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20代女性が未経験で事務職に転職成功するためのポイント5つ|おすすめ職種も紹介

20代女性が事務職に転職

僕の周りで事務職に転職したいっていう女性が何人かいるんだけど、どうして事務職なんだろう?

事務職はワークライフバランスがとりやすい職種だからかもしれませんね!

事務職は基本的にどんな企業にもある職種ですので、なんとなく「簡単に就職できそう」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際はその反対。

厚生労働省が20222年2月1日に発表した一般職業紹介状況によると、2021年の全職業(正社員)の有効求人倍率が1.18倍であるのに対して、事務的職業の有効求人倍率は0.36倍と非常に人気が高い職業であることがわかります。

その理由としては、土日休みの会社が多いことや、実務経験があれば他の会社でも応用がききやすいこと、体力的負担が少なく長く働けること、ノルマがなく数字に追われないことなどが挙げられるでしょう。

ライフスタイルが変化しやすい女性にとって働きやすい仕事である一方で、狭き門である事務職への転職。

そこで今回は、事務職への転職を成功させるためのポイントや選び方、体験談などをご紹介します。

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20代女子が未経験から事務職転職に成功するための5つのポイント

事務職って人気があるし、実務経験がないと転職は難しいのかな?

たしかに実務経験がある人を求める会社も多いですが、必ずしも実務経験がないと就職できないというわけではないですよ!

特に20代の女性の場合は、結婚や出産といった将来を見据えて、長く働けそうな事務職に転職したいと考える方も少なくないでしょう。

それでは早速、未経験から事務職への転職を成功させるためにおさえておきたいポイントを5つご紹介していきます。

企業が求める事務職員像を理解する

一口に事務職と言っても、その業務内容は企業によってさまざまであり、求める人物像も異なります。

つまり、たとえ経験者であってその企業が求めている人物像からかけ離れていれば採用はされず、反対に未経験者であってもその企業が求めている人物像に近ければ採用されるということ。

企業にもよりますが、未経験からのスタートでもOJTなどを通して少しずつ覚えていけば問題ないというケースもあります。

例えば、企業が事務職員に求める人物像の具体例としては次のようなものがあります。

  • 経理業務や受付業務など幅広い業務に対応できる人
  • 他部署の社員や社外の人とも円滑にコミュニケーションがとれる人
  • データ入力やルーティンワークが苦にならない人

このように、どのような仕事をするかによっても求められる人物像も大きく異なってきます。

そのため、まずは企業が求める人物像を知り、自分の強みやこれまでの経験が生かせるかどうかを見極めることが大切です。

また、企業の求める人物像と経験やスキル、性格など、自分の持っているものが合致している求人を探すということも事務職への転職を成功させる近道になるでしょう。

20代後半なら資格を取得する

新卒至上主義が根強く残る日本では、若ければ、つまり20代前半であれば、未経験であってもポテンシャルで採用されやすい傾向があります。

一方、20代後半の場合は、新卒で入社し一定の職種で3年以上経験を積んでいる人が多いこともあり、事務職に限らず未経験者よりも経験者が採用されやすい傾向があります。

そのため、20代後半かつ未経験で人気の高い事務職への転職を希望するのであれば、若手のポテンシャルに勝る経験やスキルをアピールできるか否かが重要です。

そんな時に役立つのがズバリ「資格」です。

事務職への転職を目指す場合にはPCスキルは必須となりますので、例えば「マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)」や「日商PC検定」「文書管理士検定」などを取得しておくとスキルの証明に役立ちます。

