もくじ
- 正社員になりたいけど内定が取れない
- 契約社員からスタートしたいけど格差があるって本当?
と、ひとりで悩んでいませんか?
求人の募集は沢山あるけれど、正社員と契約社員の特徴や違い、メリット・デメリットが気になるところだと思います。
また雇用形態による違いが、その後の人生にどんな影響を与えるのでしょうか。
今回はふたつの雇用形態の違いに注目して、それぞれの働き方についてみていきましょう。
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正社員と契約社員の違いとは?
正社員と契約社員、このふたつの雇用形態の大きな違いは「契約期間の有無」です。
正社員は契約期間に定めがない一方、契約社員は3ヶ月や6ヶ月など期間が決められており、都度更新の手続きが発生します。
契約期間以外にも沢山ある、それぞれの雇用形態の特徴について紹介します。
正社員とは
終身雇用を前提とした雇用社員を正社員といいます。
実は法律で明確に定義されているものではなく、アルバイトなどの非正規社員と区分するためにつけられた名称です。
多くは終身雇用が前提となっているので、雇用期間が無期限で、福利厚生などの待遇が用意されているのが特徴として挙げられます。
またメリットも多く、家賃補助や年金、退職金といった福利厚生が充実しています。
長期間就労が前提となっているので、ビジネスマナーなどの新人研修やスキルアップ・キャリアアップを目指すための研修・教育制度が設けられている職場が多くあります。
契約社員とは
企業によって期間はさまざまですが、契約期間が決まっているのが契約社員です。
継続して勤務する場合は契約の更新が必要になり、都度雇用元と契約をしなおすのが正社員との大きな違いといえるでしょう。
正社員と契約社員には雇用格差があるって本当?
正社員と契約社員は雇用形態こそ違いますが、企業によっては昇給や昇進といったチャンスは等しく与えられます。
しかし、契約社員にはボーナスや退職金が用意されていないことも多く、待遇面で少なからず雇用格差を感じる人がいるでしょう。
政府は「同一労働同一賃金」を掲げ、正社員と非正規社員の格差を是正するために、同じ仕事をしているなら、給与やボーナスそして福利厚生も同じになるように、2017年現在法令改正を目指しています。
しかし、実現にはまだ時間を要するため、賃金や待遇の格差は、正社員と契約社員の働き方を考える上で、重要なポイントのひとつと言えそうです。
正社員と契約社員の働き方の違い
待遇以外には、どんな違いがあるのでしょうか?
それぞれの働き方の違いについて見ていきましょう。
正社員と契約社員の業務内容
一般的には正社員の方が大きな権限を持つことが多いです。
しかし、契約社員でも契約年数を重ねていくうちに、正社員同様の仕事を任される場合もあります。
正社員と契約社員の雇用期間
2013年に労働契約法の改定があり、有期労働契約の規約が変更されました。規約には「契約社員として5年以上勤務した場合、無期契約に切り替えられる」という内容が新たに加わり、2018年から適用されることになります。
「次の契約更新はできるのかな?」という不安から解放される反面、正社員になるタイミングを逃すのではないかという懸念も生まれています。
契約社員として勤務する場合は、正社員になれるタイミングについて確認しておきましょう。
正社員と契約社員の勤務時間
正社員は全員一律ですが、福利厚生によって、育児のための短時間勤務等が認められているケースもあります。
契約社員は契約段階で希望時間帯を交渉できます。
ダブルワークしている方や、自由な時間を多く持ちたい方は契約社員を希望し交渉に臨みましょう。
正社員と契約社員の転勤の有無
正社員と契約社員、どちらの場合も転勤の可能性があります。
正社員は企業規模の拡大などさまざまな理由で転勤の可能性がありますし、契約社員の場合もその可能性は否定できません。
そこで違いがでるのが「転勤を断った場合のリスク」です。
正社員は転勤を断っても仕事が減ることはありません。
万が一部署がなくなっても、他の部署に異動できます。
しかし、契約社員の場合、転勤を断ることで仕事が減れば次の契約に響く可能性が高いといえるでしょう。
この場合、「自分の希望に近い条件」を提示するチャンスでもあります。
ただ断るよりも今よりもいい条件で契約をしなおしてもらえるのか、正社員になれるかといったことを交渉してみてはいかがでしょうか。
正社員 | 契約社員 | |
雇用期間 | 無期契約 | 有期契約(ただし2018年から5年以上更新した場合無期契約にシフト可能) |
勤務時間 | 社員一律(福利厚生によって多彩な働き方が認められているケースあり) | 個別交渉可能 |
転勤の有無 | 有 | 有 |
正社員と契約社員の契約面での違いとは?
