もくじ
どうやって履歴書書いたらいいかわからない、応募先が選べない、なかなか内定をもらえない。
そんな状況が続くと、もうわからないと思ってしまうのも納得です。
この記事では、転職について考えているものの「もうわからない」と悩んでいる方におすすめの解決策を解説していきます。
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転職がわからないのはあたりまえ
2回目以降の転職だとしても、かつて「この会社に入社したい!」と決めた場所を去ろうとしているわけなので、混乱は当然です。
「何が合わないのか」
「今後どうしたらいいのか」
こういった想いが絡まり合い、もうわからないと思考が混乱してしまうのはよくあることです。
まずは「もうわからない、と感じることもある」と理解し、素直に自分の混乱を受け止めることから始めてみましょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
人も会社も変化するもの
以前は「この会社で一生働くんだ」と思ったとしても、自分が変わることもあれば、会社が変わることもあります。
現代は、先行きが見えず予測ができないという意味から「変動性、不確実性、複雑性、曖昧性」という意味の英語の頭文字をとってVUCAの時代と呼ばれることもあります。
人も会社も、そして社会そのものも大きく変化しているのです。
そのため何かが少し変わったことで、会社に合わなくなってしまうのも仕方がありません。
むしろ、自分と会社が合わなくなったと感じているにも関わらず、ズルズルと続けてしまうのは双方にとって良くないことでしょう。
変化は当然であり、変化の結果としてどうしても転職しなければならなくなる、という現実を知っておくだけでも、少しは気が楽になるのではないでしょうか。
どんな人が転職がわからなくなるのか
- なんとなく転職活動を始めた
- 何がやりたいか明確になっていない
- 自分ができることが何かを整理できていない
- 勢いで転職活動をしている
- 「転職することそのもの」が目的になってしまっている
主に、上記に当てはまるような人が、転職についてわからなくなってしまいがちです。
共通している点として、転職に対する明確な目的意識がないことが挙げられます。
何がやりたいかわからないまま転職するリスクとは
まず第一に、またすぐに転職したくなってしまう可能性が挙げられます。
やりたいことが明確ではないため、転職先でも「なんとなく満足できない」感覚に陥り、再度転職をしてしまうのです。
また、やりたいことが明確でないと、転職活動の指針を作ることができず、ダラダラと長期化してしまうことにもつながります。
しかも、例えどこかに内定をもらっても「この企業に就職していいのかどうかわからない」という状態のため、転職活動をうまく終えることも難しくなってしまいます。
転職すべきかがもうわからなくなったときにやるべき4つのこと
ここからは、転職すべきなのかどうかがわからないときにやるべきことを解説していきます。
自己分析で自分をより深く知る
まずは、自身の現状を正しく知ることが大切です。
なぜ今の仕事をしているのか、今後どうなりたいのか、どうなったら満足なのか、などを整理していきましょう。
場合によっては、整理した結果、転職しなくてもいいということがわかるかもしれませんが、それならば現職に留まれば良いのです。
転職したほうが良さそうな結果となったら、改めて転職活動を進めていきましょう。
転職に関する自己分析で迷いがある方は、以下の記事を参考にしてみてください。
やりたいこと・やりたくないことを整理する
今の仕事の中で、やりたいこととやりたくないことを整理してみましょう。
何となくでも考えられたら、次に大きな枠で「簡単な事務作業がやりたい」「運動はしたくない」など、根本的なやりたい・やりたくないも挙げてみます。
これらを整理し、今の自分の仕事内容と照らし合わせたら、どのくらいやりたいことができているのか、やりたくないことをやっているのかが見えてきます。
もしやりたくないことが多く、納得できるバランスでないようなら、転職を検討してみてもいいかもしれません。
なぜ転職しようと思ったのか深掘りする
そもそも仕事を辞めたい、または転職したいと思った原因は何か、深掘りしてみましょう。
これによって「仕事を辞めたい」のか「転職したい」のかを整理できるようになります。
前述した「自己分析」や「やりたいこと・やりたくないことの整理」を組み合わせると、より深く見えてくるのでおすすめです。
整理した結果、自分で思っているよりも強い目的意識があって「転職をしたい」と思っていることがわかるかもしれません。
あるいは、やりたくない仕事が多すぎて「仕事を辞めたい」ことが出発点になっている可能性もあります。
転職しようと思った理由を自分自身で理解しておくことで、今後の転職活動の進め方にも影響がありますし、何をやりたいのかを明確にすることにも役立つでしょう。
第三者の意見を聞く
