もくじ
「高卒と大卒の違いは、社会に出てしまえば関係なくなる」
こんな話もよく耳にしますが、実際にはどのくらいの違いがあるのかって、きちんと理解できていますか?
ぶっちゃけ「何が本当のことなのかよく分からない」という人も多いでしょう。
そこで今回は、高卒と大卒の違いにフォーカスして、それぞれのメリット・デメリットや就活時に活用できそうなサポートサービスなどをまとめてご紹介していきます!
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高卒と大卒の6つの違い
高卒と大卒との明確な“違い”は「大学を卒業しているかどうか」です。
それに伴って、最も若くて高卒は18歳、大卒は22歳となるため、4歳の差があることも違いのひとつとして挙げられます。
その他にも、下記のような違いがあります。
- 履歴書に書く最終学歴の違い
- 就職状況の違い
- 就職先(求人数)の違い
- 仕事内容の違い
- 待遇の違い
- 生涯賃金の違い
【1】履歴書に書く最終学歴の違い
高卒と大卒では、履歴書に記載する最終学歴が異なります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
高卒の場合は求人の条件に注意が必要
- 高校を卒業してすぐ就職する
- 大学を中退して就職する
といった場合の最終学歴は「高卒」です。
そのため、大卒であることを条件としている求人募集では、書類審査の時点で高卒者は落とされてしまいます。
学歴は関係ないという風潮も出てきてはいますが、まだ大卒であることを前提とした求人はあり、ここで違いを強く感じる人も多いようです。
大卒の場合はほぼ全ての求人に応募可能
大卒の場合は、特に気にする必要はありません。
履歴書には、大学名や学部名などを記載しておけばOKです。
大学院卒を条件としている研究職などもありますが、基本的にはほぼ全ての求人に応募できるでしょう。
ちなみに、リクルートワークス研究所や厚生労働省の調査によると、2024年卒における全国の民間企業の求人総数は、大卒で77.3万人です。
一方で、高卒の求人総数は約46万5千人。
これら2つのデータを比較すると、高卒と大卒では求人総数に大きな差があることが分かります。
参考:リクルートワークス研究所「第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2024年卒)」
参考:厚生労働省「令和5年度高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」
【2】就職状況の違い
高卒と大卒の違いは、就職状況にも表れるといわれています。
厚生労働省や文部科学省の調査によると、2024年卒における大卒の就職率は98.1%。
一方、2024年卒における高卒の就職率は98.0%です。
2024年卒のデータでは、大卒よりも高卒の方が僅かに就職率が高くなっています。
就職率の推移についても簡単に確認しておきましょう。
参考:厚生労働省「令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」
参考:文部科学省「令和6年3月新規高等学校卒業者の就職状況(令和6年3月末現在)に関する調査について」
高卒の就職率の推移
ここ数年における高卒の就職率は以下の通り。
- 平成29年3月卒:98.0%
- 平成30年3月卒:98.1%
- 令和1年3月卒:98.2%
- 令和2年3月卒:98.1%
- 令和3年3月卒97.9%
- 令和4年3月卒97.9%
- 令和5年3月卒98.0%
- 令和6年3月卒98.0%
就職を希望するほぼ全ての人が、内定を獲得しているといえるでしょう。
参考:文部科学省「令和6年3月新規高等学校卒業者の就職状況(令和6年3月末現在)に関する調査について」
大卒の就職率の推移
一方、大卒の就職率は以下のように推移しています。
- 平成29年3月卒:97.6%
- 平成30年3月卒:98.0%
- 令和1年3月卒:97.6%
- 令和2年3月卒:98.0%
- 令和3年3月卒:96.0%
- 令和4年3月卒95.8%
- 令和5年3月卒97.3%
- 令和6年3月卒98.1%
やはり高い水準を保っています。
大卒の就職難時期が続き、高卒の方が就職率は高いとされてきていましたが、大きな違いは見られなくなってきているんです。
就職状況だけでどちらにメリットがあるとはいえなくなっているのが現状ですね。
