もくじ
二次面接が不安だけど、どのように攻略すればいい?
二次面接の攻略方法は、自分の能力や企業で働くのにふさわしいポイントをアピールできれば成功しやすいです。
本記事では、「成功のために必要な準備とアピール方法」について解説します。
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一次面接と二次面接の違い
二次面接は、一次面接よりも一歩踏み込んだ質問が多い傾向にあります。
一次面接と二次面接の違いを、下記の表にまとめてみました。
一次面接 | 二次面接 | |
---|---|---|
役割 | 応募者の基礎的な能力を確認 | 採用したい人を見極める |
面接官 | 人事や若手社員など | 現場の責任者など |
面接時間 | 30〜60分 | 30〜60分 |
質問内容 | 形式的な質問 | 深堀りをする質問 |
面接官
一次面接が人事や若手社員だったのに対して、二次面接は現場の責任者が面接官になります。
一次面接は、基準に満たない応募者を落とすため、比較的判断がしやすい若手社員が担当するケースもあります。
一方で二次面接は、一緒に働きたい人材であるかを判断するため、現場の責任者が面接を担当することも少なくありません。
二次面接では、応募者と一緒に働きたい、ポテンシャルが高くて将来が期待できそうと思ってもらえるように回答するのがポイントです。
質問内容
採用面接では、スキルや経験、適性に関する質問をされますが、一次面接よりも二次面接のほうが、より具体的で深掘りされた聞き方をされます。
そのため、自身のキャリアプランを考えて、入社5年後にどうなっていたいかなどを回答できるようにしておきましょう。
二次面接を通して判断される項目はさまざまですが、主に「志望度はどれくらい高いのか」「応募者を採用するとどんなメリットがあるのか」が問われていることに注意してください。
面接の形式
二次面接では、一次面接では行われない多様な形式が採用されることもあります。
二次面接で採用される可能性がある面接形式は、主に下記の3つの形式です。
- グループ面接
- ケーススタディ
- 技術面接
複数の応募者がいるグループ面接では、エピソードを交えて自分自身の言葉でアピールできるかが見られていて、自主性や表現力が評価基準となります。
ケーススタディ面接は、企業が設定する問題に対して、自分の知識を元に論理的思考力を駆使して解決を目指す面接です。
技術面接は、技術や研究内容などを深掘りして、技術力や専門性を評価する面接です。
通過率
二次面接の通過率は、一般的には50%程度といわれており、一次面接より通過しやすくなる傾向にあるようです。
もちろん企業によっても違いますし、その時の選考状況によって異なりますが、一次面接である程度絞り込んだ人材が対象のため通過率が高くなるのでしょう。
しかし、通過率が高くなるからといって、安心してはいけません。
二次面接は入社の可能性が高い人材として、絞られた候補者の中での選考です。
その分、難易度は高いと考えたほうが良いでしょう。
二次面接を通して企業側が知りたいこと
二次面接を通して企業側が知りたいことは、実務経験とスキルの具体性、チームでの協調性など職務遂行に関する内容が挙げられます。
- 経験とスキルの具体性
- チームへの適応性
- 問題解決能力と判断力
- モチベーションと企業への興味
- カルチャーフィット
中途採用選考時の合否判断基準を調査したデータがあります。
上位にある項目は、どのような仕事にも必要な汎用的なスキルです。
まさしく二次面接では、こういった評価ポイントを深堀りされることが予想されます。
企業が合否判断において、どのような点を重視しているかを知ることは、的を射た対策につながるものです。
今までの仕事で、これらのスキルを身に付けた(発揮した)エピソードを披露できるとベストです。
【合否判断の基準で重視するもの】
(重視している・どちらかといえば重視していると答えた割合)
問題解決力(現行の問題点や課題をより良い結果にする力) | 76.9% |
主体性(自分の意志や判断に基づき、責任を持って行動できる力) | 76.7% |
傾聴力(耳を傾けて、話し手に寄り添って聴く力) | 73.2% |
課題発見力(相手が解決したい、またはすべき課題を引き出す力) | 73,0% |
