることができるでしょう。
活力をもって生活できるようになれば、その後の就職活動などにも有利です。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
無職から就職するきっかけは様々
無職で不安という方の中には、実際すぐにでもこの状況を変えたいと思う方も多いはずです。
そんな状況から脱却した人にはどんなきっかけがあったのでしょうか。
株式会社ビズヒッツの調査によると、金銭面の困窮や焦り、家族からの叱責、そして自分に合いそうな仕事が見つかったことなどが、働けるようになったことのきっかけとのこと。
自分を後押しする要因は状況によって異なるため、きっかけは様々です。
また「いくつかのきっかけが重なって行動することができ、就職まで辿り着いた」という方も多いのではないでしょうか。
まずはこれまでお伝えしてきた対処法をはじめとして、身の回りのできることから始めてみましょう。
参考:株式会社ビズヒッツ「 【ニートや無職になった理由と脱出方法】男女288人アンケート調査」
無職で不安な人へおすすめの業界・職種
無職期間が長くなると、それだけで「もう就職できないのではないか」と感じてしまう方もいるかもしれません。
ですがそんなことはありませんし、実際にいくつも経歴不問や未経験歓迎をうたって採用を行っている企業が存在しています。
無職の人は、経歴不問や未経験歓迎の求人が多い業界や職種へターゲットを定めると、就活に成功しやすいでしょう。
1.介護業界
介護業界は、高齢者や障がいがある方へ向けて何らかのサポートを提供します。
要介護者が自宅で使用できる「居宅介護サービス」のほか、介護老人福祉施設・介護老人保健施設などへ入所する「施設サービス」が介護業界の提供する主なサービスです。
昨今の日本においては、高齢化によって介護サービスの需要が高まる一方、人手不足となっている職場は少なくありません。
そのため、介護業界では無資格や未経験の人も積極的に採用している企業が多く、これまで職歴がない無職でもチャレンジしやすいのが特徴です。
無資格の場合は携われる業務の範囲が限られますが、経験を積みながら資格を取得すればキャリアアップも実現しますし、手に職をつけたい人にもおすすめです。
2.飲食業界
介護業界のほか、飲食業界も慢性的な人手不足に悩む企業が多いとされています。
そのため、未経験・職歴なしでも大歓迎としている求人は多く、無職を抜け出したいなら飲食業界への就職を検討してみてはいかがでしょうか?
飲食店で働く場合、ホールスタッフ・キッチンスタッフとして業務へ従事する場合が多いですが、ゆくゆくはマネージャーや店長などへキャリアアップも可能です。
ただし、職場によっては長時間労働や休日出勤が多いなどハードな労働環境も考えられるため、勤務実態をよく調べておくことが欠かせません。
ホールスタッフの場合は臨機応変な対応やコミュニケーションスキル、キッチンスタッフは体力や粘り強さが求められるため、面接でアピールするようにしましょう。
3.運送業界
宅配ドライバー・運送ドライバーの人材不足が問題となっている運送業界も、無職の人におすすめの業界です。
普通自動車を運転できる「普通一種免許」さえあれば入社可能で、中型・大型トラックの運転免許は入社後に取得できるという職場も多いとされています。
最近では給与や勤務時間など労働環境が改善されつつある企業も増えているため、運送業界へ就職するなら勤務実態の見極めが重要です。
基本的にひとりだけで業務を行うケースが多く、他人とのコミュニケーションが苦手という人にもおすすめできる仕事です。
4.営業職
営業職は、自社が取り扱うサービスや製品を顧客へ提案し、契約締結へつなげる仕事です。
商材は企業によって様々ですが、未経験・無資格でも入社後に商品知識を身に付ければ活躍できるケースは珍しくありません。
他人とのコミュニケーションスキルや提案力などのポータブルスキルは必要ですが、経験・学歴不問とする求人が多いのは無職にとってうれしいポイントです。
また、不動産や保険といった業界では、業績に応じてインセンティブが支給されるケースが多く、給与アップを目指す人にもおすすめです。
5.販売職
販売職とは、家電量販店やドラッグストア、アパレルショップといった小売店で顧客へ商品を販売する仕事です。
接客対応やレジ打ち、在庫管理や品出しに加えて、レイアウト変更など幅広い業務を行います。
業務経験を積んでいけば、店長や支店長などマネジメント職へスキルアップできるのも魅力のひとつ。
接客経験や商品に関する知識があると採用されやすいですが、無職の人でも目指しやすい仕事といえます。
6.公務員
