もくじ
ていうか第二新卒ってやばいの??
就活をしたことがある人であれば一度は見たこと、聞いたことのある「第二新卒」という言葉。
今この記事を読んでいるあなたは、ひょっとすると「第二新卒」というキーワードで検索をかけたところ「第二新卒 やばい」という検索予測を見てしまったのではないでしょうか?
第二新卒はなぜ「やばい」という言葉とセットになってしまっているのでしょうか?
この記事では、そんなモヤモヤに迫るべく、第二新卒にまつわる情報を集めてみました!
この記事のまとめ
- 第二新卒で転職することがやばいのではなく、過去に「やばい第二新卒」がいたので「第二新卒 やばい」という噂が広まった
- コロナ禍ということもあり、第二新卒の就活市場も先行きが不透明
- 第二新卒にメリットを感じている企業も多い
- 第二新卒は転職先が決まるまで離職しない、離職した人は一日でも早く転職する
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そもそも第二新卒とは?
「学校等を卒業して3年以内で、正社員としての就業経験がある人」
一般的な解釈ではこのような人を指して、第二新卒とすることが多いようです。
しかし、企業によっては、若年層の転職希望者全般を指す場合もあります。
また「第二新卒」と「既卒」はよく混同されがちですが、両者には明確な違いがあります。
既卒は正社員としての就業経験がない人を指しますが、第二新卒は短期間であっても正社員として働いた経験がある人のことです。
第二新卒ってどのくらいの数いるの?
厚生労働省がまとめた、新規大卒就職者の3年以内離職者の推移を見てみましょう。
【大卒就職者の3年以内離職状況の推移】
※卒業年度ごとの就職者数の変動は雇用保険加入のタイミングのズレにより発生
就職者数(人) | 離職者数(人) | 離職率(%) | ||
---|---|---|---|---|
平成30年3月卒 | 1年目まで | 461,041 | 53,326 | 11.6 |
2年目まで | 461,873 | 105,225 | 22.8 | |
3年目まで | 462,084 | 144,047 | 31.2 | |
平成31年3月卒 | 1年目まで | 465,944 | 54,439 | 11.7 |
2年目まで | 466,581 | 100,151 | 21.5 | |
3年目まで | 466,722 | 146,890 | 31.5 | |
令和2年3月卒 | 1年目まで | 457,581 | 48,286 | 10.6 |
2年目まで | 458,358 | 99,964 | 21.8 | |
3年目まで | 458,464 | 148,016 | 32.3 | |
令和3年3月卒 | 1年目まで | 436,719 | 53,326 | 12.2 |
2年目まで | 437,123 | 107,209 | 24.5 | |
3年目まで | ー | ー | ー | |
令和4年3月卒 | 1年目まで | 448,485 | 53,840 | 12.0 |
2年目まで | ー | ー | ー | |
3年目まで | ー | ー | ー |
参考:厚生労働省「新規学卒者の離職状況」
どの年度を見ても、およそ1年目は10%・2年目は20%・3年目は30%という割合で推移しています。
概ね、新卒で就職した約3割の人が、第二新卒となっている現状が分かるでしょう。
企業が第二新卒に求めるものとは?
なので、若手人材確保の施策として、第二新卒に目を向ける企業も多くなってきているようです。
人手不足が深刻な昨今、企業は第二新卒を採用ターゲットとして、注力し始めてきています。
企業が第二新卒を採用する際に、重視している点の割合を示す資料があるので「新卒」「第二新卒」「中途採用」の3つで比較しながら見てみましょう。
【企業が採用時に重視する項目】 (単位:%)
重視する項目 | 新卒 | 第二新卒 | 中途採用 |
---|---|---|---|
熱意・意欲 | 73.7(1番多い!) | 60.5(1番多い!) | 51.5 |
コミュニケーション力 | 56.6 | 47.7 | 36.5 |
協調性 | 41.5 | 32.8 | 33.4 |
行動力・実行力 | 35.9 | 30.5 | 38.2 |
実務経験 | 0.8 | 9.6 | 63.5(1番多い!) |
参考:厚生労働省「若年者雇用を取り巻く現状」
新卒・第二新卒では、意欲・熱意やコミュニケーション力、協調性といった部分が求められているようです。
中途採用では63.5割もある「実務経験」が、第二新卒の場合はたった9.6割な点を見ると、ポテンシャルに期待して採用していることが分かりますね。
第二新卒も新卒と同様に、入社後にじっくり育成していきたいと考えている企業が多いことも見て取れるでしょう。
なぜ第二新卒はやばいといわれるのか?
