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人のためになる仕事に就きたい!仕事例や注意点・ポイントを解説

人のためになる仕事って?

どうせ働くなら、人のためになる仕事をして感謝されたいな……でも、僕の経歴でそんな就職先を選べるのかな?

「人のためになる仕事に就きたい!」と思うのは、素晴らしいことではないでしょうか。

感謝を伝えられたり、誰かの役に立っていると実感したりするのが仕事のモチベーションにつながるという方もいるでしょう。

ですが、これまでの自分の職歴に自信がなく、本当に望むような仕事を選べるのか不安に感じる方もいるかもしれません。

この記事ではそんな方に向けて、

  • 人のためになる仕事とはそもそも何か
  • 人のためになる仕事をするにはどうすればいいか

について、注意点やポイントを解説していきます。

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

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なぜ人のためになる仕事に就きたいのか

人のためになる仕事について説明していく前に、前提として「なぜ人のためになる仕事に就きたいと思うのか」について解説していきます。

そのためには、「マズローの欲求5段階仮説」を知っておくと理解しやすくなるでしょう。

マズローの欲求5段階仮説とは、アメリカの心理学者、アブラハム・マズローが1954年に発表した「人間がどのような欲求をもって行動するか」を説明した理論です。

この理論では、人間の欲求には5段階あると説明されています。

【マズローの欲求5段階仮説の欲求段階】
  • 第一段階:生理的欲求
  • 第二段階:安全欲求
  • 第三段階:社会的欲求
  • 第四段階:承認欲求
  • 第二段階:安全欲求

第一段階として、生きていくために必要な食事などを求める生理的欲求があります。その次に、命の危険がなく安心して暮らせる環境を求める安全欲求があります。

現代の日本では、社会保障制度などを利用すれば、第一段階と第二段階に悩まされるケースは多くはないのではないでしょうか(一方で、日本の貧困化を指摘する視点もあり、断定は難しい)。

三段階目の社会的欲求とは、「集団に所属したい」「集団のなかで役割を果たしたい」という欲求です。

四段階目の承認欲求とは、「所属している集団のなかで認められたい」「地位や名声がほしい」という欲求です。

最後の第五段階目の自己実現欲求とは、それまでの四段階すべてが満たされた状態で現れる欲求で、「自分が思う理想の自分になりたい」「自分の潜在能力を最大に発揮したい」というものです。

この理論を見ると、人は第三段階、根底部分で「何かの集団に所属し、役割を果たしたい」と考えていることが分かります。

これはまさに、「人のためになる仕事をしたい」という欲求です。

それ以降の第四段階・第五段階も、基本的には「誰かの役に立つと認められること、そう感じられること」に関係した欲求となっているのです。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

自己分析にもマズローの欲求5段階仮説を応用してみよう

新しく仕事をする、就職活動をする段階においては自己分析が欠かせません。

二度目以上の転職の場合でも、最新のキャリアをふまえた自己分析が必要でしょう。

その際には、マズローの欲求5段階仮説を応用して、自己分析してみることもおすすめです。

「自分はどんな欲求を満たしたいのか」「自分はこれまでどんな欲求を満たしてきたのか」について、考えてみるということです。

社会的欲求が強いのであれば、できるだけリモートワークではなく、チームで仕事をしている実感を持ちやすい仕事がいいでしょう。

また、承認欲求が強いのであれば、会社からの表彰機会が多かったり、競争環境で仕事をするのも向いているかもしれません。

人のためになる仕事とは何か

人のためになる仕事とは?

「マズローの欲求5段階仮説」を元に、なぜ人のためになる仕事をしたくなるのかについて見てきました。

では、人のためになる仕事とは、どのように定義されるものでしょうか。

前提として、どんな仕事であれ誰かの役に立っています。誰かの役に立っているからこそ、報酬をもらえるのです。

販売員がいなければ、お店を訪れたお客さんが物品を購入できません。運送してくれる人がいなければ物流は停滞し、社会全体が困ってしまうでしょう。

すなわち、何かしらの仕事に就いていれば第三段階の社会的欲求は満たせます。

しかし、自分自身が「人のためになっていると実感できる」とは限りません。

「人のためになる仕事がしたい」と考えている方は、多くの場合、直接お礼を言われる場面がある、自分自身の仕事が価値あるものだと実感できる、といった状況を求めているのではないでしょうか。

