

高卒という学歴そのものへの感情だけでなく、社会に出てから直面する大卒との待遇差、周囲からの無意識の偏見など、様々な要因が重なってコンプレックスは形成されます。
しかしこれからのキャリア形成において大切なのは、過去の学歴ではなく、どのような市場価値を築いていくかという点です。
この記事では、高卒が抱くコンプレックスの正体を明確にし、それを根本的に解消しつつ、自分らしく活躍できるための考え方について解説します。
この記事の監修者

岡本啓毅
YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役
北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。
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高卒が抱くコンプレックスとは?

高卒の方がコンプレックスから抜け出すためには、まず「なぜ自分は引け目を感じるのか?」という感情を言語化し、客観的に見つめることから始めましょう。
ここでは、高卒の方がなぜコンプレックスを感じるのか、代表的な要因を解説していきます。
周囲の大卒者と比較して取り残されたと感じる
もっとも身近なコンプレックスの要因は、同年代の友人との比較です。
仲の良かった友人が大学生活を謳歌し、4年後に大手企業へ就職する姿を目の当たりにすると、「自分だけが取り残されているのではないか」という焦りが生じます。
社会に出てから数年間、現場で積み上げてきたはずの実務経験やキャリアも、大卒の同級生が入社した瞬間に初任給やその後の昇給スピードで抜かれてしまうこともあります。
そんな現実に直面すると、「自分ががんばって働いている時期にアイツは遊んでいて、入社したらすぐに自分より先に行ってしまうんだ……」と憤ってしまうかもしれません。
これにより、自分の努力が正当に評価されていない、周囲から取り残されているという感覚に陥り、自信を失ってしまうケースがあるのです。
社会にある「大卒を尊重する」「高卒への偏見」という風潮
日本社会には、いまだに大卒をありがたがる風潮が根強く残っています。
大学進学率が向上し大卒者が一般的になったことも要因の1つだといえるでしょう。
高卒に対して、世間にある「勉強が苦手そう」「努力が足りなかったのではないか」といった根拠のない偏見や、学歴をステータスとして重視する空気感が一部残っているのは事実です。
そういった偏見が自己評価に悪影響を及ぼし、内面的な劣等感を増大させてしまうのです。
給与格差や昇進の壁という目に見える「現実的格差」
感情的な面だけでなく、現実的な「壁」にも直面します。
一部の企業や官公庁は「大卒以上」を採用条件としていますし、昇進スピードや役職の限界、さらに基本給そのものに差が設けられていることも珍しくありません。
厚生労働省の調査によれば、大卒の20歳~24歳時点での賃金は平均約25万円、一方で同じ年齢の高卒は約21万7,000円とのことです。
高卒は数年の社会人としてのリードがあるにも関わらず、同じ時点で切り取ると大卒よりも低い給与となっています。
このように、学歴による平均収入の差は明確にデータとしても現れているのです。
現実的な格差を突きつけられることで、将来の可能性が「学歴」という過去によって制限されていると感じ、コンプレックスが深まってしまうのはやむを得ないことかもしれません。
こうした構造が生じる要因について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
参考:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 学歴別」
高卒のコンプレックスから脱出する方法

じゃあ、どうしたらいいの!?
結論から言えば、高卒がコンプレックスから脱出するには「過去の学歴」が影響しない、そういったフィルターが関係ない環境に身を置くことが一番の近道です。
そのためにはどうしたらいいか、ここで解説していきます。
IT業界や専門職などの「スキル重視」の環境で活躍する
プログラミング技術やネットワーク構築の実績など、個人のスキルがそのまま評価に直結するIT業界は、高卒者にとって魅力的な「スキル重視」の環境です。
ここでは「4年制大学を出たか」「どこの大学を出たか」という過去よりも、「今、どのようなコードを書けるか」「どのような問題を解決できるか」が重視されます。
高い技術力を身につければ、学歴関係なく年収1,000万円といった高水準の報酬を得ることも可能です。
また、チームでスキルアップする勉強会を行っている会社もあり、環境によっては「みんなで高みに登る」こともできるでしょう。
以下、高卒からITエンジニアに就職して活躍している方の体験談も参考にしてみてください。
営業職など「成果報酬型」の環境でインセンティブを稼ぐ
コミュニケーション能力や個人の販売実績が直接給与に反映される「成果報酬型」の環境も、学歴に関係なく活躍できるチャンスが多いといえます。
そういった環境では、目標を達成したかどうかが重要であり、大卒も高卒も関係ありません。
例えば営業職は、目標を大きく達成するなどした場合、インセンティブとして賞与金額がアップすることもあります。
同年代の誰よりも高い年収を手にしていれば、自分にとって確固たる自信となります。
稼ぐ力が身につくことで、周囲の目や過去の学歴は気にならなくなるでしょう。
以下の、高卒で就職してその後営業職へとキャリアチェンジを成功させた方の体験記もぜひ参考にしてみてください。
自律的なキャリア形成で「学歴の枠組み」から自由になる
大切なのは、誰かが作った「学歴という枠組み」のなかで勝負することではなく、自分のキャリアと向き合って、満足できる仕事をすることです。
たとえ大卒であっても、学歴ばかりを意識すると「〇〇大学のほうが偏差値が高い、自分は負けてしまった」というように学歴闘争に疲弊してしまいます。
高学歴であっても、組織のなかでうまく立ち回れず行き詰まってしまう人もいます。
一方で、自分のキャリアと真摯に向き合って満足できる仕事をしている人は、他人の目ではなく自分の基準で人生を謳歌できます。
場合によっては、特定の組織に依存せずフリーランスとして独立したり自分の得意分野で起業したりして成功している人もいるのです。
このように、思考のなかから「学歴という枠組み」を一度捨ててみるのもオススメですよ。
監修者コメント
大卒にもコンプレックスはある
「大卒なら安泰だ」と思われる人もいるかもしれませんが、実際には大卒もコンプレックスを抱えています。
例えば、文系学部を出たからには現場仕事は避けてオフィスワークをしなければならない、というように世間体を気にしてしまう人がいます。
工業系学部でも、せっかく大学を出たのだから設計などの上流工程に関わりたいというプライドにより、逆に自身のキャリアの幅を狭めてしまうこともあるでしょう。
しかしAIの台頭によってPC上の事務作業が代替され、将来的にはオフィスワークは激減するとも予測されています。
実利を考えるならば現場の専門スキルを磨くことは、学歴に関わらず合理的な判断であるはずなのですが、大卒ゆえのプライドによってそれができなくなってしまう人もいるのです。
このように誰しも自分の来歴に関わるコンプレックスはあるものですが、それに縛られず、自分にとって本当に価値がある選択ができるようになりましょう。

