もくじ
フリーターが正社員への就職を希望する際に抱えやすいのが、「就活が大変そう」「1人で就活を進める自信がない」といった不安です。
正社員から正社員への転職と比較すると、フリーターから正社員への就職はなんとなく難しそうに感じるもの。
「就職したい」と思いつつも、はじめの一歩を踏み出せずにいる人も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめしたいのが就職エージェントを活用しながら就活を進める方法です。
今回は、フリーターが就職エージェントを利用するメリットやデメリット、就職エージェントのポイントや利用の流れ、活用方法などを徹底解説します。
正社員への就職を希望するフリーターの方はぜひご一読ください!
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フリーターでも就職エージェントは利用できる?
就職エージェントは正社員に限らず、フリーターや第二新卒、既卒、ニートなど、「就活をしたい」と考える方であれば利用できる、いわば就活のパートナーのようなところ。
求人の紹介はもちろん、その人のこれまでのキャリアをもとに就職先について一緒に考えたり、応募書類や面接対策などのサポートを行っています。
そのため、1人で就活を進めることが不安な方には非常に心強い存在となるはずです。
ただし、就職エージェントはどこも同じというわけではありません。
例えば、30代~40代のミドルクラスの転職を専門としていたり、エンジニア求人を豊富に扱っていたりなど、それぞれに特徴があります。
フリーターの就職には、フリーターの就職に強い就職エージェントを利用することをおすすめします。
就職したいフリーターが転職エージェントを利用するメリット
フリーターに特化したエージェントがあると聞いて、興味が湧いてきたのではないでしょうか。
利用するとどんなメリットがあるのか、ご説明しますね。
基本的にはどのエージェントも「無料」で利用できます。
プロに相談しながら就職活動を進められる
転職エージェントに登録すると、専任のキャリアカウンセラーが担当として付いてくれます。
担当者はあなたの就活を成功に導くために様々なサポートをしてくれるわけです。
まず最初に「どんなキャリアが向いていそうか」をカウンセリングしてくれるんですね。
その過程で、
- あなたの強み
- 得意分野
- 性格
などを客観的にフィードバックしてくれます。
この「客観的な情報」がものすごく重要です。
就職面接においては、自分自身のことを含めて、いかに物事を客観的に見て分析できるかは非常に大切な要素。
客観的な視点が欠けていると、独りよがりなタイプと見なされて選考に通過するのが難しくなるからです。
ただ、客観的な視点というのは自分ひとりではなかなか身につけるのが難しいので、第三者の目線から的確なフィードバックをくれるカウンセラーの存在はとても大切です。
求人の紹介が受けられる
自分の希望や適性にマッチした求人の紹介が受けられるという点も就職エージェントを利用する大きなメリットです。
もちろん求人は転職サイトでも探すことが可能ですが、自分だけで求人を探すとどうしても偏りが出てしまうもの。
さまざまな求人が見られる一方で、ブラック企業に遭遇してしまうリスクもあります。
就職エージェントでは、希望条件を踏まえつつも、自分では気づかなかった求人に出会えるかもしれません。
また、就職エージェントの基準で精査された企業の求人を紹介するため、ブラック企業に遭遇するリスクが低くなります。
就職エージェントでは、転職サイトなど一般には公開されていない独自の「非公開求人」も扱っています。
より自分にマッチする求人を探したいと考える人にとっては、利用する価値が非常に高いといえるでしょう。
履歴書・面接の対策をしてくれる
就活って、とても手間のかかる活動なんですよね。
中でも大変なのが、書類の準備と面接でしょう。
履歴書・職務経歴書を作り上げるのは、非常に根気のいる作業です。
とくにフリーターの方の場合、アルバイトの職歴などどのように書類を書けばいいかわからない方も多いと思います。
こうした書類周りのサポートはもちろん、就活の肝ともいえる面接も、転職エージェントなら詳しくアドバイスしてくれます。
個別の企業ごとに面接の対策をしてもらえるので、自信をもって企業との面接に臨めるようになりますよ。
内定後のフォローもしてくれる
転職エージェントは、内定獲得後のサポートも充実しています。
例えば入社時期の調整や、給与など勤務条件のすり合わせなどです。
金額交渉などは転職経験者でも苦手とする方が多いので、その部分をプロのエージェントに任せられるのはとても助かりますよね。
就職したいフリーターが転職エージェントを利用するデメリット
一方で、転職エージェントを使うデメリットももちろんあります。
その点もしっかり踏まえたうえで、利用するか決めたいものですね。
デメリットもちゃんと理解したうえで利用するか決めなくっちゃ!
