もくじ
でもせっかく大学院に行ったのにもったいないよね~
それに、やりたくもない研究に2年間費やして結局成果が出なくて論文が書けず留年……なんて話もよく聞きます。
問題ありません。
修士を対象にした職種は受けられませんが、かといって受けられる職種が大幅に減るわけではないです。
ただ、中退する前に冷静になって中退した場合のデメリットを知り、「なぜ辞めるのか」「今後何をしたいのか」ということは明確にしておきましょう。
この記事では、大学院を中退した場合のメリット・デメリット、就活方法や注意点について詳しく解説していきます!
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大学院中退者の実態とは
大学院の中退者はどれくらいいる?
【大学院中退率】
修士課程中退率 | 博士課程中退率 | |
---|---|---|
全体 | 2.6% | 5.4% |
国立大学 | 2.5% | 5.6% |
公立大学 | 2.9% | 6.4% |
私立大学 | 2.8% | 4.5% |
参考:文部科学省「経済的理由による学生などの中途退学の状況に関する実態把握・分析等および学生などに対する経済的支援の在り方に関する調査研究」P195~表27.28.29.30
修士課程においての中退率は、全体で2.6%であり、さほど高いわけではありません。
その分、大学院中退という経歴は特殊であり、企業の採用担当者から興味を持って見られる存在といえるでしょう。
大学院の中退者はどのような理由で中退しているの?
【大学院の中退理由】
中退理由 | 割合 |
---|---|
就職 | 18.23% |
転学 | 17.65% |
学業不振 | 15.53% |
一身上の都合 | 13.33% |
経済的理由 | 9.93% |
病気・怪我 | 5.87% |
学校生活不適応 | 4.17% |
参考:文部科学省「経済的理由による学生などの中途退学の状況に関する実態把握・分析等および学生などに対する経済的支援の在り方に関する調査研究」P198 図6
病気やケガ・経済的理由など、やむ得ない事情よりも、就職・転学などの理由が高い割合であるという結果が出ています。
これは、大学院進学後に研究を続けることに目的や意義を見いだせず、あるいはモチベーションを持続できなかった人が多いことを示しているのでしょう。
しかし、このような方針変更は、時間や金銭的な無駄を避ける意味でも決して悪いことではありません。
大学院を中退する場合の就職・就活への影響度
大学院を中退するとあなたは「既卒=大学を既に卒業した人」に分類されます。
既卒は新卒のようには就活が上手くいかないことがあります。
かつて、既卒は新卒と比較し、就活が上手くいかないことがありましたが、状況は改善しているようです。
マイナビが実施した「マイナビ 2022年度既卒者の就職活動に関する調査」によると、現役生(いわゆる新卒)の内定保有率は48.2%と減少傾向が続いています。
一方で、既卒者の内定保有率は44.8%と2年連続で上昇し、新卒との差を縮めています。
院卒にはなりませんが、大卒ですし若い人材を欲しがる企業はたくさんあります。
とはいえ、既卒にとって状況は改善傾向にありますが、「大学院中退」はなんらかの影響を及ぼします。
メリット・デメリットをよく考えた上でどうするか判断が必要です。
以下で具体的な影響を解説します。
参考:マイナビ「2022年度 既卒者の就職活動に関する調査」
新卒枠での就活ができない
大学院の中退者は、企業の募集枠で「既卒者」に分類されることは、最初に理解しておく必要があります。
つまり、新卒者限定の求人には応募できないということです。
しかし、近年では「第二新卒」の採用に力を入れている企業も増えており、上述でご紹介したデータが示すとおり極端に不利な状況になるとは限りません。
その点は、過度に不安になる必要はないと思います。
就職先の選択肢が狭くなる場合も
新卒限定の求人に応募しにくくなることで、就職先の選択肢が狭くなる可能性は否めません。
しかし、企業によっては大学院での経験を評価してくれることもあります。
また、卒業後3年以内は「新卒」として扱い、若年層に就職機会を広く与えるという指針も出ています。
「既卒だから」と諦めることなく、大学院での経験を前向きに活かすことを考えたほうがよさそうです。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
卒業後3年以内は新卒枠?