岡本啓毅
高卒のコンプレックスを克服して活躍する方法


まずは「高卒だからダメ」という誤った思考を捨て、特定の分野でプロフェッショナルとして自立することを目指していきましょう。
そのための具体的な方法について解説していきます。
最低限のビジネスマナーを身につける
同年代の大卒者と比較したとき、高卒には「4年間の社会人経験」というリードがあります。
この4年間をただ過ごすのではなく、最低限のビジネスマナーを身につけるように努めましょう。
同年代が大学を卒業して社会に出たとき、自分はすでに「4年の経験をもつ頼れる中堅」としての立ち振る舞いができているなら十分です。
言葉遣いや報連相といった汎用的なスキルは、どの業界へ行っても通用する絶対的なビジネスの土台になります。
国家資格などの客観的な武器を身につける
「学歴」という過去の肩書を上書きするために、国家資格などの実利に直結した肩書を手に入れましょう。
見方を変えれば、「高卒」「大卒」といった学歴も、ある意味では一種の資格に過ぎません。
オススメは、「実務経験〇年以上」というような実務経験年数が受験資格になっている国家資格や、特定の独占業務をもつ資格(業務独占資格)です。
そういった貴重な資格によって自分の専門性を証明できれば、社内での信頼性や需要が高まり、自ずと給与も上がりやすくなるでしょう。
資格という証明を手に入れて頼れる存在になれれば精神的にも満足でき、給与が上がることで経済的にもコンプレックスを払拭できます。
副業や自己研鑽で成功体験を繰り返す
会社という組織のなかだけで評価を求めず、その枠組みの外で価値を提供し、対価を得る経験を積むのもおすすめです。
例えば、隙間時間で短時間バイトをする、エンジニアとして副業案件を受けてみるといった方法があります。
自分の力で収入にプラスしたり会社の外部から認められたりする経験は、自己肯定感を劇的に向上させるでしょう。
自分の得意なことを伸ばせば、将来的には飲食店を営む、現場監督として事務所を開く、エンジニアとしてフリーランスになるといった独立の道が見えてくるかもしれません。
また、自己研鑽や資格取得などで、スキルアップしながら成功体験を重ねて自己肯定感を上げる方法もあります。
そういったスキルアップに関わる活動は会社での昇進や昇給にもつながるため、「社会から認められている実感」だけでなく、結果的に「実利益」としても帰ってくるのです。
転職エージェントで「実力重視の企業」を探す
学歴ではなく、これまでの経歴や人柄、そしてこれからのポテンシャルを正当に評価してくれるホワイト企業は数多く存在します。
しかし自力でそのような企業を見極めるのは困難ですよね。
そこでおすすめなのが、高卒のキャリアに詳しい転職エージェントを活用し、「実力」を評価軸に置いている企業を紹介してもらうことです。
学歴ではなく自分の今の実力を正しく評価してくれる会社に入社することで、コンプレックスを感じることなく伸び伸びと働ける環境に身を置くことができるでしょう。
監修者コメント
働くうちに「学歴」は関係なくなる
社会人として5年も働けば学歴はそれほど気にならなくなり、10年も働けば「高卒か大卒か」という話題はほとんど出なくなります。
第二新卒の時期を過ぎれば、中途採用で重視されるのは「これまでどのような仕事をやり遂げてきたか」という経歴と「何ができるか」というスキルです。
どれほど良い大学を出ていても、若いうちに挑戦を避けて誰にでもできる仕事ばかりしていた人は市場価値を失います。
反対に、学歴を気にせず若手のうちから泥臭く経験を積んできた人は、いつか必ず学歴に関係なく評価されるようになるのです。
若いうちはしばらく気になるかもしれませんが、いずれ関係なくなるのでそれほど気にしすぎないようにしましょう。

岡本啓毅
まとめ
高卒の方がコンプレックスを感じる要因は、学歴だけでなくそれを取り巻く給与や待遇の差、偏見の目など多岐にわたります。
一方で、学歴に関わらず環境次第でいくらでも活躍できますし、経験を積んでいけば学歴が関係なくなる瞬間も訪れます。
まずは自分のキャリアと真摯に向き合って、楽しんで仕事ができるようにしていきましょう。
とはいっても、なかなか自分に合った仕事や活躍できる仕事を探すのは難しいものです。
そんな際には、記事中でも紹介したように高卒に強いエージェントに相談してみましょう。
私たちUZUZも就職・転職エージェントサービスを運営しており、これまで6万人以上を支援してきた実績があります。
記事中の体験談にもある通り、UZUZでは高卒の方も多数支援してきました。
高卒であることにコンプレックスを感じているのなら、まずは自分の価値を正当に評価してくれる場所があることを知ることから始めましょう。
少しでも気になった方は、まずは一度私たちまでご連絡ください。
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