
自分の性格の特徴を理解し、仕事にどう活かすかを明確にしている人は意外と少ないかもしれません。
本記事では、INFJの長所を整理し、どのような職場や職種で強みを発揮できるのかを具体的に解説します。
自己理解を深めることで、転職やキャリア選択の軸が見え、無理なく長所を活かした働き方を実現できますよ。
この記事の監修者

岡本啓毅
YouTube「ひろさんチャンネル」運営 / 株式会社UZUZ 代表取締役
北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職をサポート。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる”をミッションに、YouTubeでは「就職・転職で使えるノウハウ」を発信中。X、TikTokなどSNS等の累計フォロワー数は13万人を超える。
正社員求人多数!
あなたのキャリアを
UZUZが徹底サポート
- すべて完全無料!
- 安心!優良企業のみ紹介
- あなた専用!寄り添ったキャリア支援
INFJとは?MBTIで分かる性格タイプ
INFJは、MBTI(Myers-Briggs Type Indicator)という性格診断で分類される16タイプのうちの1つです。
MBTIは「外向(E)/内向(I)」「感覚(S)/直感(N)」「思考(T)/感情(F)」「判断(J)/知覚(P)」の4軸で分析し、その組み合わせで個性を理解する手法です。
ここでは、INFJの基本的な特徴を紹介します。
またINFJには、自己分析の結果によって「INFJ-T(乱気型)」と「INFJ-A(自己主張型)」の2タイプがあります。
この2タイプの特徴についても詳しく解説しますので、自分のタイプを確実に押さえましょう。
こちらの記事はMBTI診断とは何か、どのように面接対策に利用するのかなどについて詳しくまとめていますので、参考にしてください。
INFJの基本の特徴
INFJは4つの軸で分けると、以下のような特徴を持つタイプとされています。
| 項目 | 特徴 |
|---|---|
| 内向(I) | 一人で考える時間を大切にし、深く思考する傾向がある |
| 直観(N) | 物事の本質や将来を見通す洞察力に優れる |
| 感情(F) | 他人の気持ちに敏感で、共感力が高い |
| 判断(J) | 計画的で整理整頓が得意、物事を秩序立てて進める |
このように、INFJは「内向的で直感的、感情豊かで計画的」な性格傾向を持ち、理想主義的で周囲との調和を大切にするタイプといえます。
INFJ-T(乱気型)の特徴
INFJ-Tタイプは、感受性が豊かで周囲の感情や状況にとても敏感です。
人の気持ちを深く理解しようとする反面、相手の反応に影響を受けやすく、怒りや悲しみを察すると自分を責めてしまうこともあります。
その分、他者の痛みや悩みに共感し、寄り添う姿勢を自然に取れるのが大きな強みです。
また、自分に厳しく「もっと良くなりたい」と努力を続ける向上心も持っています。
繊細さゆえに疲れやすい面もありますが、信頼できる人とのつながりを大切にしながら働くことで、内面の優しさと洞察力を活かせるタイプです。
INFJ-A(自己主張型)の特徴
INFJ-Aタイプは、落ち着いた自信と安定した判断力を持つタイプです。
自分の価値観を明確に持ち、周囲の意見に流されにくいため、冷静に物事を進める力があります。
理想を追い求める姿勢はINFJ全体に共通しますが、INFJ-Aは特に「現実的な行動力」を伴って理想を実現しようとする点が特徴です。
プレッシャーにも比較的強く、困難な状況でも焦らず解決策を探ることができます。
一方で、感情を内に秘めがちなため、時には他者に心の内を共有することが、信頼関係を深める鍵です。
INFJの長所