働きかけ力(相手に納得してもらうように働きかけ、回りを巻き込む力) | 72.7% |
発信力(自分の意見をわかりやすく伝える力) | 71.2% |
創造力(今ある発想にとらわれず、新しい価値を生み出す力) | 69.1% |
マネジメント力(他者や組織の維持・向上のため、リスクやコストを管理する力) | 68.5% |
スペシャリストである(特定の分野における専門スキルがある) | 68.0% |
指導力・育成力(技術やノウハウを他者に伝達し、他者を盛り立てる力) | 67.3% |
統率力(目標を達成のために他者やチームをまとめて率いる力) | 65.9% |
これまでの経歴における成績や業績などの高さ | 61.4% |
ゼネラリストである(幅広い分野における汎用スキルがある) | 60.2% |
これまでの経歴における役職や社内地位の高さ | 52.4% |
高学歴である | 41.9% |
参考:株式会社マイナビ「中途採用状況調査2023年版(2022年実績)」P13図12
経験とスキルの具体性
二次面接では、自身の経験とスキルをいかに具体的に伝えられるかが重要です。
例えば、経理の経験がある場合は、入社して5年目で決算業務まで携わり、マネジメントスキルも身に付けた経験などを掘り下げて伝えると良いでしょう。
企業側は、具体的な事例や実績を聞くことにより、応募者の能力や経験の幅広さ、業務遂行能力を判断できます。
チームへの適応性
面接官は、応募者にチームワークや協調性、コミュニケーションスキルがあるのか知りたいと考えています。
二次面接では、チームでのプロジェクト経験やリーダーシップを発揮した経験を伝えられるようにすると良いです。
お互いに協力しながら仕事をしなければならない場面が出てくるなかで、どのようにチームに貢献できるのか、自身の経験を交えて面接官に伝えましょう。
問題解決能力と判断力
問題解決能力と判断力では、応募者が過去の経験や困難な状況でどのように対処し、結果を出したのかを具体的なエピソードから確認します。
例えばプロジェクト管理の仕事を任され、一人で仕事を抱え込んでしまい、進捗状況に影響が出て苦労した経験があったとします。
こうした困難な状況のなかで、どのように考えて行動を起こし、解決策を見出したかが重要です。
上司や同僚などプロジェクト関係者に意見を求めて、進捗状況を調整し、コミュニケーションをまめに取りスムーズに業務を遂行した経験などを伝えましょう。
モチベーションと企業への興味
企業側は、なぜ自社に興味を持ち、そのポジションに応募したのかを二次面接で確認します。
そのため、企業研究を重ねて、他社にはないその企業ならではの魅力を整理すると良いです。
二次面接では、企業研究に基づいた質問や、入社後に成し遂げたいことについて聞かれますので、準備しておきましょう。
こうした質問へきちんと回答できれば、仕事へのモチベーションや企業への理解度が高いことをアピールできることでしょう。
カルチャーフィット
二次面接では、応募者が、企業のカルチャーや価値観に適合するか確認しています。
なぜなら、企業のカルチャーや価値観が合わなければ、すぐに離職してしまう可能性があるからです。
企業のカルチャーに合う人材であることを証明するためには、どんな組織で働いてきたのかをエピソードを交えて伝えるべきです。
例えば「グループで意見を出し合い協力して仕事を進めていく環境で生産性を高めてきたので、この経験は御社でも活かせます」と伝えれば、企業もイメージができます。
企業のビジョンやミッション、文化に関して聞かれますので、応募者は過去にどんな環境で働いてどのように成長してきたのかを伝えられるようにしましょう。
二次面接で聞かれる質問例
以下では、二次面接でよく行われる進行形式と、聞かれることが多い質問例を紹介します。
なお、ここで紹介している質問例や進行形式はあくまで一例です。
企業や業界によっては、独自の質問や課題を用意することもあります。
そのため、面接に備える際には、過去の経験や応募先の特性に基づいて準備を行うことが重要です。
グループ面接
▼質問例 チームプロジェクトで意見の対立があった場合、どのように解決しますか? |
グループ面接では、グループでのディスカッションを通じて、協調性やリーダーシップ力を評価されることもあります。
そのため、他のメンバーと意見が対立してしまった時に、どのようにして合意形成をするかについて問われる質問が想定されます。
