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第5回 自分の介在価値を直接感じられる仕事――稗田直史(UZUZ営業・キャリアアドバイザー)

2019/09/19(Thu) STORY&WORKS
第5回 自分の介在価値を直接感じられる仕事――稗田直史(UZUZ営業・キャリアアドバイザー)

 2019年9月17日、株式会社UZUZは書籍『社会に出たいとウズウズしている君に贈る「就活ひきこもり」から脱出する本(著者:株式会社UZUZ今村邦之、川畑翔太郎)』を実務教育出版社より出版いたします。
 
 今回のテーマである「就活ひきこもり」は、就職活動によって部屋にひきこもってしまっている人だけでなく、自信をなくしてしまったり、経歴が不利となったことで就職に苦悩している人を「就活ひきこもり」と幅広く定義しています。
 
 UZUZでは、元就活ひきこもりの社員が、20代若者の就活を支援しています。今回は本の中から抜粋してUZUZ社員の就活ひきこもりストーリーを、全6回で紹介していきます。

第5回 自分の介在価値を直接感じられる仕事

――稗田直史(UZUZ営業・キャリアアドバイザー)

*営業を極めるために入った営業代行会社

 
 私は和歌山県白浜の近くで生まれ育ち、大学へ進学する段階で上京しました。選んだ大学は専修大学法学部。ただ、ほとんど勉強はせずに必要な単位数ギリギリで卒業しました。 
 新卒で入社したのは営業代行の会社です。営業代行というのは、営業が苦手な会社の代わに営業活動を行い、その報酬を貰うビジネスです。私の場合、インドやイスラエルといった外資系企業が日本へ進出する際の営業を請け負うことが多かったです。
  
 そもそも、なぜその仕事を選んだのかというと、幅広い”営業力”を身につけたいと考えていたからです。営業代行会社では多種多様な会社の営業活動を代行します。そのため、扱う商品のジャンルも多種多様、その売り方もさまざまなので、営業としての引き出しがたくさん手に入ると考えました。
  
 しかし、営業マンとしてスペシャルな存在になると意気込んで入社した会社を、1年半ほどで退職することになりました。理由は一言でいえば仕事で結果が出せなかったからです。私だけでなく、同期入社や社歴の浅い先輩たちもだいたい同じ理由で辞めていました。
  
 その会社の社長は当時30歳くらいで、彼自身も現場でバリバリの営業マンとして働いていました。20代で起業し、会社の業績も堅調で、見るからに優秀な人でした。そんな営業としてスーパーマンみたいな人から直々に営業を教えて貰える機会は非常に貴重でしたが、社長からの要求はいつも高く、大学を卒業したばかりの営業未経験者の自分にとっては無理難題にしか思えませんでした。
 
 いまとなってはただの自惚れだったと思うのですが、当時の私は「社長の貴重な時間を割いて教えてもらっている自分は期待されているはずだ。もっと結果を出さないと見限られてしまう。そうなっては会社にいる価値のない人間なんだ」と、自分をどんどん追い込むような考え方に囚われていました。そういったネガティブ思考で疲弊し、最後は退職という道を選びました。

*求職者として魅了された就職エージェント

先に退職していた先輩から話を聞き、大手就職エージェントではたくさんの求人を闇雲に提案されるだけだと聞いていました。それなら自分で転職活動するのと変わらないと思いました。
 
 できれば自分の経歴や要望を真摯に受け止めてくれて、二人三脚で転職活動をサポートしてくれるエージェントを探そうと思い、たまたま出会ったのがウズウズでした。
 
ウズウズをネット上で初めて見たとき、このエージェントはただ求人を紹介するだけでなく、私自身のことを知ろうとしてくれんじゃないか、そのうえで本当に合う求人を提案してくれるんじゃないか、と期待が膨らんだんことを覚えています。なぜそう思ったかと言うと、ブログから伝わってくる雰囲気やキャリアアドバイザーの経歴(全員が短期離職)を見たからだと思います。
 
実際に利用してみると、最初に思い描いた通りだったので、安心しました。それに、条件に合った魅力的な求人を紹介してくれました。
 
 当時のウズウズの社員数は5人。求人紹介や面接対策で訪れるたび、いつの間にか全社員と会うことができ、その人柄に魅力を感じるようになりました。結果として、ウズウズに紹介された企業で働くのではなく、この人たちと、この会社で働きたいという気持ちが強くなり、求人を紹介されてはいたのですが、ウズウズへの入社を直談判しました。
 
 そして、いまでは古株メンバーとして、すでに6年が経っています。元々が営業マンとしてキャリアアップしたいと思っていたので、ウズウズでは法人営業をメインに、キャリアカウンセリングも兼務しています。求職者だけでなく企業にとっても利益になるマッチングにこだわって仕事をしています。

*求職者と企業、双方にとって「いいマッチング」を創出する仕事

 
 私は、キャリアアドバイザーの立場だと、「求職者のため」という視点が強くなりがちですが、求職者だけでなく企業にも利益があるマッチングが重要だと思っています。
 求職者にとっても、企業にとっても、お互いがWin-Winの状態でマッチングさせることが「営業」として求められることで、その状態にしなければ、そのマッチングはすぐに離れ離れになってしまうと考えています。
 
 なので、求職者には自分の過去に向き合って言動を改善してもらうし、自信をつけてもらうための準備もしてもらいます。時には求職者が言われたくないような嫌なことも伝えるようにしています。なぜなら、そうした方が求職者が入社してから企業に評価され、長く活躍できると思っているからです。
 
 もちろん、その姿勢は企業に対しても同様です。「最近の若いやつは根性がなくてすぐに辞める」と人事担当者や社長が言ったとしましょう。その場合、採用側に問題がある可能性もあります。採用に対する姿勢に始まって、採用基準や教育体制などに問題があるかもしれません。採用側が「上」で、採用される側が「下」という考えが強すぎると、若手人材が定着しないことは分かっていますし、それを続けることによってその会社の人材力や競争力も失われていきます。そのような状況にならないように、企業に対しても私は改善すべき点は指摘し、改善をいっしょに手伝っています。
 
 私が営業として「いい仕事をしたな」と思える企業があります。未経験者をITエンジニアとして採用している企業なのですが、担当した当初は採用した若手社員が次から次に辞めてしまう状況でした。
 研修内容を含めた新人のフォロー体制、コミュニケーションの取り方を口を酸っぱくして何度も改善提案をし続けました。ありがたいことに、こちらのアドバイスを聞き入れてもらい、15%あった離職率を今ではひと桁まで下げることができました。その結果、2〜3年前は社員50人だった会社が、今では300人を超える会社になりました。
 
 就業サポートをしていて、いちばんうれしい瞬間があります。それは経歴だけで一度は書類選考でお見送りになってしまった求職者を、電話一本で復活させ、最終的に内定までサポートできたときです。
 ウズウズの就業サポートを受けている求職者の中には、人としては魅力的なのに、その経歴のせいで心象が悪くなってしまっている人がいます。でも、その人の経歴からは分からない魅力を私なりの言葉に変換し、企業に伝えることで「稗田さんの紹介なら一度会ってみよう」と企業に言ってもらえることがあります。
 
 日頃から「キャリアアドバイザーとしての目利き」と「求職者、企業双方のWin-Winとなるマッチング」にこだわり続けていれば、求職者だけでなく、企業からも信頼を勝ち取ることができます。自分が推した求職者と企業がマッチングし、定着、活躍してもらい続けることでこれからも信頼を積み上げていきたいです。
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株式会社UZUZ(ウズウズ) 広報担当 土田、川畑
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