下記の記事では、高卒女性の就職率や就職を成功させるコツを紹介していますので、経歴に悩んでいる女性の方はチェックしてみてください。
参考:厚生労働省「令和6年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)を公表します」
【3】就職先(求人数)の違い
ここでは、業種別と企業規模別に、高卒と大卒の就職先(求人数)の違いを見ていきます。
業種別で見る求人数の違い
まずは、高卒求人についてです。
厚生労働省によると、高校新卒生を対象にした求人で最も多かったのは「製造業(求人数:110,250)」でした。
なかでも「輸送用機械器具製造業(求人数:17,662 )」「食料品製造業(求人数:14,730)」の求人が多いという傾向があります。
高卒を対象とした求人数が多い業種は以下の通りです。
- 製造業(求人数:110,250)
- 建設業(求人数:67,099)
- 卸売業・小売業(求人数:40,143)
- 医療・福祉(求人数:36,478)
- 生活関連サービス業,娯楽業 (求人数:12,845)
- 宿泊業・飲食サービス業(求人数:12,073)
次に、大卒求人を見ていきます。
リクルートワークス研究所によると、「流通業(求人数:269,000)」が最も高い結果となっています。
流通業とは、商社や百貨店、専門店などのことで、高卒者の求人数第3位だった卸売業・小売業も流通業の一種です。
大卒を対象とした求人数の多い業種は以下の通りです。
- 流通業(求人数:269,000)
- 製造業(求人数:250,000)
- サービス・情報業(求人数:73,000)
- 建設業(求人数:106,000)
- 金融業(求人数:9000)
就職先を選ぶ際は、求人数もチェックして業種を選ぶのもひとつの手です。
高卒だから◯◯の業種からしか選べない、大卒だから△△だ、と決めつけるのはよくありませんが、就職先選びに悩んだ時には参考にしてみましょう。
企業規模別で見る求人数の違い
まずは、高卒求人についてです。
- 従業員数300人未満の企業:928,469
- 従業員数1,000人以上の企業:32,024
- 従業員数1,000人以上の企業:32,024
次に、大卒求人を見ていきます。
- 従業員数300人未満の企業:383,200
- 従業員数300~999人の企業:139,000
- 従業員数1,000人以上の企業:184,700
このデータからは、高卒と大卒いずれも中小企業の求人数がボリューム層となっていることが分かりますが、従業員数1,000人以上の大企業については大卒の方が求人数が多いです。
また高卒の場合、従業員数300人未満の企業における求人数は、大卒のおよそ3倍にものぼる点も特徴的です。
【4】仕事内容の違い
高卒と大卒では仕事の内容に違いが出ることもあります。
高卒の仕事内容
一般的には、高卒はブルーカラーと呼ばれる製造業や建設業、林業、漁業などの生産現場で肉体労働をする仕事が多いとされています。
ただ、ひとつの技術を極めていくような職人であれば、高卒の方が大卒よりも早くその道に入れる分、優遇されることもあるんです。
大卒の仕事内容
一方、大卒はホワイトカラーと呼ばれるスーツを着て働く頭脳労働がメインとなるでしょう。
例えば、高度な知識を要するような研究職や学者などを目指す場合は、最低でも大卒、中には院卒が必須条件となるケースもあります。
もちろん、大卒であってもブルーカラー職に就くことは可能です。
学歴に左右されず実力主義で、力があればどんどんステップアップを目指せる会社も、もちろんあります。
どちらの場合も「高卒だから」「大卒だから」と学歴を言い訳にせず、「自分がどんな職に就きたいのか」を考えて仕事や就職先を選ぶことが大切なのです。
【5】待遇の違い
大卒と高卒の給与額の差を比較してみましょう。
厚生労働省の統計から年齢別に比較したものが、以下の表です。
【学歴・年齢層別賃金の比較】 (単位:千円)
年齢層 | 高校卒 | 大学卒 |
---|---|---|
年齢計 | 281.9 | 369.4 |
20~24歳 | 191.5 | 239.7 |
25~29歳 | 216.2 | 272.6 |
30~34歳 | 240.7 | 309.0 |
35~39歳 | 258.5 | 354.1 |
40~44歳 | 293.4 | 394.7 |
45~49歳 | 310.4 | 430.9 |
50~54歳 | 319.7 | 473.5 |