厚生労働省が平成24年に示した「青少年雇用機会確保指針」によると、「事業主が青少年の募集及び採用にあたって講ずべき措置」として、以下の2点が定められています。
- 学校等の卒業者についても、新規卒業予定者の採用枠に応募できるような募集条件を設定すること。
- 条件の設定においては、学校等の卒業後少なくとも3年以内は応募できるものとすること。
これは、意欲や能力のある青少年に広く、応募の機会を提供することを目的に、企業に協力を求めたものです。
しかし、強制力はなく努力義務であるため、すべての企業の募集枠にあてはまるわけではありません。
そのため、志望する企業の方針は確認しておく必要があるでしょう。
参考:厚生労働省「青少年雇用機会確保指針」
大学院を中退するメリット
大学院を中退して得られる最大のメリットは、なんといっても20代の早い段階で社会に出られることでしょう。
大学院を卒業してしまえば、良い意味でも悪い意味でも、研究分野にこだわる気持ちが出てきます。
あまりにもこだわりすぎると、企業を選びすぎて選択肢が狭くなってしまい、なかなか就職先が決まらないという事態も起きるかもしれません。
メリット1.大学院で学んだ経験が活かせる
たとえ、中退したとしても、一つの分野を深く追求し、学んだことは大きな強みとなるはずです。
その分野については、他の人よりもはるかに専門的な知識を得ているでしょう。
また、学んだ時間が長い分、一般的な思考力や知識は深まっているのではないでしょうか。
こうした点を実体験を交え上手にアピールすれば、中退というネガティブな条件をプラスに変えられます。
メリット2.時間とお金を有効活用できる
大学院中退者の中には、進学してみたが研究に情熱を注げなかったり、教授との折り合いが悪くなるなど、人間関係につまずきを生じたという人もいるでしょう。
迷いながら学業を続けるのであれば、金銭的・時間的な面からも判断の先延ばしはおすすめできません。
大学院に在籍し続ける以上、修士課程で2年間という時間を費やすことになります。
当然、その期間の授業料も発生します。
早い段階で判断することで、お金と時間を無駄にすることなく、少しでも有利な状態で次のステップに進めるのです。
メリット3.中退理由の伝え方によってはアピールポイントになる
先ほども述べましたが、大学院中退者はさほど多くはいないため、採用担当者にとっては興味を引く存在です。
なぜなら中退であっても、大学院に進学したことは、他の大卒者がしていない経験だからです。
学んだことによる成長を上手く伝えれば、アピールポイントになるでしょう。
また、大学院中退は、人生においての大きな決断であるはずです。
次のステップへ進むための理由として、その決断をポジティブに語ることができれば、マイナスの印象は持たれません。
大学院を中退するデメリット
しかし、一方で「中退」というマイナスイメージがぬぐえないことも確かです。
「飽きっぽいのではないか」「途中で投げ出すなどのではないか」と、警戒されてしまうことは覚悟しなくてはなりません。
デメリット1.新卒よりも応募できる企業が制限される
大学院中退は既卒扱いとなるため、新卒限定の求人には応募できません。
その点では、就職先の選択肢が狭くなってしまうことは否めないでしょう。
どうしても入りたい企業が、新卒限定の求人しか出していないのであれば、中退せず卒業することをおすすめします。
そこまでのこだわりがないのであれば、既卒・第二新卒枠で、自分にあった良い条件の求人を探しましょう。
デメリット2.大学院卒よりも給与が下がる可能性がある
大卒者と大学院修了者で、初任給や給与水準に差を設けている企業もあります。
こうした企業では、大学院中退者は最終学歴が大卒になるため、大卒の給与水準が適用されます。
実際に就職してみて、大学院卒の同僚との給与の差を不満に感じてしまうかもしれません。
中退したことを後悔する恐れもあるということは、覚悟しておきましょう。
デメリット3.大学院教授の人脈を期待できなくなる
大学院を修了すれば、就職活動において教授や研究室のつながりから、企業を紹介してもらえることもあるでしょう。
そうした場合、専門分野を活かせる仕事に就ける可能性は高くなります。
しかし、中退してしまえばこうしたメリットは期待できず、自力で就職先を探さなくてはなりません。
また、研究を続け大学に残るという選択肢もなくなってしまいます。
超重要!大学院中退でも就活を成功させるための5つのコツ
大学院中退という特殊な経歴を持つ場合、就活で特に気をつけなければいけない点があります。