入社3年以内のいわゆる「早期離職」を経験していることが、第二新卒のマイナスイメージにつながっていることは否めません。
そのため前職を退職した理由は、面接で確認されると思っておいた方が良いです。
まずは第二新卒が「やばい!」と警戒されてしまう理由について、具体的な3つの要素を詳しく見ていきましょう。
ストレスに弱いと思われてしまう
前職でどれくらいの期間、勤めたのかにもよりますが、早期離職であればあるほど「ストレス耐性や忍耐力が不足しているのでは?」と警戒されてしまうことがあります。
特に、入社1年以内・半年以内もしくは数ヶ月といった「超早期離職」の場合は、その警戒度合いは高くなります。
少しでも辛いことがあったり、忙しくて残業が続いたりすると、退職を検討してしまうのではないか、または何か心身に悪影響をきたしてしまうのではないか、と心配が募り採用を躊躇してしまうのです。
仕事への向き合い方に問題があるのではと懸念される
仕事に対する向上心や前向きな姿勢があれば、少々の試練は乗り越えていけるものです。
けれど離職した原因が「仕事をしたくない」「頑張りたくない」といった後ろ向きな気持ちからくるものなら、そもそも仕事に対する姿勢に問題がある可能性があるため、採用後に活躍してくれるのかどうか心配してしまうのです。
もしかしたら、第二新卒の方のなかには当初話に聞いていた仕事と全然違うことを任されたり、希望していた部署にいけずやる気を削がれていたりと、外的要因によってミスマッチが生じている方もいるかもしれません。
しかし、たとえミスマッチがあったとしても、前向きに取り組む姿勢や向上心があれば、そこから何かを学ぼうとしたり、転職するにしても熱意を持って臨んだりすることができるはずです。
こういった意識や姿勢を持っていないと、たとえ転職できたとしても「イメージと違った」という理由で、すぐに辞めたい気持ちが生じてしまうかもしれません。
採用担当者は上記のようなマインド面も危惧しているため、問題がないかどうか選考を通して確認しようとするのです。
周囲とのコミュニケーションに問題があったのではと警戒される
職場における人間関係の悪化は、退職理由として多く挙げられます。
そのため早期離職者は、前の職場で良好な人間関係を築けなかったのではないかと心配されてしまうのです。
職場の風土との相性による問題もあるかもしれませんが、その原因が本人のコミュニケーションにある可能性もあるため、採用担当者は自社の風土や社員の雰囲気と合うかどうか見極めようとしていきます。
なかでも、仕事がうまくいかないことを周囲のせいにする他責志向など、ネガティブな要素が垣間見える場合は、入社後にトラブルを起こすかもしれないと判断されてしまう可能性が高いです。
企業が第二新卒を採用するメリット
第二新卒は就業経験はあるものの、基本的に3年以上のキャリアはないため、企業にとっては即戦力としても扱いにくい存在のはずです。
しかしながら、第二新卒を採用しようという企業が増えているのはなぜなのか?
ここからはその答えについて探ってみましょう!