契約面での違いは主に待遇面やキャリアアップのタイミングにあります。
その違いについて紹介します。
契約内容が一致するものもある
一見待遇が違うように感じる正社員と契約社員ですが、共通項目が多数あるのも事実です。
例えば雇用元や保険、年金などの福利厚生の一部、有給休暇の条件などがあげられます。
また解雇通告についても同じ内容が提示される場合がほとんどなので、どちらの場合もルールを破らないよう、雇用契約書をよく確認するようにしましょう。
昇進・昇格のタイミングが違う
正社員の場合、一般的には新入社員の入社や組織変更がある4月に昇進や昇給があります。
しかし契約社員の場合はそのタイミングよりも、契約のタイミングで昇進・昇給がある場合がほとんどです。
更新のタイミングを4月に合わせる場合もあり、その場合契約が通常よりも短い、長いといったこともありますので、企業のガイダンスに従いましょう。
任される業務内容が違う
配属部署などがありますが、正社員は契約的に社内の業務全てを請け負えます。
しかし契約社員は業務内容が契約書にしっかりと記載されています。
そのため幅広く活躍…というよりも、特定の分野を任されることのほうが多くなりそうです。
また応募段階で業務が確定しているのも契約社員です。
正社員だとやりたい仕事ができる部署に配属されない可能性があるので、スキルを特化したいという人が契約社員として就職するケースも少なくありません。
正社員 | 契約社員 | |
契約内容が一致するもの | 雇用元(直接雇用である)、有給休暇、各種保険、年金、一部福利厚生、解雇通告 | |
昇給のタイミング | 4月 | 契約更新時 |
業務内容 | 配属先によって異なる | 事前に決められている |
正社員と契約社員それぞれのメリット・デメリットとは?
それぞれの違いがわかったところで、正社員と契約社員のメリットとデメリットについてみていきましょう。
正社員の場合
メリット | デメリット |
・契約社員よりも給与が高い ・賞与や業績賞与がある ・退職金がある ・福利厚生が充実している | ・有給が取りにくい場合がある ・残業が多い場合がある |
主に給与面や待遇面でのメリットが多いのが正社員の特徴です。
福利厚生や勉強支援サポートなど、企業によって用意されている待遇はさまざまです。
同じ業界でも、自分自身のキャリアを実現していくために必要なサポートがある企業を選んでくださいね。
正社員としての責任が生じるため、時には残業をする場合もありますが、時間の使い方を工夫し、効率的に仕事を進める習慣を今から身に着けておくといいでしょう。
契約社員の場合
メリット | デメリット |
・好きな仕事ができる ・自分のライフスタイルに合わせた契約を結べる ・業務時間が決められているので残業が少ない(契約時の交渉による) ・得意分野を伸ばせる | ・正社員より給与が安い ・賞与や業績賞与が出ない場合がある ・退職金がない ・キャリアを軽んじられる場合がある ・契約更新されない場合もある |
正社員に比べ自由なワークスタイルを選べるのが、契約社員最大のメリットといえるでしょう。
交渉次第で条件はいくらでもよくなりますし、人よりも秀でたスキルがあればその分評価も高くなります。
しかし、正社員に比べ給与が少なかったり、昇給しづらいといった金銭面でのデメリットがあるのも事実です。
さらに、企業が不況のあおりを受ければ、契約が更新されず職を失ってしまう可能性もあるので、常に雇用の不安が付きまといます。
契約社員と正社員、どちらを選ぶかはあなた次第!でも…
正社員と契約社員、それぞれの違いとメリット・デメリットについて紹介しました。
「働き方」を選ぶか、「安定」を選ぶかが正社員と契約社員の大きな違いといえるでしょう。
ですが、もし、
というのであれば、正社員に挑戦することをおすすめします。
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