もくじ
エンジニアという仕事には様々な種類がありますが、どんなエンジニア職でも勉強し続けなければキャリアアップはできません。
“生涯勉強”
そのくらいの覚悟が必要です。
特に組み込みエンジニアはITテクノロジーが目覚ましく進化する中、新しい技術を学んでいかないと現場で追いつかなくなるでしょう。
とはいえ、組み込みエンジニアは社会的需要の高い仕事です。
時代の流れに合わせて必要な知識・技術を身につけ、仕事に応用できる人材は職に困ることはありません。
未経験からでも組み込みエンジニアは目指せるの?
前述した通り、社会的需要の高い一方で、組み込みエンジニアの数は足りていません。
そのため未経験からでも挑戦できる求人が存在します。
ただ、全く知識が無い状態で組み込みエンジニアを目指すと、仕事のミスマッチが生じやすかったり、入社後に苦労したりするので基礎は勉強しておく必要がありますね。
そもそも基礎を勉強していない求職者が内定を獲得するのは難しいんです……。
ここでは組み込みエンジニアの仕事に就きたい方、スキルアップを目指す方のために組み込みエンジニアの勉強方法について解説します。
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組み込みエンジニアになるための基礎勉強
まずは、未経験から組み込みエンジニアを目指す場合に、どのような勉強をしたらいいのか見ていきましょう。
そもそも組み込みエンジニアの仕事とは?
例えば、エアコンの場合、室内の温度が設定温度に達したら自動で止まる製品がありますよね。
あれは温度センサーが感知して自動で止まるようプログラミングされているんです。
また、ソフトウェアだけでなくハードウェアから開発に従事することもあります。
プログラミングの基礎を学ぶ
組み込みエンジニアを目指すのであれば、プログラミングの知識は必須です。
プログラミングとはコンピュータに指示を送ること。
指示するためには、コンピュータ言語(プログラミング言語)が必要になるのです。
プログラミング言語には様々な種類があり、文法や専門とする分野・難易度などが異なります。
開発言語を押さえる
ソフトウェアの開発で欠かせないプログラミング言語が「C言語」。
したがってまずはC言語を習得することから始めましょう。
C言語を習得した後は「C++」や「Java」など他の言語も勉強していく必要があります。
ハードウェアやソフトウェアの知識を身につける
ハードウェアとは製品の外側、つまり本体部分のことを指します。
ただし、ハードウェアだけでは何も機能しません。
そこにソフトウェアで特定の機能をプログラムすることで動くようになるのです。
つまり、組み込みエンジニアはハードウェアとソフトウェア両方の知識を身につける必要があります。
組み込みエンジニアとしてステップアップするための応用勉強
それでは、既に組み込み系に必要な基礎知識を持った方がステップアップするための勉強方法をお伝えします。
IoT(身の周りの物がインターネットに繋がること)の普及によって組み込みエンジニアに求められる要求は、どんどん高度化・複雑化しています。
これまでインターネットと接続されることのなかった製品がオンラインで管理できるようになると、製品の機能も増えますよね。
例えば、炊飯器のスイッチをリモートで入れたり、ロボット掃除機をスマートフォンのアプリから遠隔操作したり……。
どんどん楽になってるね〜
さらには冷蔵庫の中身を判断して買い物リストをコンピュータが自動で作成するといった高度な機能を持った冷蔵庫が開発されるかもしれません。
このような高機能の製品開発において、組み込みエンジニアはこれまでのソフトウェアの知識だけでは追いつきません。
自分に足りない知識やスキルを把握する
組み込みエンジニアとしてステップアップするには、具体的にどのような知識やスキルが求められるかを以下に挙げました。
この中であなたに足りていない知識が何か、を把握しましょう。
センサー
GPS(位置情報)、光センサー(物を感知)、音センサーなど様々なセンサーを搭載する必要があります。
これらのセンサーがどのように情報を反映させるのか、制御するのか熟知していなければなりません。
ネットワーク
製品をインターネットに接続する上で、ネットワークに関する知識は不可欠。
例えばWi-fiやBluetoothなどの通信方法があり、製品の特性に合わせて最適な回線を選ばなければなりません。