この章では、INFJが仕事で発揮できる具体的な長所を整理し、それぞれがどのように仕事で活かせるかを解説します。
自己理解を深めることで、キャリア選択や転職にも役立ちますよ。
高い共感力で信頼関係を築ける
INFJタイプは、他人の感情や立場を自然に理解できる共感力に優れています。
相手の話を丁寧に聞き、表情や言葉の奥にある意図をくみ取ることができるため、人から信頼されやすいのが特徴です。
職場でも、同僚や顧客の気持ちに寄り添いながら行動すると、良好な人間関係を築くことができます。
チーム内の対立を和らげたり、困っている人を支えたりと、円滑なコミュニケーションを支える存在として重宝されるでしょう。
INFJの共感力は、組織に安心感と一体感をもたらす大切な強みです。
思慮深く、着実に行動できる
INFJタイプは、行動する前に立ち止まり、物事を多面的に考える思慮深さを持っています。
衝動的に動くことは少なく「この選択は本当に最善か」「誰かを傷つけないか」といった点まで配慮しながら判断します。
そのためミスやトラブルを未然に防ぐことにつながるのです。
また1度方向性を定めると、ブレずに行動を継続できる集中力も備えています。
慎重でありながら確実に前進するINFJの姿勢は、信頼性が高く、組織に安定感をもたらすでしょう。
深い洞察力で本質的な課題を発見できる
INFJタイプは、表面的な情報だけでなく、その背景や人の心理、組織の流れなどを深く読み取る洞察力を持っています。
「なぜこうなっているのか」「本当の原因はどこにあるのか」といった根本的な課題を見抜くことが得意です。
そのため、問題解決や改善提案の場面で的確な意見を出せる傾向があります。
また長期的な視点で物事を考えられるため、戦略立案や組織づくりなどにも強みを発揮します。
INFJの洞察力は、チーム全体をより良い方へ導く重要な力といえるでしょう。
高い倫理観と使命感で意義ある仕事に貢献できる
INFJタイプは、自分の行動を常に「正しいか」「意味があるか」という価値観の基準で考える傾向があります。
責任感が強く、与えられた仕事をただこなすのではなく「社会や人の役に立ちたい」という使命感を持って取り組むタイプです。
そのため誠実で信頼されやすく、チームの中で模範的な存在となることも少なくありません。
また倫理観が高いため、不正や理不尽なことには妥協せず、自分の信念を大切に行動します。
INFJの使命感は、組織に健全な価値観をもたらす重要な要素となるでしょう。
計画性と自己管理力で安定した成果を出せる
INFJタイプは、理想を現実に変えるための計画力と、毎日の行動をコツコツと積み重ねる自己管理力に優れています。
大きな目標を立てるだけでなく、そこに至るまでのプロセスを丁寧に設計し、実行する粘り強さを持っています。
また自分を上手にコントロールできるため、感情の波に左右されにくく、安定した成果を出しやすいタイプです。
計画に基づいて着実に行動するINFJの姿勢は、組織の信頼を集め、プロジェクト成功の支えとなります。
INFJの短所

良いところばっかりなんじゃない?
ここでは、INFJが持つ短所と、それによって仕事や人間関係で陥りやすい傾向を解説します。
他人を優先しすぎて自分を後回しにしてしまう
INFJは周囲の感情を敏感に察し、相手に寄り添おうとするあまり、自分の気持ちや体調を後回しにしてしまう傾向があります。
職場でもチームの調和を優先して自分の意見を控えたり、無理をしてでも誰かを助けようとしたりすることがあります。
その結果、過剰な気遣いによって疲弊したり、ストレスをため込んでしまうことが少なくありません。
理想が高すぎて現実とのギャップに悩む
INFJは「より良くありたい」という気持ちや、高い理想を持っています。
そのため、職場で非効率なやり方や不公平な対応を目にすると強い違和感を覚え、悩んでしまうことがあります。
自分の仕事の成果が思い描く理想に届かないときにも、過度に落ち込んだり自己否定に陥ったりしがちです。
理想への意識が高いほど、現実とのギャップに苦しみやすい面があります。
感情を内にため込みやすい
INFJは内向的で感情表現が控えめなため、不満や不安を人に打ち明けることが苦手です。
表面上は穏やかに見えても、心の中では強い感情を抱えている場合があります。
特に職場で対立や不当な扱いを受けたときでも、表立って反論せず我慢してしまうことが多く、その結果ストレスが蓄積しやすくなります。
人間関係においても、感情を抑えすぎることで誤解を生むことがあるでしょう。
INFJの長所を活かせる仕事