コツ1.できるだけ早く動く
大学院中退後の空白期間は、できるだけ作らないことが望ましいといえます。
空白期間が長引けば長引くほど、不利になることは肝に銘じておきましょう。
中退後といわず、中退を考え始めた段階から情報収集など、準備をはじめることをおすすめします。
中退が決まった時点で、すぐに就職活動ができるように、前もって動いておくとよいでしょう。
コツ2.専攻分野にこだわりすぎない
大学院で専攻した専門分野にこだわることは、大学院中退者の就職における失敗パターンとなる場合がほとんどです。
専門分野では、中退者よりも大学院修了者が有利に扱われるため、同じ土俵で勝負していては勝ち目はないと考えましょう。
企業・業界選びの視野を広く持ち、あらゆる分野に興味を示し、選択肢と可能性を広げることが成功への近道です。
コツ3.「新卒枠」よりも「既卒枠」が狙い目
厚生労働省の指針にもあるとおり、卒業後3年以内は新卒枠としての応募条件をクリアしている求人はたくさんあります。
しかし、企業の本音としては、新卒枠では「ストレートな新卒者」が欲しいのです。
応募条件はクリアしていても、企業が狙う層とズレている既卒者が不利になることは否めません。
そのため、求人数は少ないかもしれませんが、既卒者枠を狙うことをおすすめします。
あえて既卒者枠を設けるのには、なんらかの理由があるからで、ライバルも少ないため勝算が見えてくるでしょう。
コツ4.ポジティブな中退理由をしっかり考える
大学院中退者の場合、中退理由は面接で必ず聞かれると覚悟しておきましょう。
中退理由の多くはネガティブな側面が多いものです。
- 教授との折り合いが悪くなった
- 研究に興味が持てなくなった
ストレートに伝えると、「仕事を途中で投げ出すのではないか」「上司ともめるのではないか」といった悪い印象を持たれてしまいます。
嘘をつく必要はありませんが、「興味がなくなった」ではなく、「ほかの分野への興味が強くなってきた」などの言い換えが必要になります。
しっかりと練り上げ、ポジティブで矛盾のない中退理由を考えましょう。
コツ5.大学院での経験をアピールする
中退したとはいえ、大学院に進学したことは、新卒者にはないアピールポイントとして使えます。
むしろ、使わないほうがもったいないです。
大学院に進学し、多くの時間を学問に費やしたことは事実であり、そこでしかできない経験をたくさん積んだはずです。
そうした経験を洗い出し、アピール材料としてまとめることをおすすめします。
監修者コメント
岡本啓毅HIROKI OKAMOTO
大学院中退の就職では独自の対策が必要になる
大学院中退者の就職では、新卒とは違った独自の対策が必要になります。
まず、大学院で学んだことや、中退の理由は必ず聞かれます。
特に中退理由は、ネガティブな印象を与えないように、しっかりと作りこまなくてはなりません。
大学院での専攻と関連性のない分野の企業を受ける時は、なぜその企業に興味を持ったのか、将来どのようになりたいのか、志望動機とキャリアプランを明確に答える必要があります。
また、中退理由と志望動機に矛盾が生じていては、説得力のある受け答えができません。
大学院中退の就職における事前準備は、新卒と比べとにかく作業量が膨大です。
就職エージェントの力を借りるなど、第三者の客観的な視点を加えることが得策です。
大学院を中退した後の就職、就活の進め方
かかる期間は人それぞれですが、就職活動はだいたい以下の流れで進みます。
Step1 | スケジュールを立てる | 1日 |
Step2 | やりたい仕事を見つける | 1週間〜2週間程度 |
Step3 | 求人サイト・就職エージェントに登録する | 1日 |
Step4 | 求人探し | 1週間〜2週間程度 |
Step5 | 履歴書・面接対策 | 1週間〜2週間程度 |
ここからそれぞれ説明していきますね。
まずはじめにやるべきこと1「スケジュールを立てる」
平均3ヶ月で就職するのが一般的です。
実際にウズキャリに登録して就活する既卒の方たちも3ヶ月程度で内定を獲得して就職しています。
また、スケジュールを決めることでダラダラと就活することを避けられます。
特に大学中退を決意したのであれば、1日でも早く就職しなければなりません。
そうでないと新卒との年齢差が開いてしまうので、どんどん不利になってしまいます。
フリーター期間が長いと就職に不利になるため、とりあえず中退せずに研究と並行して就活する方法がおすすめです。
例えば、先に記した表の中でSTEP4までは研究の隙間時間に行うことも可能ですよね?