セキュリティ
製品にIoTの機能が付くことで新たな課題も生まれます。
セキュリティ問題です。
情報がオンライン上にあるということは、誰かがそれを悪用することも可能になるということです。
例えば、コンピュータウィルスに感染させたり、IoT家電の情報から留守の時間帯を狙って空き巣に入ったりできてしまいます。
そのため、これからはセキュリティ対策を講じた製品開発が必須になってくる、と言えるのです。
押さえられていない開発言語を学ぶ
IoTに必要なプログラミング言語として「Python」「Java」が挙げられます。
「Python」は、製品に高度な指示を与えたり機械学習をさせたりする上で重要なプログラミング言語。
また、「Java」は、アプリ開発などで汎用性の高い言語です。
これまでの組み込みエンジニアにはアプリ開発のスキルは必須ではありませんでした。
例えば家電の場合、リモコンで操作するのが主流でしたからね。
しかしIoT家電になるとスマホからも操作できるようにしなければなりません。
IoTの組み込みエンジニアとしてステップアップするのであれば、このように幅広い知識・スキルが必要になります。
組み込みエンジニアを目指すための勉強方法1:独学で学ぶ
それでは実際にどのように勉強していけばいいのか紹介しましょう。
まずは独学の方法。
お金をかけずにいつでも好きな時に学べる点がメリットですよね。
本を読んで学ぶ
組み込みエンジニア向けの専門書籍は数多く出版されています。
プログラミング言語を学ぶ本、組み込みエンジニアを目指すための知識やスキルを幅広く解説している本など様々です。
ただ、書籍を読むだけではスキルは身につきません。
また途中で挫折しやすいというデメリットもあります。
既にある程度のスキルを持った組み込みエンジニアの方が、更に技術を学ぶために特定の分野の専門書籍を使って学ぶにはいいかもしれませんが、基礎を一から学ぶ場合は本だけに頼るのはおすすめできません。
WEBを使って学ぶ
WEBの場合はどうでしょうか。
組み込みエンジニアを養成するためのWEBサイトは存在しませんが、プログラミング言語をWEB上で学ぶことは可能です。
組み込みエンジニアに必要なC言語・Java・Pythonを、実際にパソコンでコードを書きながら学んでいきます。
入会金や教材の費用はかからず月額1,000円程度で好きな時に好きなだけ学べるようになっているサイトもあります。
中には無料のサイトもありますよ。
組み込みエンジニアを目指すための勉強方法2:スクールで学ぶ
独学の場合、費用を抑えて勉強できますが、途中で挫折したりモチベーションの維持が難しかったりします。
一方でスクールで学ぶ場合は、サポート体制が充実していたり、同じ目標を持つ仲間と出会えたりするというメリットがあります。
通学して学ぶ
通学のスクールの中には組み込みエンジニアを目指す講座が用意されているところもあります。
中には、一人一台の専用実機を用いながら実際に手を動かして組み込みシステムを学んでいくカリキュラムも……!
このような講座は、未経験者を対象としたものからワンランク上のレッスンまであるので、ステップアップを考えている方でも受講できます。
通信制で学ぶ
通信制であればコストを抑えて、講座を受けられます。
例えば、組み込みエンジニアとして最低限必要な知識・スキルを身につけられる講座の場合、3ヶ月間毎日15分程度e-ラーニングを受けて3万円程度で見つかります。
ただし、通信制なので自分のタイミングで先生に質問することが難しく、躓いてしまうとなかなか前に進まないというデメリットが存在します。
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まとめ
組み込みエンジニアは人材が不足しており、基礎さえ学べば未経験からでも挑戦できる職種です。
しかし、そのためにはC言語やソフトウェア・ハードウェアの知識・スキルを身につけなければなりません。
また、よりステップアップした組み込みエンジニアを目指すのであれば、IoT製品の組み込みができるようになりましょう。
その場合、センサーやネットワーク回線・セキュリティ・アプリ開発の知識が更に求められます。
勉強方法は「独学」あるいは「スクール」のどちらか。
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