公務員は、中卒や高卒など職歴に自信がない人でもチャレンジできる仕事です。
民間企業よりも職歴や学歴が重視されにくく、無職の人にもおすすめです。
もちろん、筆記試験に合格するための勉強はしっかりと行う必要がありますが、コツコツと努力できる人であれば十分採用を狙えます。
ただし、公務員と一口にいっても国家公務員・地方公務員があり、それぞれ職種が複数存在するため、まずは自分に適性がある仕事を探すことが重要です。
無職が不安な人が就職活動で気を付けるべきポイント
大事なのは継続すること。
できることからやっていき、慣れてきたら次にできることも増やす、というようにしていくのがおすすめです。
そして、不安感をある程度払拭して動けるようになったら、就職活動も行ってみてください。
ここでは、無職の方におすすめする就職活動の方法をご紹介します。
資格取得などでアピールポイントを作る
いきなり「理想の会社に就職すること」を目標にすると、途中で疲れたり、うまくいかずに諦めてしまったりします。
そこで、まずは資格取得や職業訓練など身近なゴールをまず設定し、それを目指すようにしましょう。
資格をもっていたり職業訓練を完了したりしているなら、それだけでアピールポイントができ、就活で「資格がなく訓練もしていない無職の人」よりもずっと有利になります。
経歴不問や未経験歓迎の企業に応募する
無職期間が長くなると、それだけで「もう就職できないのではないか」と感じてしまう方もいるかもしれません。
ですがそんなことはありませんし、実際にいくつも経歴不問や未経験歓迎の企業が存在しています。
一般的に、経歴不問・未経験歓迎の求人が多い業界・職種は以下の通りです。
- 農林水産
- 介護
- 交通・配送
- 建築土木
- 飲食
- 管理事務
- 公共サービス
- IT
- 営業
- 販売
- 製造
- 事務
まずはこれらの求人のなかで、自分に合った働き方ができる会社を探してみると良いでしょう。
アルバイトから正社員を目指す
無職の不安への対処法の一つとして、アルバイトをすることをおすすめしました。
すでにアルバイトを始めており、その調子がいいようなら、そのままアルバイト先での正社員を目指すのもいいかもしれません。
あるいは正社員就職までの計画を立てて、その計画に沿って新たにアルバイトを始めてもいいでしょう。
また、実際に現場を知っていれば、いきなり就職して「思っていたのと違う」というミスマッチを感じてしまう可能性も減らせます。
「そのアルバイト先の正社員」でなくても「その業界・その職種」の正社員を目指すのなら、アルバイトの経験は必ずプラスになります。
少なくとも、未経験で何も知らない他の無職の人よりは、就活上で有利になれるでしょう。
無職からの就職に強いサイトやエージェントを使う
求人サイトや就職・転職エージェントを使う方法は、これまで何度かお伝えしてきました。
不安は抱え込まず、気軽に相談することが大切です。
まだ不安が芽生え始めた頃であれば解決する手段はいくらでもありますが、深刻化してしまうともはや心身不調の原因になり、治療が必要になることもあります。
不安を抱いたら、まずは相談するようにしましょう。
その際におすすめなのが「無職からの就職に強いサイトやエージェント」を選ぶことです。
求人サイトやエージェントにはそれぞれ特徴があり、例えば「飲食店に強い」「ITに強い」というものから「ハイクラス求人が多い」「40代以降に強い」といったものまで様々。
無職からの就職を目指している方は、当然ながら「無職からの転職に強い」サイトやエージェントを使った方が、成功率が上がりそうですよね。
ぜひ、無職からの就職に強いサイトやエージェントを検索し、それらを活用してください。
どのような選考対策を教えてもらえるのかを知りたい方は、まずは以下の記事で確認してみてください。
まとめ
無職であることにより、様々な要因が重なって不安な感情が生じてしまいます。
そしてそれは仕方がないことで、この不安をなくすには、基本的には就職するしかありません。
就職活動をしたり、実際に就業できるほど精神を回復させるためにも、まずは不安を取り除くための対処法を知っておきましょう。
不安を軽減できたら、無職の方におすすめの就職活動方法を駆使することで実際に就職し、無職から脱しましょう。
就職・転職エージェントに相談したい方は、ぜひ私たちUZUZにお声がけください。
私たちUZUZに在籍しているエージェントは、無職経験や就活で失敗した経験など、何かしらキャリアの問題に自分自身が直面したことがある人が多いのが特徴です。
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