さまざまな理由から、「お金をガッツリ稼ぎたい!」「目標は年収1,000万円以上!」などと考えている人も多いかと思います。
その一方、「自分は学歴が低いからもう無理だ……」と諦めムードな人も。
高学歴である方が選べる仕事の幅が広がることは事実ですが、かといって学歴だけで「一生稼げる仕事に就くことはできない」なんてことはありません!
そこで今回は、学歴に関係なく稼げる仕事のランキングや、近年注目の稼げる副業、さらに仕事の選び方のポイントなどについて詳しくご紹介していきたいと思います!
稼げる仕事ランキング
厚生労働省が発表した「令和2年賃金構造基本統計調査」 のデータをもとに算出した「稼げる仕事」の上位10位は次のようになっています(千円以下は切り捨て)。
- 1位:航空機操縦士 / 1,725万円
- 2位:医師 / 1,440万円
- 3位:大学教授 / 1,073万円
- 4位:公認会計士・税理士 / 958万円
- 5位:法務従事者 / 878万円
- 6位:大学准教授 / 874万円
- 7位:歯科医師 / 787万円
- 8位:その他、経営・金融・保険などの専門職業従事者 / 773万円
- 9位:小・中学校教員/ 713万円
- 10位:システムコンサルタント・設計者/ 690万円
たしかに、こちらのランキングを見ると、どれも一般的に高学歴でなければ就けない職業ばかりです。
しかし、忘れてはいけないことは、これらはあくまでも「平均」であるということ。
例えば、成果主義の世界として知られる不動産営業などの場合は、インセンティブで稼ぐ人も多く、年収1,000万円を超える人も少なくありません。
また、弁護士の場合も勤務する法律事務所の種類や、経営する側か雇われる側なのか、医師についても開業医や勤務医などの違いによっても年収は異なってきます。
実際に、今話題のYouTuberも、年収が億単位の人もいれば、他の仕事も掛け持ちしないと生活できないという人がほとんどであることは皆さんもご存知なはず。
ただ、稼げる仕事や給与が高い仕事の傾向として、大卒以上でないと入社できない会社であったり、国家資格が必要であったりと、難易度が高いものが多いというのは事実です。
未経験OK!学歴関係なく稼げる仕事ランキング
「稼げる仕事」の基準は人それぞれ違うかと思いますが、少なくとも「全体の平均年収以上である」ということは「稼げる仕事」である最低条件ではないでしょうか?
そこで、ここではdodaが算出した2020年の全体平均年収である409万円を基準に、「稼げる仕事」のトップ10を見ていきましょう。
参考元:doda「平均年収ランキング(平均年収/生涯賃金)【最新版】
なお、以下のランキングでは「平均年収409万円を上回っている」という以外に、「学歴不問のケースが多い」「未経験からでもチャレンジ可能」という条件も加えています。
▼学歴関係なく稼げる仕事ランキングTOP10
- 1位:不動産営業 / 989万円
- 2位:営業・企画営業(個人向け) / 779万円
- 3位:金融営業個人・リテール・FP / 696万円
- 4位:タクシードライバー・ハイヤードライバー/ 614万円
- 5位:建築施工・施工管理技士・工事監理者 / 603万円
- 6位:ネットワーク設計・構築(LAN・WAN・インターネット)/ 588万円
- 7位:自衛隊 / 575万円
- 8位:システムエンジニア/ 568万円
- 9位:品質管理(ソフトウェア・ネットワーク)/ 566万円
- 10位:プログラマー(汎用機系)/ 550万円
参考元:マイナビ転職「2021年版 職種別 モデル年収平均ランキング」
そのとおり。
世の中には数えきれないほどの仕事があって、さらに「学歴に関係なく稼げる仕事もたくさんある」ということを忘れないでください。
このことを忘れずに就活をすれば、過去(学歴)にとらわれることなく、納得のいく就職先を見つけることができるはずですよ!