欲求の段階で言うならば、第四段階:承認欲求や第五段階:自己実現欲求を満たせる仕事を求めていると言い換えることもできます。

つまり「人のためになる仕事」とは、本人にとって「人のためになっていると実感しやすい仕事」であると理解することができます。

人のためになっていると実感しやすい仕事とは

「人のためになる仕事」は「人のためになっていると実感しやすい仕事」であると考えると分かりやすいとお伝えしました。

「人のためになっていることを実感しやすい仕事」とは、個人の感じ方による違いはあるものの、次のうな特徴をもった仕事を指しています。

【人のためになる仕事の3つの特徴】
  1. 他者を直接助ける仕事
  2. 社会問題の解決に貢献する仕事
  3. 専門知識を活かせる仕事

それぞれの特徴について解説していきます。

1.他者を直接助ける仕事

直接、人を助けるような仕事は「人のためになっていると実感しやすい仕事」の筆頭ではないでしょうか。

【他人を直接助ける仕事の例】
  • 医療関係
  • 介護関係
  • 福祉関係
  • 防災関係
  • 教育関係

直接人と関わり、困っていることを解決するのは人助けをしているという実感を得られやすいものです。医師や看護師、介護士などは正にその典型でしょう。

消防士やレスキュー隊員なども、その活動を通じて人命救助をしているので、人のためになっている実感は大きいと言われます。

こうした職種は「人のためになる仕事をしている」という実感は大きいものの、ほとんどの職種において資格が必要であったり、狭き門でそもそも就職するのが難しかったりするという点も特徴的です。

2.社会問題の解決に貢献する仕事

社会問題の解決に貢献できる仕事も、人のためになっていると感じやすいでしょう。

一部上場企業などの大きな会社が、社会的責任を果たすためにCSR(社会貢献活動)の一環として社会問題に取り組んでいることも多くあります。

大手アパレル企業が行っている、廃棄衣類をリサイクルして紛争地帯や貧困地域に衣服を寄付する活動などが挙げられます。

そのほか、社会問題を解決することそのものをビジネスモデルに組み込んでいる企業もあります。

【社会問題の解決に貢献している企業活動の例】
  • 再生可能エネルギーを利用した製品開発に取り組む
  • 食品ロスを減らすために廃棄される食品の有効活用を模索する
  • 医療を受けやすくし医療難民を減らすサービスを開発する

こういった会社に入社すれば、自分も社会問題の解決に貢献しているという実感を得やすいかもしれません。

ただし、こういった活動を行っている企業はそれほど多くなく、資本的余裕がある超大手・有名企業か、規模が小さく安定していない可能性もあるベンチャー企業である場合が多いでしょう。

必ずしもではありませんが、大手企業であれば、入社倍率は高いデメリットがあります。また、ベンチャー企業の場合は、事業が立ち行かなくなる可能性もあるなどのデメリットもあります。

3.専門知識を活かせる仕事

あまり直接的な関係がなさそうに見えますが、専門知識を活かせる仕事も「人のためになっていると実感しやすい仕事」です。

なぜなら、専門知識を活かせる仕事はほかの人には代替が難しく、自分にしかできない仕事だと感じやすいためです。

ある企業のなかで、特定の知識をもった専門家が社員の大多数を占めるというケースはほとんどありません。

「〇〇アドバイザー」や「〇〇の資格」といった専門知識は、その企業のなかで「あなただけしかもっていない知識」「社内に数人しかもっておらず、頻繁に頼られる知識」である場合が多くなりやすいのです。

「自分は必要とされている」「自分にしかできない」という実感は、前述したマズローの欲求段階において第四段階:承認欲求や第五段階:自己実現欲求を満たすことにつながります。

すなわち、人のためになっていると強く実感できるということです。

人のためになる仕事に就くメリット

人のためになる仕事に就くメリット

なんとなくわかってきた気がするなぁ。
でも、なんか大変そうな気もしていて、どんないいことがあるんだろう?
人のためになる仕事に就くと、仕事に対するモチベーションが上がるだけではなく、さまざまな変化を感じられるようになります。