企業のメリット1:新卒採用で採用しきれなかった若手人員の補填
企業が新卒採用で若い人材を確保したがる理由の裏には、以下のような思いがあります。
- 他社での勤務経験がないため自社のカラーに染めやすい
- 企業の若返りのためになるべく若い人材を採用したい
- 即戦力にならなくても教育して長く働き続けて欲しい
しかし近年は少子高齢化によって採用計画通りに新卒を採用できない企業も少なくありません。
そこで注目されるのが第二新卒の存在。
第二新卒は、新卒に近い年齢かつ、前職での在職期間が短く、自社のカラーにも染めやすいという特徴があります。
そのため、最近では新卒採用で計画していた数の人員を確保できなかった場合に、第二新卒を採用しようという企業が増えているのです。
また、第二新卒は皆必ず一度はどこかの企業に採用されたという実績があります。
当然「短期離職をしている=またすぐに辞めるかもしれない」という疑念はあります。
しかし、企業にとって第二新卒は「直近で一定のレベルの選考をクリアしてきた人」という安心感が持てる存在でもあるのです。
企業のメリット2:採用にかけるコストを抑えられる
新卒採用では、企業はより優秀な学生を集めるために、魅力的な新卒採用専用ページやパンフレットを作ったり、会社説明会や選考を何度も行うなど、時間と労力、そしてお金をかける必要があります。
採用活動は企業にとっては一種の投資ですので、やはり資金のある企業ほど採用にコストをかけることが可能です。
また、採用後には専門の講師を招いて研修を行うなど、さらにコストがかかります。
しかし、例えばベンチャー企業など、資金に十分な余裕のない中小企業では、採用や教育のためにコストをかけるということがあまりできません。
そのため、新卒採用よりも比較的容易に応募者が集まりやすく、さらに社会人としての基本的なマナーをすでに身につけている第二新卒をターゲットにするのです。
さらにまだまだ若手なので、給与が安いというのも採用する上でのコストカットにつながります。
第二新卒の場合は、即戦力になることは少ないですが、基本的なビジネスマナーは身につけつつも、新卒と同程度の年収で採用することが可能です。
こうした理由から、若手が欲しい企業にとっては重宝する存在なのです。
企業が第二新卒を採用するデメリット
企業にとって第二新卒を採用するデメリットというほどのものは、それほどないと考えられます。
しかし、第二新卒の採用を躊躇する企業では、次のような点が懸念されがちです。
ほとんど未経験のため、育成に時間がかかる(即戦力にはならない)
第二新卒が一度就職をしているとはいえ、やはり知識やスキルの面ではまだまだ未熟であることがほとんど。
数ヶ月で短期離職をしている第二新卒の場合は、社会人としてのビジネスマナーなども身についていない場合もあります。
そのため、第二新卒を採用するメリットであるはずの「若さ」という部分も、即戦力を求める会社にとっては「育成の手間がかかる」というデメリットに映ってしまうこともあるのです。
とはいえ、基本的に就職市場において若手人材は有利であることは間違いありません。
第二新卒を歓迎していたり、第二新卒でも新卒枠で応募が可能な企業は育成することを大前提として採用を行うため、経験の浅さを気にする必要はないでしょう。
また短期離職してしまう可能性がある
企業が第二新卒の採用を考える際に不安に感じやすいのが「またすぐに辞めてしまうのではないか」という点です。
特に前の会社を数ヶ月程度で離職してしまっている場合は、長く続かなかった理由が会社側にあったのではなく、本人にあったのではないかと思われてしまうことも少なくありません。
採用には費用や時間、手間がかかるもの。
企業にとって、採用したからにはできるだけ長く働いて欲しいと考えることは当然です。
そのため、仮に前職を短期離職してしまっている場合でも、面接では「長く働きたいと思っている」ということのアピールが大切です。
また、短期離職している場合は、いくらポジティブな理由を伝えても、実際に短期離職している以上、ネガティブな理由が関係していることは企業側も言わずもがな理解しています。
無理矢理取り繕おうとするのではなく、例えば
といったように、非を認めた上での前向きな気持ちを伝えるようにしましょう。
企業が採用したがる第二新卒の特徴
企業に敬遠される第二新卒の例は先にご紹介したとおりですが、企業側が反対の意味で「やばい!採用したい!」と思う第二新卒とはどんな人なのでしょうか?