職種を探して、求人を絞って、「やっぱり大学院を卒業したほうが自分の希望に合う仕事に就けるな」と思うのであれば、途中で就活を辞めることもできますし。
まずはじめにやるべきこと2「自己分析をする」
自己分析の目的は「やりたいことを見つける」ことです。
ここを明確にしなければ、結局就職してもミスマッチになってしまう可能性があります。
自分がどういう人間なのか、何を重視し、何が楽しい・辛いと感じ、何にやりがいを感じるのか。
自己分析の具体的なやり方はネットやYouTubeなどでいくらでも情報を見つけられるので自分に合っているやり方で進めるといいです。
この時に必ず、「なぜ研究生活を辞め就職したいのか」ということもあわせて考えるようにしてくださいね。
将来どんな人物になりたいのか、どんな暮らしがしたいのかイメージしてみましょう。
そこから逆算してやりたい仕事を見つける方法がおすすめ。
例えば、「30代で役職につきたい!」と希望するのであれば、年功序列の企業ではなく、若いうちからどんどん仕事を任せてもらえるベンチャー企業が向いているといえます。
そこで、ベンチャー企業で成長が著しいIT業界からやりたい職種を絞ってみるなど。
この時、あなたの知っている仕事から選ぶのではなく、知らない職種を知ることも重要です。
まずはじめにやるべきこと3「求人サイト・エージェントに登録して求人を見ておく」
やりたい仕事が見つかったら求人探しスタートです。
まず、求人サイト・就職エージェントに登録しましょう。
求人サイトでは自由に求人を閲覧できるので、あなたの希望職種に絞って多くの求人に目を通すといいです。
求人を見るだけで、平均的な給与相場や雇用条件、仕事内容が把握できるのであなたのやりたい仕事のイメージがより具体化されるでしょう。
また、求人サイトなら関連職種も表示されるので、気になる職種があれば選択肢を広げてみるといいです。
就職エージェントは就職サポートサービスを提供しています。
登録すると、まずはキャリアカウンセラーとの面談があり、これまでの経歴や希望職種・今後のプランなどを話し合って、就職活動の軸をより具体的に定めます。
また、この時点で仮に、やりたい仕事が見つかっていなくても問題ありません。
プロのキャリアカウンセラーがカウンセリングを通してあなたにマッチする仕事をいくつか紹介してくれます。
さらに、受けたい企業が見つかれば履歴書添削・面接対策を実施。
大学院中退して就職成功した人の体験談
なぜ論文を書き終えることができなかったのかというと、「目標設定が大きすぎたこと」「修士論文に向けて計画的に研究を進めていなかったこと」「周りに頼らなかったこと」が挙げられます。すべて自分で進めようとしてしまい、周りに相談しなかったので、そもそも目標設定に無理があることに気づかなかったんです。
大学院中退した人のよくあるQ&A
- 内定をもらった後に中退したらどうなるの?
- 修士と博士課程中退は採用で違いはあるの?