相手の意見を否定せず、メンバー同士で「なぜそう思うのか?」を考えて、多様性を認めることが重要になります。
そのため、相手を尊重することを踏まえた方法について面接では答えるようにしましょう。
ケーススタディ面接
▼質問例 与えられた予算と期間内でプロジェクトを成功させるための戦略を考えてください。 |
ケーススタディ面接は、企業から課題を与えられて、自分の知識や論理的思考力を駆使して解決を目指す試験です。
こうした質問に対しては、メンバーのタスクとスケジュールを明確にして、業務の無駄を把握し、期間内にプロジェクトを成功させた内容について実務を交えて解説すると良いでしょう。
実務に関連する事例を提供して、解決策や自分自身の意見を伝えられるとケーススタディ面接が成功しやすくなります。
技術面接
▼質問例 特定のプログラミング言語やツールを使用して、問題を解決する方法を説明してください。 |
技術面接は、主に理系の企業や技術職を目指す方が、研究内容について資料を活用してプレゼンする試験です。
技術面接では、一部の人しか理解できない専門用語は使用せず、誰にでもわかる言葉で伝えていきましょう。
態度や行動面接
▼質問例 ストレスの多い状況での対処法や、自己管理の仕方について教えてください。 |
行動面接では、志向や価値観、振る舞いに関する質問を行い、適切な人物像を把握します。
そのため、質問例に挙げたような内容を問われることが多くなります。
面接官は、大仕事で困難な状況になった時に、どのように対処して乗り越えてきたのかを知りたいからです。
困難な状況に立たされる場合、またこれまでの近しい経験でどのように対処して乗り越えられてきたのかを伝えるようにしましょう。
自己紹介面接
▼質問例 自己紹介をしてください。なぜこの職種に興味を持ちましたか? |
自己紹介面接は、応募者自身の経歴や適性、意欲を深く探るために行います。
質問に対しては、氏名、現職、趣味などを1分程度にまとめて、その職種に興味を持った理由を簡潔に伝えられるように準備すべきです。
なぜなら、自己紹介が長すぎると、話のポイントがどこにあるのか把握しづらくなるからです。
面接官は、応募者が自社で活躍できるかを見極めていますので、経歴やスキルのアピールを簡潔にできるようにしましょう。
二次面接で落ちてしまう人の特徴
一次面接は通過できても、二次面接になるとなかなか通過できないという人もいるのではないでしょうか。
こういった人は二次面接に必要な準備が、十分にできていない可能性があります。
一次面接と二次面接では、そもそもの目的や担当する面接官、質問の内容も違ってきます。
二次面接で落ちてしまう人は、以下の特徴にあてはまらないかセルフチェックしてみましょう。
踏み込んだ企業研究ができていない
二次面接では、より踏み込んだ質問に対応しなくてはなりません。
例えば、一つの質問に回答しても、「なぜ?」「どうして?」とあなたの回答を、さらに深堀りする質問が重ねられます。
つっこんだ質問に対応できなければ「入社意欲がさほど高くないのでは」と評価されてしまうでしょう。
企業研究は、ホームページの情報を押さえておくだけでは不十分です。
企業理念や掲げているビジョンをはじめ、どのような部署や職種があるか、それぞれの仕事内容などもしっかり研究しておく必要があります。
実際に自分がその会社の一員になったつもりで、他の人に説明できるくらいまで深く理解するように企業研究を行いましょう。
キャリアプランが明確でない
具体的なキャリアプランを語れないことも、二次面接で落ちやすい人の特徴です。
例えば「この会社でどのようなキャリアを積みたいか」の質問に、「早く仕事を覚えて周囲に頼られる人間になりたい」という回答を返してしまうと、具体性がなく評価されないケースが多いです。
漠然とした答えしか返せないようでは、選考通過は難しいといわざるを得ません。
基本的に二次面接では、どの企業に対しても通用しそうな返答は、NGと考えたほうが良い傾向にあります。
5年後・10年後に、自分が会社のどのようなポジションで、どのような活躍をしていたいか、具体的なキャリアプランを語れるようにしておく必要があります。
ES・職務経歴書や一次面接の内容と一貫性がない
二次面接の面接官は、ES・職務経歴書や、これまでの面接での回答内容に目を通したうえで面接に臨みます。