ここからは、採用されやすい第二新卒の特徴をご紹介します。
特徴1.退職理由がポジティブで、転職理由とつながっている
第二新卒の転職で常に付きまとうのが「またすぐに辞めてしまうのでは?」という企業側からの疑いの目です。
第二新卒である以上、短期離職をした事実は変えられません。
たとえ疑念を向けられていたとしても、少しでも退職理由をポジティブなものとしてアピールすることが大切です。
たとえ離職した理由の大部分が会社側にあったとしても、一度その会社に入社しようと決めたのは他ならぬあなた自身。
ですので「100%自分は悪くない」という考えは改めましょう。
まずは退職理由を他責にせず、自分にも非があったという受け止め方をすること。
そして、その退職理由から学んだことを、今回の転職へと繋ぐことができると、自然と退職理由をポジティブなものに変えることができるはずです。
具体的には、次のような手順で退職理由と転職理由を繋げて流れを作り、ひとつのストーリーとしてまとめましょう。
退職理由と転職理由をストーリーにする方法
- 短期離職することになった理由を素直に説明する(他責オンリーはNG)
- その時に感じたことをありのまま伝える(悪口ベースはNG)
- 自分を客観視してみて、どのように感じたかを伝える
- 前職(現職)での経験や、離職するにあたり感じたことを今後どう活かしたいと考えているかを伝える
- 志望する会社では4のことがどのように活かせると考えているかを伝える
特徴2.一定の結果を前職でも出している
第二新卒で転職をする場合、基本的には3年以内の短期離職をすることになります。
そのため、第二新卒が転職時に前職で一定の結果を残せている、ということはそう簡単なことではないでしょう。
また、第二新卒の場合は「ポテンシャル採用」されることがほとんどで、実際に企業側はそこまでの実績は求めていません。
とはいえ、面接時に「この人は前職での経験から何も得られていないんだな」と思われてしまっては、そのポテンシャル採用すらしてもらえません。
たとえ大きな結果は出せなくても、以下のようなポイントがあれば高く評価されることもあります。
- 入社前は初対面の人と話すこともままならかったが、今では相手のトーンに合わせて会話ができるようになった
- 自慢できるような数ではないが、先輩の同行なしで契約がとれるようになった
- パソコンが全くできなかったが、一人で資料を作れるようになった
このように、短期間でも成長できたことをアピールできるようになっておくことが大切です。
まだ離職していない人であれば、面接の場面をイメージしながら、今日から少しでも何らかの学びを得たり結果が出せるように仕事に取り組みましょう。
また、すでに離職してしまっている人は、前職で得たものはないか、小さなことでもよいので思い出し、一度紙に書き出すなどしてまとめてみるといいでしょう。
特徴3.社会人の基礎的なマナーが備わっている
先ほど「企業が第二新卒を採用するメリット」でもお伝えしたとおり、企業側は第二新卒に対して「社会人の基礎的なマナーが備わっている」ということを期待していることが少なくありません。
特にベンチャーなどの中小企業では、大手企業のようにビジネスマナー研修を行うための講師を招いたり、研修合宿を行ったりするような時間的・資金的な余裕がないことの方が多いでしょう。
そのため、社会人としての基礎的なマナーやビジネススキルが備わっている第二新卒は、企業にとっては魅力的な存在なのです。
ビジネスマナーや社会人としての自覚を持つにはある一定の期間が必要です。
「社会人としての基礎的なマナーやビジネススキルが身についている」と企業側に思ってもらうためには、次の新入社員が入ってくるタイミングの1年程度の在職期間は欲しいところです。
入社後すぐに「転職したい」と考えたとしても、すぐに離職してしまうのはその後の転職には非常に不利に働いてしまいます。
「このままだと心身のバランスを崩してしまう」「就職先が誰から見てもブラック企業だった」といった状況でない限り、超短期離職は避けたいところです。