- 大学院を中退した既卒を採用したい企業なんてあるの?どんな企業が採用するの?
- 正直やりたいことが何か分からなくなってしまった……
内定をもらった後に中退したらどうなるの?
これは場合と求人によります。
「大学院卒業見込み」を採用条件としている場合、大学院を卒業しなければ内定は取り消されてしまうでしょう。
一方で、応募条件が「大学卒業見込み」「大学卒業」であれば、大学を卒業しているあなたは条件を満たすことになるので、内定後に大学院を中退しても基本的には問題になりません。
もしあなたが大学院を中退するか迷っている状態で就活を進める場合は、応募条件が「大学院卒業見込み」「大学卒業見込み」「大学卒業」のいずれなのかを事前にしっかりチェックしましょう。
修士と博士課程中退は採用で違いはあるの?
大学院の課程は以下のように分かれます。
過程 | 期間 | 取得学位 | 修了時の年齢 |
---|---|---|---|
修士課程(博士課程前期) | 2年間 | 修士 | 24歳 |
博士課程(博士課程後期) | 3年間 | 博士 | 27歳 |
一般的に大学院中退で、就職に影響を生じるのは修士課程を中退した場合です。
修了時の年齢を見ても分かるとおり、27歳で社会に出るため、同世代と比べ社会経験が乏しくなることは否めません。
博士課程の修了者は研究職や大学に残るなど就職先が限定されがちなことに加え、修了までに多くの学費を費やすことは結構な負担です。
博士課程を中退し早めに社会に出ることは、必ずしもデメリットばかりではないことが分かります。
大学院を中退した既卒を採用したい企業なんてあるの?どんな企業が採用するの?
意外かもしれませんが、既卒の需要は高いんです。
どんな企業が既卒を欲しがるのかというと、
- 採用計画通りに新卒を採用できなかった企業
- 大きな採用コストをかけられない中小企業
- 「すぐ」に人材が欲しい企業
など。
言い方は悪いかもしれませんが、融通が効き、採用コストが新卒ほどかからないのに、若くてフレッシュな既卒は有難い存在なのです。
また、新卒とは違って「もう後がない」という緊張感の高い既卒は、入社後の定着率が高いのも企業としては大きな魅力。
挫折や失敗を乗り越え頑張ろうとしている姿勢は評価されます。
正直やりたいことが何か分からなくなってしまった……
自己分析や今後の将来プランを考えたけど、それでも「やりたいことが見つからない、分からない」という人は、一人で抱え込まずにまずは誰かに相談してみましょう。
身近な人、地元の友達、大学の先輩など。色々な人と話すことで自分の考えがはっきりしてくるかもしれません。
ただ、あなたに近い人だと客観的に見れていない可能性があるのでプロの意見も重要です。
例えば、大学のキャリア相談や就職エージェントを頼るといいです。
就職エージェントの場合だと、あなたとのカウンセリングを通して、あなたの適性や性格、・これまでの経歴を総合的に判断してマッチした仕事を紹介してくれます。
「大学院を中退しようか迷っている」「大学院を中退したけどこの先どうしよう」と思い悩んでいる人は、なるべく早く就職活動をスタートしてみることをおすすめします。
特に中退した時点からあなたの経歴に空白期間が生まれます。
空白期間が長くなると就職活動で不利になってしまうので、まずは就活の一歩を踏み出しましょう。
まとめ:大学院中退の就職は必ずしも不利ではない!
記事冒頭のデータからも分かるように、大学新卒者と既卒者の内定率に大きな差はなくなっています。
既卒者として扱われる大学院中退者は、就職活動のやり方を間違わなければ、必ずしも不利になるわけではありません。
しかし、大学院中退者ならではの対策が必要になることは、記事中でも述べました。
専門分野を深く学んだことはアピールできる経験であり、中退理由と志望動機が上手くリンクすれば、新卒にはない魅力を持つ人材として評価が期待できます。
就職エージェントを活用し、綿密な事前準備と対策を練ることで、きっと道は開けてきます。
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