55~59歳 | 322.5 | 499.1 |
60~64歳 | 266.1 | 383.3 |
65~69歳 | 236.0 | 368.6 |
参考:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」
このデータからは、高卒と大卒で給与に大きな差があること分かります。
全年齢計で約9万円の差、50~54歳の層では約15万円の差と、かなりの開きがあることは否めません。
これは、就ける役職に差が出ることを反映しているのかもしれません。
確かに、大卒に比べて高卒の方が、出世が遅れる可能性もあるでしょう。
ただ、会社によっては実力主義で、学歴は関係ないというところもあります。
そうした会社であれば、若いうちから実務経験を積めるという高卒のアドバンテージを活かして一生懸命働けば、評価は上がり、待遇も良くなることが期待できます。
【6】生涯賃金の違い
生涯賃金は、高卒と大卒で大きく違う場合があります。
詳しく見ていきましょう。
高卒の方が働いている年数は長いものの、大卒とは初任給などに違いがあり、一般的に生涯年収は大卒者の方が高いです。
ここで、労働政策研究・研修機構の「ユースフル労働統計2023」のデータを確認してみましょう。
学校卒業後、フルタイムの正社員を続けた場合の 60 歳までの生涯賃金(退職金を含めない)は、以下のようになります。
【学歴・男女別 生涯賃金の比較】
高卒 | 大卒 | |
---|---|---|
男性 | 2億300万円 | 2億4千740万円 |
女性 | 1億4千920万円 | 1億9千800万円 |
参考:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「ユースフル労働統計2023」
学校卒業後にフルタイム正社員雇用で60歳まで働き続けた場合で比較してみると、高卒と大卒では、男性で4,000万円・女性で約5,000万円もの生涯賃金の差があることが分かります。
とはいえ、以下のような理由で、生涯年収には様々な条件が関わってくるもの。
- 職種による年収の違い
- 役職が付いて年収が上がった
- 転職して年収アップした
必ずしも、統計通りの結果になるとは限りません。
上記の違いはあくまで統計データとして頭に入れておくようにしましょう!
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
社会経験が長い高卒の方が昇給に有利?
高卒で就職すると、大卒者が大学で学んでいる4年間、社会人として仕事を行える点はメリットのひとつ。
その結果高卒は大卒と比べて、4年ほど社会人経験が長いといえます。
確かに新卒採用時の書類選考などでは、大卒より不利だと感じることもあるかもしれません。
しかし入社後の努力次第では、高卒でも大卒と大きく差をつけられる可能性も充分あるのです。
入社後、業務に関わる専門的資格や知識を身につけたり、着実に業務成績を上げたりしていけば、昇給において有利になるはずです。
高卒と大卒の生涯賃金の違いが心配な人は、入社後のスキルアップへ積極的に取り組むことをおすすめします。
高卒のメリット・デメリット
就活においては、高卒にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
ここでは、高卒のメリット・デメリットを解説していきます。
高卒のメリット
- 社会に早く出られる
- 大学の学費がかからない
- 若いうちから自分の力で稼ぐことができる
高卒最大のメリットは、社会に早く出られること!
社会人としての第一歩を10代のうちに踏み出せるため、大卒者が入社してくる頃には、仕事にも自信が 持てるようになっている可能性も高いです。
また、若いうちから自分の力で稼ぐことができることや大学の学費がかからないため自立が早いこともメリットのひとつです。
高卒のデメリット
- 就活や転職時に学歴による書類審査落ちの可能性がある
- (統計では)生涯賃金が大卒よりも低い
- 学歴にコンプレックスをもちやすい
高卒の場合、大卒が条件となっている求人には応募ができないため、募集数自体が少なくなってしまうケースがあります。
これは、大きなデメリットでしょう。
職種や働き方にもよりますが、統計的には生涯賃金も大卒より低くなってしまうところもマイナスに感じる方が多いでしょう。
しかし、求人数以外は自分次第でデメリットを克服することは可能なことばかり!
