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転職の書類選考が通らない?30代で書類通過率を上げる方法を解説

書類が通らない

書類選考に全然通らないんだけど、どうしたらいいの(泣)。
ある程度は、仕方のないことですね。
実は、年齢が上がってきたら、その年齢に合った書類を作らないと通過率は上がらないんです。
どうすれば作れるの!?

この記事では、30代が転職する際、書類選考の通過率を上げる提出書類の作り方を解説していきます。

現在転職活動中という方も、これから転職を考えている方も、ぜひ確認してみてくださいね。

この記事の監修者

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

株式会社UZUZ 代表取締役

1986年生まれ、北海道出身。第二の就活を運営する「株式会社UZUZ」を立ち上げ、数多くの就職サポートを実施してきた。“自らと若者がウズウズ働ける世の中をつくる。”をミッションに、Twitterで「仕事をウズウズ楽しむ情報」を、YouTubeで「就職・転職で使える面接ノウハウ」を発信。SNSの累計フォロワー数は9万人を超える。

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30代転職の書類選考通過率は40%前後

30代で転職する場合、書類選考の通過率はだいたい40%前後です。

株式会社マイナビによる「転職活動における行動特性調査 2023年版」によると、男女合わせた30代の転職先への応募数は平均で14.65社、うち書類選考の通過は6.1社とのことです。

すなわち、30代の平均的な書類選考通過率は41.6%となります。

参考:株式会社マイナビ「転職活動における行動特性調査 2023年版

転職が決定するまでに約20社程度は応募することになる

書類選考に応募したうち40%程度は通過するとしても、その後の面接などの選考もあるため、実際の内定獲得率はもう少し低いものとなります。

前述のマイナビによる調査では、30代の平均内定獲得数は14.65社の応募に対して2.6社でした。

総応募社数に対して、約17.7%の内定獲得率ですね!

選考期間が重なったことで同時期に内定をもらったり、複数の内定先から転職先を吟味したりすることになるため、実際にはだいたい15社~20社程度は応募することになるでしょう。

まずは確認!30代転職で書類選考の通過率を下げない方法

自分の応募社数を確認してみたんだけどさ……絶対に40%も書類選考を通過できてないんだけど!?
30代の書類選考通過率が平均して40%程度なので、それよりも低いとしたら、書類の書き方を見直したほうがいいかもしれないですね!

まずここでは、書類選考の通過率を下げてしまう要因を知り、書き方の見直しを行ってみましょう!

応募要件に沿っているかどうか確認する

大前提、応募先の求人票を確認し、応募要件と自分のステータスを照らし合わせてみましょう。

もしかすると、応募要件と合っていない会社にばかり応募しているため落ち続けているのかもしれません。

例えば、応募要件に「年齢:29歳まで」と書かれている、高卒なのに「大卒以上」の求人に申し込んでいるなどです。

とはいえ、応募要件に合っていないことを知ったうえでなお、別の角度からアピールできることがある、足りない分を補えるアピール材料があるという場合は、応募しても問題ありません!

なぜなら応募要件に見合わなくても、実際に熱意を評価してくれたり、話してみたいと興味を持ってくれたりすることもあるからです。

ですがそのようなケースは多いわけではないので、大前提「応募条件」と「自分のスキル」のマッチ度合いを確認し、必要があればスキルを磨いてから応募するなどの対応をすると良いでしょう。

応募企業をターゲットにした内容にする

志望動機や自己アピールなどを記載するときは、その企業専用の内容を考えましょう!

  • 同業界であればどの企業でも通用する内容
  • 汎用的で他社に使いまわしても違和感がない内容

上記のような内容を記載してしまうと、「他社にも同じ内容で応募しているのではないか」「自社に対する志望度が低いのではないか」「当たり障りがない分、この人ならではの良さが伝わってこない」と感じられ、書類で落とされてしまう可能性があります。

応募書類を作成する際には、企業研究をしっかり行ったうえで、応募企業専用の文章になるよう心がけましょう。

コツとしては、企業が掲げるミッションやビジョンに触れたり、業界のなかでもその企業が特別に扱っている物やビジネスについて記載したりすると良いですよ。

志望動機の書き方についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事もおすすめです。

しっかりと推敲を行う

応募書類の文章が読みにくいと、あなたの想いが人事に伝わりません。

そうならないよう、しっかりと文章を読み直し、推敲しましょう。

  • 結論を早めに伝える構成にする
  • 一文を簡潔にする
  • 誤字脱字をなくす
  • 難読漢字や一般的ではない漢字はひらがなにする

上記を意識して読み直し、読みやすい文章を心掛けましょう。

伝えたいことがしっかり伝わる文章になっていれば、それだけで印象が良くなりますよ。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

書類選考を行う人事の目線を知っておこう

面接選考を行うのは現場社員や役員、社長などですが、書類選考は基本的に人事が行う会社が多いでしょう。

書類選考は、すべての選考段階の1番最初であり、ここを通過しなければ筆記試験や面接に進むことすらできません。

最初の選考であるため、書類選考には以下のような特徴があります。

  • 膨大な応募者がいるため一人ひとりに時間をかけられない
  • 人事として採用人数に目標があるため、少しでも採用の可能性がある応募者は落とさずに次の段階に進めたい
  • そもそも応募条件の対象外の人や、明らかにNGな人は弾きたい(面接などを行う現場の人に余計な手間をかけさせてしまうため)

人事の目線を知っておけば、例えば以下のような点に注意して記載することができます。

  • 詳細な説明の書き方に迷うなら、読みやすいように短くまとめることを優先する
  • 応募要件に合っている経歴は、履歴書で明示する
  • 突飛な内容は書かない

応募書類を作成する際には、相手の目線に立って書く意識も大切です。

30代転職の書類選考の通過率を上げるコツ

書類選考の通過率を下げてしまう要因が分かったら、次はいよいよ通過率を上げる方法を確認していきましょう。

具体的な書類選考の通過率を上げるコツは、以下4つ!