希望とは違う求人を紹介されることがある
そもそものビジネスの仕組みとして、転職エージェントは紹介企業から紹介料をいただくビジネスモデルになっています。
企業からお金が入るので、利用者であるユーザーは無料で使えるというわけですね。
そのためエージェントにとって「内定を獲得する=売上を作る」ことを意味します。
ですから社内からのプレッシャーなどによっては、ユーザーの希望よりも「とにかく内定を取らせる」ことを目的としてしまう場合があり、ユーザーにとって不本意な求人を勧められる可能性もあるのです。
そのようなケースを防ぐために、親身になって相談に乗ってくれるエージェントを選ぶようにしましょう。
「親身になってくれるエージェント」かどうかは、初回のキャリアカウンセラーとの面談である程度見極めることができるはずです。
面談時に自分の話をきちんと聞いてくれるようなら信頼できますよね。
一方であまり話を聞いてくれず、早々と具体的な求人の紹介に移るようなカウンセラーであれば親身で誠実な対応は期待できませんから、別のエージェントを検討するほうが賢明といえます。
就職先が見つかるまでに時間がかかる場合がある
就職エージェントを通じて就活を行う場合は、初回のキャリア相談から入社後のフォローまで、各ステップを担当者と二人三脚で進めることが一般的です。
転職サイトなどを利用して就活を1人で進める方法とは異なり、求人を吟味したり、応募書類の添削や面接対策、フィードバックなどを一つ一つ丁寧に取り組む分、時間がかかることもあります。
また、就職エージェントがやみくもに求人を勧めてくるようなこともないため、自分にマッチする求人がすぐに出てこなければ、求人紹介までに時間がかかることもあるでしょう。
「1日でも早く就職したい」と考える人にとっては、少しもどかしく感じるかもしれません。
しかし、「納得度の高い就職をしたい」「確実に就活を成功させたい」と考える人にとっては、就職エージェントを通じた就活はより安心なものとなるでしょう。
フリーターが就職エージェントを選ぶポイント
就職エージェントと一口にいってもその特徴や得意とする分野はさまざま。
選び方を間違ってしまうと、思ったような就活がすすめられない可能性もあります。
そこで、ここからはフリーターが就職エージェントを選ぶ際のポイントをご紹介します。
対象者の属性が自分と合っている
就職エージェントでは、扱う求人の業界や業種はもちろん、「どのような求職者を得意としているか」も就職エージェントごとに異なります。
例えばエンジニアなど特定の技術を持った人や、医療従事者向け、第二新卒向けなどが挙げられます。
フリーターが就職エージェントを選ぶ場合は、「初めて就職する人向け」「20代の若者向け」など、自分の属性に合った会社を選ぶようにしましょう。
就職エージェントは複数社に登録することも可能です。
「利用してみたい」と思える就職エージェントがあれば、2~3社ほど登録するのもよいでしょう。
あまりにも多くの就職エージェントに登録してしまうと、やりとりで混乱したり、手続きや面談などに時間を割きすぎてしまうこともあるため注意が必要です。
希望のサポート内容が含まれている
就職エージェントでは、展開している求職者へのサポート内容もさまざまです。
例えば、同じ就職支援であっても、一度に複数の人を集めて行うセミナー型の就職支援を積極的に行っている就職エージェントもあれば、個別サポートに力を入れている就職エージェントもあります。
また、どのような経歴を持つキャリアアドバイザーが在籍しているのかによっても、サポートを受けた際の納得度にも違いが出やすいものです。
就職エージェント各社の強みや特徴は、各社のサイトや口コミなどから確認できます。
「丁寧なサポートを受けたい」「仲間を見つけたい」「親身になってほしい」など、自分の希望を明確にしたうえで、サポート内容をチェックしてみましょう。
希望職種の求人数が多い
希望する職種がすでに決まっている人は、その分野の求人を多く扱っている就職エージェントを積極的に選びましょう。