これまでの主張と、二次面接の回答に一貫性がない場合、行き当たりばったりでいい加減な受け答えをしていると思われてしまうでしょう。
一貫性のなさは、非常にマイナスポイントです。
二次面接の前には、必ず提出したES・職務経歴書を見直し、一次面接でのやりとりを振り返っておきましょう。
一次面接の回答内容を膨らませたり、面接官の立場に合わせたエピソードを盛り込んだりすることができればベストです。
二次面接に向けて必要な準備
二次面接は、一次面接の時よりも掘り下げた回答内容を用意する必要があります。
企業への理解度を上げるためにさらに情報収集したり、明確なキャリアプランを伝えられたりすれば、二次面接は成功しやすいです。
1.企業研究を徹底する
企業研究の精度は、面接での受け答えに大きく関わります。そのため、志望企業のビジョン、ミッション、製品やサービスについてはもちろんのこと、競合他社や業界についてもリサーチしておきましょう。
なぜなら、一次面接の時よりも掘り下げた質問がされるため、どれだけ業界や企業について理解しているかを見られているからです。
Webサイト等でのリサーチに留まらず、合同説明会やOB訪問に参加したり、書籍などが出ていればそちらも情報源にして、面接で自分の考えを伝えられるようにしましょう。
2.応募書類や自己PRの再確認
一次面接で提出した履歴書や職務経歴書、自己PRなどの書類を再確認しておきましょう。
応募書類を確認しながら、具体的なエピソードや実績を振り返れば、二次面接での深掘り質問にも対応できます。
自己PRについて話す場合は、以下の順序を徹底すると良いでしょう。
- 結論
- 課題(問題)+決意
- 具体的な解決策を1〜3つ程度
- その結果
- 結論を再度繰り返す
面接官の質問に対して、まず主張や結論をわかりやすく伝えることができます。
そのうえで、直面した問題や課題に対してどのように考え、アクションしたのかを盛り込んでいるため、自己PRのエピソードを具体的かつコンパクトに伝えられます。
こちらの動画でも詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてください。
また、下記の注意点にも留意するようにしましょう。
- 応募書類の内容と相違がないようにする
- 時間指定に対応できるようにする
- 伝えたい内容を絞っておく
二次面接で自己PRにあてられる時間や、質問されるタイミングは面接官によっても異なります。
そのため、事前に面接官へ伝えたい重要なポイントやキーワードを紙に書き出しておき、いつでも受け答えできるようにしておきましょう。
3.応募先の要求に合わせた準備
二次面接の準備は、ただやみくもに行うだけでは、応募先の企業が求める人材像からかけ離れたアピールをしてしまうおそれがあります。
そのため二次面接では、応募先が求めるスキルや資格、経験などを中心に伝えることを忘れないようにしてください。
応募先の公式サイトや求人情報、過去の面接の質問例を参考にして、応募先が理想とする人材像を把握し、自身の経験や能力を強調するのがおすすめです。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
応募先が求めていないスキルや資格は、アピールにならない場合も
業務を通じて身に付けたスキルや、壁を乗り越えるために努力した経験は、面接において少なからず評価されます。
しかし、どれほど立派なスキルを取得しても、それを応募先の企業が求めているとは限りません。
例えば、経理の職種に応募した場合は、数字に強いことをアピールするのが有効です。
しかし、この際に顧客の課題をヒアリングする力などをアピールしても、面接官はいまいちその職種で活躍できるイメージが浮かばないかもしれません。
これはスキルに留まらず、取得した資格も同様です。
応募する職種や企業が求める採用要件に即したスキル、経験をアピールした方が、自社で活躍するイメージを抱いてもらいやすくなります。
そもそも何が求められているかを企業研究で明確にし、自己分析で経験や強みを棚卸しし、適切なアピールができるようにしておきましょう。
4.自己分析と強みの整理
自己分析を行い、自分の強みや成果、経験について整理し、具体的なエピソードや事例を準備すべきです。
例えば、営業の職種で経験を積んできた場合、今月の売上目標を掲げ、効率よく営業回りをしたことで成約件数を達成した経験などを伝えてみましょう。