また、ビジネスマナーをアピールするのであれば「ビジネス実務マナー検定」や「秘書検定」といった資格もおすすめです。

地方の会社も視野に入れる

企業が人員削減をしなければならない状況に陥った際に、営業職の社員と事務職の社員のどちらを先に削減するかというと、多くの場合は事務職の社員でしょう。

なぜなら、会社にとってわかりやすく利益を生み出している存在は営業職だからです。

もちろん営業職の社員が活躍できるのは事務職など他部署の社員の支えがあってこそではありますが、事務職が人員削減されやすい理由はもう一つあります。

それは、事務職の場合、書類作成やデータ入力などの一部の業務についてはIT化やAI技術の進歩によって人手が不要になるケースです。

特に、都心部にある大企業などではその動きが加速しています。

そのため、事務職への転職を目指すのであれば大企業や都心にある企業のみにこだわるのではなく、中小企業や地方にある企業も視野に入れることも大切です。

志望動機はポジティブに前向きに伝える

最初にお伝えしたとおり、事務職にはノルマがないことやワークライフバランスがとりやすいといった魅力があります。

しかし、面接で志望動機を伝える際には、そういった働きやすさなどの条件面で事務職を志望していることを伝えすぎないように注意しましょう。

もちろん志望動機の一つとして働きやすさを挙げることは決して問題ではありません。

しかし、条件面での魅力だけを志望動機にしてしまうと、企業側に「それじゃあ他社の事務職でも良いのでは?」という印象を与えかねません。

ポイントは先にご紹介した「企業が求める事務職員像」に紐づけて自分の経験やスキルをアピールすることです。

あくまでもその企業だからこそ自分の能力が生かせる、自分が活躍できる、といったことを中心とした志望動機にしましょう。

派遣・委託会社の正社員で経験を積む

企業に直接事務職の正社員として採用されるという方法以外に「派遣会社の正社員」として働く方法もあります。

派遣会社の正社員で採用され、派遣会社本体で働くのではなく、企業に派遣されるということです。

というのも、先にお伝えしたとおり事務職はIT化の動きが加速しており、それに伴い事務職を行う人員を「今すぐではないが近い将来削減したい」と考えている企業もあるからです。

そのような企業は、正社員として事務職を雇用するのではなく、派遣会社に事務職に適したスタッフの派遣を依頼するケースが多く、これは大手企業でもよく行われていることです。

そのため、まずは「派遣会社の正社員」として事務職の経験を積み、その後実務経験を身に付けた上で他の企業への転職を目指すという方法をとるのも良いでしょう。

事務職の選び方

事務職と一口に言っても企業によってその業務内容はそれぞれ異なっており、また、企業が属する業界についてもさまざまです。

事務職未経験の場合、そもそもどのようなタイプの事務職が自分に合っているのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

そこで、選び方に迷った場合は、次の3つのポイントを意識してみることをおすすめします。

自分の得意・不得意を軸に選ぶ

この後の項目でもご紹介しますが、事務職は「経理事務」や「営業事務」「貿易事務」などさまざまな種類に分けることができます。

そのため、自分の強みを生かし、さらに長く安定して働くためには自分に合った種類の事務職を選ぶことが大切です。

例えば計算が得意であれば経理事務、電話応対などのコミュニケーションが得意であれば営業事務、英会話や英文作成が得意であれば貿易事務といったように、自分の得意とすることを軸に考えてみましょう。

「特にこれといって得意なことがない」という場合は、反対に不得意なことを軸に考えてみたり、幅広い仕事を行う一般事務などを中心に考えてみると良いでしょう。

前職の経験を軸に選ぶ

例えば前職で販売職や営業職に就いていたのであれば営業事務、人材系の企業で働いていたのであれば人事事務や労務事務といったように、前職の経験を軸に選んでみるというのもひとつの手です。

というのも、たとえ職種は違っていても、少しでもその仕事や業界についての知識やスキルがある人の方がスムーズに業務が行えるため、転職には有利だからです。

特に20代後半で未経験から事務職を目指す場合は、前職の経験を生かし、前職の経験を軸にした事務職を選ぶことをおすすめします。

事務職の種類

事務職って「◯◯事務」って感じで色々あるみたいだけど、何が違うの?