特定の分野の求人が豊富な場合、その分野に精通したキャリアアドバイザーが在籍している可能性も高く、実績も豊富である可能性が高いためです。
出会える求人数だけで考えるのであれば、さまざまな就職エージェントに登録した方が計算上は有利かもしれません。
しかし、サポート面や就活のスムーズさを考えると、特定の分野に強みをもつ就職エージェントに登録する方がおすすめです。
なお、扱っている求人数は自社サイトや問い合わせを通じて知ることができるでしょう。
フリーターが就職エージェントを利用するときの流れ
フリーターが就職エージェントを利用する場合、登録から選考までは3~4ヵ月程度かかることが一般的です。
もちろん登録後すぐにマッチする求人に出会え、応募から即採用となるケースもありますが、時間にはあらかじめ余裕をもって利用しましょう。
以下では、フリーターが就職エージェントを利用するときの流れをご紹介します。
STEP1:利用する就職エージェントを選ぶ
まずは利用する就職エージェントを選びましょう。
先にご紹介した以下のポイントを意識しながら、まずは1社を選んでみましょう。
- 対象者の属性が自分と合っているか
- 希望のサポート内容が含まれているか
- 希望職種の求人数が多いか
1社に絞り切れない場合は、2~3社程度を選んでももちろん構いません。
ただし、選びすぎてしまうとその後の就活を進めるうえで管理が大変になる可能性があります。
就職エージェントは利用しながら必要に応じて少しずつ増やす方法がおすすめです。
STEP2:登録申し込みをする
利用したい就職エージェントが決まったら会員登録をしましょう。
多くの場合、登録はスマートフォンやPCなどから可能です。
現在の就業状況や希望する勤務地など、基本的な情報を入力します。
基本情報は、担当するキャリアアドバイザーを決めたり、今後の就活の進め方の基準にもなる情報です。
偽ることなくありのままの情報を入力しましょう。
登録後は、利用する就職エージェントの担当者からメールや電話などで連絡が来ることが一般的です。
担当者からの連絡では、登録時に入力した内容の確認や、サービスの簡単な説明を受けたり、初回の面談日程などを決めることが多いでしょう。
STEP3:面談を受ける・計画を立てる
予約しておいた面談日に、担当となるキャリアアドバイザーと初回の面談を行います。
面談は就職エージェントのオフィスや、オンラインで行うことが多いでしょう。
面談では、自分のこれまでの経歴や希望する業界や職種、仕事をするうえで重視するポイントや価値観などのヒアリングが行われることが一般的です。
今後紹介される求人とのミスマッチを減らすためにも、考えていることを素直に話しましょう。
また、就活をするうえで注意してほしいことや、不安なこと、悩みなどがある場合も遠慮せずに伝えましょう。
面談にかかる時間は就職エージェントや個人の状況により異なりますが、じっくり時間をかけて面談を行う就職エージェントは信頼度も高いといえます。
STEP4:求人紹介を受ける・応募する
面談でのヒアリング内容をもとに、キャリアアドバイザーがさまざまな案件の中から希望や適性に合った求人を選び、紹介を行います。
求人紹介の連絡はメールや電話で行われることが一般的です。
紹介時には募集企業の基本情報や仕事内容などの情報が提供されます。
気になることや不明なことがあれば質問をしましょう。
なお、紹介された求人の内容に興味がない場合や「ちょっと違うかな」と感じた場合は無理に応募をする必要はありません。
紹介を断る場合は、その理由をきちんと伝えましょう。
理由を正直に伝えることで、今後より希望に沿った求人の紹介を受けられる可能性が高まります。
応募する場合は、応募書類の作成や面談の対策など次のステップへと進みます。
STEP5:応募企業の面接を受ける
企業情報や仕事内容のより詳しい説明を受けたうえで、模擬面接などの対策を行って応募企業の面接に臨みます。
面接日程の調整は自分で行う必要はなく、キャリアアドバイザーが調整をしてくれます。
面接前に行う対策では、企業の特徴やこれまでの選考の情報などをもとに、その企業に合った対策が行われます。