やばい第二新卒と思われないための注意点
最初にお伝えしたとおり、第二新卒は全ての人が「やばい」わけでは決してありません。
書類選考で落とされずに次のステップに進める場合は、企業側が「第二新卒=やばい」という先入観に囚われておらず、採用に前向きであると捉えて良いでしょう。
しかし、短期離職している以上、新卒と比較すると「大丈夫かな?」という疑いの目を向けられやすいことは事実です。
そのため、就活では次の点に特に注意し、「自分はやばい第二新卒ではない」ということをしっかりアピールしましょう。
最低限のビジネスマナー、敬語は身につける
先にお伝えしたとおり、第二新卒に対して最低限のビジネスマナーや敬語の扱い方が身についていることを期待している企業がほとんどです。
しかし、それ以前に「やばい」と思われないためには「きちんと感」を出すことは必要不可欠であり、そのためには最低限のビジネスマナーや敬語の習得は必須となるでしょう。
ビジネスマナーは実務のように「会社によってやり方が違う」というものではなく、世間一般に共通認識として広く伝わっているものです。
そのため、超短期離職をしてしまった人やビジネスマナーに自信がない人でも、本を読んだり、YouTube動画などでビジネスマナーを学べます。
とはいえ、面接の場は限られた時間ですので、難しく考える必要はありません。
「時間を守る」「笑顔で応対する」「身だしなみを整える」など、ごく基本的な立ち居振る舞いを自然な形でできるように心掛けましょう。
失敗の要因を他責にしない
こちらも先にお伝えした「退職理由をポジティブにする」ということとつながっていますが、「やばい」と思われやすい人の傾向として「何でも他責にする」という点が挙げられます。
面接では退職理由以外についても質問されることがほとんどですので、いくら退職理由だけを前向きなものにしても、別の会話で他責思考が見抜かれてしまう可能性は大いにあります。
他責にしやすい人は「自分は特別な人間だ」という思い込みが強すぎたり、実力以上に自分に自信を持っていることが少なくありません。
これは自分ではなかなか気づきにくく、一朝一夕で直せるものでもありませんが、毎日意識をしていくことで偏っていた思考のバランスを整えることができます。
まずはうまくいかないことがあった時に「他責にしていないか」「自分の何がいけなかったのか」と考える癖をつけてみましょう。
また、これまでの人生を振り返り、うまくいかなかったことについて同様に考えてみることも大切です。
的確に自己アピールを行う
第二新卒は経験よりもポテンシャルが重視されますが、自己アピールがぼんやりとした内容だと「頼りない」「考えが浅い」といった印象から結果的に「やばい」というジャッジを下されかねません。
面接では、自分の良さをアピールしようとしてあれこれと長所を挙げるよりも、1~2つ程度にポイントを絞り、内容を掘り下げて紹介することを意識してみましょう。
ポイントを絞ってアピールすることで「自己分析ができている」「しっかりしている人」という印象を与えることができます。
また、いくらアピールポイントを絞っていても、長々と話をしていると「考えがまとまっていない」「聞き手のことを考えていない」といった印象を相手に与えてしまいます。
自己アピールの場面に限らず、面接での受け答えではまず結論から話し、その後に説明や理由を話すように心掛けましょう。
第二新卒ならではの自己PRの方法は、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください。
第二新卒の転職を成功させるポイント
ネット上の噂やイメージに惑わされずに転職を成功させましょう!
第二新卒がネガティブなイメージを持たれやすいことは事実ですが、一方で、第二新卒であることをポジティブに捉え、第二新卒を歓迎する企業があることも事実です。
ただし、第二新卒の転職を成功させるためには、ポイントを押さえた就活をすることが重要です。
ここからは、第二新卒が就活をする際に注意しておきたいポイント・注意点についてご紹介します!