そうなんです!事務職にも色々な種類があるので、それぞれの特徴を理解しておきましょう!

転職サイトで事務職の求人を探そうとして、「◯◯事務」というようにいくつもチェックボックスがあることに気付いた方も多いのではないでしょうか。

事務職にはさまざまな種類があるため、「事務職」と一括りにして探そうとすると自分に合った求人になかなか辿り着かないことがあります。

そこで、ここからはこれらの事務職の中でも、特に未経験からチャレンジしやすい事務職をご紹介していきます。

一般事務

  • 平均年収:300万円前後
  • おすすめの資格:マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)・秘書検定・日商簿記検定
  • 向いている人:イレギュラーな仕事にも臨機応変に対応できる人・人をサポートすることが好きな人・細やかな気配りができる人

一般事務はPCを使ったデータ入力や書類作成、電話対応、来客対応、ファイリング、郵便物の仕分けや発送などの幅広い業務を行う事務職の中で最も基本的な職種です。

社内のさまざまな業務を任されるため、円滑にコミュニケーションをとりながら依頼された業務をきちんとすすめることが求められます。

専門的なスキルは求められないため未経験からでも働きやすく、定時で退社できるなどプライベートとの両立も図りやすいため、事務職の中でも最も人気が高い職種といえるでしょう。

総務事務

  • 平均年収:330万円前後
  • おすすめの資格:マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)・衛生管理者・秘書検定
  • 向いている人:人とコミュニケーションをとることが好きな人・細やかな気配りができる人・イレギュラーな仕事にも臨機応変に対応できる人

総務事務は社内イベントの企画や運営、備品の管理、社内の設備の管理、社内規定の作成や更新、社内外からの問合せ対応など、社内の環境を整える職種です。

企業の規模が小さい場合は、広報や人事などの業務も任されることがあります。

社内のさまざまな部署の人と関わる機会が多いため、円滑なコミュニケーションやちょっとした気遣いができることが求められます。

基本的に社内のことに対応するため残業などが起こりにくく、一般事務と同様に専門的なスキルが求められないことから女性を中心に人気の高い職種です。

経理事務

  • 平均年収:350万円前後
  • おすすめの資格:マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)・日商簿記検定・給与計算検定・ビジネス会計検定・電子会計実務検定
  • 向いている人:数字や計算が好きな人・コツコツ作業をすることが好きな人

経理事務では経費精算や入出金管理、帳簿の作成、伝票の仕分けなど、社内のお金の管理を行います。

数字を扱うため、慎重さや正確さが求められると同時に、コツコツと業務をこなす忍耐強さも求められます。

月次の会計業務もありますが、決算期や年末調整の時期はさらに年次の会計業務があるため繁忙期となり、残業が発生するケースも少なくありません。

やや専門性のある業務をするため、会社によっては資格の取得を求められることもあります。

営業事務

  • 平均年収:330万円前後
  • おすすめの資格:マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)・日商PC検定・秘書検定
  • 向いている人:コミュニケーションをとることが好きな人・スケジュール管理がきちんとできる人・ビジネスマナーが身に付いている人

営業事務は営業部門に所属し、主に営業担当のサポートを行います。

具体的には、営業担当が営業活動に集中できるよう、商品やサービスに関する見積書や契約書、発注書、請求書といった各種書類を作成したり、お客様からのメールや電話対応などの業務が中心となります。

売上がアップした場合などには自分の頑張りが目に見える形で成果として現れるため、その点は他の事務職にはないやりがいを感じることができるでしょう。

この仕事では営業担当だけではなくお客様とやりとりをする機会も多いため、コミュニケーション能力や最低限のビジネスマナーも求められます。

人事事務

  • 平均年収:330万円前後
  • おすすめの資格:マイクロソフトオフィス スペシャリスト(MOS)・社会保険労務士・衛生管理者・キャリアコンサルタント
  • 向いている人:人人とコミュニケーションをとることが好きな人・正確かつスピーディーに業務を処理できる人・スケジュール管理がきちんとできる人