課題解決能力や行動力が売上目標につながったことを、エピソードを交えて伝えると良いです。
なぜ、自分が応募職種に向いているのか、どのような価値を企業に提供できるのかを明確に伝えると二次面接が成功しやすくなります。
5.練習とフィードバック
二次面接に向けて、予想される質問に対して自分で回答を考えて練習しましょう。
例えば「入社してやりたいこと」「10年後にはどうなっていたいか」などをスムーズに回答できるようにすべきです。
この時、就活を総合的にサポートしてくれるキャリアアドバイザーに模擬面接してもらい、フィードバックを受けるのもおすすめです。
自身の表現力では、面接官にどの程度伝わるのかを把握できて、改善点も見つかります。
二次面接の成功事例とポイント
以下では、二次面接の成功事例と、成功するためのポイントを紹介していきます。
エピソードを具体的に語る
▼成功事例 転職活動をはじめる際は、就職活動の軸も決まっていないし、面接で自分の経歴について聞かれても何て答えればいいのかわからない状態で、とにかく不安でした。 自分一人では面接対策に不安があったため、まずエージェントに頼るようにしました。 キャリアアドバイザーのサポートを受けながら、書類選考や一次面接にはなんとか通過していましたが、二次面接は思うように通過できていませんでした。 特に二次面接で改めて聞かれる自分の経歴(空白期間があること)について、深掘りして質問されると「この受け答えで良いのか」といつも手応えがないと感じていました。 面接対策では、担当者と一緒に「質問に対して私の場合はどう答えるべきか」を考えていただき、本番までに疑問点や不安材料を一つひとつ解消していくことができました。 色々と話し合った結果、「自身の失敗を認めたうえで次にどう活かすか」を重点的に話すのが良いとなりました。 そのうえで、当時なぜそう考えたのか、今後どうしていきたいのかといったエピソードを整理し、重点的に練習してもらうことで苦戦していた二次面接も突破することができました。 |
二次面接の質問に対して、自身の主張や結論を補足するエピソードを具体的に話せるように準備しておくと非常に効果的です。
特に第二新卒や既卒の方は、「なぜ早くに辞めてしまったのか」や場合によっては「空白期間」の理由について深く聞かれることもあるでしょう。
正直に話すことも大切ですが、この場合は何より伝え方が大切です。
「そう考える理由」「その背景」などを整理したうえで、面接官の感じる疑問や不安材料を解消できるように伝える必要があります。
また、自己PRの場合も伝え方が重要なポイントとなります。
例えば、プロジェクトでのリーダーシップ経験がある場合、具体的なエピソードや事例を挙げて説明する方が、面接官にとってもその内容がイメージしやすくなり、あなた自身の能力を理解してもらいやすくなります。
面接前に、自分の来歴やスキルについてしっかり伝えられるように、具体性を持たせるためのエピソードを準備しておきましょう。
また、それぞれのエピソードについて詳細な内容を整理して、結果としてどのような成果を得たかを具体的に説明できるようにしておくことも重要です。
研究と準備の徹底
▼成功事例 毎日のインプットとWebでは得られない情報収集を徹底して、二次面接でも手応えを感じるようになりました。 私は未経験でWeb業界への転職を目指すことから、業界研究や企業研究を徹底的に行うようにしました。 志望動機や今後のどのようなキャリアを築いていきたいのか、といった質問に適切に答えるためには、業界のことを深く理解しておく必要があると考えたからです。 しかし、毎日仕事がある中ではどうしても業界研究や企業研究は週末にまとめて行っていました。 その結果、知識を詰め込むだけになってしまい、二次面接の受け答えでは抜け漏れであったり、あいまいな回答をして通過できずに悩んでいたのです。 会社四季報や業界地図、志望企業や競合企業のWebサイト、採用ページ、代表の方のインタビュー記事などにしっかり目を通したうえで、毎日のインプットの頻度を変更しました。 業界に特化した新聞やメディア、大手経済メディアなどで業界の新着記事が更新されたら通知が来るようにし、毎日少しずつ業界や企業についての知識を着実に深められるようにしています。 それに加えて、Webではなかなか得られない業界や企業の情報を知るためにエージェントの方に相談しました。 そこでインプットした情報を元に、二次面接ではどのように深掘りされるのか、受け答えの仕方も含めて対策してもらいました。 その結果、二次面接では面接官の方と受け答えを通して会話が続き、手応えを感じ、無事に通過することができたのです。 |