ここでは、INFJの主な長所を踏まえながら、その強みを最大限に発揮できる職種を紹介します。
共感力を活かせる仕事|カウンセラー・人事・教育職
INFJの共感力は、相手の立場や感情を深く理解しようとする姿勢に表れます。
この強みは、相手の支援や育成に関わる仕事で特に活かせる特性です。
そのためカウンセラーや臨床心理士、スクールカウンセラーなどの支援職に向いているといえます。
また人事やキャリアアドバイザーなどの職種でも、従業員や求職者の想いに寄り添いながら、最適な環境づくりをサポートする姿勢が活かせるでしょう。
相手の立場に立って考えられるINFJの共感力は、信頼関係の構築につながり、組織全体の
雰囲気を良くする大きな力になります。
思慮深さを活かせる仕事|研究・編集・企画職
INFJの思慮深さは、物事を多角的に考え、表面的な情報の裏にある意味を見抜くことにつながります。
この特性は、情報を整理・分析し、価値あるものを生み出す仕事で発揮されます。
研究職では、データや仮説の背景を丁寧に検証し、独自の視点で成果を導くことができるでしょう。
編集職や企画職では、相手の意図をくみ取りながら、社会的に意義のあるコンテンツやプロジェクトを形にできます。
INFJの思慮深さは、派手ではなくとも確実に結果を生み出し、チームの方向性を支える貴重な資質です。
洞察力を活かせる仕事|コンサルタント・企画職・研究職
INFJの持つ強みは、物事の背後にある構造や人の心理を深く理解できる洞察力にあります。
この力は、ビジネス上の課題を整理し、改善策を導くコンサルタント職や企画職で特に活かされます。
クライアントや社内メンバーの発言の裏にある意図や課題を正確に読み取り、的確な提案ができるのがINFJの強みです。
短期的な利益よりも「長期的に良くするにはどうすべきか」を考え抜けるため、信頼されやすいでしょう。
冷静な分析と人間理解を両立できるINFJは、チームの「本質を見抜く役どころ」として活躍できます。
使命感を活かせる仕事|NPO・福祉・医療・教育関連職
INFJは「人や社会をより良くしたい」という強い使命感を持つタイプです。
その思いを活かせるのが、NPO法人の活動や社会福祉、教育、医療分野など、社会貢献性の高い職業です。
自分の仕事が誰かの支えや希望につながることに深い意義を感じるため、困難な状況でも粘り強く取り組めます。
また倫理観が高く、誠実な対応を徹底できるため、信頼される存在としてチームを導くこともできます。
INFJの使命感は、組織に方向性を与え、周囲の人の意識まで高める原動力になるでしょう。
計画性を活かせる仕事|プロジェクトマネージャー・事務
INFJの計画性と自己管理力は、目標に向けて地道に行動し続ける仕事で力を発揮します。
そのため事務職やプロジェクトマネージャーなど、スケジュールやタスクを正確に管理する職種に向いています。
INFJは理想を持ちながらも、現実的な手順を踏んで進められるため、計画倒れになりにくいタイプです。
またチームの進捗を俯瞰して把握し、必要なサポートを行うことで、安定した成果を支えます。
INFJの計画性は、個人の努力を確実に成果に変えるだけでなく、チーム全体の信頼を築くことにもつながります。
監修者コメント
価値観に沿ったキャリア選択がINFJの満足度を高める
INFJは「自分らしく貢献したい」という動機が強いタイプです。
そのため、外的な評価やスピード感よりも、自分の価値観に沿った成長を実感できる環境のほうが力を発揮します。
もしキャリアに迷いを感じたときは「何をしているときに人の役に立ったと感じたか」を振り返ることが効果的です。
そこに、長く満足して働ける方向性のヒントが隠れています。
こちらの記事にもINFJに向いている仕事について詳しく解説していますので、参考にしてください。