第三者に意見を聞くのは、転職すべきかどうかを判断する材料の一つとして有効です。
できれば、会社関係ではない人に聞くのが良いでしょう。
普段の様子を見ている人であれば、生活の充実度などの面からも客観的な意見をもらうことができます。
もし、完全にプライベートとも関係なく、なおかつキャリアに関する知見が多い第三者を探しているなら、転職エージェントなどのキャリアアドバイザーもおすすめです。
身近な家族や友人に加えて、キャリアのプロであるエージェントにも話を聞いて、総合的に判断するのが最も効果的といえるでしょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
「仕事を辞めたい」場合は、転職以外の対策が必要な可能性も
転職したいと思った理由を整理した時に「転職して環境を良くしたい」という出発点であればそのまま転職活動を続けましょう。
しかし、もしも「仕事を辞めたい」という気持ちが出発点であるならば、現状に問題があり、それを取り除けば解決できるかもしれません。
もちろん転職で解決することもありますが、仕事内容や給与面・待遇面の不満など、現状の問題の種類によっては解決しない場合も多いのです。
「仕事を辞めたい」と思った場合は、まず休養を取ってリフレッシュしたり、異動を希望したり、今の会社のままで解決できる方法を試してみましょう。
結果的に納得できず、転職することにしても、「現職でできることはやりきった」と言えるようになるため、面接などでもはっきりと転職の意志を伝えられるようになります。
ただし、労働環境がいわゆるブラックな職場なら、転職先が決まらなくても心身を壊す前にすぐ辞めるのも検討しましょう。
通常は自己都合退社の場合は待機期間がありますが、場合によってはすぐに失業保険をもらえる可能性もあります。
転職したいけどやり方がもうわからないときにすべき5つのこと
転職で達成したい目標を明確にし優先度をつける
まずは、転職で達成したい目標を明確にしましょう。
どうなりたいかを具体的に挙げるのがポイントです。
挙げた目標のすべてを達成するのは無理である場合が多いので、何を最も達成したいのか優先順位もつけましょう。
転職先が複数提示された際や応募先がたくさんある際、どこを選ぶかの判断基準にもなります。
また、達成したい目標を明確にするのは「何がやりたいか」をはっきりさせ、転職の軸を作ることにもつながります。
自分が得意なことや経験を整理する
「できること」とはすなわち、転職先の企業に自分を売り込むための手段でもあります。
できることを整理するとは、つまり転職活動で使える武器を装備し磨き上げること、と言い換えることもできるでしょう。
得意なことを整理する際、それを裏付けるような経験談があると面接官へ説明しやすくなります。
得意なことと経験談は、必ずセットで話せるようにしておくと便利です。
仕事に関する情報を集める
転職先となる業界研究や企業研究を行うのは大切なことです。
それは、達成したい目標の優先順位の上位をどの程度叶えられるか、調べる行為でもあります。
目標達成の優先順位にどのくらい合致しているかを調べるということは、つまり「その会社にどのくらい転職したいのか」を判断することです。
応募したり内定承諾をする際は、転職の優先順位が高い企業から選ぶようにしましょう。
改めてやりたい仕事とやりたくない仕事を明確にする
この段階で改めて、やりたいこととやりたくないことを整理しましょう。
やりたいこと・やりたくないことが整理できたら、これを仕事や業務に落とし込みます。
すなわち、やりたい仕事とやりたくない仕事を明確にするのです。
やりたいことができるのも大事ですが、そのためにどの程度までなら許容できるでしょうか。
大好きな仕事ができる職場でも、その代わりに大嫌いな仕事もしなければならないかもしれません。
それよりは、少しだけやりたい仕事ができ、かつやりたいことはしなくてもいい職場のほうが幸福度が高い可能性があります。
転職先を選ぶ際、やりたい仕事・やりたくない仕事のバランスを吟味するためにもここで明確化しておきましょう。
複数の転職方法を試す
転職サイトを1つだけ使って転職活動を進めるのではなく、できれば複数の転職サイト、さらには転職エージェントや口コミサイトなども使ってみましょう。
中には業界特化型のサイトもあります。
転職先の業界を絞り切るのではなく、できれば2~3つの業界を調べ、候補に挙げるようにしてみてください。
複数の転職サイトや複数の転職エージェントを利用し、それらから集められた情報を比較することで多角的に業界研究・企業研究ができます。
業界特化型サイトも複数の業界を組み合わせることで、単一の業界知識だけでは見えてこなかった性質が見えてくる場合もあります。
これらを行うことで得られる情報の精度が上がり、この情報は信頼できる・できないといった判断力も磨かれていきます。
転職がもうわからなくなった人によくあるQ&A
ここからは、転職がわからなくなってしまった人から寄せられることが多い質問にお答えしていきます。
Q:どうすれば適職を見つけられるのですか?