「採用選考なんてどこも同じ」と捉えず、キャリアアドバイザーのアドバイスを参考にしっかりと対策を行いましょう。
面接後は、企業からではなくキャリアアドバイザーから採否の結果や面接のフィードバックが伝えられます。
採用の場合は入社に関する手続きを進め、不採用の場合はフィードバックをもとに再び求人紹介からのステップを繰り返します。
フリーターが就職エージェントを活用するコツ
就職エージェントは求職者と企業とをつなぐ橋渡し的な存在であり、求職者にとっては就活をするうえでの頼れる味方です。
キャリアアドバイザーと一緒に就活を進めるつもりで、リラックスした状態で気軽に利用しましょう。
以下では、就職エージェントをより有効活用すべく、フリーターが就職エージェントを活用するコツをご紹介します。
希望条件を明確にする
「こういう働き方がしたい」「こんな企業で働きたい」など、希望の条件がある場合はその内容をキャリアアドバイザーに事前に伝えておきましょう。
希望条件を明確にして伝えることで、自分に合った求人をスムーズに探すことができます。
上手に言葉で表現できなくても構いません。
考えていること、感じていることをありのままに伝えてみましょう。
ただし、細かすぎる条件、多すぎる条件はかえって自分の可能性を狭めてしまう可能性があります。
まずは特に重視したい条件を3つ程度伝えるとよいでしょう。
自分の希望する条件でありながらも、自分では見つけることができなかったであろう、思いもよらない求人に出会えるかもしれません。
担当キャリアアドバイザーとこまめに連絡を取る
就職エージェントは、膨大な求人の中から求職者にマッチする求人情報を随時提供しています。
しかし、求人を提供された際に無反応であったり、連絡を拒否するような態度をとっていると「就職の意思がないのでは?」と判断されてしまう可能性があります。
提供された求人情報がミスマッチであると感じたり、希望する条件が変わるなどした場合は、その都度担当のキャリアアドバイザーに連絡をとり、状況を伝えましょう。
また、キャリアアドバイザーも1人の人間です。
ときには「相性が合わない」と感じることもあるかもしれません。
担当のキャリアアドバイザーの対応に不満がある場合ややりとりに違和感がある場合は、就職エージェントにその旨を伝え、担当者を変更することも可能です。
紹介された企業を自分で調べる
就職エージェントでは、独自のパイプにより一般には公開されていない企業情報を保有していることも少なくありません。
また、信頼できる企業の求人を扱うことは自社の信頼度を高めることにも繋がるため、独自の自社基準で扱う求人を決定していることがほとんどです。
さらに、キャリアアドバイザーは「就活のプロ」であるため、一人ひとりにマッチした求人を紹介してくれる可能性は高いといえます。
とはいえ、紹介された求人に応募するかどうかを最終的に決めるのは自分自身。
求人を紹介された際は、就職エージェントからの情報に加え、自分でも紹介された企業について調べ、納得してから応募をしましょう。
そうすることで、よりミスマッチの少ない就職ができるはずです。
この記事のまとめ
フリーターから正社員への就職は一見難しそうにも思えますが、自分に合った企業選びや効果的なPR方法を押さえて就活をすれば必ず道は開けます。
1人で頑張ろうとせず、就職エージェントを活用しながら効率よく就活をすすめましょう。
ウズキャリは、フリーターや既卒、第二新卒、ニートなど、20代の就活に特化した就職エージェント。
フリーターをはじめ、20代ならではの悩みに親身に寄り添える経験豊富なキャリアアドバイザーが20代の就活を幅広くサポートしています。
独自の厳しい基準でブラック企業を徹底排除しているため、ご紹介する求人は安心してご応募いただけるもののみ。
フリーターから正社員への就職を希望するなら、ぜひウズキャリまでお気軽にご相談ください!
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