企業研究と準備を徹底しておくことで、二次面接で成功を収めた事例があります。
応募先の企業や業界について、公式サイトを確認したり、最近のニュースや業界のトレンドに関する知識を身に付けたりすれば深掘り質問に対応できます。
企業のビジョン、製品やサービス、競合他社などについて詳しく把握し、面接での質問に備えましょう。
また、企業研究においては企業の文化や価値観にも目を向けて、自身がその企業にフィットする理由を答えられるようにしてください。
積極的な質問
▼成功事例 二次面接に限らず、面接では逆質問の機会があります。 当時の私は「2回目の転職だし、またすぐに辞めるのは避けたいな……」と思っていたので、自分が気になっていることはしっかり質問しようと考えていました。 そこで逆質問で自分がウェブ上では調べただけではわからない、会社の文化や価値観、展望などの質問を用意しました。 二次面接の面接官は、希望する営業職の上司となる方です。 なので面接では、自分が気になっていることを色々質問させてもらったんですが、内容を重ねるごとに面接官の方は全てを包み隠さず教えてくれました。 希望する会社に今足りていないことや課題、これからやっていかなきゃいけないことなど。 結果的に、逆質問から多くの会話や受け答えがうまれ、非常に手応えを感じることができました。 逆質問をしっかりした面接は通過することができました。 二次面接などでは部署やチームのメンバー、上司の方が担当するので、質問を重ねることによって自分がどのように働いていくのかが明確になります。 そして何より、質問内容がクリアになれば「この方のもとだったらやっていける」と自分の不安も解消できるため、逆質問の時間を活かさない手はないでしょう。 |
積極的な逆質問を行い、二次面接で面接官へ好印象を与えられた応募者もいます。
逆質問とは、応募者から面接官へ行われる質問のこと。
二次面接で行う逆質問の例としては、下記のようなものが挙げられます。
- 御社で活躍している社員はどのような強みを持った方が多いですか?
- 入社後すぐに活躍したいので、現在◯◯について勉強しています。その他勉強しておいたほうが良いことを教えてください。
- 競合のB社は生成AIの活用についてプレスリリースを出していました。御社では事業でどのような活用を検討されていますでしょうか?
企業は、「認識のずれを修正したい」「相互理解を深めたい」という意図で逆質問の時間を設けます。
逆質問を通じて面接官との対話を深めながら、自身が何を重視し、どのような成長機会や挑戦に興味を持っているのかを面接官に示すことが重要です。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
逆質問はアピールのチャンス!事前の対策が重要
逆質問を行う意図としては「応募者の意欲を知りたい」「ぜひ入社して欲しいと思う人の疑問を解消したい」といった狙いがあります。
そのため、逆質問を適切に行うことができれば、面接官へのアピールにつながります。
まず前提として、逆質問の際に「特にありません」はNGです。
質問がないと、面接官は「あまり自社に興味がないのかもしれない」「そこまで企業や業界の研究をしていないかもしれない」と捉えてしまうからです。
記事でもご紹介しているような逆質問の例をベースに、Webで調べただけではわからないこと、入社後の意欲が伝わるような質問を組み立てておくと良いでしょう。
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まとめ
二次面接は、一次面接で聞かれた内容が深掘りされることが少なくありません。
そのため、自己分析、企業研究を一次面接の時よりも徹底的に行ったり、自分のスキルと経験をアピールできる具体的なエピソードを整理したりする取り組みが重要です。
しかし、自分一人だけでは、エピソードを充分に深掘りできないおそれがあるため、客観的なアドバイスを受ける機会が欠かせません。
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