人事事務は社内の労務管理や給与支払いに関する処理、採用業務など、人事部が担当する業務のサポートを行います。

具体的な業務としては、社内で働いている人の勤怠管理や社会保険の手続き、給与の支払いに関する手続きのほか、採用に関する応募者とのスケジュール調整や面接のセッティングなどが挙げられます。

「人」を扱う仕事ですのでコミュニケーション能力が求められることはもちろん、労務に関する法律の知識があるとより即戦力として重宝されるでしょう。

事務職を選ぶ女性におすすめの他の仕事

ここまで事務職についてご紹介してきましたが、「安定した環境で長く働きたい」「ノルマに追われたくない」といった理由がメインで事務職での転職を考えているのであれば、事務職以外の仕事に目を向けてみるのもひとつの手です。

ほんの一例ではありますが、安定性がある一方でノルマがなく、なおかつ女性が働きやすいお仕事をご紹介します。

団体職員

落ち着いた環境で長く働きたいと考えるのであれば、団体職員として働くという方法もおすすめです。

ここでいう団体職員とは非営利組織(NPO)などで働く人の事を指し、JA生活協同組合なども非営利組織に含まれます。

非営利組織で働くメリットとしてまず挙げられることは、数字を追うわけではないため就業環境が比較的穏やかである点です。

基本的に残業も少なく定時に退社できることが多い傾向にあります。

また、産休や育休などもとりやすい環境です。

さらに、非営利組織は、営利目的で事業を展開しているわけではないため、景気に左右されず、安定しているというメリットもあります。

なぜなら、非営利組織では事業収益のほかに国や地域からの補助金や助成金を受けていることも多く、収入が急に減ったりすることがないためです。

なお、団体職員に転職する方法については、基本的に民間企業へ転職する場合と同じ方法です。

Webデザイナー

手に職をつけ、ライフスタイルの変化に合った働き方をしたいという場合にはWebデザイナーもおすすめです。

Webデザイナーの場合は全くの未経験からスタートすることは難しいものの、Web業界の市場規模は拡大を続けているため、需要はあります。

そのため、Webデザインについての基本的な知識と技術について学び、スキルを身につければ未経験からでも比較的スタートしやすい職種なのです。

そして、Webデザイナーの仕事はパソコンさえあれば場所を選ばないケースが多いため、ある程度経験を積めばテレワークをしたりフリーランスとして働くこともできます。

将来的に子育てもしっかりしながら仕事を続けたいという人にはぴったりの仕事といえるでしょう。

なお、未経験からWebデザイナーを目指す場合には、オンラインスクール独学といった方法で、HTMLやCSSなどの知識やIllustratorやPhotoshopといったソフトの使い方を覚える必要があります。

これら以外にも女性におすすめの仕事はたくさんあります!事務職だけにこだわらず、他の仕事についても調べてみることをおすすめします!

20代で事務職に転職成功した体験談

事務職についてはよく理解できたけど、事務職は人気もあって狭き門なんだよね?本当に転職なんてできるの??

はい、もちろんできます!実際に事務職への転職に成功した人から体験談も聞いてきました!

未経験から事務職への転職は決して容易というわけではありませんが、実際に転職に成功している人がいることも確かです。

そこで、ここからは事務職への転職に成功した人たちの体験談をご紹介していきます。

体験談の中には転職成功のためのヒントがたくさんありますよ!

ワークライフバランスのとりやすさノルマがないことなどから常に人気の高い事務職。

未経験から事務職への転職を成功させるためには、数ある事務職の中でも自分のスキルや経験が生かせそうな求人を選ぶなど、ポイントをおさえた就職活動をすることが大切です。

また、働きやすさを重視するのであれば、事務職だけに絞らず、ほかのさまざまな職種もチェックしてみることをおすすめします。

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執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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