ここでは、人のためになる仕事に就くメリットを3つ紹介します。

  • 仕事へのモチベーションがアップする
  • 責任感が備わって魅力的な人材になれる
  • コミュニケーションスキルがアップする

1.仕事へのモチベーションがアップする

自分の仕事が、誰かの役に立っていることを日々実感することで、業務へのやりがいが向上し、前向きに仕事に取り組めるようになります。

前向きに仕事に取り組むことは、業務のパフォーマンスや人間関係にも良い影響を与えます。

また、少し辛いことや凹むことがあっても、「頑張ろう」というモチベーションをキープしやすいため、楽しく仕事を続ける原動力となりえるでしょう。

2.責任感が備わって魅力的な人材になれる

「人のため」という明確な原動力が生まれることで、仕事に対して「ミスしないように注意しよう」「他者に迷惑をかけないように努力しよう」と考えることができ、責任感が生まれます。

責任感が強い人材は、周囲の人からも信頼されるため、結果的に人間的な魅力が増していきます。

3.コミュニケーションスキルがアップする

人のためになる仕事ができる人は、周囲と良好なコミュニケーションを取ることが上手なものです。

人の気持ちに寄り添って行動できるようになると、相手からは好印象を抱かれるようになります。

その結果として話す機会も多くなり、コミュニケーションの輪も広がっていきやすくなるので、自ずとスキルも向上していくでしょう。

コミュニケーションスキルは、仕事だけでなく私生活でも重要な要素であるため、身に付けることで毎日がより充実するはずです。

職歴に自信がない20代におすすめの人のためになる職種

職歴に自信がない20代におすすめ
人のためになる職種

ここまで、人のためになっていると実感しやすい仕事について、具体的な例も交えて解説しました。

しかし同時に、それらの仕事が簡単にできるものではないというのも感じられたのではないでしょうか。

例えば、医師や消防隊員になるには資格取得やハードな勉強をしたりとかなりの時間も覚悟も、そして才能も必要になります。

大手企業に入って社会貢献活動を行うためには、まず倍率が高い就職活動に勝ち残って大手企業に就職しなければなりません。社会問題に挑むベンチャーに就職するのにも、それなりの覚悟が必要です。

専門知識を身につけるには、当然ながら専門的な勉強は必要不可欠です。

先ほど紹介した仕事を行うには、10代の頃から積み上げていく必要があります。

人のためなる仕事に就くのってやっぱり難しいね……諦めるしかないのかなぁ

特に、大学卒業後に就職経験がない既卒や、就職して3年以内に転職する第二新卒、定職に就いてこなかったフリーターなど、職歴に自信がない方は不安に思ってしまうかもしれません。

しかし実は、そのような方でも目指しやすい「人のためになっている実感がある仕事」もいくつか存在しています。

【20代から目指せる人のためになる仕事の例】
  1. インフラエンジニア
  2. 施工管理
  3. 介護福祉士
  4. 習い事の講師
  5. 医療事務

加えてこれらは、未経験者や業界経験がない20代でも就くことが可能な仕事です。

それぞれの職種について確認していきましょう。

1.インフラエンジニア

インフラエンジニアはシステムのインフラを管理する仕事です。

いまや、Webアプリやスマホアプリは私達の生活になくてはならない存在。それらを使用するのに必要なサーバー・ネットワークの設計・構築・運用・保守を行うのがインフラエンジニア です。

言わば、IT業界における縁の下の力持ち的な存在ですね。社内でも特別な立ち位置になりやすく、「いなければ困る」という度合いが高い職種です。その分、人のためになっている実感も大きくなります。

でもエンジニアって難しそう。それに、専門知識がいるんでしょ?勉強に時間がかかるって言ってたじゃん。

確かに、インフラエンジニアは専門知識が求められる仕事です。

そこでおすすめしたいのが「ウズウズカレッジ」です。

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ウズウズカレッジではITエンジニアを目指すための就業支援を行っており、以下の3つのコースが用意されています。

  • Javaコース
  • CCNAコース
  • LinuCコース

Javaコースでは、プログラミング言語の中でも需要が高いJavaを学ぶことができます。

CCNA・LinuCコースでは、インフラエンジニアへの就職で有利になるCCNA・LinuCの資格を取得できます。

その他にも、優良なIT企業の紹介やエンジニア就職に関する相談なども行っているので、スキル取得から就職まで一貫してサポートを受けたい方はぜひ試してみてください。

2.施工管理

施工管理は、工事現場で作業員を取りまとめる仕事です。作業進捗管理や作業員達の安全確保などを担当します。

「施工」と聞くとハードな肉体労働のようなイメージをもつかもしれませんが、施工管理はそういった肉体労働を行う作業員さんたちに指示を行う仕事です。自分自身は重い物を運んだりといった仕事は担当しません。