  1. 求める人物像に合致している即戦力の人材であることを示す
  2. 履歴書は経歴に不備がないことを伝える内容にする
  3. 職務経歴書でスキルが十分であることを伝える
  4. この会社に長く在籍するつもりがあることを示す

一つずつ、確認していきましょう。

求める人物像に合致している即戦力の人材であることを示す

面接の通過率を上げる書類の書き方で大切な点は、「即戦力になってくれそうだ」と感じてもらうことです。

  • 会社が求める人物像に合致している
  • 即戦力として活躍できるだけのポテンシャルがある
  • 少し育成期間をかければ活躍できる人材になりそうだ

書類時点で活躍できる可能性を示すことができれば書類の通過率はグンと上がります。

添削や推敲をして書類をブラッシュアップする際には、期待感をもたせるアピールができているか重点的に見ていきましょう。

履歴書は経歴に不備がないことを伝える内容にする

応募先企業の求人票を確認し、応募要件に示されている内容は履歴書にしっかりと記載しましょう。

例えば、応募に際して必要な資格があれば保持していることを必ず明記し、求められている経験やスキルに関しても、しっかり経験があることを職歴だけでなく自己アピール欄なども用いて伝えていきましょう。

もし職歴にブランク期間があるなら、自由記入欄などでフォローを入れておくと良いでしょう。

職務経歴書でスキルが十分にあることを伝える

職務経歴書では、過去の職務経験と具体例を示すことで、企業側が求めているスキルが十分に備わっていることを示します。

  1. 具体的に応募企業で求められるスキルを調査して洗い出す
  2. 自分に求められるスキルが備わっていることを経験やスキルの欄でアピールする
  3. 経験・スキルを発揮したエピソードを記載する

上記のステップを踏んで必要なスキルを洗い出すことで、即戦力の人材であることを伝えられます。

経験スキルがあることを納得感をもって伝えたいなら、具体的なエピソードも盛り込むと良いです。

そうすることによって自己アピールの説得力が増すうえ「話を聞いてみたい」人事から興味を持ってもらえるでしょう。

自己アピールをするうえで、自分の得意なことや長所が見つけられないという方は、以下の記事も確認してみてくださいね。

この会社に長く在籍するつもりがあることを示す

応募先の企業には長く在籍するつもりであることを伝えましょう。

たとえば、

  • 自身のキャリアにおいて中長期的に叶えたい目標を伝える
  • この会社で何年後にどうなっていたいかを伝える

といった目標を示すことで、将来的な見通しをもって応募してきていることが伝わります。

人事は会社で長く活躍してくれる方を採用したいと考えているケースが多いため、「短期離職しないかどうか」「踏み台にされないかどうか」といった観点を注視する傾向にあるのです。

監修者コメント

岡本啓毅HIROKI OKAMOTO

転職の書類選考は落ちるものだと割り切って応募する

中途採用は、採用側は慎重になりやすいものです。

特に中堅以上である30代は、会社の中核を担う人材になってもらう必要があり、しかも給与水準も新卒社員よりも高いため、その採用は慎重にならざるを得ません。

転職の書類選考は落ちるものなのだと割り切って応募することをおすすめします。

30代の書類通過率は平均して約40%なので、半分も通過しないのです。

応募して書類選考で落ちてもそのたびに落ち込まず、次につなげていきましょう。

そのため1社だけに応募して落ちたらまた次、といった応募の仕方ではなく、一度に複数社に応募して効率良く進めていきましょう!

まとめ

30代の書類選考通過率は約40%なので、落ちてしまっても仕方がないと割り切って応募しましょう。

その際、最低限必要な項目をチェックして落ちる可能性を減らし、そのうえで人事から評価されそうなプラスになる記載をすることで通過率を上げるという対策がおすすめです。

  • 応募企業をターゲットした内容にする
  • 経歴やスキルで、求める人物像に合致していることを記載する
  • 長く在籍するつもりであることをアピールする
  • 推敲して、読みやすくする

書類が完成したら、最後に上記を満たしているかチェックしてみてくださいね。

とはいえ、自分一人の力ではなかなか対策は難しいと感じる方もいるでしょう。

そのような方は、ぜひ転職やキャリアのプロであるエージェントに頼ってみてください。

私たちUZUZもエージェントサービスを運営しており、キャリア相談や転職先の求人紹介、選考対策をすべて無料で受けられます。

これまで6万人以上の就職・転職をサポートしてきた実績があるので、あなたに適した選考対策で書類選考の通過率アップに貢献できます。

なかなか書類選考を突破できずに悩んでいる方や、これから転職活動を始めようとしている方はぜひ一度ご連絡ください。

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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