次の職場が決まるまで今の会社を辞めないこと
まず結論からいうと、現在在職中の人は、転職先が決まるまでは絶対に今の会社は辞めないようにしましょう。
大きな理由としては2つ。
1つめの理由は、今離職してしまうと、離職した次の日からは「無職=空白期間」となるからです。
転職先が決まるまでの日数が長くなればなるほど、あなたの「空白期間」も長くなり、就活はどんどん厳しいものになっていきます。
また、空白期間の間は収入もストップしてしまうため、転職先が決まらないと次第に焦りも生じ、正常な判断ができなくなってしまいます。
2つめの理由は、転職先が決まるまでの間に、現在の職場で実績を積むことができるからです。
具体的に何か結果を残すことができなくても、今の職場で学べることはあるはず。
面接時のことをイメージしながら働いた方が、面接時によりリアリティのある話ができるのではないでしょうか。
また、在職期間は1ヶ月でも長い方が「またすぐ辞めるんじゃないの?」というというネガティブな印象が軽減されるというメリットもあります。
すでに退職している場合は、今すぐに転職活動をすること
さまざまな理由から「転職先が決まる前に離職してしまった」という人もいるかと思います。
離職してしまった事実はもう変えることはできませんので、ここは気持ちを切り替えて、1日でも早く転職できるように就活に励みましょう。
先にお伝えしたとおり、空白期間が長くなればなるほど就活には不利になります。
「次に転職するならこんな会社がいい」といった希望は当然あると思いますし、これ以上短期転職を繰り返さないためにも、次は可能な限り自分に合った職場に就職するべきです。
まずは転職先に求めることに優先順位をつけ、「これだけは譲れない」というポイントを押さえた上で応募先を選んでいきましょう。
すでに空白期間が長くなっている場合には、自分が理想とする転職先に近い業種や職種の会社に一旦就職をし、一定のスキルが身についてから再度転職活動をするといった方法もあります。
転職エージェントに頼ること
最後に、第二新卒の就活では、在職中であったり、短期離職というネガティブイメージが付きまとったりと、新卒の時とは就活の進め方も大きく違ってきます。
「就活は一人でするもの」と思っているのなら、それは大きな間違い!
「もう短期離職は繰り返したくない!」と考えているのであれば、ぜひ就活のプロである転職エージェントを頼ってみてください。
もちろん転職サイトやハローワークといった他の方法と組み合わせることも可能です。
転職エージェントでは、求人の紹介だけではなく、自己分析やこれまでの経歴などを踏まえた就活の進め方などのアドバイスを受けることもできます。
ただし、転職エージェントと一口にいっても、得意とする業界や扱う求人の種類はさまざま。
第二新卒の場合は、第二新卒や既卒、フリーターなど、20代の就活に特化したエージェントを利用することをおすすめします。
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この記事のまとめ
第二新卒は短期離職をしていることが前提であるため、ネガティブなイメージを持たれる可能性があることは事実です。
しかし、若い人材を求める企業や採用コストを抑えたいと考える企業にとって第二新卒は重宝する存在であり、実際に第二新卒を採用しようという企業は増加傾向にあります。
そのため、第二新卒だからといって引け目を感じる必要は全くなく、就活では第二新卒ならではの強みをアピールしていくことが転職成功への近道となります。
ポジティブな姿勢を見せることや、社会人としての基本的なマナーを身につけることなど、今回ご紹介したポイントを押さえながら企業から「やばい」ではなく「採用したい」と思われる第二新卒になりましょう!
また、第二新卒の就活を成功させるためには、就活の進め方にも注意が必要です。
時間のロスをなくし効率よく就活を進めるためにも、一人で頑張ろうとせず、就活のサポートが受けられる転職エージェントも上手に活用してみましょう。
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