施工管理をおすすめする理由は3つあります。

1つ目は、施工先のお客様と打ち合わせを行うことが多く、直接感謝の言葉を受け取る機会が多いこと。

家を新築する場合などは、特にお客様にとって幸せなことでもあり、完成を心待ちにしています。完成した際には喜びを分かち合うことも多いでしょう。

2つ目は、就職する際に資格は不要でありながら、働きながら国家資格である「施工管理技士」を取得できる可能性があることです。

国家資格を取得すれば給与も上がりますし、「自分にしかできない専門的な仕事」が増えるため、より人のためになっている実感が強くなるでしょう。

3つ目は、求人数が多く経験不問で就職しやすいことです。資格も不要で就職できるというのも前述のとおり。採用される可能性が高いというのは大きな利点ではないでしょうか。

3.介護福祉士

職業のなかには、特定の資格をもっていなければ名乗れないものが存在します。

例えば、人のためになっていると実感できる職種として何度か紹介している「医師」がそれに当たります。医師は、医師免許をもっていなければ医師であると名乗ることはできません。

介護士福祉士とは、介護士のなかでも特に「介護福祉士」という国家資格をもっている人のみが名乗ることができる職種です。

日本は少子高齢化により介護職の人手不足がかなり深刻な状況になっています。厚生労働省によると、2019年度時点で介護職員として働いている人数は約211万人でしたが、2025年度では約243万人の人材が必要となり、大幅な増員が必要とされています。

参考:厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」

介護福祉士は介護士のなかでも専門的な知識とスキルが求められるため、より人のためになっている実感も得られやすく、なおかつ一般的な介護士よりも好待遇である場合が多くなります。

4.習い事の講師

未来を担う子ども達の成長を見守る教育関連の仕事は、立派な「人のためになる仕事」のひとつです。

特に、習い事の講師は、「英会話講師」「音楽教室の先生」「スポーツクラブのコーチ」など多種多様で、無資格で就けるものも少なくありません。

職場によっては、まずは補助として入って、徐々に必要なスキルを身に付けていくことも可能です。

5.医療事務

医療関係者は病気の人を救う、究極の「人のためになる仕事」です。

資格が必要な医師や看護師以外にも、入院手続きや精算関係を担当する医療事務従事者も、人のためになる仕事に携わっているといえるでしょう。

また、医療事務は無資格で応募することができます。

就業後にスキルを取得して徐々に業務範囲を広げる人も多く、努力次第では大幅な年収アップも見込めるでしょう。

人のためになる仕事がしたい場合の注意点

人のためになる仕事がしたい場合の注意点

前項で、自分の職歴に自信がない20代でも目指しやすい仕事をご紹介しました。

また、このほかにも、『人のためになっていると実感しやすい仕事とは』の章で紹介した内容を満たす仕事であれば、就職先として検討してみる余地はあるでしょう。

とはいえ、これらの仕事に就職するうえで知っておくべき注意点もあります。

本当にこれらの仕事を目指すべきかを検討するために、次の4点についてチェックしておきましょう。

【人のためになる仕事がしたい場合の4つの注意点】
  1. やりがいを感じる仕事内容だけとは限らない
  2. 「人の役に立ちたい」は志望動機として不十分
  3. 就職後も継続してスキルアップする必要がある
  4. 労働条件が厳しい仕事もある

それぞれの注意点について確認していきます。

1.やりがいを感じる仕事内容だけとは限らない

就職後、いきなりやりたい業務を任せてくれるとは限りません。また、やりがいを感じられる業務ばかりでもありません。

例えば、人と接することが多く、感謝の言葉を直接受ける機会も多いと、同様にクレームや要望を直接受けるケースもあります。感謝の言葉だけを受け取って、クレームは受け付けないという対応は難しいでしょう。