NO.1 不動産営業
学歴関係なく稼げる仕事の第1位に輝いた不動産営業は、まさに住居用のマンションや投資用の不動産、リフォームを勧めたりする仕事のことをいいます。
ただ、稼げるのは不動産営業の中でも「大きなお金が動く仕事」で、賃貸住宅の仲介などはそれほど高い年収は見込めません。
つまり、1回の取引で大きなお金が動くというのは、その分会社の利益も大きくなるので、取引に関わった営業担当のインセンティブも多くなる、というわけなのです。
取引の内容によってはインセンティブが1,000万円を超えることもあり、「売れる人」は、上記の平均年収989万円を余裕で超えてしまうこともあるのだとか。
とはいえ、大きなお金が動く仕事なので、仕事はそう簡単なものではありません。
営業の電話を何件もかけ続け、無視されたり怒鳴られたり、見込み客に興味を持ってもらえるような情報を集めたり、物件の案内をしたり…と、心身共にタフな人でないと厳しい面もあります。
あくまでも成果主義の業界なので、精神力と体力に自信のある人なら挑戦してみる価値はあるといえるでしょう。
NO.2 営業・企画営業(個人向け)
法人向けの営業は学歴を見られる傾向が強いのですが、個人向け営業は学歴不問で応募可能な会社が多く、先にご紹介した不動産営業も大きく分類すると個人向け営業に含まれます。
個人向け営業の代表的なものとしては、車の営業や、通信回線の営業、太陽光発電の営業、保険の営業、NHKの営業などが挙げられます。
営業スタイルとしては電話で商品を売り切るものもあれば、直接アポイントを取って対面で売るもの、個人宅を訪問してその場で売り切るものなどさまざまです。
一方、稼げる理由は共通して「売り上げが増えれば増えるほどインセンティブがもらえる」という点。
契約を取り続ければ平均年収の779万円超えどころか、月収100万円といったこともあるようです。
ただ、基本的には断わられることの方が圧倒的に多いため、こちらも不動産営業と同様に心身共にタフさが必要です。
個人営業である程度実績を積んでおけば、経験を活かして法人営業に転職出来る可能性もあるため、法人営業への転職を目指して挑戦してみるというのも良いかもしれません。
NO.3 金融営業個人・リテール・FP
金融営業にはさまざまなものがあり、証券や銀行の場合は学歴が重視されることは少なくありません。
しかし、これらのうち、学歴に関係なく働きやすいのは保険の営業です。
このランキングではさまざまな金融営業の年収がひとまとめになっているため、保険の営業をしている人のほとんどが平均年収の696万円程度稼げているかというと、実際のところはそうではありません。
ただ、保険の営業では、FP(ファイナンシャルプランナー)に代表されるように、個人の方に対してこれからの将来設計やお金の不安についてのアドバイスなどをしながら最適な保険を提案し、契約をとります。
そのため、不動産営業などよりは比較的契約がとりやすく、また、特に外資系では契約を取るほどインセンティブをもらえる保険会社が多い傾向にあるのです。
ただ、保険はすでに加入している人も多いので、お客様を探して話を聞いてもらうだけでも大変な労力を必要とします。
まずは話を聞いてもらえるような魅力を持っていること、さらに「この人が勧めるなら」と内容に納得し、信頼してもらえるような人間性を兼ね備えていることも大切です。
NO.4 タクシードライバー・ハイヤードライバー
タクシードライバーやハイヤードライバーが稼げる理由は、こちらもインセンティブが関係しており、売り上げが多いほどインセンティブも多く支払われます。
「どの時間・場所に、どんな客層がいるのか」といったことを分析し、効率的にお客様を捕まえたり、客単価の高い長距離利用のお客様を捕まえることがコンスタントにできれば、年収614万円以上稼ぐことも難しいことではありません。
また、大手では専用の乗り場があったり、比較的高単価のタクシーチケットを利用されることが多いなどのメリットもあります。
ただし、会社に所属する場合は売り上げのノルマなどがあったり、夜勤もあるため、不規則な生活が苦手な人や、酔客の対応に抵抗があるといった人には難しい職業であるといえるでしょう。
NO.5 建築施工・施工管理技士・工事監理者
「管理」という名前がつくので難しいイメージを持たれがちですが、意外にも学歴不問で未経験でも採用されやすい職業のひとつなのです。
業務内容をざっくり説明すると、工事がスムーズに進むように現場全体を管理するというもので、大きく「工程管理」「品質管理」「原価管理」「安全管理」の4つの業務があります。
施工管理の仕事にはインセンティブはありませんが、比較的残業が多く、残業代がしっかり支給され、さらに施工管理に関連する国家資格を取得することで収入がアップするのです。
そのため、単純な話ではありますが、残業が多い現場に入った場合は平均年収の603万円を優に超えることもあるでしょう。
また、国家資格を取得し、経験を積むことで大手建設会社に転職できる可能性も出てくるため、さらなる収入アップも期待できます。
残業の多さに慣れる必要はありますが、手に職をつけて着実にキャリアアップを目指したいという方にはおすすめの職業といえるでしょう。
仕事の探し方あってる?給与だけが全てじゃない?
ここまで、稼げる仕事についてご紹介してきましたが、やみくもに「稼ぎたい」という気持ちだけで仕事選びをすることはあまりおすすめできません。
なぜなら、
- 何のために稼ぎたいと考えているのか?
- 何歳でいくら稼げれば納得がいくのか?
- 自分が本当にやりたいことは何なのか?
- 最終的に自分はどうなりたいのか?
といったことをひとつひとつ明確にしておかなければ、仕事で何かの壁にぶつかったときに乗り越えることができない可能性が高いからです。
また、こうした仕事に対する軸をしっかりと持っておかないと、「楽に稼げる」といった謳い文句の詐欺などについ引っ掛かってしまう危険性もあります。
よく耳にする話ではありますが、私たちはこの世でいくらお金持ちになっても、あの世にお金を持っていくことができませんし、お金を持っているからといって必ずしも幸せになれるわけではないはずです。
とはいえ、「自分がどんな仕事をするべきか」といったことも、簡単に見つけられるわけではありませんし、世の中にどんな仕事があるのかもまだまだわからないという人も多いはずです。
仕事探しなら転職エージェントに頼るのがおすすめ
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企業と求職者の間に転職エージェントの担当者が入る
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なお、おすすめの転職エージェントについてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、是非参考にしてみてくださいね!
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