A:得意なことだけでなく「やっていても苦ではないこと」「自然にできること」を軸に探してしてみてください。
得意なことや長所を探す際、見落としがちなのが「他の人は苦手だが、自分は苦ではない」という行為です。
これは立派なあなたの長所。
例えば、コミュニケーションについて考えてみましょう。
整理しながらわかりやすい話ができる人もいれば、それが全くできない人もいますよね。
自分が何気なく整理しながら伝わりやすく話せているので、他の人がそれを苦手としていることに気づけないのです。
そういった人は、状況を整理したりチームをまとめる仕事が向いています。
- 細かい計算が正確である
- 長時間コツコツ同じ作業ができる
- 論理的に考えられる
- 他人の感情に気づきやすい
他にも上記のような「自分では気づきにくい長所」があります。
自然にできること、やっていても苦にならないことを使ってできる仕事であれば、無理なく活躍できるため適職になりやすいといえます。
他にも適職を見つけるノウハウが知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
Q:やりたいことが見つからないときはどうすればいい?
A:今すぐ無理に見つけることはありませんし、立派なものでなくてもかまいません。率直な気持ちを深掘りしながら、ゆっくりと見つけていきましょう。
やりたいことを見つけると聞くと、どうしても社会貢献やイノベーションなどの立派な目標をイメージしがちです。
しかし、誰もがそのような立派なことをやりたいと思っているわけはありませんよね。
例えば、残業したくないとか怒られたくないとか、そういった目標でも良いのです。
できるなら、それをもう少し深掘りしてみましょう。
残業したくないと思ったとして、その理由には以下のようなものが考えられます。
- 長時間働いて疲れたくない。
- 残業代が安いから残業しても効率が悪い。
- 自分の時間がもっとほしい。
- 仕事が遅い人の尻ぬぐいをさせられているようで不快である。
これらを深掘りしていけば「もっと効率的に働きたい」など、「〇〇したい」という言い方に変えることができます。
このように、自分が思っている率直な気持ちを深掘りしていけば、やりたいことが見つけられるかもしれません。
Q:趣味や好きなことを仕事にするのはあり?
A:なしではないですが、覚悟が必要な場面もあります。
好きなことを仕事にするのは、憧れがありますよね。
一方で「趣味を仕事にしたら、趣味で楽しめなくなった」「好きなことを仕事にしたら、嫌いになった」という話は聞いたことがないでしょうか?
趣味や好きなことは、やりたいときにやりたいだけやるのが一番楽しいという人もいます。
やりたくないときや気分が乗らない日にも無理やりやらされていると、いつか嫌気がさしてしまうかもしれません。
仮にゲームが大好きな人がいたとします。
その人に、1日8時間、場合によっては残業として9時間、1週間休まずに毎日ゲームをさせたとしたら、どうなるでしょうか。
ゲーム好きの人のうち、いったい何人が「それでもゲームが好き」でいられるか、想像してみてください。
どんなに楽しい遊びも、仕事にした途端に「義務」になり、それまでとは見え方が変わってしまいます。
趣味や好きなことを仕事にするのは絶対にNGであるとは言いません。
ある程度の覚悟をもって望む必要があることは覚えておいてくださいね。
まとめ
転職について「もうわからない」と思ってしまうタイミングは何度もあり、その理由も様々です。
しかし、その理由の分だけ解決方法もあるのです。
場面に合った解決方法を試すことで、少しずつ前に進み、転職活動を成功させることができるでしょう。
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