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幅広い知識やスキルを身に着けられる!「運用保守」業界研究

運用保守は、システムを円滑に運用する為になくてはならない大切な仕事の1つです。
ITに関する幅広い知識だけではなく、技術力や対応力を求められるシステム運用保守。
24時間365日体制の職場も多く、幅広い知識と体力が求められる仕事でもあります。
今回は、システムのサイクルの中で最も長い「運用保守」をIT業界の特徴と共にご紹介します。

運用保守の基礎知識

システム運用ではシステムを管理し、システム保守ではシステムに手を加えて対応を行います。

システム運用

システム運用は、すでに完成しているシステムが正常に動作しているのが確認を行い、トラブルが起きないように管理をする仕事です。
予想外のトラブルにも迅速に対応することが求められます。
時にユーザーの利用時間が偏ることでアクセスが急増し、接続が困難になることも珍しくありません。
その為、24時間体制での管理を行うことも多く、ローテーションで夜勤があったり、海外との時差を利用して運用を行っている企業もあります。
ユーザーに快適な環境を提供するために欠かせない仕事といえます。

システム保守

元々あるシステムの一部に手を加え、新たな機能を追加する仕事です。
バグが見つかった際には、原因を究明するだけではなく、既存システムの改修を行い新規プログラムを導入することもあります。
またシステムのトラブルだけではなく、ネットワークやサーバーのトラブルにも対応します。
より良いサービスを企業が提供する為に必要な仕事といえます。
システムに関する知識だけではなく、トラブルの原因を探るための対応力や、システム改修を行う際の柔軟なプログラムスキルが必要です。

IT業界TOP3まとめ

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IT業界は、グローバルなフィールドで活躍している企業も多くあります。
海外と国内のIT業界TOP3をご紹介します。

海外TOP3

1位:IBM
売上高11兆4135億円
純利益1兆9373億円

世界約170か国に展開をしている企業で、アメリカ合衆国にあります。
長年トップシェアを誇っていましたが、2012年の決済でアップルやヒューレット・パッカードの後塵を拝しています。

2位:ヒューレット・パッカード
部門売上高6兆1760億円
部門営業利益5917億円

2015年11月に、HP Inc.及びヒューレット・パッカード・エンタープライズに分割されたアメリカ合衆国の企業です。

3位:アクセンチュア
売上高3兆9205億円
営業利益5289億円

コンサルティングファームとして知られていますが、実はIT業界でも世界的なシェアを誇る企業です。

日本国内TOP 3

1位:富士通
売上高4兆7532億円
営業利益1786億円

大手の金融会社や官公庁から多くの受注を行っており、システム開発で国内首位です。

2位:NEC
売上高2兆9355億円
営業利益1280億円

住友系のシステム開発を手掛けており、特にネットワークに関するシステム開発に強みを持っています。

3位:日立製作所
部門売上高2兆0321億円
部門営業利益1162億円

金融業界や官公庁の他、社会インフラ関係にも強みを持っています。

運用保守のお勧めポイント

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幅広い知識やスキルが身につく

企業のネットワークを支えるスペシャリストとして、幅広い知識が身につくだけではなく、スキルを磨くことができます。
例えば、サーバー運用保守であれば、OS関連・ネットワーク関連の資格が沢山あります。
自分のスキルを証明できる資格の取得を目指し、日々勉強をしながら働く方も珍しくありません。
OSやネットワークの知識を深め、技術を磨き資格を取得することで、報酬があがる企業もあるのも嬉しいポイントといえます。

またキャリアプランとして、開発職を考えている場合、これらの知識やスキルが役立つことも多くあります。
運用保守の経験がないと、構築や設計をしても、ユーザーの目線が抜けていたり、システムにありがちなトラブルを学ぶことはできません。
大切なことは、凄い技術を詰め込んだシステムではなく、ユーザーが使いやすいシステムをつくること。
運用保守を行うことで、それらの開発にとって大切なことを、単に知識としてではなく肌で感じることができます。

マネジメント能力を磨ける

トラブルの処理には、原因の究明を行い結果を改善することが必要不可欠。
そしてトラブルが再び起きてしまわないように、システムを改善することも大切なポイントです。
システムの改善は、業務工数の見直しなどあらゆる業務で必要とされる仕事の1つであり、業務効率化を行う上で欠かせないもの。
業務を効率化するということはコストカットにも繋がります。

最近のIT業界の動向

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IT業界はビッグデータやマイナンバーなどの特需に沸いており、有能な人材を高まる傾向が強くなっています。
またサイバー対策を行う為、より高度なセキュリティーサービスの需要も高まりを見せています。
製造業を中心として、民間企業のIT投資は今後も続くとみられており、先行きが明るいとされる業界の1つです。
特にIT業界では、世界上位5社をあわせても売上高のシェアは4分の1程度であり、小さな規模の会社でもチャンスが広がっている業界。
また民間でもITへの投資が増えてきており、積極的に活動を行う中小企業も多くあります。

今後のIT業界

新興国でのオフショア開発が広がりを見せる中、システムの計画や立案~運用保守まで全てを一貫して行うシステムインテグレーションから、クラウド化が進むと予測されています。
大手からの下請けという構造がIT業界でもできあがっていますが、業務を細かく分け効率化することで、価格競争が起こっており先の見通しが明るいとは言い切れない部分も。
生き残りをかけて新サービスの開発を行うなど、攻めの姿勢をみせている企業が多くあります。

まとめ

システムの運用保守は、システムを利用し続ける限り継続的に行う必要がある、大切な仕事の1つです。
トラブル対応だけではなく、トラブルを未然に防ぐためにあらゆる手段を使い、円滑にシステムを運用する運用保守。
民間企業を中心に、システムへの投資を積極的に行っている企業が多くあり、今後も増えると予測されています。
その為求人も豊富なので、興味をお持ちの方は是非探してみてくださいね。

(参考書籍:会社四季報業界地図2016)

執筆・編集

第二の就活 編集部

「“はたらく”をもっと身近に」をテーマに、就活=不安・やりたくないと感じる気持ちを変えるコンテンツを発信しています。編集部のメンバーは、全員が既卒や第二新卒の経験者です。だからこそわかる「就活に対する怖さ・逃げたい気持ち」に寄り添い、正しい情報をイラストや動画を用いてわかりやすく伝えていきます。

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