岡本啓毅
INFJが仕事選びで失敗しないための心得

またINFJは職場環境や人間関係に敏感で、無理をしすぎて疲れてしまうこともあります。
ここでは、INFJが仕事を選ぶときに注意しておきたいポイントを紹介します。
自分に合わない職場を避け、長所を活かせる環境を見極めることで、理想と現実のバランスを取った働き方が実現できるようになります。
理想を追いすぎて現実を見失わない
INFJは「意味のある仕事をしたい」「人の役に立ちたい」といった理想を強く持つ傾向があります。
しかし理想を追いすぎるあまり、実際の職務内容や職場環境とのギャップに苦しむこともあります。
仕事選びでは「自分の理想にどれくらい近いか」だけでなく「業務が自分に合うか」「働き方のペースが無理ないか」といった現実面も冷静に見極めましょう。
理想と現実の両立を意識することが、長く働ける仕事を見つける鍵といえます。
人間関係を重視しすぎて自分を犠牲にしない
共感力が高いINFJは、人間関係を大切にするあまり、自分の意見を抑えたり、他人に合わせすぎたりして疲れてしまうことがあります。
職場では「誰とでも良好な関係を築くこと」よりも「自分の価値観を尊重してくれる人がいるか」を意識しましょう。
面接や企業研究の際には、社風や上司のマネジメントスタイルも確認するのがおすすめです。
無理のない人間関係が築ける職場を選ぶことが、INFJにとって大切なポイントです。
完璧主義になりすぎないよう意識する
INFJは責任感が強く、どのような仕事も丁寧に取り組もうとします。
その反面、完璧を求めすぎて自分を追い込みやすい傾向もあります。
仕事探しの段階で「完璧にこなさなければならない環境」より「成長をサポートしてくれる職場」を選ぶことが大切です。
自分に厳しくなりすぎたときは「できたこと」に目を向ける習慣を持つと、心のバランスを保ちやすくなります。
価値観や社風の一致を重視する
INFJは自分の信念や価値観と合わない職場にいると、ストレスを感じやすいタイプです。
給与や待遇だけでなく「企業の理念」「社会貢献への姿勢」「社員を大切にする文化」が自分と合っているかを確認しましょう。
応募先の会社が何を大事にしているかを説明会や、OB・OG訪問で質問してみるのもおすすめです。
価値観が一致する職場なら、INFJの使命感や誠実さが自然と発揮され、長期的に活躍しやすくなります。
監修者コメント
完璧を求めすぎず、強みを活かすことが大切
INFJタイプの方は、理想を追求するあまり「完璧にやりたい」という気持ちが強くなり、負担を抱えやすい傾向があります。
仕事では、全てを一人で抱え込まず、チームと目的を共有して進めることが成果にもつながります。
しかし、共感力や計画性など、誰かと一緒に仕事をするうえで役に立つ力を持っているのがINFJです。
自分の思いやビジョンを他者と共有する習慣を持つことで、INFJならではの強みが多くの人に伝わり、信頼を得やすくなるでしょう。

岡本啓毅
まとめ
INFJタイプの強みは、他者への思いやりや深い洞察力といった「人を理解する力」にあります。
自分の価値観を大切にしながら働ける環境を選ぶことで、その力は大きく発揮されます。
職場での役割や働き方に悩んだときは「どのようなときに自分が力を発揮できたか」を振り返ることが、理想のキャリアを見つける第一歩になるでしょう。
INFJタイプの人で、自分の理想とのギャップに悩んだときは、UZUZのサポートをおすすめします。
UZUZでは、キャリアアドバイザーがあなたの特性や想いを丁寧にヒアリングし、納得できるキャリア選択を一緒に考えてくれます。
自分らしい働き方を見つけたいINFJの方は、一度相談してみてください。
お待ちしています。
正社員求人多数!
あなたのキャリアを
UZUZが徹底サポート
- すべて完全無料!
- 安心!優良企業のみ紹介
- あなた専用!寄り添ったキャリア支援



