専門的な知識を身につけるために勉強したり、下積みとして現場経験を重ねる必要があります。さらに、他者とあまり関わらないような雑務も数多くあります。

実際に、みんなの転職『体験談』のリサーチによると、収入とやりがいを比べたとき、収入を重視すると答えた人は52%。

僅差ですが、やりがいよりも収入を重視する人が多いことがわかります。

また「やりがいがあっても、お金に満足できないなら続けられない」というリアルな声も多数見受けられました。

実際、やりがいだけでは仕事を長く続けられないということでしょう。

後悔しないためにも、やりがいを求めづらい部分もあることをきちんと理解し、それらに耐えられるかも想定しておきましょう。

参考:みんなの転職『体験談』「収入とやりがい、仕事においてどちらをより求めるかについてのアンケート

2.「人の役に立ちたい」は志望動機として不十分

「人のためになっている実感がある仕事」を目指すうえで、「人の役に立ちたい」という動機が根底にあるとしたら、それはすばらしいことではないでしょうか。

ですが、それだけを志望動機とするのは少し不十分です。

なぜなら志望動機は、「その会社を志望する動機」「その志望企業でなければならない理由」を示す必要があるためです。人の役に立ちたいという志望動機だけでは、採用担当者は「じゃあ、うちではなくて別の会社でも人の役に立つならいいのではないか?」と感じてしまいます。

なぜ人のためになりたいと思ったのか、自身の原体験と志望企業の特徴を関連させて説明するようにしましょう。

どういった志望動機にすればいいか分からないという方は、後述する就職エージェントの利用も検討してみてください。

3.就職後も継続してスキルアップする必要がある

やりたい仕事を行うには、就職後も勉強しつづけ、スキルアップしていくことが重要です。

前述のとおり、やりたい業務だけを任されるわけではないうえ、下積みも必要になります。

自分で裁量をもち、やりたい業務の比重を増やしていくためにはある程度活躍していくことが求められます。

「この仕事についてスキルアップしていけるか」「継続的にこの専門知識を勉強しつづけられるか」という観点でも検討してみましょう。

あまりにも苦痛に感じることが想定されるなら、別の職種や仕事にしたほうが合っている可能性があります。

4.労働条件が厳しい仕事もある

「人のためになっている実感がある仕事」は、同時に「人の都合に合わせなければならない仕事」でもあります。

何度か例に挙げている医師は、まさにその典型例でしょう。事故や病気は、医師側の都合を待ってくれません。

これは先ほど挙げたインフラエンジニア、施工管理、介護福祉士の3つの仕事についても、そしてそれ以外の多くの「人のためになっている実感がある仕事」についても同様です。

予定外の業務が発生したり、残業時間が長くなったりすることもあります。時として、労働条件が厳しくなってしまうケースも想定しておいたほうがいいでしょう。

人のためになる仕事に就くためのポイント

人のためになる仕事に就くためのポイント

人のためになる仕事がしたい場合の注意点を説明しました。

ここからは、人のためになる仕事に就く際、さらにその仕事で成功するためのポイントについて解説していきます。

【人のためになる仕事への就職を成功させるための5つのポイント】
  1. その仕事に必要なスキルを整理する
  2. キャリア設計を明確に立てる
  3. 100%希望通りの企業に就くことはできない可能性も
  4. 「人のためになる」以外の希望条件も整理しておく
  5. 不安な場合はエージェントに相談する

1.その仕事に必要なスキルを整理する

先ほどご紹介した仕事のなかには、「未経験歓迎」の求人も存在しています。しかし、未経験歓迎だとしても「スキル不要」というわけではありません。

その仕事に必要なスキルをしっかりを身につけておき、少なくともスキルアップできる素地を作っておくことは重要です。

例えばインフラエンジニアの場合、次のようなスキルを身につけておくと良いでしょう。

  • 基本的なITリテラシー
  • サーバやネットワークなどのインフラ知識
  • 開発管理ツールや課題管理ツールの使用方法

入社前に、身につけておくべきスキルを洗い出すとともに、それらのスキルを習得する方法についても整理しておきましょう。実際にいくつか身につけておければ、入社後にスムーズに即戦力となれる可能性が高まります。

ウズウズカレッジを始めとしたスキルアップ研修やスクールの利用も効果的です。

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2.キャリア設計を明確に立てる

「この仕事で人の役に立ちたい」と考えることは大切ですが、それだけに終始してしまうとキャリアプランが途中で行き詰ってしまうかもしれません。

これから就く仕事や就きたい仕事だけではなく、5年後や10年後のキャリアについても考えておきましょう。

例えば介護福祉士の場合、次のようにキャリア設計をまとめることができます。

  1. まずは施設サービスの仕事をこなしながら、介護福祉士の資格習得を目指す
  2. 介護福祉士になったら、さらに上位の資格習得を目指す
  3. 将来はケアマネージャーとして、介護施設へアドバイスを行うポジションに就く