「自分はどうしたいのか」をじっくり考えて行動するようにして、デメリットを減らしていきましょう。
次の記事では、高卒でも高収入を期待できる職種を紹介していますので、気になる方は読んでみてください。
大卒のメリット・デメリット
大卒のメリット
- 学歴が就職で不利になることはない
- 将来何をしたいか考える時間が持てる
- 自由な時間が多く留学や旅行、遊びと好きなことができる
大卒になれば、就職・転職時に学歴だけで弾かれてしまう可能性が高卒よりも低くなります。
学歴を重視する求人の場合、高学歴でなければならないなどのフィルターがかかることはありますが、基本的には高卒よりは有利です。
4年以上の自由な時間が手に入るため、人生設計をじっくり考えることができ、留学や海外旅行などにも行きやすいこともメリットのひとつです。
大卒のデメリット
- 社会に出るのが遅くなる
- 無駄な時間をただ過ごすだけになってしまう可能性もある
- 多額の学費がかかる(場合によっては奨学金の返済負担が増える)
大学在学中に、なんとなく単位を取得し自由な時間もぼんやり過ごしてしまうと、無駄な時間を過ごして大卒になっただけになってしまう可能性があります。
進路変更を考え始めた時にも、せっかく入学した大学を辞めるには強い意志と勇気が必要になり、なかなか思いきれないもの。
卒業までもったいない時間を過ごすことになってしまうことも考えられます。
また多額の学費がかかる場合がほとんどなので、もし奨学金を借りていれば、社会人になってから返済をしていかなければなりません……。
大卒のデメリットを乗り越えるためには、
- 4年間で何をするのか
- どんなことを得たいのか
これらをしっかり考えた上で過ごし、無駄にしない努力が必要です。
キャリアチェンジは大卒より高卒の方が有利?
3年以内離職率の推移を学歴別に比較したのが以下の表です。
【高卒・大卒 3年以内離職率推移】
高卒 | 大卒 | |
---|---|---|
令和2年度 | 37.0% | 32.3% |
平成31年度 | 35.9% | 31.5% |
平成30年度 | 36.9% | 31.2% |
平成29年度 | 39.5% | 32.8% |
平成28年度 | 39.2% | 32.0% |
参考:厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」
どの年度も総じて高卒の方が高いですが、この結果は高卒の方がキャリアチェンジがしやすいことを反映しているとも捉えられます。
高校を卒業して3年で離職した場合、その時点で21歳。
就活をして22歳で違う仕事に就いたとしても、大卒の現役新卒と変わらない年齢です。
同じ若手人材でありながら前職で得たスキルがあるため、キャリアの活かし方によっては、大卒よりも有利に就活を展開できるかもしれないのです。
高卒からでも稼げる職種・業種
学歴がさほど重視されない実力主義の仕事であれば、高卒であっても高い役職に就き高収入を狙うことも可能です。
営業職
営業職は結果が数字で現れるため、学歴よりも実績が重視されます。
特に住宅営業や保険営業などでは、契約数に応じて高額なインセンティブが得られることもあるため、大きく稼げる可能性が高いでしょう。
営業職は学歴・経験不問の求人も多いため、狙い目の職種でもあります。
コミュニケーションスキルに自信がある人は活躍できる可能性が高く、高収入を目指してチャレンジしてみるのもよいでしょう。
ITエンジニア
ITエンジニアは慢性的な人材不足が続いており、未経験者や学歴不問の求人も多いため、高卒でも十分に就職できる可能性があります。
優秀な人材を集めたいという考えから、好待遇の求人を出している企業も多い印象です。
未経験であっても吸収力が高い20代であれば、イチから仕事を覚えて活躍できるチャンスは十分にあるでしょう。
技術職でもあるため実力主義の色合いが強く、確固たるスキルを身につければ、役職に就ける可能性も十分にあります。
Webマーケター
WebマーケターはインターネットやSNSを駆使して、商品やサービスが売れる仕組みを構築する仕事です。
比較的新しい分野であるため、ITエンジニア同様、人手不足から未経験・学歴不問の求人も多く、狙い目の職種といえるでしょう。
専門スキルと経験が必要であり、結果が明確に数字で現れるため、学歴よりもスキルと実績が重視されます。
高い成果を上げれば、大卒よりも早く出世できるかもしれません。
フリーランスとして独立すれば、さらに大きく稼げる可能性もあります。
高卒で就職される方におすすめな職種・業界はこちらの記事でも詳しく解説しています。
高卒の就活を成功させるポイント3つ
高卒で就活をする人のなかには「大卒に引け目を感じてしまう……」「高卒でも就活がうまくいくか心配」という人もいることでしょう。
- 専門性の高い資格を取得する
- 業種を絞って就活を行う
- 転職エージェントにサポートしてもらう
それでは、高卒の就活を成功させる3つのポイントを紹介していきます。
専門性の高い資格を取得する
学歴の差を埋めるためには、専門性や難易度が高い資格を取得して、基礎的学力が備わっていることをアピールするのもひとつの手です。
また、専門的な資格や知識があると、入社後に即戦力になりやすいと思われて、印象がアップする可能性もあります。
なかでも、国が認定していることで社会的信用度が高い国家資格なら、保有していることを採用の条件にしている企業も少なくありません。
高卒でも受験できる国家資格としては、中小企業診断士や行政書士試験、宅地建物取引士が挙げられます。
就職を希望する業界に関わる資格を取得すると、就活において有利になると期待できる一方で、取得してもあまりアピールにつながらない資格もある点には注意です。
- MOS
- 簿記検定
- 秘書検定
- TOEIC(800点未満)
上記の資格が求められる事務職や英語を使う仕事は、就活生からの人気が高くて競争率が上がりやすいものです。
そのため、これらの資格を取得しようとする就活生は多く、差別化を行うのが難しくなってしまいます。
資格を取得する場合は「志望先の業界や職種」に関連する資格を選ぶだけではなく、他の就活生と差別化できる資格に挑戦するようにしましょう。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
自己PRでは具体的な数値で実績をアピールしよう!
自己PRを効果的に行うためには、具体的な数値を交えて、実績をアピールするのがおすすめです。
アルバイトや部活動などでの成績を、数値や具体的なデータを示して説明することで、実績の内容がより伝わりやすくなります。
その他、英検やTOEIC、その他資格・検定の名称を出すことも効果的。
新卒採用では応募者のパーソナリティやポテンシャルが見られていますが、定量的に自分のスキルを説明できれば、他の応募者に差をつけられるはずです。
業種を絞って就活を行う
高卒の就活を成功させるためには、求人数が多い業種の他、人手不足が進んでいる業種に絞るのがおすすめです。
例えば、近年急拡大を続けているIT業界や運送・運輸業界、人手不足が深刻な介護業界やアパレル業界、飲食業界が挙げられます。
これらの業界は求人数が多い傾向にあるため、資格や業務経験、学歴を問わず未経験歓迎としている場合も少なくありません。
その他、保険や不動産の営業職や小売店の販売職も、未経験歓迎としている企業は多い傾向にあります。
未経験歓迎の求人であれば、高卒でも書類選考に通りやすく、ポテンシャルとやる気があれば採用してもらえる可能性が高いといえます。
転職エージェントにサポートしてもらう
1人だけの就活では、うまくいかなかった時にどうすれば良いのか分からなくなり、就活自体が嫌になってしまうおそれも……。
そこでおすすめなのが、転職エージェントです!
面接や書類選考の対策、自分に合う企業選びや自己分析などを総合的に行ってくれる転職エージェントは、心強い存在。
高卒の就活を有利に進めるための資格や専門スキル、未経験歓迎の求人が多い業界や職種についても、有益なアドバイスをしてくれることでしょう。
就活にちょっとでも不安があるという方は、ぜひ転職エージェントに登録を行い、総合的なサポートを受けてみてはいかがでしょうか?
まとめ
高卒と大卒の違いを見ていくと、「生涯賃金」や「就職時の有利・不利」など、どうしても大卒の方がいいように思える話が出てきてしまいます。
確かに、大卒になれば有利になることもありますが、「大卒=安泰」というわけでは決してありません。
まだ結果も出ていないうちから「高卒だから……」と諦めてしまうのは、正直とってももったいないことです!
- どうしても学歴にとらわれてしまう
- 経歴に自信が持てない
その気持ちも、めちゃくちゃ分かります。
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もし今悩んでいて、実際の就活までイメージできていないのであれば、相談だけでも構いません。
「求人の話」などの具体的なことよりもまず、あなたの“これまで”や“これから”を私たちに聞かせてもらえるとうれしいです。
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あなたがお金を支払うことは一切ありませんので、ぜひお気軽にご相談ください!
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