キャリア設計が明確かつ具体的になっていれば、面接などの場でも「しっかりと先を見据えて就職しようとしている」という熱意も伝わり、選考で注目してもらえる可能性も高まります。

3.100%希望通りの企業に就くことはできない可能性も

特に就職歴がない既卒、あるいはフリーターやニートの場合、すべてが希望通りの企業に就職したり、職種に就いたりするのは難しい場合もあります。

株式会社Agooraが行った「就業状況と仕事に対する本音についてのアンケート調査」によると「現在就業中の仕事に満足している」人は、全体の46.33%とそう多くないことが分かります。

そもそも、希望通りの職に就けて満足している人は、一握りであることもまた事実なのです。

大切なのは、「まずは働き始め、たとえ数%でも希望に近い仕事をする」ということです。

最初は少し不満があったとしても、地道にスキルアップしたり昇進したりすることで、いずれは自分の希望のほとんどを叶えるような仕事ができるかもしれません。

いきなり100%の希望実現を目指すのではなく、まずは就職し、その後少しずつ望みの仕事ができる割合を高めていくほうが、結果的にやりたい仕事への近道になります。

参考:株式会社Agoora「就業状況と仕事に対する本音についてのアンケート調査報告

4.「人のためになる」以外の希望条件も整理しておく

仕事探しの“軸”としては、「人のためになる仕事である」以外にも、あと2つか3つほど希望をもっておきましょう。

概ね、仕事探しの“軸”は3つ程度もっておくことをおすすめします。

例えば「人のためになっていると実感しやすい仕事」という“軸”だけだと、なかなか求人を絞り込むことができません。

  • 得意な仕事か
  • スキルアップできるか
  • 給与・ボーナスは満足できるか
  • 労働環境は良いか
  • 社風が合っているか
  • ワークライフバランスが取れているか
  • 将来性があるか

上記のような判断基準も盛り込んでみましょう。

自分のなかでこれらの希望条件を整理しておくことで、「この求人は3つのうちだいたい2つを満たしている」「3つすべて満たしている」「1つしか満たしていないが優先度が高い希望を満たしている」といった、求人への志望度も整理できるようになります。

5.不安な場合はエージェントに相談する

人のためになっている実感を得られる仕事にはどういうものがあるのか、どうすれば自分に合った企業を探せるのか、良く分からないという方もいるのではないでしょうか。

そのような方は、まずはエージェントに相談してみるのも一つの手です。

エージェントは、あなたが置かれた状況や職歴を元に、向いている企業やおすすめの求人を紹介してくれます。相談するなかで、前述した希望条件の“軸”やキャリア設計についても話ができるほか、面接練習や書類添削などの支援を受けることも可能です。

手前味噌ですが、既卒・第二新卒の方には特にUZUZがおすすめです。

UZUZでは既卒・第二新卒歓迎の求人を中心に保有しており、就職活動に自信がない方や初めて就職する方に対しても、丁寧なアドバイスを行っていきます。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

「人のためになる」かどうかは、あなたの働き方次第

冒頭でも説明した通り、誰かのためにならない仕事はありません。

ただ、それもすべて、人のためを思って実際に働けるかどうかにかかっています。

仮にあなたが「ECアプリのカスタマーサポートの仕事」をしているとします。

お客様の問い合わせに誠心誠意対応するだけでなく、どのような課題があり、どう改善すればより良くなるかを考え、実際にプロダクトを改善するところまで実行することで、より大きな影響力をもって、誰かのためになることができます。

熱意をもって仕事に取り組む気持ちは、忘れないようにしましょう。

まとめ

この記事では、人のためになる仕事とその就き方について、マズローの欲求段階も交えながら解説してきました。

インフラエンジニアや施工管理、介護福祉士といった仕事は、人のためになっていると実感しやすく、ほかの職種と比較して就職もしやすいため、おすすめです。

「でも、人のためになる仕事で何が向いているのか分からない」「希望の仕事の探し方が分からなくて不安」という方は、就職エージェントであるUZUZにご相談ください。

UZUZに在籍しているキャリアアドバイザーは、全員が既卒・第二新卒の経験者です。皆さんと同じように「仕事」に悩んできた過去があるので、相談者の気持ちに最大限寄り添ったサポートが可能です。

サービス利用料は完全無料。登録したからといって、UZUZ経由で就職しなければいけない制約もございません。

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まずは、あなたの仕事選びの“相談役”として、UZUZを利用してみませんか?

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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